117 / 517
ドカ盛り! 私のアメリカ編
第117話 今度こそ本場ハンバーガー伝説
しおりを挟む
レセプションにご参加くださいとか、最高のごちそうを用意していますとかいう誘惑を全てはねのけて、私はその場から脱出した。
兄は偉い人たちと会議するらしい。
大変過ぎる。あの立場には絶対立ちたくない。
そして私を案内してくれるのが、軍の女性将校だって言う人で、赤毛のスラッとした背の高い美人さん。
任務上本名は明かせないので、スカーレットさんと名乗った。
「なるほど、ハヅキはサンフランシスコならではのものを食べたいわけね?」
「そうなります。大仕事をしたのでとてもお腹がすいていて……」
「あれだけのことをしておいて、空腹で済むなんて……代償としては一番軽い類のものね。本当に規格外だわ。ところでオススメは中華なのだけれど」
「ノー! 中華ノー! 好きですけどそれは地元でも食べられるから……!!」
「なるほど。アメリカンな食事がお好みというわけね。理解したわ。ついてきて」
スカーレットに連れられて、私はタクシーに乗り込む。
おおーっ、アメリカのタクシー。
スカーレットが告げると、運転手さんが走り出した。
海が見えるところまでやってくる。
こ、ここは……。
「アマミバーガーよ。ソースにショーユを使っているから和風だわ。ハンバーガーオブ・ザ・イヤーを取ったほどの味よ」
「ア、アメリカの和風ハンバーガー!!」
私の脳内を駆け巡る、フジヤマ、スシ、ゲイシャ。
あまりにも興味を惹かれたので、スカーレットに案内されるままふらふらと店内に入った。
……と思ったら。
『キシャーッ!!』
「!? どういうこと!?」
「あっあっ、ゴブリン! これはダンジョン化してますね。多分ついさっきダンジョンになったんだと思います」
私は手早く配信を開始する。
すると、解散していたリスナーたちがちらほらと戻ってきた。
※『なんだなんだ』『What?』『会再次分发吗?』
「こ、国際的コメント欄~!!」
「あなた、さっきの一件で世界的に名前が知れ渡ったもの。私もファンになってしまったくらいだわ。でも、すぐさま配信を始めるなんてやっぱりプロなのね。日本のカワイイハイスクールガールだと思っていたけれど、認識を改めねばならないわ」
ちなみにスカーレットは対人で私を護衛する役割の人なんだそうで、モンスターには無力らしい。
これからカリフォルニアのグルメを案内してくれる人……守護らねば。
「えっと、じゃあお前らー。こんきらー。これから本場でハンバーガーを食べるんだけど、そしたらたまたまお店がダンジョン化してたんでサクッと撃破して、ハンバーガーセットを食べ終わるところまで配信します」
※『うおー!』『持ってるなあ』『アマミバーガー、閉鎖近いです。スタッフ恨みあるです。空港モンスター出ました。余波でダンジョンかした』
おお、翻訳ソフトを使ってコメントしてくれてる人もいる!
ありがたいなあ。
そうか、ハンバーガーショップにも歴史あり!
「んじゃ、バーチャルゴボウで素早くクリアします! あと、デーモンは優しく撫でるくらいにして人間に戻しますね」
私はスカーレットを伴って、バーガーショップ内に侵入する。
座席から立ち上がり、襲いかかってくるゴブリンたち。
あ、途中からオーガになった。だけどペチッと叩くと『ウグワーッ』と消滅する。
カウンターの中からは、肉きり包丁を持った半分腐ったみたいな3mくらいある太っちょさんが飛び出してきた。
「ブッチャーよ! 気をつけて!」
「アッハイ」
『フレッシュミーッ!!』
新鮮なお肉、と叫んでいるようです。
私も新鮮なお肉大好き。
熟成肉も好き。
振り回される肉切り包丁をゴボウで受け止めると、包丁の刃が欠けた。
他のモンスターは、もう片手に握ったバーチャルゴボウでお相手する。
これ、優れもののアイテムで、手元のボタンを押すとゴボウが伸びるの。
ニューっと1mくらいまで伸びたゴボウが、並み居るモンスターを雑に粉砕していく。
※『右手でブッチャーと鍔迫り合い、左手でモンスターたちを次々倒す!』『剣豪みたいなことし始めたな……』『Wow!! HADUKI・SAMURAI!!』
なんか盛り上がってる盛り上がってる。
『ウォォォォォォォォーッ!! フレッシュミーッ!! アイウォントゥトゥイーッ!!』
「お肉食べたいよねえ。私も空腹なのでさっさと片付けるね……」
私はゴボウをぐっと押し込んで肉切り包丁を折り、
『アーウチ!!』
ブッチャーのお腹をブニュッとゴボウで押した。
『ウグワーッ!!』
叫びながら光になるブッチャー。
その姿が、太っちょの店員さんに戻った。
店長さん?
「おお……。俺はなんてことをしていたんだ……!」
ブッチャーが店長さんに戻ったら、お店のダンジョン化が溶けていく。
すると、モンスターたちも消えるダンジョンに巻き込まれていなくなるのだ。
不思議……。
「思ったよりも小規模なダンジョンだったわね。恐らく……色欲のマリリーヌがハヅキを迎撃するため、子飼いの戦力を総動員してダンジョンハザードを空港に発生させていたのね。これを真っ向から粉砕したあなたは本当に凄いのだけど。ここに割けるモンスターの戦力がなかったみたいね」
「お腹が減りすぎて言葉が耳に入ってきません……」
「彼女にハンバーガーを! 最高のアマミバーガーを!」
私が席に座ると、ちっちゃいバケツみたいなコーラが出てきた。
あひー、本場のコーラ!!
ごくごく飲む。
「んほー、染み渡る~」
※『んほーやめろw』『キマっちゃったなはづきっち……!』『労働の後の甘いコーラは最高だもんな……』
「その小さな体のどこにコーラが入っていくのかしら……」
「一応日本だと標準的な身長です……!」
そしてついに運ばれてくる、山盛りの揚げたてフライドポテトとアマミバーガー!!
ホクホク、サクサクのポテトは塩加減抜群で最高に美味しい。
美味しいものを食べると、唾液腺が刺激されてギュッと痛くなる。
たまらん~。
そしてそしてそして!
アマミバーガーは大きなビーフパティに特製ソースとトマトの輪切り、レタスにピクルスがついてきて……。
「んほー、昇天する~」
※『はづきっちの昇天顔だ!』『現役女子高生がやっていい顔ではないw』『本当に美味そうに物を食うよなあ……』
結果的に食レポみたいになった私の配信は、大好評だったみたいだ。
アマミバーガーサンフランシスコ店は、この後大量のお客さんが詰めかけ、大繁盛。
閉店を免れたということだった。
良かった良かった……。
兄は偉い人たちと会議するらしい。
大変過ぎる。あの立場には絶対立ちたくない。
そして私を案内してくれるのが、軍の女性将校だって言う人で、赤毛のスラッとした背の高い美人さん。
任務上本名は明かせないので、スカーレットさんと名乗った。
「なるほど、ハヅキはサンフランシスコならではのものを食べたいわけね?」
「そうなります。大仕事をしたのでとてもお腹がすいていて……」
「あれだけのことをしておいて、空腹で済むなんて……代償としては一番軽い類のものね。本当に規格外だわ。ところでオススメは中華なのだけれど」
「ノー! 中華ノー! 好きですけどそれは地元でも食べられるから……!!」
「なるほど。アメリカンな食事がお好みというわけね。理解したわ。ついてきて」
スカーレットに連れられて、私はタクシーに乗り込む。
おおーっ、アメリカのタクシー。
スカーレットが告げると、運転手さんが走り出した。
海が見えるところまでやってくる。
こ、ここは……。
「アマミバーガーよ。ソースにショーユを使っているから和風だわ。ハンバーガーオブ・ザ・イヤーを取ったほどの味よ」
「ア、アメリカの和風ハンバーガー!!」
私の脳内を駆け巡る、フジヤマ、スシ、ゲイシャ。
あまりにも興味を惹かれたので、スカーレットに案内されるままふらふらと店内に入った。
……と思ったら。
『キシャーッ!!』
「!? どういうこと!?」
「あっあっ、ゴブリン! これはダンジョン化してますね。多分ついさっきダンジョンになったんだと思います」
私は手早く配信を開始する。
すると、解散していたリスナーたちがちらほらと戻ってきた。
※『なんだなんだ』『What?』『会再次分发吗?』
「こ、国際的コメント欄~!!」
「あなた、さっきの一件で世界的に名前が知れ渡ったもの。私もファンになってしまったくらいだわ。でも、すぐさま配信を始めるなんてやっぱりプロなのね。日本のカワイイハイスクールガールだと思っていたけれど、認識を改めねばならないわ」
ちなみにスカーレットは対人で私を護衛する役割の人なんだそうで、モンスターには無力らしい。
これからカリフォルニアのグルメを案内してくれる人……守護らねば。
「えっと、じゃあお前らー。こんきらー。これから本場でハンバーガーを食べるんだけど、そしたらたまたまお店がダンジョン化してたんでサクッと撃破して、ハンバーガーセットを食べ終わるところまで配信します」
※『うおー!』『持ってるなあ』『アマミバーガー、閉鎖近いです。スタッフ恨みあるです。空港モンスター出ました。余波でダンジョンかした』
おお、翻訳ソフトを使ってコメントしてくれてる人もいる!
ありがたいなあ。
そうか、ハンバーガーショップにも歴史あり!
「んじゃ、バーチャルゴボウで素早くクリアします! あと、デーモンは優しく撫でるくらいにして人間に戻しますね」
私はスカーレットを伴って、バーガーショップ内に侵入する。
座席から立ち上がり、襲いかかってくるゴブリンたち。
あ、途中からオーガになった。だけどペチッと叩くと『ウグワーッ』と消滅する。
カウンターの中からは、肉きり包丁を持った半分腐ったみたいな3mくらいある太っちょさんが飛び出してきた。
「ブッチャーよ! 気をつけて!」
「アッハイ」
『フレッシュミーッ!!』
新鮮なお肉、と叫んでいるようです。
私も新鮮なお肉大好き。
熟成肉も好き。
振り回される肉切り包丁をゴボウで受け止めると、包丁の刃が欠けた。
他のモンスターは、もう片手に握ったバーチャルゴボウでお相手する。
これ、優れもののアイテムで、手元のボタンを押すとゴボウが伸びるの。
ニューっと1mくらいまで伸びたゴボウが、並み居るモンスターを雑に粉砕していく。
※『右手でブッチャーと鍔迫り合い、左手でモンスターたちを次々倒す!』『剣豪みたいなことし始めたな……』『Wow!! HADUKI・SAMURAI!!』
なんか盛り上がってる盛り上がってる。
『ウォォォォォォォォーッ!! フレッシュミーッ!! アイウォントゥトゥイーッ!!』
「お肉食べたいよねえ。私も空腹なのでさっさと片付けるね……」
私はゴボウをぐっと押し込んで肉切り包丁を折り、
『アーウチ!!』
ブッチャーのお腹をブニュッとゴボウで押した。
『ウグワーッ!!』
叫びながら光になるブッチャー。
その姿が、太っちょの店員さんに戻った。
店長さん?
「おお……。俺はなんてことをしていたんだ……!」
ブッチャーが店長さんに戻ったら、お店のダンジョン化が溶けていく。
すると、モンスターたちも消えるダンジョンに巻き込まれていなくなるのだ。
不思議……。
「思ったよりも小規模なダンジョンだったわね。恐らく……色欲のマリリーヌがハヅキを迎撃するため、子飼いの戦力を総動員してダンジョンハザードを空港に発生させていたのね。これを真っ向から粉砕したあなたは本当に凄いのだけど。ここに割けるモンスターの戦力がなかったみたいね」
「お腹が減りすぎて言葉が耳に入ってきません……」
「彼女にハンバーガーを! 最高のアマミバーガーを!」
私が席に座ると、ちっちゃいバケツみたいなコーラが出てきた。
あひー、本場のコーラ!!
ごくごく飲む。
「んほー、染み渡る~」
※『んほーやめろw』『キマっちゃったなはづきっち……!』『労働の後の甘いコーラは最高だもんな……』
「その小さな体のどこにコーラが入っていくのかしら……」
「一応日本だと標準的な身長です……!」
そしてついに運ばれてくる、山盛りの揚げたてフライドポテトとアマミバーガー!!
ホクホク、サクサクのポテトは塩加減抜群で最高に美味しい。
美味しいものを食べると、唾液腺が刺激されてギュッと痛くなる。
たまらん~。
そしてそしてそして!
アマミバーガーは大きなビーフパティに特製ソースとトマトの輪切り、レタスにピクルスがついてきて……。
「んほー、昇天する~」
※『はづきっちの昇天顔だ!』『現役女子高生がやっていい顔ではないw』『本当に美味そうに物を食うよなあ……』
結果的に食レポみたいになった私の配信は、大好評だったみたいだ。
アマミバーガーサンフランシスコ店は、この後大量のお客さんが詰めかけ、大繁盛。
閉店を免れたということだった。
良かった良かった……。
21
お気に入りに追加
245
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
おじさんが異世界転移してしまった。
月見ひろっさん
ファンタジー
ひょんな事からゲーム異世界に転移してしまったおじさん、はたして、無事に帰還できるのだろうか?
モンスターが蔓延る異世界で、様々な出会いと別れを経験し、おじさんはまた一つ、歳を重ねる。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる