幼馴染達にフラれた俺は、それに耐えられず他の学園へと転校する

あおアンドあお

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第七章 ダンジョン探索テスト開始

3話・正論と後悔

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「はぁぁあ!?なな、な、なんでえぇぇですかぁぁああ~~~~っ!?」

俺はそのアンネ先輩の行動にビックリしてしまい、どういう事ですかと
パニクっていると、

「......やれやれ。テスト中に異性の事を考えるなど、平凡三下の分際で
百年早いですわ!…っという訳で、わたくしも減点1ですねっ!」

「――――なああっ!?」

サーシュ先輩もアンネ先輩に続けと言わんばかりに、点数チェックシートを
ポーチから取り出すと、減点を示す横線をサッと一本引く。

更に、

「わたしもアンネさんと同様、何~か癪な感じを受けるので減点1ね!」

「―――――えええっ!?!?」

何故か頬をプクッと膨らませたミカリ先輩が、アンネ先輩達同様、ポーチから
点数チェックシートを取り出して、そこに減点を示す横線をゆっくり引いた。

「ち、ちょっと!待って下さいよ、アンネ先輩、サーシュ先輩、ミカリ先輩っ!
あいつらの事をちょっと思い出していただけで、いきなり減点3は酷過ぎると
思うんですけどぉぉぉおおっ!?」


「「「んんん!?あいつらっ!?」」」


俺の猛烈なる抗議を聞いた瞬間、先輩達の眉が一斉にピクッと動き、表情が
ドンドン険しく変わっていく。

「貴方の言動や態度を見るに、随分とその『あいつら』というお方とは
親しいご関係のご様子ですけれども?平凡三下とその『あいつら』とは
どういった間柄なのでしょうか?」

「へ?あ、あいつらと俺の間柄ですか?え、えっと...その...あいつらとは、
い、所謂『幼馴染』っていう間柄です...ね!」

「ああ!はいはい、確かミカリちゃんとの交渉の時に出てきた、キミの
幼馴染さん達だね!それでその幼馴染さん達っていうのは、男性さんなの?
それとも女性さん?さっき私が言ったように、キミの見せた態度や
あの表情の感じでは女性さんのようだけれども?」

「あいつらの性別ですか?あいつら二人とも女性ですよ。でもそれが一体
どうしたっていうんですか、アンネ先輩?」

未だに続く意味の分からない質問に、ザックは動揺と戸惑いを見せる。

しかしそんなザックの動揺や戸惑いなど、全く関係ないとばかりに、

「ふん、やはり異性......女性でしたか!」

「それで後輩くん。その幼馴染のお二人って可愛いの?」

「それとも美人なのかしら?」

更にサーシュ先輩、ミカリ先輩、そしてアンネ先輩の質問してくるので、

「こ、今度はあいつらの容姿ですか?う~んそうですねぇ……あいつら、
ランベール学園で人気を欲しいままにしているだけあって、可愛いし、
美人ですかね?」

俺はその続く質問に、答えを返していく。

その結果、

「ふむ、ふむ。まさかの両方でしたか!それじゃ……減点1だね!」

「私も減点ですかね♪」

「ふん、平凡三下の癖して生意気なっ!減点よ、減点っ!」

「えぇえぇぇえ!?また訳の分からない減点をされたあぁぁぁああっ!?」

全ての質問が終わった、ミカリ先輩、アンネ先輩、サーシュ先輩の3人が
テストチェックシートを取り出し、また減点を各自つけていく。。

「ちょ~~~っ!?ど、どういう事ですか、先輩の皆さん!?俺は先輩達から
質問をされたから、それに素直に答えただけなんですけど!?だというのに、
何でまた減点をくらっちゃうんでしょうかねぇぇぇええええぇっ!?」

俺が流石に納得がいかないので、激しい抗議を叫声する。

すると、

「私達が減点した理由はですね。それはパーティメンバーの私達を不愉快に
させたからに他ならないからですよ、ザック君!」

「――え!?ふ、不愉快……!?」

「そうですよ、後輩くん。パーティメンバーとは生死を共有しあう仲間。
そしてその生死を分けるのは、パーティーメンバーとの上手い連携と
意志疎通を通じ合えているか否か、そこに決まってきます。だというのに、
そんな仲間達の気持ちを不愉快にさせてちゃ駄目でしょうっ!」

「れ、連携…意志疎通……」

「じゃあ平凡三下。あんたに聞くけどさ、疑心や不満、そして今言った
不快感等を持ったリーダーに命を預けられますか?命を賭けられますか?
出来ませんよね?」

「う、うぐ……た、確かに……」

ロードは勿論のこと、最早あいつら…幼馴染達とも連携を上手く取れる
自信が全くない。

ま、参ったな......意外に正論な減点理由だったよ。

俺はまだ少し納得がいっていないものの、先輩方の言っている事は確かに
筋は通っているなと思い、減点の理由を素直に認めた。

そして、

くっ、あいつらに嫉妬してしまったせいで、まさかこんな事になろうとは。

サキナ達への嫉妬を誤魔化さなければ良かったと、俺は死ぬほど後悔して
しまうのだった。

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