異世界日帰りごはん 料理で王国の胃袋を掴みます!

ちっき

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連載

青空、大愛、日葵の初王都!

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「おはようーサフィー。」
「おはようチハル、ダーサン様はお昼前に来られるそうですよ。」
「りょうかーい。」
 先日夜中まで温泉旅館の話しで盛り上がり、夜更かしをした千春は起きてサフィーナにスケジュールを教えてもらう。

「千春おはよー。」
「ヨリおは~、ダーサンお昼前だってさ。」
「うぃっす、それじゃ畳と浴衣、あとは座布団、洋室の方にはリラックスチェア、他に諸々、いっぱい案出たねぇ。」
「どうする?コピー取りに行く?」
「そうだね。」
 先日の案をスマホにメモした物を読み上げながら確認する。

「ヨリ、チハルおはよ。」
「みんなおはよー。」
 麗奈や青空達も着替えが終わり、応接間に入って来る。

「温泉旅館関係以外に作る物あるなら一緒にコピー取ろうか。」
 日葵がソファーに座りスマホを見ながら言う。

「あ!そうだ!」
「どしたん?チハル何か有った?」
「うん、ミンサー欲しいんだよね。」
「あーミンチ作る奴ね、でも電気なくね?魔法でやんの?」
「いや、グリグリ手動のやつがあるのよ。」
 千春はスマホで検索して設計図の画像を出す。

「ほら!」
「へぇ・・・ほぉー、思ったより単純な作りなんだね。」
「そ、ただこのスクリューみたいになってるのが作れるか聞かないとなんだけど。」
「これって鋳造ってやつだよね、型を作れば量産出来るじゃん?」
「まぁダーサンに確認だね。」
「うちらも何か作ってもらう?」
 青空が大愛と日葵を見ながら言う。

「昨日言ってたやつ?」
「いや、自転車とか無理じゃん?」
「作りが複雑だし地面がアスファルトじゃないらしいじゃん。」
「それなー、やっぱ単純な作りだけど便利な物だよねー、でもそうそう無いよね。」
「ソラ達まだ王都行って無いし行ってみる?何か思いつくかもよ。」
「行きたい!」
「行く!」
「行きたい!!」
「はーい決まりだね。」
「チハル朝食は?」
「王都で買い食いするよ。」
 千春はサフィーナにそう返事をすると出かける準備をする。

「ソラ達も着替えるからこっちに来て。」
 青空達を寝室に連れて行くと、町娘風の服が入ったクローゼットを開ける。

「みんな着替えてー。」
「おー!これ可愛いじゃん。」
「王都の普段着的な?」
「結構いい服着てるんだね。」
 青空達はクローゼットの服を出し合わせている。

「私達も着替えようか。」
 頼子、美桜、麗奈は慣れた物で直ぐに自分達の服を取り出し着替える。

「チハルどうやって移動します?」
「箒でいんじゃない?あ!ソラ達の無いか。」
「ふっふっふーあるよ~ん♪」
「さっすがレナ、ぬかりないね。」
 麗奈は魔道具を出しテーブルに置く。

「行く前に練習しないとだね。」
「なんじゃ街に行くなら送るぞ?」
「ロイロ7人も乗せれないでしょ、ゴンドラ出すの?」
「そんな心配はいらんじゃろ、ドラゴンが何人居るとおもっとるんじゃ。」
「あ、そういや増えてたね。」
「二人ずつ乗ればいいじゃろ、レフ、ライ、イー、アル、サン、儂で送れば良い。」
「それじゃお願いしていい?」
「了解じゃ、レフ達を呼んでおくでな、準備が出来たら庭にきてくれ。」
「りょうかーい。」
 千春達は青空達が着替え終わると庭に出る。

「あ!部隊の子誰かいる!?」
「はっ!」
「ごめーん、ハルトに街に行って来るって伝えてくれる?また黙って行ったら怒られるから。」
「了解しました、同行するのはロイロ様達でございますか?」
「ルプ、ビェリー、コン、リリも行くよ。」
「分りました、お伝えしておきます。」
「よろしくー!」
 そう伝え、千春は庭に出るとドラゴンが並んで待っていた。

「それじゃよろしくー!」
 ドラゴンはペコリと頭を下げ乗れるように伏せる。

『チハルは儂に乗るじゃろ。』
「うん、サフィー。」
「はーい。」
 サフィーナ達侍女4人も町娘風に着替えドラゴンに乗る、そしていつもの様に飛び立ち、あっという間に王都の広場へ到着する。

「おおー!凄いね!」
「へぇ、綺麗な街だね。」
「人思ったより少ない?」
「そりゃ日本の都会とかIONと比べちゃダメでしょ。」
「まぁそうだね。」
「ドラゴンで飛んできたのに皆んな驚かないんだね、日常風景?」
 初めて王都の街へ来た青空達は感想を言いながら街を眺める。

「まずは腹ごしらえだね、屋台がこっちにあるから食べ歩きしよー。」
「ほーい!」
 千春が先頭で道案内しながら街を練り歩く、ドラゴンは広場でお留守番で、ロイロは千春に付いて来る。

「ヨリ、わっちは肉が食べたい。」
「ミオ僕もお肉が食べたいです!」
「私は果物がいいわー。」
 ペット達はお腹がすいているようで、食べたいものを言う。

「それじゃ分かれて買い物しようか、サフィー良いよね?」
「良くは無いわよ?」
「あ、やっぱり?」
「ちょっと待ってくださいね。」
 サフィーナが言うと、サリナが通信機で部隊を呼ぶ。

「各自護衛に着くように。」
「はい!」
 部隊の者が頼子達に並び返事を返す。

「おぉぉぉ・・・良いのかな?」
「はい、何か有ればすぐに対処しますのでお好きな所へ、集合時も呼びかけますので。」
 サリナが千春に答える。

「それじゃぁまた後で!」
「ほいよー!」
「はーい!」
「ダイア!ヒマリ行くよ!」
「まって!ソラー!」
「ルプ何食べる?」
「肉。」
「デスヨネー、肉串買いに行こう。」
「儂は酒飲みたいのぅ。」
「朝からやめてよー。」
 皆はそれぞれ気になる所へ突撃する。

「あの人荷物重そうだなぁ。」
 商人と思われる男性を見ながら青空が呟く。

「重そうだねぇ、っていうかあんな大きなリュックサックどこで売ってんだろ。」
「手押し車みたいなの無いのかね。」
「なんだっけ・・・リアカー?」
「あー、じいじの所に有ったの見たことあるわ、でもタイヤとかゴム有るのかな。」
「さぁ?無いんじゃん?」
 青空達はコロッケを食べながら人を見ている。

「まず素材がわかんないよねぇ。」
「ゴムの代わりとか?」
「そうそう、プラスチックとかは無さそうじゃん?」
「ビニールも無いよね。」
 コロッケを食べ終わり、次は肉串を買う3人。

「なんだろう、この肉。」
「これ何の肉ですか?」
 大愛は護衛をしている部隊の子に聞く。

「はい、それはレイクリザードの肉です。」
「リザードってトカゲ?」
「そうで御座います。」
「へぇ、ちょっと脂っこい鶏肉って感じだね。」
「ちょっとクセあるけど不味くはないね。」
 肉を食べながら3人はまた街の人を見て回る。

「ふむふむ、わかった。」
「ダイア、何がわかったの?」
「うんとねー、ヒントはアウトドア用品!」
「なんでいきなりクイズになんのよ。」
「ほら、歩いてる人見てたらさ、ポシェットみたいなのとか、きんちゃく袋どうやって付けてる?」
「・・・紐で結んでるね。」
「ヒマリなら何で付ける?」
「・・・あ、あれ何だっけ!名前忘れた!あの100均で売ってる金具!」
「なになに?アイデア出た?」
「うん、コレ見て。」
 大愛は家の鍵が付いたキーホルダーを見せる。

「あー、あーーーーー、なんだっけこれ名前。」
「たしかカラビナだったはず。」
「それだ!あースッキリした。」
「そんなん売れるの?」
「さぁ?でも見た限りみんな紐で結んでるじゃん、あったら便利じゃん?」
「作りも単純っぽいしアリかも。」
「アウトドアかー、それじゃあの折り畳みのナイフとかも良いんじゃない?」
「ナイフは有りそう・・・いや、みんな鞘付きのナイフぶら下げてるね。」
「カラビナに付けた折り畳みナイフ!」
「お、抱き合わせ商品か!」
「アハハハ、でもアリかもー。」
 そしてアウトドア用品を想像しながら青空、大愛、日葵の3人はいろんなアイデアを出していった。




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