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松茸ご飯!
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「ルノアーさん来たよー!」
「おーチハルさんいらっしゃい、そうだ、前言ってた米の精米したやつが届いてたよ。」
「マジで!?ナイスタイミング!」
「千春こっちでも米有ったの?」
「うん、家畜の餌で存在してたよ。」
「家畜の餌!アメリカのトウモロコシみたいなもんかな。」
「トウモロコシは普通にあるんだよねここ。」
頼子と千春はルノアーに米を見せてもらう。
「おー?何種類かある?」
「あぁ、前言っていたのがこのちょと長細い米だな、それとこの短いのも栽培されている、他の国ではもっと細長い米も有るらしいが、どれも家畜の餌で出回っているな。」
「それじゃ米って安いの?」
「安いな、麦の三分の一くらいだ。」
「もったいない!」
千春は思わず叫ぶ。
「それで?今日は何か作るのかい?」
「うん、コレを使いまーす。」
千春は大量の松茸を出す。
「おー、本当に取って来たんだな。」
「うん、これで今日は松茸づくしだよ、そうだなー、先ずは松茸ご飯だね。」
「松茸取れるんだ。」
千春の持っている松茸を見ながら頼子は珍しそうに見る。
「ヨリちゃん松茸食べれる?」
「食べた事無い、お吸い物かパックで売ってる奴の上にちょんって乗ってる奴しか無い。」
「えー!それじゃ今日は一杯食べさせてあげよう。」
「ルノアーさん取りあえず米の炊き方は分かる?」
「あぁ、前回教えてもらってたからな、炊くか?」
「いや、味付けと松茸を入れてから炊くんで、洗って水に漬けて貰っていい?」
「了解だ、どんくらい作るんだ?」
「まずはその鍋一個分で、お願いね。」
「わかった準備しておくよ。」
そう言ってルノアーは米を準備する。
「それじゃまずはダシなんだけどココは粉末使わせてもらおう。」
「私は何しようか。」
「松茸をスライスしてー。」
「了解。」
頼子もナイフを持ち上手にスライスしていく。
「ヨリも料理出来るんですね。」
「サフィーさんは出来ないの?」
「最近チハルのお手伝いをしているので少しだけ出来るようになりました。」
「へぇ、そっか、貴族のお嬢様だもんねサフィーさん。」
「姉妹になるんですから「さん」は要りませんよ。」
「サフィーおねえちゃん?」
「なんで姉なんですか?」
「誕生日はいつなの?」
「月三つほど先ですね。」
「私は6月だから3ヵ月おねえちゃんだ。」
「ほとんど変わりませんよ。」
「サフィー姉さまだね。」
「ヨリがそれで良いならいいんですけどね。」
サフィーナと頼子は笑いながら料理を続ける。
「おっけー、あとはダシと水の量を合わせたから米に合わせて入れて貰おう。」
「チハルさん、米の準備は出来たよ。」
「それじゃ水を切って30分くらい放置しておいて、そんでこのダシと松茸入れて炊いてくれる?」
「了解だ、水の量は米と同じでいいんだよな?」
「うん、それでお願い。」
松茸とだし汁を渡し次の作業を始める。
「千春次は何作るの?」
「なにか食べたいのある?」
「知ってる料理だと・・・土瓶蒸し?」
「土瓶蒸し作り方しらないにゃー・・・。」
「ググれば?」
「あ!スマホ使える様になったんだった!」
千春と頼子はスマホで作り方を調べる。
「あ、これ簡単だ、めんつゆと水だけで作れる。」
「ホントだ、めっちゃ簡単じゃん、ササミってあるの?」
「あるよ、コカトリスだけど。」
「コカトリス居るの!?」
「うん、結構美味いよ。」
千春はアイテムボックスからコカトリスを出す。
「ルノアーさーん、コカトリスのストック減ったからまた貰っていい?」
「あぁ、今日朝入ったばかりのが有るから持ってって良いよ。」
「ありがとー。」
「あとミノタウロスとレイクリザードも入ってるから好きなの持って行ったらいいよ、いつもの様に冷凍室の横の半解凍で置いてるから。」
「ありがとー!」
「ミノタウロス・・・美味しいの?」
「めっちゃうまい、もう国産和牛A5クラス。」
「マジか!なんか作ってよ!」
「おっけー、私の部屋の厨房で美味しいの作ってあげる。」
「やった!それじゃ土瓶蒸しは私が作るね。」
レシピを見ながらダシを作り松茸は手で裂いていく。
「千春、スダチって書いてんだけど、スダチとか無いよね?」
「ないね、ルノアーさん酸っぱい柑橘系の果物ある?」
「んー確かまだ熟れてない奴が有ったと思うが。」
そう言うと野菜庫に行き果物を取って来る。
「ミカン?」
「青い早生ミカンっぽいね。」
「でも香りはユズっぽいよね、スダチってもっと大きいよね。」
「たしかに。」
取りあえず半分に切ってスライスにし舐めてみる。
「すっぱ!!!!」
「めっちゃすっぱいけど美味しいよ、これで良いんじゃない?」
「そだね、んじゃコレ絞って使うわ。」
頼子はユズっぽい果物を絞り準備する。
「おっけ、後は火にかけて果汁入れたら終わりー、千春は何作ってるの?」
「ちゃわんむし。」
「おー良いねー。」
「はいモリーこれ。」
千春はそう言うと泡だて器を渡す。
「またこれですか!?」
「いや、泡立てたらダメだから、軽く混ざる様に混ぜてね。」
ボールに玉子を入れゆっくり攪拌するモリアン。
「そんで、またココで麺つゆでーす。」
「へぇ、めんつゆで作るんだ。」
「うん、あと白だしを少しね。」
玉子を濾しダシと混ぜスライスした松茸とコカトリスのササミを入れる。
「千春エビとか無いの?」
「見た事無いな、ルノアーさーん!」
「なんだー?何か探してるのか?」
「エビある?」
「エビ?あぁシュリンプか、あったかなー、冷凍室に無ければ無いな。」
「探してみるかぁ。」
千春と頼子、サフィーナが冷凍室に入りエビを探す。
「チハルこれは?」
「おー?エビ・・・だけどハサミ長いな。」
「エビっちゃーエビじゃん?千春これで良いんじゃない?」
「でも身が太いよ。」
「そこは切れば良いじゃん。」
「・・・そだね、これを使おう。」
水に入れエビを解凍しぶつ切りにして器に入れ、他の材料も器に入れる、そして器にアルミホイルで蓋をする。
「おっけ、あとは深めのフライパンに水を3cmほど入れて器を置いてっと。」
「へぇ、こうやって作るんだ。」
「うん、沸騰したら弱火にして10分蒸らして終わり。」
「めっちゃ簡単だね。」
「そだよ、お手軽茶碗蒸し。」
そして千春は少し厚めに松茸をスライスしていく。
「これは?」
頼子は千春が松茸を切るのを見ながら聞く。
「これはーロイロのお酒用でーす。」
「お酒にも入れるの?」
「そ、松茸酒って言う日本酒の熱燗に松茸炙って入れるだけ、美味しいかどうかは知らない。」
「まぁ飲んだ事無いもんねぇ。」
「まぁね、ヨリ飲んでみる?」
「んー舐めるくらいなら。」
「私はいらないけどね。」
2人は苦い顔をしながら笑う。
「おっけ、あとはご飯が炊けたら全部終わるねぇ、私の部屋で食べる?」
「そうだね、ここって広い食堂だね、社員・・王国の人が食べに来るの?」
「うん、兵士さんとか侍女さんメイドさん、色々食べに来るねー。」
「ユラもたまにたべにくるよ!」
「ユラちゃんはお父様達と食べてるんじゃないの?」
ユラに千春は聞き直す。
「夕食はだいたい一緒にお食べになりますが、朝食や昼食は私達と食べる事がありますね。」
「そうなんだ。」
「えぇ、王族の食卓くらいに美味しい食事が揃ってますからね、評判良いんですよ?」
サフィーナが代わりに答え食事を褒める。
「それじゃ出来たのからアイテムボックスに入れて行こう。」
「チハルさん、香味茸少し分けて貰っても良いかい?」
「いいよー、私が出した奴全部使っていいよ、まだ半分入ってるし、サフィーも同じくらい入ってたよね?」
「えぇ、多分チハルより沢山あります。」
「有難う、米を使ってみたいから夕食に香味茸ご飯を出してみるよ。」
「うん、一緒に出す食事は醤油ベースのおかずの方がいいかな。」
「わかったありがとう。」
そして松茸ご飯も出来上がりアイテムボックスに入れると千春達は門の部屋に戻る。
「たっだいまー。」
「おかえり千春、松茸ご飯は出来たのかい?」
「うん、出来たよー、あと茶碗蒸しと土瓶蒸しも作って来た。」
「いいねー。」
「チハル!松茸酒ってのは出来たのか!?」
「ちゃんと準備してるよー、それじゃ応接間で食べよう。」
そして皆に松茸ご飯を出し、茶碗蒸しと土瓶蒸しも並べる。
「それじゃいただきます。」
「「「「「「「いただきます!(じゃ!)」」」」」」」
「んー!松茸ご飯おいしー!」
千春は松茸ご飯を食べ満足そうに食べる。
「うわぁ!超美味い!松茸ってこんな味なんだ!」
頼子も松茸ご飯を食べながら唸る。
「うん、土瓶蒸しも美味しいね。」
「それヨリが作ったんだよ。」
「へぇ!美味しいよヨリちゃん。」
「へへーホント美味しい」
大樹は土瓶蒸しを食べながらニコニコしている。
「チハルおねえちゃんちゃわんむしおいしい!」
ユラは茶碗蒸しが気に入ったようだ。
「プリンと作り方が一緒だと言ってましたが、本当に一緒でしたね、見た目が似ているのにこんなに食感も変わり味も深い、とても美味しいです。」
サフィーナはいつもの様に感想を言いながら味わう。
「松茸ご飯は初めて食ったぞ俺。」
「儂も初めてじゃが不思議な香りで米と言うのとよく合うの。」
「わっちは昔お供えで食った事があっけど100倍美味いきがするな。」
「それよりも儂はこっちじゃな、松茸酒!熱燗も良いのー!」
「そうだな、この酒は美味い、香りが何とも言えんな。」
「わっちもこれは好きだ、めっちゃうめえ。」
ロイロ、ルプ、ビェリーは食事を食べながら酒を飲んでいた。
「・・・モリーえらい静かじゃん。」
「ほんとですね。」
「今日は叫ばないのかい?」
「モリーおねえちゃん?」
「え?モリーちゃん叫ぶの?」
皆に見つめられるモリアンは黙々と松茸ご飯を食べていた。
「・・・・もぐもぐもぐ・・・・おいしいですー!!!!!!!」
時間差で叫び不意を突かれたサフィーナは手を出せなかった。
「うん、いつものモリーだ。」
「いつもこうなのね。」
千春と頼子は目が合い大笑いした。
「おーチハルさんいらっしゃい、そうだ、前言ってた米の精米したやつが届いてたよ。」
「マジで!?ナイスタイミング!」
「千春こっちでも米有ったの?」
「うん、家畜の餌で存在してたよ。」
「家畜の餌!アメリカのトウモロコシみたいなもんかな。」
「トウモロコシは普通にあるんだよねここ。」
頼子と千春はルノアーに米を見せてもらう。
「おー?何種類かある?」
「あぁ、前言っていたのがこのちょと長細い米だな、それとこの短いのも栽培されている、他の国ではもっと細長い米も有るらしいが、どれも家畜の餌で出回っているな。」
「それじゃ米って安いの?」
「安いな、麦の三分の一くらいだ。」
「もったいない!」
千春は思わず叫ぶ。
「それで?今日は何か作るのかい?」
「うん、コレを使いまーす。」
千春は大量の松茸を出す。
「おー、本当に取って来たんだな。」
「うん、これで今日は松茸づくしだよ、そうだなー、先ずは松茸ご飯だね。」
「松茸取れるんだ。」
千春の持っている松茸を見ながら頼子は珍しそうに見る。
「ヨリちゃん松茸食べれる?」
「食べた事無い、お吸い物かパックで売ってる奴の上にちょんって乗ってる奴しか無い。」
「えー!それじゃ今日は一杯食べさせてあげよう。」
「ルノアーさん取りあえず米の炊き方は分かる?」
「あぁ、前回教えてもらってたからな、炊くか?」
「いや、味付けと松茸を入れてから炊くんで、洗って水に漬けて貰っていい?」
「了解だ、どんくらい作るんだ?」
「まずはその鍋一個分で、お願いね。」
「わかった準備しておくよ。」
そう言ってルノアーは米を準備する。
「それじゃまずはダシなんだけどココは粉末使わせてもらおう。」
「私は何しようか。」
「松茸をスライスしてー。」
「了解。」
頼子もナイフを持ち上手にスライスしていく。
「ヨリも料理出来るんですね。」
「サフィーさんは出来ないの?」
「最近チハルのお手伝いをしているので少しだけ出来るようになりました。」
「へぇ、そっか、貴族のお嬢様だもんねサフィーさん。」
「姉妹になるんですから「さん」は要りませんよ。」
「サフィーおねえちゃん?」
「なんで姉なんですか?」
「誕生日はいつなの?」
「月三つほど先ですね。」
「私は6月だから3ヵ月おねえちゃんだ。」
「ほとんど変わりませんよ。」
「サフィー姉さまだね。」
「ヨリがそれで良いならいいんですけどね。」
サフィーナと頼子は笑いながら料理を続ける。
「おっけー、あとはダシと水の量を合わせたから米に合わせて入れて貰おう。」
「チハルさん、米の準備は出来たよ。」
「それじゃ水を切って30分くらい放置しておいて、そんでこのダシと松茸入れて炊いてくれる?」
「了解だ、水の量は米と同じでいいんだよな?」
「うん、それでお願い。」
松茸とだし汁を渡し次の作業を始める。
「千春次は何作るの?」
「なにか食べたいのある?」
「知ってる料理だと・・・土瓶蒸し?」
「土瓶蒸し作り方しらないにゃー・・・。」
「ググれば?」
「あ!スマホ使える様になったんだった!」
千春と頼子はスマホで作り方を調べる。
「あ、これ簡単だ、めんつゆと水だけで作れる。」
「ホントだ、めっちゃ簡単じゃん、ササミってあるの?」
「あるよ、コカトリスだけど。」
「コカトリス居るの!?」
「うん、結構美味いよ。」
千春はアイテムボックスからコカトリスを出す。
「ルノアーさーん、コカトリスのストック減ったからまた貰っていい?」
「あぁ、今日朝入ったばかりのが有るから持ってって良いよ。」
「ありがとー。」
「あとミノタウロスとレイクリザードも入ってるから好きなの持って行ったらいいよ、いつもの様に冷凍室の横の半解凍で置いてるから。」
「ありがとー!」
「ミノタウロス・・・美味しいの?」
「めっちゃうまい、もう国産和牛A5クラス。」
「マジか!なんか作ってよ!」
「おっけー、私の部屋の厨房で美味しいの作ってあげる。」
「やった!それじゃ土瓶蒸しは私が作るね。」
レシピを見ながらダシを作り松茸は手で裂いていく。
「千春、スダチって書いてんだけど、スダチとか無いよね?」
「ないね、ルノアーさん酸っぱい柑橘系の果物ある?」
「んー確かまだ熟れてない奴が有ったと思うが。」
そう言うと野菜庫に行き果物を取って来る。
「ミカン?」
「青い早生ミカンっぽいね。」
「でも香りはユズっぽいよね、スダチってもっと大きいよね。」
「たしかに。」
取りあえず半分に切ってスライスにし舐めてみる。
「すっぱ!!!!」
「めっちゃすっぱいけど美味しいよ、これで良いんじゃない?」
「そだね、んじゃコレ絞って使うわ。」
頼子はユズっぽい果物を絞り準備する。
「おっけ、後は火にかけて果汁入れたら終わりー、千春は何作ってるの?」
「ちゃわんむし。」
「おー良いねー。」
「はいモリーこれ。」
千春はそう言うと泡だて器を渡す。
「またこれですか!?」
「いや、泡立てたらダメだから、軽く混ざる様に混ぜてね。」
ボールに玉子を入れゆっくり攪拌するモリアン。
「そんで、またココで麺つゆでーす。」
「へぇ、めんつゆで作るんだ。」
「うん、あと白だしを少しね。」
玉子を濾しダシと混ぜスライスした松茸とコカトリスのササミを入れる。
「千春エビとか無いの?」
「見た事無いな、ルノアーさーん!」
「なんだー?何か探してるのか?」
「エビある?」
「エビ?あぁシュリンプか、あったかなー、冷凍室に無ければ無いな。」
「探してみるかぁ。」
千春と頼子、サフィーナが冷凍室に入りエビを探す。
「チハルこれは?」
「おー?エビ・・・だけどハサミ長いな。」
「エビっちゃーエビじゃん?千春これで良いんじゃない?」
「でも身が太いよ。」
「そこは切れば良いじゃん。」
「・・・そだね、これを使おう。」
水に入れエビを解凍しぶつ切りにして器に入れ、他の材料も器に入れる、そして器にアルミホイルで蓋をする。
「おっけ、あとは深めのフライパンに水を3cmほど入れて器を置いてっと。」
「へぇ、こうやって作るんだ。」
「うん、沸騰したら弱火にして10分蒸らして終わり。」
「めっちゃ簡単だね。」
「そだよ、お手軽茶碗蒸し。」
そして千春は少し厚めに松茸をスライスしていく。
「これは?」
頼子は千春が松茸を切るのを見ながら聞く。
「これはーロイロのお酒用でーす。」
「お酒にも入れるの?」
「そ、松茸酒って言う日本酒の熱燗に松茸炙って入れるだけ、美味しいかどうかは知らない。」
「まぁ飲んだ事無いもんねぇ。」
「まぁね、ヨリ飲んでみる?」
「んー舐めるくらいなら。」
「私はいらないけどね。」
2人は苦い顔をしながら笑う。
「おっけ、あとはご飯が炊けたら全部終わるねぇ、私の部屋で食べる?」
「そうだね、ここって広い食堂だね、社員・・王国の人が食べに来るの?」
「うん、兵士さんとか侍女さんメイドさん、色々食べに来るねー。」
「ユラもたまにたべにくるよ!」
「ユラちゃんはお父様達と食べてるんじゃないの?」
ユラに千春は聞き直す。
「夕食はだいたい一緒にお食べになりますが、朝食や昼食は私達と食べる事がありますね。」
「そうなんだ。」
「えぇ、王族の食卓くらいに美味しい食事が揃ってますからね、評判良いんですよ?」
サフィーナが代わりに答え食事を褒める。
「それじゃ出来たのからアイテムボックスに入れて行こう。」
「チハルさん、香味茸少し分けて貰っても良いかい?」
「いいよー、私が出した奴全部使っていいよ、まだ半分入ってるし、サフィーも同じくらい入ってたよね?」
「えぇ、多分チハルより沢山あります。」
「有難う、米を使ってみたいから夕食に香味茸ご飯を出してみるよ。」
「うん、一緒に出す食事は醤油ベースのおかずの方がいいかな。」
「わかったありがとう。」
そして松茸ご飯も出来上がりアイテムボックスに入れると千春達は門の部屋に戻る。
「たっだいまー。」
「おかえり千春、松茸ご飯は出来たのかい?」
「うん、出来たよー、あと茶碗蒸しと土瓶蒸しも作って来た。」
「いいねー。」
「チハル!松茸酒ってのは出来たのか!?」
「ちゃんと準備してるよー、それじゃ応接間で食べよう。」
そして皆に松茸ご飯を出し、茶碗蒸しと土瓶蒸しも並べる。
「それじゃいただきます。」
「「「「「「「いただきます!(じゃ!)」」」」」」」
「んー!松茸ご飯おいしー!」
千春は松茸ご飯を食べ満足そうに食べる。
「うわぁ!超美味い!松茸ってこんな味なんだ!」
頼子も松茸ご飯を食べながら唸る。
「うん、土瓶蒸しも美味しいね。」
「それヨリが作ったんだよ。」
「へぇ!美味しいよヨリちゃん。」
「へへーホント美味しい」
大樹は土瓶蒸しを食べながらニコニコしている。
「チハルおねえちゃんちゃわんむしおいしい!」
ユラは茶碗蒸しが気に入ったようだ。
「プリンと作り方が一緒だと言ってましたが、本当に一緒でしたね、見た目が似ているのにこんなに食感も変わり味も深い、とても美味しいです。」
サフィーナはいつもの様に感想を言いながら味わう。
「松茸ご飯は初めて食ったぞ俺。」
「儂も初めてじゃが不思議な香りで米と言うのとよく合うの。」
「わっちは昔お供えで食った事があっけど100倍美味いきがするな。」
「それよりも儂はこっちじゃな、松茸酒!熱燗も良いのー!」
「そうだな、この酒は美味い、香りが何とも言えんな。」
「わっちもこれは好きだ、めっちゃうめえ。」
ロイロ、ルプ、ビェリーは食事を食べながら酒を飲んでいた。
「・・・モリーえらい静かじゃん。」
「ほんとですね。」
「今日は叫ばないのかい?」
「モリーおねえちゃん?」
「え?モリーちゃん叫ぶの?」
皆に見つめられるモリアンは黙々と松茸ご飯を食べていた。
「・・・・もぐもぐもぐ・・・・おいしいですー!!!!!!!」
時間差で叫び不意を突かれたサフィーナは手を出せなかった。
「うん、いつものモリーだ。」
「いつもこうなのね。」
千春と頼子は目が合い大笑いした。
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