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第5章
191話 勝る好奇心※
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「……あ、はぁっ…はぁ…っ」
初めて達した感覚に。
気持ち良さよりも、驚きと疲労感の方が大きい。
彼の手を汚してしまったのが申し訳ないけど、その手を拭ってあげる気力も起こせずに、放心状態で見つめていると。
「…あ!ちょっと待っ」
彼はあろう事か、その白濁で汚れた手をペロッと舐めて。
急いでやめさせようとしたけど、体に力が入らなくて、彼の手に届かない。
「わぁぁっやめてサフィル!そんなっ」
駄目だってば!
そう、言いたいけど。
その前にフッと笑ったサフィルに、額に優しくキスをされた。
「善かったですか?」
そう、問われて。
「は、初めてだったから……びっくりした。気持ち良かったけど……。あ、つ、次はサフィルにしてあげるっ」
と、取り敢えず、気持ち良くなる方法は、身をもって分かったので。
これを参考に、次はサフィルにもしてあげようとして。
僕はおずおずと手を伸ばしたが。
「それはまた、今度で。体、大丈夫でしたら……こっち、いいですか?」
そう言って、僕の大腿から陰嚢を掠めてするすると触り、その下のすぼまりに触れられた。
それが、意味するのは。
僕がずっと、望んでいた事で。
「う、うん。大丈夫。今度こそ、サフィルと一つになりたい。」
揺れる瞳で答える僕に、彼は再度僕の額にキスを送ると、一旦身を離した。
どうしたのかと目を丸める僕に、彼は部屋の机の引き出しから、小さな小瓶を取り出し。
それを開けると、自身の手にたっぷりと取った。
「香油ですよ。中を傷付けたらいけないので。」
そう言って、再度僕の顔を覗き見て来たが。
僕はもう、恐怖心よりも好奇心の方が勝って、香油を垂らした彼の手を興味津々に見やっていた。
その様子に、僕が怖がっていないと悟ったのか、彼はフッと笑みを零すと、そっとその秘部に触れて来た。
「ひゃっ」
香油の冷たさに一瞬、ビクッと肩を震わせたが、すぐに彼の体温に混ざる。
「ふっ……あ、んぅっ」
今度は傷を付けない様にと、中をその大きい指で丹念に解される。
異物感が強くて、違和感の方が大きいけれど。
でも、ここまで来てやめて欲しくなくて、僕は必死に耐えていたが。
「うーん、この辺かな?」
何かを探る様に呟く彼の言葉に、疑問を抱いた瞬間。
「えっ?!…んあぁっ!!」
僕は一層甲高い声を上げて、体をしならせた。
何か、全身に雷が走ったみたいな強烈な刺激を感じて。
「あ、ここかな。シリルのイイところ。」
そう言って、サフィルは孔内のある一点を重点的に擦りだして。
「あぁぁっ!ひあっ!」
僕は目の前がチカチカしながら激し過ぎる快感に身悶えるしかなくて。
さっき達した時とはまた違う、弾ける様な激しい快感に、思わず腰が浮いてしまう。
びくびくと快感に震えている内に、後孔を擦る指が二本、三本となり。
声を抑える事も出来ないし、もう意識も飛びそうになる。
初めて達した感覚に。
気持ち良さよりも、驚きと疲労感の方が大きい。
彼の手を汚してしまったのが申し訳ないけど、その手を拭ってあげる気力も起こせずに、放心状態で見つめていると。
「…あ!ちょっと待っ」
彼はあろう事か、その白濁で汚れた手をペロッと舐めて。
急いでやめさせようとしたけど、体に力が入らなくて、彼の手に届かない。
「わぁぁっやめてサフィル!そんなっ」
駄目だってば!
そう、言いたいけど。
その前にフッと笑ったサフィルに、額に優しくキスをされた。
「善かったですか?」
そう、問われて。
「は、初めてだったから……びっくりした。気持ち良かったけど……。あ、つ、次はサフィルにしてあげるっ」
と、取り敢えず、気持ち良くなる方法は、身をもって分かったので。
これを参考に、次はサフィルにもしてあげようとして。
僕はおずおずと手を伸ばしたが。
「それはまた、今度で。体、大丈夫でしたら……こっち、いいですか?」
そう言って、僕の大腿から陰嚢を掠めてするすると触り、その下のすぼまりに触れられた。
それが、意味するのは。
僕がずっと、望んでいた事で。
「う、うん。大丈夫。今度こそ、サフィルと一つになりたい。」
揺れる瞳で答える僕に、彼は再度僕の額にキスを送ると、一旦身を離した。
どうしたのかと目を丸める僕に、彼は部屋の机の引き出しから、小さな小瓶を取り出し。
それを開けると、自身の手にたっぷりと取った。
「香油ですよ。中を傷付けたらいけないので。」
そう言って、再度僕の顔を覗き見て来たが。
僕はもう、恐怖心よりも好奇心の方が勝って、香油を垂らした彼の手を興味津々に見やっていた。
その様子に、僕が怖がっていないと悟ったのか、彼はフッと笑みを零すと、そっとその秘部に触れて来た。
「ひゃっ」
香油の冷たさに一瞬、ビクッと肩を震わせたが、すぐに彼の体温に混ざる。
「ふっ……あ、んぅっ」
今度は傷を付けない様にと、中をその大きい指で丹念に解される。
異物感が強くて、違和感の方が大きいけれど。
でも、ここまで来てやめて欲しくなくて、僕は必死に耐えていたが。
「うーん、この辺かな?」
何かを探る様に呟く彼の言葉に、疑問を抱いた瞬間。
「えっ?!…んあぁっ!!」
僕は一層甲高い声を上げて、体をしならせた。
何か、全身に雷が走ったみたいな強烈な刺激を感じて。
「あ、ここかな。シリルのイイところ。」
そう言って、サフィルは孔内のある一点を重点的に擦りだして。
「あぁぁっ!ひあっ!」
僕は目の前がチカチカしながら激し過ぎる快感に身悶えるしかなくて。
さっき達した時とはまた違う、弾ける様な激しい快感に、思わず腰が浮いてしまう。
びくびくと快感に震えている内に、後孔を擦る指が二本、三本となり。
声を抑える事も出来ないし、もう意識も飛びそうになる。
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