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第5章
189話 やめないで※
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「んっ」
僕が彼の耳元で囁いた途端、明らかに抑えていた箍が外れたのか。
殊更性急な動きとなって、彼は僕の服を剥いでいく。
僕も恐る恐る彼の服のボタンに手を掛けるが、彼と違って上手く出来なくて。
もたもたしている内に、彼は自分で服の袖から腕を抜き、バサッと床に脱ぎ捨ててしまった。
月明かりに映る彼の胸板はしっかりとしていて厚く、あぁ、今からこの男に抱かれるのかと思うと、今更ながらにドキリと心臓が跳ねるが。
「シリル…」
僕に覆い被さって、その耳元で囁く彼の声音が切なさでいっぱいで。
目が合うと、もう。
彼は急に切羽詰まった様な焦燥感を滲ませながら、僕の首筋から胸へと、キスの雨が降り注がれる。
そして。
胸の突起をしゃぶられ、舌先で弄ばれる。
「んあぁっ!」
ま、また。
駄目だ、それ!
背中にぞわぞわとした感覚が駆け上がって。
腰が揺れてじっとしていられなくなる。
すると、彼の手がするすると下がっていき、僕の陰茎をズボン越しに掠めた。
「ひぅっ」
思わずビクッと震えてしまう僕に、サフィルは心配げな顔で見つめて来るが。
「や、その…びっくりしただけだからっ」
嫌がっている訳じゃないんだ。
ただ、その…どうすればいいのか分からなくて。
与えられる快感に、どう対処すればいいのか分からない。
今まで殆ど感じた事の無いこの快感は、僕には刺激が強すぎて、まだ恐怖心の方が勝ってしまう。
でも。
「お願い、やめないで。今度こそ最後までしたいんだ。」
少し震えてしまう両の手は、シーツをギュッと握り締めて。
僕は彼に懇願した。
すると。
彼が、硬く握られた僕の右手に触れたから。
フッと手の力を抜いたら。
彼はその僕の手を取り、自身の唇に持っていき、優しく触れるキスをくれる。
僕が彼の耳元で囁いた途端、明らかに抑えていた箍が外れたのか。
殊更性急な動きとなって、彼は僕の服を剥いでいく。
僕も恐る恐る彼の服のボタンに手を掛けるが、彼と違って上手く出来なくて。
もたもたしている内に、彼は自分で服の袖から腕を抜き、バサッと床に脱ぎ捨ててしまった。
月明かりに映る彼の胸板はしっかりとしていて厚く、あぁ、今からこの男に抱かれるのかと思うと、今更ながらにドキリと心臓が跳ねるが。
「シリル…」
僕に覆い被さって、その耳元で囁く彼の声音が切なさでいっぱいで。
目が合うと、もう。
彼は急に切羽詰まった様な焦燥感を滲ませながら、僕の首筋から胸へと、キスの雨が降り注がれる。
そして。
胸の突起をしゃぶられ、舌先で弄ばれる。
「んあぁっ!」
ま、また。
駄目だ、それ!
背中にぞわぞわとした感覚が駆け上がって。
腰が揺れてじっとしていられなくなる。
すると、彼の手がするすると下がっていき、僕の陰茎をズボン越しに掠めた。
「ひぅっ」
思わずビクッと震えてしまう僕に、サフィルは心配げな顔で見つめて来るが。
「や、その…びっくりしただけだからっ」
嫌がっている訳じゃないんだ。
ただ、その…どうすればいいのか分からなくて。
与えられる快感に、どう対処すればいいのか分からない。
今まで殆ど感じた事の無いこの快感は、僕には刺激が強すぎて、まだ恐怖心の方が勝ってしまう。
でも。
「お願い、やめないで。今度こそ最後までしたいんだ。」
少し震えてしまう両の手は、シーツをギュッと握り締めて。
僕は彼に懇願した。
すると。
彼が、硬く握られた僕の右手に触れたから。
フッと手の力を抜いたら。
彼はその僕の手を取り、自身の唇に持っていき、優しく触れるキスをくれる。
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