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第4章 王国激震!ペスト!

第67話 ペスト対策戦9 残念なメグと水夫の守護神再び

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船の中が凄く気になるが…
昼食タイム!メグと治療にあたっているミクとナンシーを呼び
メグも人化して、身内皆で昼食タイム!

「「「「「いただきます~」」」」」

みんな口々に美味しいだの賞賛の言葉をくれる
美味しいとか言ってもらえると作った買いがあるってものだ!
おかわりもコピで大量に用意してあるし…大量ってか無限か…

メグの食べる速度が速いしお代わりの量も多い
メグ以外は2杯~3杯で終わってるのに、
メグだけすでに8杯目…
見た目的に一番落ち着いた綺麗なお姉さんって感じなのに…
食べる姿がガサツというかなんというか…ちゃんと噛んでるのかな?
すごく残念な感じがする…
メグ以外は後片付けをはじめているところで
クレアたちがきた

「食事中いいかしらぁ?」
「メグ以外終わってるから構わないですよ」
「船の用意ができたわぁ、いつでも使っていいわよぉ」
「ありがとうございます。ここ片付けたら行きますね」
「ところで神獣様はどこかにいったのぉ?」

目の前にいますが…そこでガツガツカレーを食べてるのが…

「わたひになにかよお?」
「メグ…飲み込んでから喋りなよ…」
「んぐんぐんぐ…んっく…んで、私に何か用?茜ちゃんおかわり」
「茜ちゃんもしかして…?」
「そうですよ、メグがフェンリルですよ…って、まだ食べるの…?」
「なんて言うか…食べ方が豪快ね…」

言いたいことは凄く分かる…
メグは、頭の上に???って浮いてるような顔をしてるけども…

「茜ちゃんのカレー美味しいし、まだ食べたりない」
「そう…せっかくだし、クレアさんたちも食べていきます?まだいっぱいあるんで」
「そうね、お言葉に甘えようかしら?あなたたちもいい?」

後ろについてきてる人らに同意を求める必要なかったんじゃないかな?
メグが食べてる姿を物欲しそうにずっと見てたし…

「「「「「もちろん!」」」」」
「それじゃあ、茜ちゃんおねがい」
「はいはい~」

机といすを追加でだして、ポテトサラダとカレーを
並べていく…思ったんですよ…すでによそって出すだけのものを
コピーしとけば…と…今までそのチャンスいっぱいあったのになぁ…
何故思いつかなかったか…

「どうぞ~」
「「「「「「いただきます!」」」」」」

あれ?皆いただきますって…?

「不思議そうな顔ねぇ、茜ちゃんに教わってから冒険者達にも広めてるのよぉ」

そうなのか…そういや、クレア宅で夕食御馳走になるときに伝えたんだっけか…
まぁ、いいことだ!皆ガツガツ食べては、おかわりを要求してくる…
美味しいとか言ってくれるのは、料理人冥利に尽きる!
冒険者やクレアたちに交じってメグがさらにおかわりを要求してきたけど…
ほんとうに君のお腹はどうなってるんだろうか…
とりあえず、要求通りに出していく…

「茜ちゃん、この料理はなんていうのかしら?」
「カレーライスですよ」
「そう、この白いのは秋津の国や東方の国で食べたことあるんだけど、この茶色いのはないわねぇ…」
「茶色いのはカレーといって様々な香辛料を混ぜて出来てるんですよ」
「香辛料を使ってるとなると、結構お高いのかしら?」

これはどう答えればいいかな?
コピーしてるし実質0円と言っても差し支えないけども…
むしろ今現在皿が量産されてるし…
むしろ売れば+になっていってるけども…
最初の作る材料を計算しても500~600円位で4人前は作れると思うが…

「一応そんなに高くはないですよ?多分銀貨6枚位で4人分位は作れるかと」
「そう、後でレシピを教えてもらってもいいかしら?」
「いいですよ、ただカレーのルーだけは手に入らないと思うのであげますね」
「ありがとうたすかるわぁ」

この後、皆4~5杯食べて終わった終わった…
メグは結局15杯もたべたのに…まだとか言ってる…
キリがないので止めたけども…

「茜ちゃん、船内を案内しようか?」
「あぁ、お願いします!」

うちとメグは、船内案内してくれるクレアについて行く
冒険者達はご飯後解散しそれぞれ戻っていった。
ミク、ナンシー、ミーニャは治療してる男のヘルプだったり、
タープ下の患者さんらの世話に戻っていった。

クレアについていく
船が近づくにつれて…大きい!
ダグラスの船より一回り位大きい気がする

「クレア、この船ってデカくない?」
「そうねぇ、この船はこの大陸でも最大級のはずよぉ」
「これ以上大きいのってないの?」
「そうねぇ~この船よりも大きい船はあると思うけどぉ、数えるほどしかないと思うわぁ、この船はねぇヘインズ大陸最大の港町ポートパラダイスで造船された、超大型輸送ガレオン船なのよぉ全長約75m幅は一番あるところで20mほど、甲板から下は4階層で、甲板から上は船首側に1階層、船尾側に3階層なのよぉ」
「クレアなんでそんなに詳しいの…?」
「はい、これぇ、さっきこっちに移動する際に船長室でね」

渡されたのは…船の見取り図…
7階建ての超大型船…収容人数もかなりの数になりそう…
ただなぁ…桟橋から甲板への板の傾斜が…結構きつい…
船の甲板につくと…
いつだっかの時のように体が淡く光りだした…
もしかして、うち初めて乗る船だと毎回これになるの…?

「茜ちゃん船と共鳴してるねぇ~」
「そういえばサラから聞いたけどもぉ、以前乗った船でも同じような事があったんですってねぇ」
「メグ…うち…もしかして初めて乗る船だと毎回こうなるのかな?」
「そうじゃない?船の神様とか持ってるの?」
「水夫の守護神かな?」

イシス様の加護で水夫の守護神があったし…ダグラスの船はそれが絡んでたし…

「なるほどね…夕べと同じような感触はある?」
「こうしなきゃ!ってのはないね…」
「そう、なら船自体が茜ちゃんを求めてるんじゃないかな?」
「えぇ~船にも魂があるみたいに聞こえるんだけど…」
「茜ちゃんなら、そういう話をよく知ってるじゃない…」
「物も長く使えば魂が宿るとかそういうやつ?」
「そうそう」

まぁだから、物は大事に使いなさいって教わるけども…
もしかしたら、前の乗員みんな全滅しちゃったし…
悲しいと思ってるのかな…
うち!もしかして船に信仰されてる!?
とりあえず…この船はうちの物だし!ダグラスの船以上に!
今度は以前のように祈る仕草ではなく…
メインマストの柱に両手とおでこをくっつけて

君がどんな状況でも壊れないよう無事にいれますように!
そしてどんな困難な状況になっても無事に目的地に着けますように!
そして君と仲間がどんな状況になっても自分たち守れますように!
うちの思い通りに船が進みますように!
そして!ここからが本命!強くありったけの想いを込めて!
君がどんな状況下でも、常に衛生的な環境でありますように!
君に乗る人達のケガや病気、そして体力や気力を可能な限り早く回復しますように!


「サラに聞いていた通りねぇ、光が弾けてあたりに降り注ぐ光景は神秘的って…」

柱から手を放し上を見上げると、あのとき同様に光が雪のように降り注いでいる

「綺麗だね~なんか強い思いが込められてるのが良く分かるよ~」

これで、うちの想いがどれだけ効果出すのかが気になるところ…
幻想的な光景を見ていると

「ありがとう…本当にありがとう…」

そんな小さな声が聞こえた気がした…
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