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フローラの日常
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休み前だからと夜ふかしを決め込み大好きな古代魔法についての最新の論文を読みながら感動して古代魔法の術式の解析をしていたら…
兄上に早く寝ろと注意され、睡眠魔法で眠らされたらしい。
朝はモエノが起こしに来たので仕方なく起きて半分眠りながら朝食を食べていると…
ふわふわなオムレツに異変が…
ガリッて…何…
卵の殻?
さては…
「オムレツってモエノちゃんが作ったの?」
「えっ?何で分かったの?」
「卵の殻がいっぱい入ってた…」
「ごめん…ロイズ料理長に殻は入れちゃだめって言われて取ったつもりだったの…」
モエノは花嫁修業がてら、料理長から料理を教わっているのだ。
うちは兄上が料理上手なのでモエノは負けたくないらしくてね。
ローラン様より、ふわふわトロトロなオムレツを作ってみせますの!と毎朝気合いが入っているのだが…
卵の殻が混入している確率が高いので…モエノ作だと直ぐに分かるのだ。
「ねぇ…モエノは何で料理に魔法を使わないの?使ったらもっと料理上手になるはずだよ?」
私が疑問に感じていた事をアドバイスしてみると、
「それ…盲点でした…明日からは使ってみます!」
◇◇◇◇◇
朝食後は、ジョナス殿下推しのメンバーから送られてきたジョナス殿下のレア情報をまとめて会誌にする作業を行う。
終始ニヤニヤしているので…
慣れている侍女はスルーしているが、最近入ったばかりの侍女はフローラ様の様子がおかしいのですが…と、ローランに報告したらしいが…
いつもの事だから慣れてね。と言われたとか。
新人の侍女は、フローラ様とモエノ様は時々不気味で近寄るのが怖いんだけど…
ローラン様が優しくて素敵だから辞める気はないのよね…と思いながら正気に戻ったフローラの身支度を手伝うのだった。
フローラ・メディクスはジョナス殿下と魔法に関してはヤバいヒトになってしまう残念なお嬢様なのである。
見た目はローラン似で可愛らしいのだけれどね…
話し出すとジョナス殿下の話しかしないからね…
一般的には変人だと思われても仕方ないのである。
兄上に早く寝ろと注意され、睡眠魔法で眠らされたらしい。
朝はモエノが起こしに来たので仕方なく起きて半分眠りながら朝食を食べていると…
ふわふわなオムレツに異変が…
ガリッて…何…
卵の殻?
さては…
「オムレツってモエノちゃんが作ったの?」
「えっ?何で分かったの?」
「卵の殻がいっぱい入ってた…」
「ごめん…ロイズ料理長に殻は入れちゃだめって言われて取ったつもりだったの…」
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うちは兄上が料理上手なのでモエノは負けたくないらしくてね。
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「ねぇ…モエノは何で料理に魔法を使わないの?使ったらもっと料理上手になるはずだよ?」
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「それ…盲点でした…明日からは使ってみます!」
◇◇◇◇◇
朝食後は、ジョナス殿下推しのメンバーから送られてきたジョナス殿下のレア情報をまとめて会誌にする作業を行う。
終始ニヤニヤしているので…
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