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モエノの告白
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愛でる会の定例会がメディクス家で開催されているのだが…
いつも生き生きと推しについて語るモエノが、今日は静かで異変を察知したシャロンがモエノから話を聞いていると…
ローランと婚約した事を愛でる会の会員に打ち明けるべきか悩んでいたらしい…
シャロンがローラン推しのみんなは、ローラン様を常に観察しているから…
ローラン様がモエノ様に好意を持っている事に気づいていると告げた。
公式発表の前にみんなに伝えても良いのか、ローランに聞いてみればよいのに…とフローラが言うので…
ローランを呼び出して確認する事にしたところ。
愛でる会のメンバーには、自分から伝えようと言うローランに…
それならおふたりの方がよいのでは?とシャロンが提案し、ふたりでみんなに伝える事になったのだが…
「ローラン様が私を選んだことを聞いたら…皆様、やはりショックですよね…どうしましょう?」とモエノが悩みだすので、フローラがひと言…
「モエノ!忘れたの?
推しの幸せは私の幸せ!
だから…兄上が好きなヒトと結ばれて幸せになればみんな嬉しいの!」
「そうだ…そうだよね!わかった!」
◇◇◇◇◇◇
モエノはローランと共にみんなが待つ部屋に入っていく。
先ずはローランから…
「今日は私とモエノから皆様にお話があります。
まだ公にはしていませんが、私とモエノは婚約する事になりました!
皆様に先に報告したいと思い、この場を借りてお伝えしました。」
「私!ローラン様を幸せにするので…
これからも、ローラン様を宜しくお願いします!」
涙目になりながらみんなに頭を下げるモエノの姿に…
モエノ様のあの可憐さにローラン様は惚れたのですね!
ローラン様ったら、私達の末っ子を選ぶなんてお目が高いわ!
モエノ様…ローラン様とお似合いです!私…これからふたりを推しますわ!
愛でる会のメンバーは、既に気づいていた事もありローランとモエノの婚約を喜んでいるようである。
ローランが幸せそうに笑っているのを見て、その笑顔を引き出しているのがモエノだと理解したのであろう。
推しの喜びは、私達の喜びですわ!と微笑むメンバー達。
愛でる会は良いメンバーに恵まれているのです!
いつも生き生きと推しについて語るモエノが、今日は静かで異変を察知したシャロンがモエノから話を聞いていると…
ローランと婚約した事を愛でる会の会員に打ち明けるべきか悩んでいたらしい…
シャロンがローラン推しのみんなは、ローラン様を常に観察しているから…
ローラン様がモエノ様に好意を持っている事に気づいていると告げた。
公式発表の前にみんなに伝えても良いのか、ローランに聞いてみればよいのに…とフローラが言うので…
ローランを呼び出して確認する事にしたところ。
愛でる会のメンバーには、自分から伝えようと言うローランに…
それならおふたりの方がよいのでは?とシャロンが提案し、ふたりでみんなに伝える事になったのだが…
「ローラン様が私を選んだことを聞いたら…皆様、やはりショックですよね…どうしましょう?」とモエノが悩みだすので、フローラがひと言…
「モエノ!忘れたの?
推しの幸せは私の幸せ!
だから…兄上が好きなヒトと結ばれて幸せになればみんな嬉しいの!」
「そうだ…そうだよね!わかった!」
◇◇◇◇◇◇
モエノはローランと共にみんなが待つ部屋に入っていく。
先ずはローランから…
「今日は私とモエノから皆様にお話があります。
まだ公にはしていませんが、私とモエノは婚約する事になりました!
皆様に先に報告したいと思い、この場を借りてお伝えしました。」
「私!ローラン様を幸せにするので…
これからも、ローラン様を宜しくお願いします!」
涙目になりながらみんなに頭を下げるモエノの姿に…
モエノ様のあの可憐さにローラン様は惚れたのですね!
ローラン様ったら、私達の末っ子を選ぶなんてお目が高いわ!
モエノ様…ローラン様とお似合いです!私…これからふたりを推しますわ!
愛でる会のメンバーは、既に気づいていた事もありローランとモエノの婚約を喜んでいるようである。
ローランが幸せそうに笑っているのを見て、その笑顔を引き出しているのがモエノだと理解したのであろう。
推しの喜びは、私達の喜びですわ!と微笑むメンバー達。
愛でる会は良いメンバーに恵まれているのです!
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