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6.みんなの癒しの時間は
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土曜日にあたしが桐ケ谷と出かけたいとおばあちゃんに申し出ると、喜んでくれた。
「お店のことも家のことも気にせず、楽しんできて」
お小遣いもくれた。おばあちゃんは、すごくやさしい。だからこそ、お店の手伝いも率先してやりたいだけなんだよ。あたし、おばあちゃんの役に立ちたいし、親や妹たちの役に立ちたいんだ。
大変だけど……がんばりたい。これって、おかしくないよね?
「夕方には帰るから、そしたらお店手伝うね」
……って言おうと思ったけど、やめた。今言っても「ダメ。ゆっくりしてきて」って言われそうだから。黙って夕方に帰ってこよう。
だって、土曜日の午後はお客さんの数が多いんだもん。おばあちゃんひとりではお店がまわらない可能性が高い。そうなると、クレープを買いに来たお客さんが「こんなに待たされるならもう来ない」ってなりかねない。
お客さんにひたすらあやまるおばあちゃんの姿を想像して、胸がキュッとなる。
飲食店をやっている以上、避けては通れないかもしれないけど、出来る限りお客さんに謝るような状況にはなってほしくない。
にじいろを、放っておくことはできないよ。
「どうしたの、陽乃葉ちゃん」
おばあちゃんが、ニコニコとあたしを見ている。土曜日に子どもらしいことをしてくるって期待しているんだろうなって顔。
「いやぁ、土曜日楽しみだなって!」
おばあちゃんがよろこびそうなリアクションをしちゃった。
案の定、おばあちゃんはさらにうれしそうにニコニコ。
この笑顔が見られるなら、自分の心を偽っても別にいいかなって。
真面目過ぎるから疲れちゃうのかもしれないけど、これがあたし。
こういう自分、きらいじゃないよ。
「お店のことも家のことも気にせず、楽しんできて」
お小遣いもくれた。おばあちゃんは、すごくやさしい。だからこそ、お店の手伝いも率先してやりたいだけなんだよ。あたし、おばあちゃんの役に立ちたいし、親や妹たちの役に立ちたいんだ。
大変だけど……がんばりたい。これって、おかしくないよね?
「夕方には帰るから、そしたらお店手伝うね」
……って言おうと思ったけど、やめた。今言っても「ダメ。ゆっくりしてきて」って言われそうだから。黙って夕方に帰ってこよう。
だって、土曜日の午後はお客さんの数が多いんだもん。おばあちゃんひとりではお店がまわらない可能性が高い。そうなると、クレープを買いに来たお客さんが「こんなに待たされるならもう来ない」ってなりかねない。
お客さんにひたすらあやまるおばあちゃんの姿を想像して、胸がキュッとなる。
飲食店をやっている以上、避けては通れないかもしれないけど、出来る限りお客さんに謝るような状況にはなってほしくない。
にじいろを、放っておくことはできないよ。
「どうしたの、陽乃葉ちゃん」
おばあちゃんが、ニコニコとあたしを見ている。土曜日に子どもらしいことをしてくるって期待しているんだろうなって顔。
「いやぁ、土曜日楽しみだなって!」
おばあちゃんがよろこびそうなリアクションをしちゃった。
案の定、おばあちゃんはさらにうれしそうにニコニコ。
この笑顔が見られるなら、自分の心を偽っても別にいいかなって。
真面目過ぎるから疲れちゃうのかもしれないけど、これがあたし。
こういう自分、きらいじゃないよ。
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