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執着旦那と愛の子作り&子育て編
え・・・叱られたい人?(困惑)③
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次に来るであろう人物は多忙であり、この屋敷に着くのは遅くなるのが想像できた。
そんな予測したシャリオンと違い、ガリウスは『もっと早く到着されると思いますが』なんて言うが、仕事はちゃんとしてもらいたい。
それを理解しているのか、・・・いや職務を優先するのは当然で、シャリオンが動けるようになっても突進してくることがなくて、安心ながら2人は昼食を取る。
つい先日もこんな風にゆっくりと過ごせていたのに、たった1日の出来事でこの時間の大切さが身に染みる。
傍にいられることに幸せを感じながらも、シャリオンのために気を使い子を見てくれているガリウスにシャリオンはせわしなく面倒を見ようとする。
それは、自室に着いても続けられる。
いつもは仕事の事ばかり考えているシャリオンに、ガリウスがあれこれと気を回してくれるのだが、それを習うようにシャリオンが率先して動いていた。
そんな中、立ち上がるガリウスにシャリオンは見上げた。
「どうかした?」
「いえ」
困った様にそう言うガリウスに不思議そうに見つめながら、ハッとした。
なんでもしてあげたいといく気持ちが先走っていたようだ。
「あ・・・、僕としたことが・・・。ごめん」
ガリウスだってトイレやその他のことにだって行くはずで。
思わずシャリオンは謝る。
こういう時ガリウスはスマートに対応してくれていて、シャリオンが欲しい時にそれを出してくれる。
ガリウスに対してシャリオンもそうありたいと思っていたのだ。
ガリウスが分かるのは当然である。
常にシャリオンを観察し、仕事以上にその行動を構想しているからであって、何もしないで分かるわけじゃない。
これまでのシャリオンを見てきた蓄積があるから、特に思案しなくてもわかることはシャリオンより多いかもしれない。
しかし、それはシャリオンがガリウスをそう言う相手として意識し始めたのは、結婚する少し前の事。
まだ1年ちょっとしかたっていないシャリオンと、10数年見続けているガリウスでは互いの理解度が違うのも当然だ。
それは、今シャリオンが表情を曇らせた理由も、ガリウスには分かってしまうほどに。
思慮足らなかったと反省するシャリオンに、首を横に振った。
「違いますよ。・・・窓を閉めようかと思いまして」
シャリオンはガリウスの視線の先を見ると、確かに空気を取り入れる程度に人が入れない高さの小窓が開けられていた。
そういうガリウスを今度こそソファーに座らせる。
その高さの窓を閉めるには、魔法が必要であるからだ。
「僕が閉めるよ」
そういうと、ガリウスは苦笑を浮かべる。
今度こそ戻ってくるとガリウスを覗き込んだ。
「あまり無理はしては駄目だって言っているでしょう?」
「えぇ。大丈夫です。それに朝からずっとシャリオンがしてくれているでしょう?」
動くなと言う事ではないのだが、シャリオンにあれこれ理由をつけて動かせないようにしていたのはガリウスだ。
シャリオンはジト目でガリウスを見ると、苦笑を浮かべている。
「絶対に分かってないよ」
「そんなことはないですよ?
それにあれくらいは無理したことにはなりません。
それに・・・ただ私も困ってるのです」
「え。何を?」
それが何か探るように視線を向けるが、嬉しそうにほほ笑むだけだ。
言いずらいのだろうか。
「ガリウスは僕よりも沢山魔力があるけど、今まで通りに動いては駄目でしょう?
今は僕がいるんだから、僕に言えばいい。
僕の立場を気にしているのなら、気にしなくていい。
それで何が欲しいの?」
立ちあがろうとしたガリウスをソファーに押し戻したのだが、ガリウスは首を横に振った。
「子達は特に今はおとなしいものですよ。
・・・あなたに触れたい以外は特にありません」
その視線は意味ありげに色を含んでいた。
なんだか騙されているような気がするけれども、その気持ちは分かる。
子を宿していると特に強く感じてしまうのだ。
そろりと見上げた視線に、ガリウスも絡めてくる。
「っ・・・キス、・・・する?」
恥ずかしそうに頬を染めながら言えば、嬉しそうに目を細めコクリと頷くガリウス。
ひととおり満足したのか、唇を離すのだが。
その瞬間ガリウスが名残惜し気にしていた気持ちが良くわかる。
シャリオンもその気持ちと味わいながらガリウスの瞳を覗き込んだ。
最後に一つだけ熱い口づけを交わし、ガリウスの首筋で呼吸をと整えていると、そっと声を掛けられた。
「貴方は寒くありませんか」
「僕・・・?・・・ちょっと寒い気もするけど」
『大丈夫』だと言おうしたらガリウスが指をピッとたてて呪文を唱えると、その扉はパタンと閉じてしまった。
「貴方が魔力をくれたので、大丈夫です」
視線で抗議するよりお早く、そうされてしまっては何も言えない。
けれど思わず呆れた目で見てしまう。
確かにシャリオンは子を宿した後、数日体調を崩したことがあって、その日から過保護になったような気がしていたが。
今のシャリオンは以前と変わりないわけで全く元気だ。
相変わらず甘やかしてくるガリウスに嬉しさを感じつつも、拗ねてしまう。
「・・・なら、もっと吸ってくれてもいいんじゃない?」
「・・・、」
そういうと、ガリウスは驚いたようにしつつも嬉しそうに唇を重ねる。
そんな風に可愛らしくガリウスに魔力を送ろうとするシャリオン。
逆になっても思いは同じだ。
子のため。
そして、ガリウスの為。
もしかしたら、ガリウスの為と言うのが今は多いかもしれないが許して欲しい。
そんなことを思いながらも2人で居るとノックが響いた。
・・・・
・・・
・・
・
それは来客の知らせで、幾分早いとは思ったのだが、ある意味思ってもみない人物だった。
「シャリオンッ!!」
「父様・・・!」
部屋に迎え入れる1分程前に聞いたシャリオンは驚いていた。
領地にいるはずのシャーリーが来るとは思ってなかったのだ。
思わず立ち上がったシャリオンはシャーリーに駆け寄られ抱きしめられた。
「・・・、・・・良かった。帰ってきてくれて」
感極まって涙声になるシャーリーはシャリオンを抱きしめながら体が震わせている。
シャリオンもその背中に腕を回すと、よりぎゅうっと強く抱きしめられた。
その力強さはシャリオンが思っていた以上に心配をかけてしまったようだ。
前回、すべてが終わってから知らされたシャーリーは、そのことでレオンに次は絶対に連絡してほしいと言っていた為、今回はすぐにシャーリーに知らされていたのである。
それからすぐに駆けつけたがシャリオンの体調を見て、漸く今日会う事が出来た。
ずっと心配してくれていたのだろう。
シャリオンを抱きしめながら小刻みに震えているのが分かる。
「父様・・・。ご心配をおかけして申し訳ありません」
「貴方が謝ることはないでしょうっ・・・私が!・・・いけないのですっ」
いつも笑顔を絶やさない親にこんなに涙を流させてしまったことに、罪悪感を感じて謝罪が口に出てしまった。
落ち着くのを待っていると、シャーリーから消え入りそうな小さな声で囁かれた聞こえた。
「あなたが助かった後にでも・・・子供たちだけ還したという話を・・・、聞いた時、・・・本当に変わりたかった」
「・・・、・・・父様」
その気持ちもわからないでもない。
シャリオンもアシュリーやガリオンがそんな状況になったとしたら、どんなに危ない場所でも迷わないと思う。
親であるシャーリーだって同じ様に掴まっていたら、シャリオンは助け出そうとするだろう。
しかし安直に自分を助けに来てほしくはない。
「僕も父様が同じように捕えられたら、そうすると思います」
その気持ちは勿論嬉しいが、父であるシャーリーを危険な目に合わせられるわけがない。
そんな気持ちを込めて言ったのだが、そう言った途端火が付いたように怒り始めた。
シャーリーは抱きしめていた腕をほどいたかと思うと、腕を掴むとシャリオンの顔を覗き込み厳しい目で見てくる。
「っ!?駄目!!っ・・・シャリオンは旦那様のところから離れては駄目!」
「!・・・と、父様」
殆ど笑顔しか見せたことがないシャーリーが
「その様なことはさせません」
「っ・・・ガリウス」
ずっと隣にいたというのに、息子に夢中になっていて気づいてなかったらしいシャーリーは義理息子にハッとして、涙に濡れた顔をそむけた。
シャリオンはそんな父にハンカチを渡すと、涙を拭いながらガリウスを見上げた。
「貴方が・・・犠牲になることも認めません」
そして、シャリオンの肩を抱き寄せて、ガリウスを見つめるシャーリー。
「シャリオンの伴侶なのです。貴方をなくしたら、・・・シャリオンは」
再び涙をためるシャーリーにガリウスは首を横に振る。
「気を落ち着けてください」
そして安心させる微笑みを浮かべた。
不安で一杯になっているシャーリーに優しく問いかけるガリウスを見ながらシャリオンは心強さを感じていた。
そんな予測したシャリオンと違い、ガリウスは『もっと早く到着されると思いますが』なんて言うが、仕事はちゃんとしてもらいたい。
それを理解しているのか、・・・いや職務を優先するのは当然で、シャリオンが動けるようになっても突進してくることがなくて、安心ながら2人は昼食を取る。
つい先日もこんな風にゆっくりと過ごせていたのに、たった1日の出来事でこの時間の大切さが身に染みる。
傍にいられることに幸せを感じながらも、シャリオンのために気を使い子を見てくれているガリウスにシャリオンはせわしなく面倒を見ようとする。
それは、自室に着いても続けられる。
いつもは仕事の事ばかり考えているシャリオンに、ガリウスがあれこれと気を回してくれるのだが、それを習うようにシャリオンが率先して動いていた。
そんな中、立ち上がるガリウスにシャリオンは見上げた。
「どうかした?」
「いえ」
困った様にそう言うガリウスに不思議そうに見つめながら、ハッとした。
なんでもしてあげたいといく気持ちが先走っていたようだ。
「あ・・・、僕としたことが・・・。ごめん」
ガリウスだってトイレやその他のことにだって行くはずで。
思わずシャリオンは謝る。
こういう時ガリウスはスマートに対応してくれていて、シャリオンが欲しい時にそれを出してくれる。
ガリウスに対してシャリオンもそうありたいと思っていたのだ。
ガリウスが分かるのは当然である。
常にシャリオンを観察し、仕事以上にその行動を構想しているからであって、何もしないで分かるわけじゃない。
これまでのシャリオンを見てきた蓄積があるから、特に思案しなくてもわかることはシャリオンより多いかもしれない。
しかし、それはシャリオンがガリウスをそう言う相手として意識し始めたのは、結婚する少し前の事。
まだ1年ちょっとしかたっていないシャリオンと、10数年見続けているガリウスでは互いの理解度が違うのも当然だ。
それは、今シャリオンが表情を曇らせた理由も、ガリウスには分かってしまうほどに。
思慮足らなかったと反省するシャリオンに、首を横に振った。
「違いますよ。・・・窓を閉めようかと思いまして」
シャリオンはガリウスの視線の先を見ると、確かに空気を取り入れる程度に人が入れない高さの小窓が開けられていた。
そういうガリウスを今度こそソファーに座らせる。
その高さの窓を閉めるには、魔法が必要であるからだ。
「僕が閉めるよ」
そういうと、ガリウスは苦笑を浮かべる。
今度こそ戻ってくるとガリウスを覗き込んだ。
「あまり無理はしては駄目だって言っているでしょう?」
「えぇ。大丈夫です。それに朝からずっとシャリオンがしてくれているでしょう?」
動くなと言う事ではないのだが、シャリオンにあれこれ理由をつけて動かせないようにしていたのはガリウスだ。
シャリオンはジト目でガリウスを見ると、苦笑を浮かべている。
「絶対に分かってないよ」
「そんなことはないですよ?
それにあれくらいは無理したことにはなりません。
それに・・・ただ私も困ってるのです」
「え。何を?」
それが何か探るように視線を向けるが、嬉しそうにほほ笑むだけだ。
言いずらいのだろうか。
「ガリウスは僕よりも沢山魔力があるけど、今まで通りに動いては駄目でしょう?
今は僕がいるんだから、僕に言えばいい。
僕の立場を気にしているのなら、気にしなくていい。
それで何が欲しいの?」
立ちあがろうとしたガリウスをソファーに押し戻したのだが、ガリウスは首を横に振った。
「子達は特に今はおとなしいものですよ。
・・・あなたに触れたい以外は特にありません」
その視線は意味ありげに色を含んでいた。
なんだか騙されているような気がするけれども、その気持ちは分かる。
子を宿していると特に強く感じてしまうのだ。
そろりと見上げた視線に、ガリウスも絡めてくる。
「っ・・・キス、・・・する?」
恥ずかしそうに頬を染めながら言えば、嬉しそうに目を細めコクリと頷くガリウス。
ひととおり満足したのか、唇を離すのだが。
その瞬間ガリウスが名残惜し気にしていた気持ちが良くわかる。
シャリオンもその気持ちと味わいながらガリウスの瞳を覗き込んだ。
最後に一つだけ熱い口づけを交わし、ガリウスの首筋で呼吸をと整えていると、そっと声を掛けられた。
「貴方は寒くありませんか」
「僕・・・?・・・ちょっと寒い気もするけど」
『大丈夫』だと言おうしたらガリウスが指をピッとたてて呪文を唱えると、その扉はパタンと閉じてしまった。
「貴方が魔力をくれたので、大丈夫です」
視線で抗議するよりお早く、そうされてしまっては何も言えない。
けれど思わず呆れた目で見てしまう。
確かにシャリオンは子を宿した後、数日体調を崩したことがあって、その日から過保護になったような気がしていたが。
今のシャリオンは以前と変わりないわけで全く元気だ。
相変わらず甘やかしてくるガリウスに嬉しさを感じつつも、拗ねてしまう。
「・・・なら、もっと吸ってくれてもいいんじゃない?」
「・・・、」
そういうと、ガリウスは驚いたようにしつつも嬉しそうに唇を重ねる。
そんな風に可愛らしくガリウスに魔力を送ろうとするシャリオン。
逆になっても思いは同じだ。
子のため。
そして、ガリウスの為。
もしかしたら、ガリウスの為と言うのが今は多いかもしれないが許して欲しい。
そんなことを思いながらも2人で居るとノックが響いた。
・・・・
・・・
・・
・
それは来客の知らせで、幾分早いとは思ったのだが、ある意味思ってもみない人物だった。
「シャリオンッ!!」
「父様・・・!」
部屋に迎え入れる1分程前に聞いたシャリオンは驚いていた。
領地にいるはずのシャーリーが来るとは思ってなかったのだ。
思わず立ち上がったシャリオンはシャーリーに駆け寄られ抱きしめられた。
「・・・、・・・良かった。帰ってきてくれて」
感極まって涙声になるシャーリーはシャリオンを抱きしめながら体が震わせている。
シャリオンもその背中に腕を回すと、よりぎゅうっと強く抱きしめられた。
その力強さはシャリオンが思っていた以上に心配をかけてしまったようだ。
前回、すべてが終わってから知らされたシャーリーは、そのことでレオンに次は絶対に連絡してほしいと言っていた為、今回はすぐにシャーリーに知らされていたのである。
それからすぐに駆けつけたがシャリオンの体調を見て、漸く今日会う事が出来た。
ずっと心配してくれていたのだろう。
シャリオンを抱きしめながら小刻みに震えているのが分かる。
「父様・・・。ご心配をおかけして申し訳ありません」
「貴方が謝ることはないでしょうっ・・・私が!・・・いけないのですっ」
いつも笑顔を絶やさない親にこんなに涙を流させてしまったことに、罪悪感を感じて謝罪が口に出てしまった。
落ち着くのを待っていると、シャーリーから消え入りそうな小さな声で囁かれた聞こえた。
「あなたが助かった後にでも・・・子供たちだけ還したという話を・・・、聞いた時、・・・本当に変わりたかった」
「・・・、・・・父様」
その気持ちもわからないでもない。
シャリオンもアシュリーやガリオンがそんな状況になったとしたら、どんなに危ない場所でも迷わないと思う。
親であるシャーリーだって同じ様に掴まっていたら、シャリオンは助け出そうとするだろう。
しかし安直に自分を助けに来てほしくはない。
「僕も父様が同じように捕えられたら、そうすると思います」
その気持ちは勿論嬉しいが、父であるシャーリーを危険な目に合わせられるわけがない。
そんな気持ちを込めて言ったのだが、そう言った途端火が付いたように怒り始めた。
シャーリーは抱きしめていた腕をほどいたかと思うと、腕を掴むとシャリオンの顔を覗き込み厳しい目で見てくる。
「っ!?駄目!!っ・・・シャリオンは旦那様のところから離れては駄目!」
「!・・・と、父様」
殆ど笑顔しか見せたことがないシャーリーが
「その様なことはさせません」
「っ・・・ガリウス」
ずっと隣にいたというのに、息子に夢中になっていて気づいてなかったらしいシャーリーは義理息子にハッとして、涙に濡れた顔をそむけた。
シャリオンはそんな父にハンカチを渡すと、涙を拭いながらガリウスを見上げた。
「貴方が・・・犠牲になることも認めません」
そして、シャリオンの肩を抱き寄せて、ガリウスを見つめるシャーリー。
「シャリオンの伴侶なのです。貴方をなくしたら、・・・シャリオンは」
再び涙をためるシャーリーにガリウスは首を横に振る。
「気を落ち着けてください」
そして安心させる微笑みを浮かべた。
不安で一杯になっているシャーリーに優しく問いかけるガリウスを見ながらシャリオンは心強さを感じていた。
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