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第18章 未来
第113話 卒業、そして
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真ん中の男がマーシュからジャックに変わった事が発覚して数日後······。
「お「兄ちゃん、お姉ちゃん、卒業おめでとう!」」「「ありがとう!」」
兄ちゃん達の養成学校卒業式が行われた夜、最初に4人で食事をした宿屋の食堂で、僕達だけでのお祝いパーティーを行った。
もちろん昼間には学校主催の卒業パーティーが開かれたのだけど、兄ちゃんもお姉ちゃんもそこではあまり飲食しなかったとの事だ。この時に備えて······。
「だけどここまで本当に長かったよね。あのトロル襲撃を阻止した夜に養成学校に行くって決めてから」
「ホントにそうだな。あの時3人で養成学校に行って騎士団に入るって決めてから3年以上経つんだからな」
「でもお兄ちゃんは試験無しで卒業が決まるなんて、本当に凄いよ!」「それは皆のお陰だからだよ」
先のダークエルフ達との戦いでの功績と、それまでの成績を鑑みてジルコニー校長先生を始め、担当教師が推薦してくれた事もあって兄ちゃんは何と卒業試験を受けずに卒業が決まり、かつ騎士団入団が決まったのだ。
「それに、俺達の目的は騎士団に入る事じゃねぇだろ?」「「えっ?」」
「騎士団に入って魔王軍との決戦の場に立ち会い、レックスを死なせないようにする事だろ?」「兄ちゃん」「そうだったね」
「それと、魔王軍を倒しても俺は騎士団に残って活動し続けるつもりでいるしな」「え? どうして?」僕が尋ねたら、「もちろん」と言ったところで隣にいたお姉ちゃんを見ながら「この国と愛する人をいつまでも守り続けていくためにさ」と答えた。
それを聞いてお姉ちゃんは「アッシュ」と言いながら顔を赤らめた。
「そうだね。そういう理由なら騎士団の仕事はもってこいだね」「そうよね」僕もアリスも同意したのだった。
「とにかくお前らも後1年頑張って勉強して、早くこっちに来いよ。ただし、ジャックや他の2人には注意してな」「うん、分かったよ」
「もし何か困った事があったら、アッシュとはなかなか会えないかもしれないけど、私とは孤児院で会えるかもしれないし家を訪ねてもらえば会えるから、いつでも相談しに来てね」「うん、ありがとう。お姉ちゃん」
「孤児院て言ったら、まさかあのコリーが養成学校に入学したいって言い出したのには驚いたわね」「そうだよね」
コリーとは今の孤児院にいる子供達の中で最年長の子だ。それだけに最初の頃は皆を率いていたずらなどを率先してやっていたのが、お姉ちゃんが孤児院に通い出してからは大人しくなり、先日神父様から「来年養成学校の入学試験を受けたいと本人から言われまして」と聞いた時には皆で驚き、凄い変わりようだと思ったのだ。
「でも、コリー君なら試験は合格出来るかもしれないわよ。最近私に勉強を教えてって頼んできたぐらいだから」「なら、来年が楽しみだね」「うん!」などと会話をして楽しい時間を過ごした。
パーティーもお開きにして食堂を出て寄宿舎に帰っている道中、お姉ちゃんは何故か僕達3人よりやや後方を歩いていた。そして突然涙を流し出したのだった。
その時兄ちゃんがお姉ちゃんのいない事に気付いて、振り返って涙を流しているお姉ちゃんを見て、「お、おいメリッサ! 何突然泣き出してるんだよ?」と言って僕とアリスも後ろを振り返った。
「ごめんなさい。本当に皆と出会えて良かったって思って。もし皆と出会ってなかったらどうなってたんだろうって思っちゃって」
「メリッサ」「「お姉ちゃん」」
「それと、これはレックス君が一度本当に死んだ事で出来た出会いだって思ったら、その感謝と罪悪感から自然と涙が出てきちゃったの」「お姉ちゃん」僕がそう言ったらお姉ちゃんは僕に近付いてきた。
「レックス君」そう言って僕を抱き締め、「私を皆と引き合わせてくれて、本当にありがとう」と言った。
僕も「うん」と言って顔をお姉ちゃんの胸にうずめ、暫くそのままの状態でいて兄ちゃんとアリスもそんな僕らを優しい眼差しで見守り続けたのだった······。
こうして、兄ちゃんとお姉ちゃんの養成学校生活は幕を閉じた。
兄ちゃんとお姉ちゃんの卒業お祝いパーティーを行った翌日、ベアーズと買い物をするために街を歩きながら先日見た映像の事を振り返っていた。
(だけど、本当に何で中央の男がジャックに変わったんだろう? それと、皆には言わなかったけど3枚目に映し出された2人の後ろ姿)3枚目に映し出された男女1人ずつ2人の姿を思い出し、(男の方は恐らく僕だと思うけど、女の方は誰なんだろう?)
顔は見えなかったが、髪はほぼ真っ白でかなりボリュームがあったのでアリスでもお姉ちゃんでも無い事は確かだ。
(いずれにしろ、今後はジャックに気を付けつつあの3つの物を探し出し、そしてあの女の人の正体を見つける必要が出てきたという事だ!)そう心の中で決意したところで突然ベアーズが何かに反応して急に走りだした。
「あ、おい! ベアーズ!」僕もベアーズの後を追うように走りだした。
ベアーズが向かった方向の少し先の路地裏では現在、女性2人が街のチンピラ2人に襲われていて、女性の1人はすでに気絶していた。
「きゃあ!!」もう1人が2人に追い込まれ、今にも何かをされようと迫られていた。
「イ、イヤ、やめて。来ないで!」「叫んだりしたって誰も来ないよ」「大人しく諦めるんだな」と言って1人が女性の服に手を掛けた直後、ガブッ!
「っ! 痛ってぇーー!!」ベアーズが手を掛けた男の足に噛み付いた。そのためその男は悲鳴をあげて手を離した。
直後に僕がその場所に辿り着いて、「何やってるんだ! お前達」と叫んだ。
「なんだ、テメェは?」「邪魔すんじゃねぇ!」と言って2人はナイフを持ち出して僕に向かって来た。
しかし僕は軽く2人の攻撃をかわして死なない程度の力で腹に攻撃を食らわせた。
流石に効いたみたいで2人ともその場に崩れ落ちた。そんな2人の1人にベアーズが近付き、大きく口を開けたところで恐ろしさからその場を逃げ出した。
逃げてくのを確認したところで意識のある人の方に近付いて「大丈夫ですか?」と声を掛けた。
「ハ、ハイ。私は大丈夫です」「良かった」と言ってもう1人の気絶している女性の方に近寄った。
ただ気絶しているだけのようで、ベアーズが足の方を舐めていたら反応した。
「こっちの人も大丈夫みたいです。多分もう時期意識を戻すと思います」「良かった」そう聞いて先ほどの人は安堵していた。
「この辺りは物騒な奴が多いですから、気を付けて下さい」「はい。ありがとうございました」
「じゃあ」と言ってその場を離れようとしたら、「あの、あなたのお名前は?」と聞かれたので「レックスって言います」と答えたら、「本当にありがとうございました、レックスさん。私は、ジェシーと言います」と名前を名乗った。
「それじゃあね、ジェシー」「はい、······また」そう彼女は呟いた。
僕がその場を離れてすぐに気絶していた女性が意識を戻し、「ハッ、ひ、姫様? 姫様!?」どうやらもう1人の女性を姫と叫んで探していた。
「私なら大丈夫です」すぐ近くにいたジェシーが彼女に声を掛けた。
「ひ、姫様! よ、良かった。あ、あの男達は?」「通りすがりの方に助けてもらいましたので、大丈夫です」
「そうでしたか。そのお方は?」「もう去って行かれましたが、また会える事になると思います」そう、あの方が連れていた子グマはきっと······。
「そうですか。とにもかくにも、もうお城へお戻りになりましょう」「分かりました」と言って2人はお城ーーサンドリア城ーーへ戻って行った。
戻る途中にジェシーはレックスが去った方を振り返り、(また新学期に養成学校でお会いしましょう。レックス、さん)と心の中で呟いた。
このジェシーとの遭遇も僕の運命を大きく変えることとなった事に、当然僕はこの時まだ気付いてもいなかった。
運命の魔王軍との決戦の日まで、後1年。
「お「兄ちゃん、お姉ちゃん、卒業おめでとう!」」「「ありがとう!」」
兄ちゃん達の養成学校卒業式が行われた夜、最初に4人で食事をした宿屋の食堂で、僕達だけでのお祝いパーティーを行った。
もちろん昼間には学校主催の卒業パーティーが開かれたのだけど、兄ちゃんもお姉ちゃんもそこではあまり飲食しなかったとの事だ。この時に備えて······。
「だけどここまで本当に長かったよね。あのトロル襲撃を阻止した夜に養成学校に行くって決めてから」
「ホントにそうだな。あの時3人で養成学校に行って騎士団に入るって決めてから3年以上経つんだからな」
「でもお兄ちゃんは試験無しで卒業が決まるなんて、本当に凄いよ!」「それは皆のお陰だからだよ」
先のダークエルフ達との戦いでの功績と、それまでの成績を鑑みてジルコニー校長先生を始め、担当教師が推薦してくれた事もあって兄ちゃんは何と卒業試験を受けずに卒業が決まり、かつ騎士団入団が決まったのだ。
「それに、俺達の目的は騎士団に入る事じゃねぇだろ?」「「えっ?」」
「騎士団に入って魔王軍との決戦の場に立ち会い、レックスを死なせないようにする事だろ?」「兄ちゃん」「そうだったね」
「それと、魔王軍を倒しても俺は騎士団に残って活動し続けるつもりでいるしな」「え? どうして?」僕が尋ねたら、「もちろん」と言ったところで隣にいたお姉ちゃんを見ながら「この国と愛する人をいつまでも守り続けていくためにさ」と答えた。
それを聞いてお姉ちゃんは「アッシュ」と言いながら顔を赤らめた。
「そうだね。そういう理由なら騎士団の仕事はもってこいだね」「そうよね」僕もアリスも同意したのだった。
「とにかくお前らも後1年頑張って勉強して、早くこっちに来いよ。ただし、ジャックや他の2人には注意してな」「うん、分かったよ」
「もし何か困った事があったら、アッシュとはなかなか会えないかもしれないけど、私とは孤児院で会えるかもしれないし家を訪ねてもらえば会えるから、いつでも相談しに来てね」「うん、ありがとう。お姉ちゃん」
「孤児院て言ったら、まさかあのコリーが養成学校に入学したいって言い出したのには驚いたわね」「そうだよね」
コリーとは今の孤児院にいる子供達の中で最年長の子だ。それだけに最初の頃は皆を率いていたずらなどを率先してやっていたのが、お姉ちゃんが孤児院に通い出してからは大人しくなり、先日神父様から「来年養成学校の入学試験を受けたいと本人から言われまして」と聞いた時には皆で驚き、凄い変わりようだと思ったのだ。
「でも、コリー君なら試験は合格出来るかもしれないわよ。最近私に勉強を教えてって頼んできたぐらいだから」「なら、来年が楽しみだね」「うん!」などと会話をして楽しい時間を過ごした。
パーティーもお開きにして食堂を出て寄宿舎に帰っている道中、お姉ちゃんは何故か僕達3人よりやや後方を歩いていた。そして突然涙を流し出したのだった。
その時兄ちゃんがお姉ちゃんのいない事に気付いて、振り返って涙を流しているお姉ちゃんを見て、「お、おいメリッサ! 何突然泣き出してるんだよ?」と言って僕とアリスも後ろを振り返った。
「ごめんなさい。本当に皆と出会えて良かったって思って。もし皆と出会ってなかったらどうなってたんだろうって思っちゃって」
「メリッサ」「「お姉ちゃん」」
「それと、これはレックス君が一度本当に死んだ事で出来た出会いだって思ったら、その感謝と罪悪感から自然と涙が出てきちゃったの」「お姉ちゃん」僕がそう言ったらお姉ちゃんは僕に近付いてきた。
「レックス君」そう言って僕を抱き締め、「私を皆と引き合わせてくれて、本当にありがとう」と言った。
僕も「うん」と言って顔をお姉ちゃんの胸にうずめ、暫くそのままの状態でいて兄ちゃんとアリスもそんな僕らを優しい眼差しで見守り続けたのだった······。
こうして、兄ちゃんとお姉ちゃんの養成学校生活は幕を閉じた。
兄ちゃんとお姉ちゃんの卒業お祝いパーティーを行った翌日、ベアーズと買い物をするために街を歩きながら先日見た映像の事を振り返っていた。
(だけど、本当に何で中央の男がジャックに変わったんだろう? それと、皆には言わなかったけど3枚目に映し出された2人の後ろ姿)3枚目に映し出された男女1人ずつ2人の姿を思い出し、(男の方は恐らく僕だと思うけど、女の方は誰なんだろう?)
顔は見えなかったが、髪はほぼ真っ白でかなりボリュームがあったのでアリスでもお姉ちゃんでも無い事は確かだ。
(いずれにしろ、今後はジャックに気を付けつつあの3つの物を探し出し、そしてあの女の人の正体を見つける必要が出てきたという事だ!)そう心の中で決意したところで突然ベアーズが何かに反応して急に走りだした。
「あ、おい! ベアーズ!」僕もベアーズの後を追うように走りだした。
ベアーズが向かった方向の少し先の路地裏では現在、女性2人が街のチンピラ2人に襲われていて、女性の1人はすでに気絶していた。
「きゃあ!!」もう1人が2人に追い込まれ、今にも何かをされようと迫られていた。
「イ、イヤ、やめて。来ないで!」「叫んだりしたって誰も来ないよ」「大人しく諦めるんだな」と言って1人が女性の服に手を掛けた直後、ガブッ!
「っ! 痛ってぇーー!!」ベアーズが手を掛けた男の足に噛み付いた。そのためその男は悲鳴をあげて手を離した。
直後に僕がその場所に辿り着いて、「何やってるんだ! お前達」と叫んだ。
「なんだ、テメェは?」「邪魔すんじゃねぇ!」と言って2人はナイフを持ち出して僕に向かって来た。
しかし僕は軽く2人の攻撃をかわして死なない程度の力で腹に攻撃を食らわせた。
流石に効いたみたいで2人ともその場に崩れ落ちた。そんな2人の1人にベアーズが近付き、大きく口を開けたところで恐ろしさからその場を逃げ出した。
逃げてくのを確認したところで意識のある人の方に近付いて「大丈夫ですか?」と声を掛けた。
「ハ、ハイ。私は大丈夫です」「良かった」と言ってもう1人の気絶している女性の方に近寄った。
ただ気絶しているだけのようで、ベアーズが足の方を舐めていたら反応した。
「こっちの人も大丈夫みたいです。多分もう時期意識を戻すと思います」「良かった」そう聞いて先ほどの人は安堵していた。
「この辺りは物騒な奴が多いですから、気を付けて下さい」「はい。ありがとうございました」
「じゃあ」と言ってその場を離れようとしたら、「あの、あなたのお名前は?」と聞かれたので「レックスって言います」と答えたら、「本当にありがとうございました、レックスさん。私は、ジェシーと言います」と名前を名乗った。
「それじゃあね、ジェシー」「はい、······また」そう彼女は呟いた。
僕がその場を離れてすぐに気絶していた女性が意識を戻し、「ハッ、ひ、姫様? 姫様!?」どうやらもう1人の女性を姫と叫んで探していた。
「私なら大丈夫です」すぐ近くにいたジェシーが彼女に声を掛けた。
「ひ、姫様! よ、良かった。あ、あの男達は?」「通りすがりの方に助けてもらいましたので、大丈夫です」
「そうでしたか。そのお方は?」「もう去って行かれましたが、また会える事になると思います」そう、あの方が連れていた子グマはきっと······。
「そうですか。とにもかくにも、もうお城へお戻りになりましょう」「分かりました」と言って2人はお城ーーサンドリア城ーーへ戻って行った。
戻る途中にジェシーはレックスが去った方を振り返り、(また新学期に養成学校でお会いしましょう。レックス、さん)と心の中で呟いた。
このジェシーとの遭遇も僕の運命を大きく変えることとなった事に、当然僕はこの時まだ気付いてもいなかった。
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