(R18) 悪役令嬢なんて御免です！

魔国編

39 終わりと始まり

リオンから私が眠っていた間の話を聞き…涙が零れた

また会おうと約束したミール様が世界樹の一部となって消えてしまったこと、カイルやキール様、サキが別れの言葉も話せず向こうの世界に戻ってしまったこと
いつ目覚めるか分からない私をずっと側で護り支え側にいてくれたセバスさんとリオンの愛しさに胸が締め付けられ涙が零れていった

「リアが寝ているときに全てが終わり、悲しい思いをさせてすまない」
「リオンが悪いわけではないわ…それに、あえなくても連絡できるようにキール様も頑張ってくれるのでしょ?」
「そう言っていた」
「それなら私もタイクロノスや四神とかに方法がないか聞いて私達の世界からでも繋げれるように頑張るわ」
「そうだな」

そう涙を溢しながらリオンに微笑み次にやることを決めた私をリオンは抱きしめ額から始め次々と顔中にキスの雨を落とし、最後に唇へと落とすと今までのものを取り戻すかのように深く段々と激しくなっていった
口づけに意識を取られ夢中になり腰から下の力からが入らなくなった頃、「ギシッ」と音がたち私の背中は少し前まで眠っていたベットの上へと移動していた






あれから私達は世界樹と共に生き護り人として長い時を生きた
キール様とセバスさんや精霊、四神の力も借り世界樹を通し会話をする事ができるようになった

サキからキール様にプロポーズされ共に生きていくことに決めた事を知らされたときは、凄く喜びリオンに呆れられた事はサキには内緒にした


暖かく穏やかな風に吹かれて木々が歌を奏で木漏れ日が溢れるこの場所で……

今一度私達は二人で夢の中へと瞼を降ろした




































この作品を読んでくださった皆様有難うございました

最後の最後で投稿設定を忘れてしまいつい先程まで投稿しわすれていた事…
深く反省し謝罪申し上げます

この作品はこれにて完結させていただきます
またこの作品と共にもう一つの作品も途中ではありますが完結とさせていただきます
誠に勝手ながら、長き間愛読していただきありがとうございましたm(_ _)m

皆様のご自愛をお祈りしながら休ませていただきます


気が向きましたら新たな作品を書いていこうと思っております
その時はぜひよろしくお願い致しますm(_ _)m