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囚愛《雅side》
囚愛《雅side》4
しおりを挟む「雅様、お先にシャワーを」
「俺ダンスで体疲れたんだよね。バスタブにお湯を溜めてゆっくりしたいからエリック先にいいよ」
「かしこまりました」
これは作戦である。
エリックのシャワータイム中に、部屋のエアコンを冷房から暖房に切り替え、MAXの32度にし、強風設定にする。
風呂上がりにこの部屋の暑さで、さすがにエリックも水分を欲するだろう。
ここでテリーから渡された媚薬の登場。
『ブラジルの知人から貰った媚薬です。100mlに対して2滴で効果は抜群だそうです。こちらをプレゼントしましょう』と言っていたどこで入手したのか不明な媚薬を仕込む。
エリックの飲みかけのミネラルウォーターの蓋を開け、これを5滴ほど垂らす。
そしてエリックの大好きなアールグレイをティーカップに注ぎ、それに2滴ほど媚薬を入れれば準備完了。
―…エリック性欲が無いっていってたし、もう1滴ずつ足そうかな。
うーん…失敗したら嫌だから、もう少しだけ足そうかな。
…結局、全部使ってしまった。
もう最後は料理に塩を振るみたいに小刻みに入れすぎて、何滴入れたか分からなくなってたけど。
まぁ…どうなるか分からないし、本当に効き目があるか分からないしいっか。
「雅様、湯船張っておきました…なんですかこの部屋の異常な暑さは」
「なんか暖房になってたっぽい。じゃ、俺ゆっくり湯船浸かるから。あ、アールグレイ淹れといたよ」
「ありがとうございます。ごゆっくり。…いったいなぜ暖房に…」
そう言いながらリモコンで温度を下げるエリック。
そう、これも作戦である。
あの部屋の異常な暑さでは、必ずエリックは水分を取るだろう。
そしてその媚薬が効いてくるまで俺はバスルームで優雅に湯船に浸かって待機。
ああこのあとエリックを抱くのか。
山田先生の勉強通り、今回は失敗しない。
エリックのヴァージンを奪う!
1時間ぐらいしてバスルームを出ると、部屋はもうひんやりしていた。
用意しておいたアールグレイは全て飲み干したようだった。
そして、冷蔵庫を開けてエリックの飲みかけのミネラルウォーターをチェック。
ほぼ入っていたはずだから、半分ぐらいは飲んでいたみたいだ。
「エリックの水もらうねー」
そう言って俺の仕込んだ媚薬が入ったエリックの飲みかけのミネラルウォーターを飲んだ。
「雅様…私はソファーで寝ます」
「んー、寝るだけだし一緒に寝ようよ」
ソファーに座っていたエリックの隣に座り、抱き締めて首筋にキスをした。
「はっ、ん…」
息を切らして、顔を赤らめて…
これは効いている?
そのまま隣のベッドの上にエリックを押し倒す。
「雅様―…なにを」
「どうしたのエリック?顔が赤いよ」
再びエリックの首筋に吸い付き、耳を舐め上げる。
「は…あっ…やめてください」
「練習相手になってくれるんでしょ?」
まぁ練習相手というよりは、エリックが本命だから本番なんだけど。
「何を言って―…んっ」
そう言って、深くキスをした。
「ん…は、あっ…みや…んっ」
息継ぎも出来ないほどの激しいキスをしながら、エリックの服を捲り乳首を弄る。
「んっ!」
固くなっている乳首を指で弄るだけで体をびくびくさせている。
そしてその手をエリックの股間へと移動させると、ズボンの上から硬くなっているのが分かった。
「感じてるんだねエリック。嬉しい」
そのズボンの中へと手を入れて、硬くなったエリックのモノを軽く扱いた。
なーんだ、ちゃんと勃起するじゃん。テリーの嘘つき。
「はっ、あっ!やっ…め…」
「うわ。すっごいヌルヌル」
感じてびくびくしているエリックのズボンを下げて、固くなったモノを取り出す。
そしてそれを口に含んだ。
「雅様っ!、アアッ!」
山田先生に教わったことを実践するときがきた。
亀頭は敏感なので、唾液などで沢山濡らしてから愛撫をする。
舐める力が強ければ気持ちが良いというわけではなく、優しく愛撫するのもポイント。
亀頭フェラは、歯が当らないように舌を尖らせて舐めたり、逆に亀頭全体を口内に含みながら、舌を動かす。
また、全体を咥えて、中で舌をぐるぐる回すように舐めてあげる。
「待っ―…みや、び様!…アッ、あっ、は―…おか、しくなる!あっ、あ…―っ!!!」
軽く亀頭を攻めただけで、エリックは俺の口の中で果てた。
俺はそれを飲み込み、息を切らしているエリックを見下ろし舌なめずりをして言った。
「ごちそうさま」
「雅様…はぁ…もう、満足ですか?寝ま―…」
「何言ってるの?もう硬くしてるくせに。まだまだこれからだよ」
そして亀頭からカリまでを口内に含み、カリのくぼみを舌を大きく回しながら丁寧に刺激をする。
亀頭と一緒に吸い上げたり、舌を使ってチロチロと舐め回す。
「アアッ、あ、は―…アッ」
フェラだけでこんなにも体をビクビクさせて。
上下にスライドさせる時カリを唇に引っ掛ける様にしてみると、エリックは更に体を仰け反らせる。
「はうっ…うっ―…あ、あっ…また、おかしく…―っ!!!」
そして再び俺の口の中に精液を出した。
「嬉しいよエリック。こんなに感じてくれるなんて」
「雅…様…はぁ…はぁ」
止まらない。
止まらない。
「明日の観光の時間まで抱き合おう」
もっともっと、
感じている顔を見たい。
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