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啓子が啓子を着る!
人形服(1)
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チズルからその人の形をした何かを手渡された。その手触りは大変気持ち良かった。でもなにか人間の皮膚のようにも見えた。
「啓子さん、お気づきだと思うけど、此処にいる三人は人形服によって人形になっているのよ。この人形服は自分では着たり脱いだりできないのよ」
いったい何のことを言っているのか分からなかった。そう思って触っているとナズサはもう一つ箱を持ってきた。その箱から取り出されたのは・・・人形の啓子と同じ顔をしたお面だった!
「?????」
わたしは意味不明の事をいってしまった。予備知識もないのにそんなものを見せられて驚かない方がおかしいといえた。
「驚かしてごめんね。あなたにやってもらいたいのは、あなたにわたくしの替え玉をやってもらいたいのよ! どうしても出席しないといけない式典があるのだけど難しいのよ。だからあなたにやってもらいたいのよ!」
人形の啓子はそういったけど、それってわたしも人形になれっというの? そういうようだった。
「これを着れっていうわけですか? どうして今なの?」
「あなたの身体の寸法は今測ってもらったけど、わたしくの身体と誤差があるのよ。どのぐらい補正すればいいのかを調べるのよ」
人形の啓子にそう言われたけど、それにしても人形に人形になれと言われるほど恐ろしいモノはないと思っているわたしがいた。
「啓子さん、お気づきだと思うけど、此処にいる三人は人形服によって人形になっているのよ。この人形服は自分では着たり脱いだりできないのよ」
いったい何のことを言っているのか分からなかった。そう思って触っているとナズサはもう一つ箱を持ってきた。その箱から取り出されたのは・・・人形の啓子と同じ顔をしたお面だった!
「?????」
わたしは意味不明の事をいってしまった。予備知識もないのにそんなものを見せられて驚かない方がおかしいといえた。
「驚かしてごめんね。あなたにやってもらいたいのは、あなたにわたくしの替え玉をやってもらいたいのよ! どうしても出席しないといけない式典があるのだけど難しいのよ。だからあなたにやってもらいたいのよ!」
人形の啓子はそういったけど、それってわたしも人形になれっというの? そういうようだった。
「これを着れっていうわけですか? どうして今なの?」
「あなたの身体の寸法は今測ってもらったけど、わたしくの身体と誤差があるのよ。どのぐらい補正すればいいのかを調べるのよ」
人形の啓子にそう言われたけど、それにしても人形に人形になれと言われるほど恐ろしいモノはないと思っているわたしがいた。
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