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かわいい聖女
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そんなジュリアン様に挨拶をして、なんでもないと首を振る。
そして、彼の後ろに付き従っている弟に気がついた。弟はまだ入学前だ。
「ラミレス、なぜあなたがここにいるの?」
「入学の手続きで確認事項があって、視察ついでに来たんだ。そしたら、ちょうどジュリアン様と会って、連れてきてもらったの。姉さんにも会いたかったし」
「そうだったの。って、毎日家で会ってるのに?」
「学校で会うのは違うでしょ? どんな姉さんだって見たいんだ」
「そう……」
ラミレスはなぜか重度のシスコンに成長していた。
幼いラミレスがかわいくて構い倒したのがいけなかったのかなぁ。
ラミレスを知っているジュリアン様と私はいつものかという反応だったけど、周りはドン引きだった。
もうすぐ新学期。
ラミレスが入学してくるのと一緒に聖女のセシルも三年生に編入してくる。
ゲームの始まりだ。
彼女を見たとき、この面子の反応はどうなんだろう。
特に、ジュリアン様の反応が怖い。
私なんか忘れて、セシルに夢中になっちゃうのかな。
……あり得る。
セシルは、綺麗なピンク色の髪の毛に、クリクリのチョコレートブラウンの瞳のとてもかわいらしい女の子だ。
スチルでは。
心持ちも美しく誰もに愛される明るい性格をしているらしい。
設定では。
私だって、美人と言われるけど、彼女のように手を差し伸べたくなる可憐さはない。
新学期が憂鬱だなぁ。
ランチのサンドイッチを食べながら、そっとため息をついた。
***
新学期になった。
案の定、私のクラスにはセシル・マクスウェルが編入してきた。
先生が直々に「慣れないだろうから、いろいろ教えてあげてくれないか」と彼女の面倒をみるように私に頼んできた。
なにも私に頼まなくっても……と思うものの、せっかく断罪ルートから遠ざかっている私の評判を落とすこともできず、「もちろんですわ」とにっこり微笑むことしかできなかった。
そして、リアルなセシルは超絶かわいかった。
小さな顔に大きな目、ピンクの唇。女の私でも守ってあげなくちゃと思わせるほど庇護欲を誘う愛らしい見た目だった。
中身も外見に負けず劣らずかわいらしくて、私が声をかけると、うれしそうに微笑み、「よろしくお願いします」と頭をペコリと下げた。
そのしぐさのかわいらしいこと!
胸がズキューンと撃ち抜かれた。
ダメだ……。
こんな子に会ったら、ジュリアン様もメロメロになるに決まっている。
そう思ったけど、食堂に案内するのも私の役目。
そして、一人で食べさせるわけにはいかないから、ジュリアン様といつも一緒に食べている席へと案内するしかなかった。
そして、彼の後ろに付き従っている弟に気がついた。弟はまだ入学前だ。
「ラミレス、なぜあなたがここにいるの?」
「入学の手続きで確認事項があって、視察ついでに来たんだ。そしたら、ちょうどジュリアン様と会って、連れてきてもらったの。姉さんにも会いたかったし」
「そうだったの。って、毎日家で会ってるのに?」
「学校で会うのは違うでしょ? どんな姉さんだって見たいんだ」
「そう……」
ラミレスはなぜか重度のシスコンに成長していた。
幼いラミレスがかわいくて構い倒したのがいけなかったのかなぁ。
ラミレスを知っているジュリアン様と私はいつものかという反応だったけど、周りはドン引きだった。
もうすぐ新学期。
ラミレスが入学してくるのと一緒に聖女のセシルも三年生に編入してくる。
ゲームの始まりだ。
彼女を見たとき、この面子の反応はどうなんだろう。
特に、ジュリアン様の反応が怖い。
私なんか忘れて、セシルに夢中になっちゃうのかな。
……あり得る。
セシルは、綺麗なピンク色の髪の毛に、クリクリのチョコレートブラウンの瞳のとてもかわいらしい女の子だ。
スチルでは。
心持ちも美しく誰もに愛される明るい性格をしているらしい。
設定では。
私だって、美人と言われるけど、彼女のように手を差し伸べたくなる可憐さはない。
新学期が憂鬱だなぁ。
ランチのサンドイッチを食べながら、そっとため息をついた。
***
新学期になった。
案の定、私のクラスにはセシル・マクスウェルが編入してきた。
先生が直々に「慣れないだろうから、いろいろ教えてあげてくれないか」と彼女の面倒をみるように私に頼んできた。
なにも私に頼まなくっても……と思うものの、せっかく断罪ルートから遠ざかっている私の評判を落とすこともできず、「もちろんですわ」とにっこり微笑むことしかできなかった。
そして、リアルなセシルは超絶かわいかった。
小さな顔に大きな目、ピンクの唇。女の私でも守ってあげなくちゃと思わせるほど庇護欲を誘う愛らしい見た目だった。
中身も外見に負けず劣らずかわいらしくて、私が声をかけると、うれしそうに微笑み、「よろしくお願いします」と頭をペコリと下げた。
そのしぐさのかわいらしいこと!
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ダメだ……。
こんな子に会ったら、ジュリアン様もメロメロになるに決まっている。
そう思ったけど、食堂に案内するのも私の役目。
そして、一人で食べさせるわけにはいかないから、ジュリアン様といつも一緒に食べている席へと案内するしかなかった。
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