光と影はいつも側に

mahiro

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帰って早々にジル君が仁王立ちで立っていたんだけど、何でかな。
こんなこと今までなかったんだけど。


「えーと、ただいま」


無言。
いや、何か言って欲しいかなぁ。


「……カルロスは何か言っていたか」


「陛下? 状況があまりにも都合が良すぎるとは言っていたけど、それ以外は特に言ってなかったよ」


「戻ってこいとか、城で暮らせとか言わなかったか」


「ううん。そんなことは言ってなかったけど」


「なら良い」


あれ、もしかしてそれが心配で俺が帰るの待っててくれたのかな。


「ジル君。心配しなくても俺はカルロス陛下やミワちゃんの所に行くつもりないよ」
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