パパLOVE

卯月青澄

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「悪かったな。助けに入ろうかと舞香と話してたんだけど、うちらが行ったら話がややこしくなると思ってやめたんだ」

「それで正解だよ」

「ゴメンね。それであの女子たちに何を言われたの?」

「三枝先輩とはどういう関係なのか聞かれた」

「それで何て答えたんだ?」

「友達でも何でもないけど埒が明かないから友達って言っといた」

「確かに友達とは言い難いものね」

舞香は私の頬を撫でながらそう言った。

「三枝の周りにはああいう熱狂的なファンがいるから気をつけろ」

詩美は私の肩を掴むと何度も揺さぶりながらそう言った。

「私、関係ないのにな」

「仕方ないよ。あの三枝先輩に毎日のように会いに来られてるんだから」

「いい迷惑だよ」

「そうだよね、わかるよ」

舞香はそう言うと、私の頭を抱き寄せると顔を胸に押し当てられた。

大きくて柔らかいおっぱいに包まれて気持ちよくなった。

羨ましいな。

何を食べたらこんなに大きいおっぱいになるんだろう?

舞香の家はお金持ちだから良いもの食べてるんだろうなぁ。

ママも決して大きいおっぱいとは言えないし、遺伝もあるのかな?


学校が終わると、そのままバイト先のファミレスに向かった。

更衣室で制服に着替えると、出勤までの時間を事務所で潰していた。

相変わらず店長はパソコンと向かい合って事務作業をしていた。

すると20歳でフリーターの大森さんが店長に話しかけていた。

またかと思った。

店長は大森さんの愚痴を黙って聞いてあげていた。

すると大森さんは次第にヒートアップしていき声を荒らげていた。

「はぁ」

私は聞こえないように小さくため息をついたあと、スマホで電話をかけながら事務所を出た。
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