26 / 183
第三章
第三話 帝王、ワシの元に戻って来い
しおりを挟む
「と言う訳で、フランスで行われる凱旋門賞に勝利することは、当時の日本の競馬界の歴史を大きく変える快挙と言うことになります。これまでの歴史の中で、凱旋門賞を2着で敗れた日本の名馬は、ナカヤマフェスタ、オルフェーヴル、そしてもう1頭いるのですが、誰でしょうか? 当ててもらいましょう。えーと」
『はい! はーい!』
「は、はい。では、ハルウララ」
『もちろん、この私! ハルウララです!』
俺の肩に後ろ足を乗せ、前脚を頭の上に置きながら、ハルウララは堂々と間違った答えを言う。
どうして、生前1勝もできなかった負け馬が、凱旋門賞で2着を取ることになるんだよ。いったいどんなパラレルワールドだ。
「きゃあああ! 堂々と間違った答えを言うハルウララちゃん可愛い!」
「寮に持って帰ってモフモフとしながら抱き締めたい!」
「良いなぁ、良いなぁ、私もハルウララのヌイグルミが欲しい」
しかし間抜けな解答は女子生徒の心を射止めたようで、彼女たちは黄色い声を上げた。
ハルウララは、再び俺との約束を破り、みんなの前で動いて話しかけた。最初は驚いたクラスメートも、ハルウララの気さくさと愛くるしさに惚れ、クラスの人気者へと成り上がっていたのだ。
「はい、はい。皆さんお静かにしてください。では、奇跡の名馬、代わりに答えてください」
ハルウララの尻拭いをさせられ、今度は俺が解答権を得てしまった。
俺かよ! 答え分かんねぇぞ! くそう、ハルウララが余計なことをしやがったせいで、俺に白羽の矢が立ってしまった。
思考を巡らし、答えを探すが、思い付く馬がいなかった。
「帝王『エ』だよ『エ』から始まる名馬だよ」
後の席からクロが小声でヒントを出してくれるも、エから始まる馬なんてたくさんいて絞り込めない。
「どうしました? 分からないのですか?」
担任教師が訝しむような眼差しを送ってくる。
お、落ち着け、取り敢えずエから始まる馬の名前を思い出すんだ。
エターナルタイム? エイシンロッキー? エクレシア? エアグルーヴ? ダメだ。数が多すぎる。『エ』だけでも、俺の記憶では120頭以上居るんだぞ!こんなの絞り込めるかよ!
「帝王、エルコンドルパサーだよ」
中々答えない俺を心配してか、クロが答えを教えてくれた。
すまない。助かった。
「エルコンドルパサーです」
「正解です。その他にも凱旋門賞を出走した馬は――」
俺の解答の後、担任教師は授業を続ける。
「クロ、助かったよ」
「もう、あれくらい分かってよね。凱旋門賞で2着だった馬なんて本当に限られているのだから」
彼女に礼を言うと、呆れられた感じで言葉を返された。
だって、海外のレースの知識ってあんまりないんだもの。
「邪魔させてもらうよ」
小さく息を吐いていると、突然扉が開いて男が入ってきた。その人物を見た瞬間、俺は大きく目を見開く。
「親父」
俺はポツリと言葉を漏らす。
「あなたは、新堀学園長! 霊馬学園の経営者がどうしてこの学園に?」
「先生、授業の邪魔をしてすまない。用が済んだら直ぐに帰るので」
担任教師に謝罪の言葉を述べた後、親父は教室中を見渡す。そして俺と目が合うと、ニヤリと口角を上げた。
「そこに居たか。帝王、少し顔を見ない間に背が伸びたんじゃないのか?」
俺を捨てた親父が口角を上げたままこちらに近付く。
あの顔、絶対に何かを企んでいる顔だ。
親父が近付くと、俺は席から立ち上がる。
「その名で呼ぶのはやめろ。今の俺は奇跡の名馬だ」
「おっと、そうだったな。学園の生徒である以上、真名を避けるべきだ。お義父さん、うっかりしていたよ」
何がお義父さんだ。俺を勘当させておいて、今更どの面で父親を気取りやがる。
「お前の活躍はトレッターやホースタなどで知っている。さすがワシの息子だ。まさか、あのハルウララを2連勝へと導くとは、大したものだ」
「何だよ、そんなことを言いにわざわざこの学園に来たのか? 学園長と言う仕事は暇じゃないはずだ。さっさと出て行ってくれ」
要件が済んだらさっさと出て行くように告げる。すると親父の額に青筋を浮き出てきた。
「いや、まだ要件は済んでいない。忙しい中、わざわざお前に顔を見せたのは、お前を迎えに来たからだ」
「俺を迎えに?」
「そうだ! 喜べ! お前を我が学園の生徒として迎え入れる!」
親父が自分の経営する学園に転校させることを告げた瞬間、クラスメートたちが騒めく。
「奇跡の名馬が霊馬学園に!」
「あのBMWやデュラメンテと言った名馬たちと契約している騎手たちのいる学園じゃないか。エリートだけが入ることを許されている名門中の名門!」
「帝王……転校しちゃうの?」
後の席にいるクロがポツリと言葉を漏らしたのが聞こえて来た。
「何を言っているんだ。俺はあんたから親子の縁を切られた。そんなやつが経営している学園に居られるかよ」
親父の申し出を断る。すると奴は引き攣った顔をしつつも、冷静な口調で再び話しかけてくる。
「あの時は済まなかった。つい、感情的となってカッとなってしまったんだ。本当はあそこまで言うつもりではなかったんだ。お義父さんは反省している。だから仲直りをしようじゃないか。もう一度本当の親子に戻って、楽しい学園生活を送ろう。それに」
親父は一度クラスメートたちを見る。
「こんな低レベルな騎手たちと学んだところで、お前の才能が開花するのは遅くなる。もっとハイレベルな環境で学んでこそ、お前の霊馬騎手としてのさらなる飛躍となると思うのだ」
親父はクラスメートたちとバカにするような発言をした後、更に言葉を連ねる。
「もし、我が学園に転校してくれると約束をしてくれたのなら、お前の望むアビリティーは全て支給しよう。それに小遣いも奮発してやる。女が欲しいと言うのなら、全国、いや世界中を探してでも、お前が気に入る女を連れてこようではないか。なぁ、悪い話ではないだろう?」
確かに、好条件だ。俺がやつの元に戻れば、それだけで勝ち組人生を送ることができる。
『帝王がそんなことで転校すると思っているのか! 見損なわないでよ! 私はあんたが彼にしたことを知っているのだから! お前は霊馬を拷問の道具として使った! 馬に蹴らせて帝王を痛め付け、殺しかけたんだ! あんたは霊馬騎手として最低のクソ野郎だ! ウンチだ! 帝王は私が守る! 絶対にあんたの思い通りにはさせない!』
ハルウララが吠えると、俺の頭から飛び降りて机の上に着地する。そして器用に後ろ足で立ち上がり、前足を横に広げた。
その姿はまるで、威嚇するアリクイのように見えた。
お前、セリフは格好良いのに、途中で下品な言葉を使ったから、台無しじゃないか。
「でも、ありがとうな」
ポツリと溢すように、ハルウララに対して感謝の言葉を口にする。
「悪いがハルウララの言う通りだ。お前が俺にしたことを赦しはしない。この学園から出て行け!」
「何が出て行けだ! それが親に向かって言う言葉か!」
俺の言葉が癇に障ったようで、親父は怒鳴り声をあげる。
「はい、はーい! そ・こ・ま・で・よ」
手を叩く音が聞こえ、そちらに顔を向ける。
「あなたは!」
『はい! はーい!』
「は、はい。では、ハルウララ」
『もちろん、この私! ハルウララです!』
俺の肩に後ろ足を乗せ、前脚を頭の上に置きながら、ハルウララは堂々と間違った答えを言う。
どうして、生前1勝もできなかった負け馬が、凱旋門賞で2着を取ることになるんだよ。いったいどんなパラレルワールドだ。
「きゃあああ! 堂々と間違った答えを言うハルウララちゃん可愛い!」
「寮に持って帰ってモフモフとしながら抱き締めたい!」
「良いなぁ、良いなぁ、私もハルウララのヌイグルミが欲しい」
しかし間抜けな解答は女子生徒の心を射止めたようで、彼女たちは黄色い声を上げた。
ハルウララは、再び俺との約束を破り、みんなの前で動いて話しかけた。最初は驚いたクラスメートも、ハルウララの気さくさと愛くるしさに惚れ、クラスの人気者へと成り上がっていたのだ。
「はい、はい。皆さんお静かにしてください。では、奇跡の名馬、代わりに答えてください」
ハルウララの尻拭いをさせられ、今度は俺が解答権を得てしまった。
俺かよ! 答え分かんねぇぞ! くそう、ハルウララが余計なことをしやがったせいで、俺に白羽の矢が立ってしまった。
思考を巡らし、答えを探すが、思い付く馬がいなかった。
「帝王『エ』だよ『エ』から始まる名馬だよ」
後の席からクロが小声でヒントを出してくれるも、エから始まる馬なんてたくさんいて絞り込めない。
「どうしました? 分からないのですか?」
担任教師が訝しむような眼差しを送ってくる。
お、落ち着け、取り敢えずエから始まる馬の名前を思い出すんだ。
エターナルタイム? エイシンロッキー? エクレシア? エアグルーヴ? ダメだ。数が多すぎる。『エ』だけでも、俺の記憶では120頭以上居るんだぞ!こんなの絞り込めるかよ!
「帝王、エルコンドルパサーだよ」
中々答えない俺を心配してか、クロが答えを教えてくれた。
すまない。助かった。
「エルコンドルパサーです」
「正解です。その他にも凱旋門賞を出走した馬は――」
俺の解答の後、担任教師は授業を続ける。
「クロ、助かったよ」
「もう、あれくらい分かってよね。凱旋門賞で2着だった馬なんて本当に限られているのだから」
彼女に礼を言うと、呆れられた感じで言葉を返された。
だって、海外のレースの知識ってあんまりないんだもの。
「邪魔させてもらうよ」
小さく息を吐いていると、突然扉が開いて男が入ってきた。その人物を見た瞬間、俺は大きく目を見開く。
「親父」
俺はポツリと言葉を漏らす。
「あなたは、新堀学園長! 霊馬学園の経営者がどうしてこの学園に?」
「先生、授業の邪魔をしてすまない。用が済んだら直ぐに帰るので」
担任教師に謝罪の言葉を述べた後、親父は教室中を見渡す。そして俺と目が合うと、ニヤリと口角を上げた。
「そこに居たか。帝王、少し顔を見ない間に背が伸びたんじゃないのか?」
俺を捨てた親父が口角を上げたままこちらに近付く。
あの顔、絶対に何かを企んでいる顔だ。
親父が近付くと、俺は席から立ち上がる。
「その名で呼ぶのはやめろ。今の俺は奇跡の名馬だ」
「おっと、そうだったな。学園の生徒である以上、真名を避けるべきだ。お義父さん、うっかりしていたよ」
何がお義父さんだ。俺を勘当させておいて、今更どの面で父親を気取りやがる。
「お前の活躍はトレッターやホースタなどで知っている。さすがワシの息子だ。まさか、あのハルウララを2連勝へと導くとは、大したものだ」
「何だよ、そんなことを言いにわざわざこの学園に来たのか? 学園長と言う仕事は暇じゃないはずだ。さっさと出て行ってくれ」
要件が済んだらさっさと出て行くように告げる。すると親父の額に青筋を浮き出てきた。
「いや、まだ要件は済んでいない。忙しい中、わざわざお前に顔を見せたのは、お前を迎えに来たからだ」
「俺を迎えに?」
「そうだ! 喜べ! お前を我が学園の生徒として迎え入れる!」
親父が自分の経営する学園に転校させることを告げた瞬間、クラスメートたちが騒めく。
「奇跡の名馬が霊馬学園に!」
「あのBMWやデュラメンテと言った名馬たちと契約している騎手たちのいる学園じゃないか。エリートだけが入ることを許されている名門中の名門!」
「帝王……転校しちゃうの?」
後の席にいるクロがポツリと言葉を漏らしたのが聞こえて来た。
「何を言っているんだ。俺はあんたから親子の縁を切られた。そんなやつが経営している学園に居られるかよ」
親父の申し出を断る。すると奴は引き攣った顔をしつつも、冷静な口調で再び話しかけてくる。
「あの時は済まなかった。つい、感情的となってカッとなってしまったんだ。本当はあそこまで言うつもりではなかったんだ。お義父さんは反省している。だから仲直りをしようじゃないか。もう一度本当の親子に戻って、楽しい学園生活を送ろう。それに」
親父は一度クラスメートたちを見る。
「こんな低レベルな騎手たちと学んだところで、お前の才能が開花するのは遅くなる。もっとハイレベルな環境で学んでこそ、お前の霊馬騎手としてのさらなる飛躍となると思うのだ」
親父はクラスメートたちとバカにするような発言をした後、更に言葉を連ねる。
「もし、我が学園に転校してくれると約束をしてくれたのなら、お前の望むアビリティーは全て支給しよう。それに小遣いも奮発してやる。女が欲しいと言うのなら、全国、いや世界中を探してでも、お前が気に入る女を連れてこようではないか。なぁ、悪い話ではないだろう?」
確かに、好条件だ。俺がやつの元に戻れば、それだけで勝ち組人生を送ることができる。
『帝王がそんなことで転校すると思っているのか! 見損なわないでよ! 私はあんたが彼にしたことを知っているのだから! お前は霊馬を拷問の道具として使った! 馬に蹴らせて帝王を痛め付け、殺しかけたんだ! あんたは霊馬騎手として最低のクソ野郎だ! ウンチだ! 帝王は私が守る! 絶対にあんたの思い通りにはさせない!』
ハルウララが吠えると、俺の頭から飛び降りて机の上に着地する。そして器用に後ろ足で立ち上がり、前足を横に広げた。
その姿はまるで、威嚇するアリクイのように見えた。
お前、セリフは格好良いのに、途中で下品な言葉を使ったから、台無しじゃないか。
「でも、ありがとうな」
ポツリと溢すように、ハルウララに対して感謝の言葉を口にする。
「悪いがハルウララの言う通りだ。お前が俺にしたことを赦しはしない。この学園から出て行け!」
「何が出て行けだ! それが親に向かって言う言葉か!」
俺の言葉が癇に障ったようで、親父は怒鳴り声をあげる。
「はい、はーい! そ・こ・ま・で・よ」
手を叩く音が聞こえ、そちらに顔を向ける。
「あなたは!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ルッキズムデスゲーム
はの
ホラー
『ただいまから、ルッキズムデスゲームを行います』
とある高校で唐突に始まったのは、容姿の良い人間から殺されるルッキズムデスゲーム。
知力も運も役に立たない、無慈悲なゲームが幕を開けた。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
追放されたお荷物記録係、地味スキル《記録》を極めて最強へ――気づけば勇者より強くなってました
KABU.
ファンタジー
「記録係なんてお荷物はいらない」
勇者パーティを支えてきた青年・ライトは、ダンジョンの最深部に置き去りにされる。
彼のスキル《記録》は、一度通った道を覚えるだけの地味スキル。
戦闘では役立たず、勇者たちからは“足手まとい”扱いだった。
だが死の淵で、スキルは進化する。
《超記録》――受けた魔法や技を記録し、自分も使える力。
そして努力の果てに得たスキル《成長》《進化》が、
《記録》を究極の力《アカシックレコード》へと昇華させる。
仲間を守り、街を救い、ドラゴンと共に飛翔する。
努力の記録が奇跡を生み、やがて――
勇者も、魔王も凌駕する“最強”へ。
学生学園長の悪役貴族に転生したので破滅フラグ回避がてらに好き勝手に学校を魔改造にしまくったら生徒たちから好かれまくった
竜頭蛇
ファンタジー
俺はある日、何の予兆もなくゲームの悪役貴族──マウント・ボンボンに転生した。
やがて主人公に成敗されて死ぬ破滅エンドになることを思い出した俺は破滅を避けるために自分の学園長兼学生という立場をフル活用することを決意する。
それからやりたい放題しつつ、主人公のヘイトを避けているといつ間にかヒロインと学生たちからの好感度が上がり、グレートティーチャーと化していた。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる