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第3章

第239話 管理人

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 その女はニーナが振っりきった剣の剣先に立った。

「すげーな」

「お褒め頂き光栄ね。皇帝様!ここにはこの子猫ちゃんのxxを取り戻して貴方のxxでxxをしてxx言わせる為ね!私のxxにもそのXXを頂けるかしら?」

 俺は服を脱ぎ捨てながらその女のところに向った。

 パーン!

「今よ」

 みっちゃんが俺の頬を平手打ちし、正気に引き戻す。

「ふへ?なんでこんな格好をしてるんだ?」

 何故かズボンを脱いでおり、下はパンツ一丁としまりのない格好してるんだよ。なんでや?

 シャルルが俺に何かの魔法を掛けてくれた。

「ニーナちゃん?怒らないのぉ!子種が欲しいだけよ。契約を破棄したいの?」

「ああ。私の女を返して欲しい」

「チョットの間動かないでよ。契約の逆をするから」

 そう言うとその女は建物に向かい何やら呪文を唱え、ニーナにキスをした。

 すると2人が光り輝く。

「確かに契約時の取り交わしにより返品したわ。勿論剣聖は返して貰ったわよ。誰か変わりに契約する人はいないかしら?」

「ニーナ?もう大丈夫なのか?」

「確認して欲しい」

 ニーナはスカートをたくし上げ俺に確認を求めた。
 パンツを下ろして陰部を確認すると、そこには女性器が戻っていた。
 シャルルも確認すると服装を正していく。

「戻っているな」

「契約はここに破棄された」

 その女はどこからともなく出した羊皮紙のような紙?を持っていたが、青白い炎が上がり、数秒で燃え尽きた。

「じゃあ帰ろうか?」

「多分無理よ」

「お前が何かするのか?」

「私はこのダンジョンの雇われ管理人。契約者のダンジョンマスターたる魔王ちゃんが怒っているから、あれを倒さないとここを出られないと思うわ。私はダンジョンの管理のみで、戦闘をする契約はしていないの。攻撃をされたら反撃をするけど、こちらからは何もしないのよ」

 中心部にある高さ30m程の建物から何かが飛んでくる。

「あら。ドラゴンを出したようね。頑張ってね!」

 そう言うとその怪しい女は消え失せた。

 確かに何かが向かってくるのが分かる。

「ニーナ?戦えるか?」

「無理よ。もう剣聖の力がなく、聖女の力しかないの」

「よし。セレネ、ニーナを守ってやって欲しい。みっちゃんはこれらを使ってくれ。アイリーン行くぞ!」

 みっちゃんにロケットランチャーとスナイパーライフルを渡し、アイリーンとカラビナを付けあってから飛んで行く。

 アイリーンの手には装填済みのクロスボウにロープが結ばれており、ドラゴンに対処する仕掛けがつけられている。

 まおちゃんが何者か知らないが、これまでに見たドラゴンと同じなので、どうやらここからドラゴンが各地で悪さをしていたらしい。
 まおうがまおに聞こえていたりする。

 迷う事なく、魔王?を倒す決断をするのであった。
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