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第3章
第200話 2体のドラゴン
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俺は唖然としつつ俺の安全帯のカラビナをアイリーンの安全帯に、アイリーンの安全帯のカラビナを俺の安全帯にそれぞれ着けると、アイリーンを俺の前に抱きしめる形でベルトで固定して上空に上がった。
トランシーバーで皆と連絡を取って貰う。
町を見ると外壁の一部が崩れているのが分かる。
また、あちこちから火の手が上がっており、戦いが繰り広げられている。
そして上空を見ると、2体のドラゴンが見える。
「アイリーン、ドラゴンが町を襲っている!」
城が半壊しているが、恐らくコイツラの仕業だろうと思われる。
どうにかして先ずは1体だけでも仕留めたい。
赤いのと青いのがいる。
つまり火属性と水属性だ。
さてどうするか。
俺が作戦を練っていると、みっちゃんと連絡が付き、こちらに飛ばされた高校生達と共に現在半壊した城の地下に退避している。
城に到着し、高校生達とすぐに会えたのは良いが、直後にドラゴンの襲撃が始まったのだという。
2号はニーナと共に破壊された城壁から入ってくる魔物への対処だ。
因みにこの2体のドラゴンは連携しておらず、青いのが城壁を破壊し、赤いのが城を攻撃したとの事。
「アイリーン、赤と青、どちらのドラゴンが強い?」
「殆ど変わらないですよ」
「そうなのか。よし、赤の方が近いからそっちを先に殺るか。アイリーン、ライフルで町の外に誘き出そう」
取り敢えず町の外の小高い丘に降りると、ライフルを出した。
本当はバズーカ砲やロケットランチャー、対戦車砲等が欲しい。
武器そのものは買えるのだが、砲弾が手に入らなかったのだ。
自作出来る知識も腕もなく、入手出来る中で最大威力が地竜で使ったライフルだ。
現在赤いのは町の上空で優雅に飛んでいる。
着弾予測位置に標準を合わせる。
アイリーンも準備出来たので、各自のタイミングで放つ。
先に撃ったのはアイリーンだ。
俺は2秒遅れで引き金を引いた。
多分2kmあるが、標的は大きい。
勿論アイリーンの弾が届く前に放った。
アイリーンの弾は額を撃ち抜いたようだ。
偶々だろうが見事だ。
途中で引っ掛かったかもだが、効いた?
そして俺のは額を撃ち抜かれて仰け反ったようで、鱗のない腹に命中。
多分本来は外れたはずだけど、アイリーンの弾で仰け反ったから当たったが・・・・
おや?霧散した。
「どうしちゃったんですかね?」
俺が聞きたい。
「弱い腹に当たったようだから、ひょっとして魔石に当たった?それか額を撃ち抜いたからそれで死んだ?」
「地竜の時って鱗に弾かれましたよね?」
「うん。あれは飛べない分装甲が厚かったんじゃ?」
「ちょっと赤いのが消えたけど何があったのか知らない?」
トランシーバーにみっちゃんから連絡が入った。
「あー、1号?2号?赤いのは俺とアイリーンがスナイパーライフルで仕留めた」
「うそ!ドラゴンってそんな簡単に殺れるの?ニーナも手を焼いているわよ。その呼び方はどうかと思うけど、こちらは2号よ」
「多分、運良く偶々魔石を打ち砕いたみたい。俺達も、驚いたよ。今から青いのを仕留めるから町から出るなよ」
「分かったけどなるべく早くね。出来れば後で城壁を塞いで!」
「注文が多いなぁ。後でご褒美を期待しているよ!」
「このスケベ!」
「へっ?」
「ふふふ。みっちゃんらしいわね。これ硬いなあ」
俺はアイリーンのライフルにも次弾を装填し狙いを定める。
赤いのがいなくなっても気にしていないようだ。
防壁近くにホバリングしていて、殆動いていない。
ブレスを吐きまくっているようだ。
つまり格好の的だ。
「行けるわ!」
「よし撃て!」
ほぼ同時に放ち、俺はボルトアクション操作をして2射目を放った。
俺達は狙撃の訓練をしていないから小さな的に当てるのは無理だが、あれ程の大きさでホバリングしていればかなりの確率で当たるだろう。
すると腹と右目、羽の付け根の順に当たり、墜落していった。
馬鹿な奴め。
ホバリングして鱗の無い装甲の薄い腹を晒しているからだよ!
「やったぁ!目に当たりました!」
どうやら目を狙ったらしい。
凄い狙いだ。
ひょっとしたらアーチェリーをしているから、俺よりも狙いは正確?俺も頭を狙ったんだけど、距離が有るからかかなり下方にズレたな。
確か空気抵抗と自重で真っ直ぐに飛ばないし、風の影響をうけるんだっけか?
考慮していなかったな。
アイリーンは考慮したのか。
確かに俺のと比べると仰角が少し上だな。
後は町から離れるように逃げてくれるなら、ぺったんこさんをくれてやる。
ライフルを収納し、再びベルトでアイリーンを固定してドサクサに紛れて胸を掴みながら飛んだけど、あっ!っと呻いただけで文句を言ってこなかったな。
お腹を抱えるつもりがつい胸に・・・
「よし、仕留めに行くよ!」
俺は胸を堪能している素振りを見せず、落下したドラゴンを追う。
「ちょっと、青いの堕ちたわよ!仕留め損なったの」
「バカ言え!赤いのは奇跡的に急所をやっただけで、青いのが墜ちたのも予測外の戦果だぞ!町の外か中かどっちに行った?」
「そうなんだ。外に逃げているのかな?」
「よし!さっきも言ったが、ニーナに絶対外に出るなと伝えてくれ!じゃないとぺったんこさんに巻き込まれるからな」
「ちょっと待って!・・・分かったって。壁のすぐ内側で入ってくる魔物を倒すって!」
そうして俺達は急ぎ青いドラゴンを追うのであった。
モミモミ・・・・・
後書き失礼します。
クリスマスに投函と、ぺったんこさん200話になるのを記念して新作を投稿しました。
こちらもお気に入り登録を是非お願い致します!
召喚事故から始まる神の布(褌)使い!~褌とは知らずに褌で魔物を倒します!知らぬが仏~
トランシーバーで皆と連絡を取って貰う。
町を見ると外壁の一部が崩れているのが分かる。
また、あちこちから火の手が上がっており、戦いが繰り広げられている。
そして上空を見ると、2体のドラゴンが見える。
「アイリーン、ドラゴンが町を襲っている!」
城が半壊しているが、恐らくコイツラの仕業だろうと思われる。
どうにかして先ずは1体だけでも仕留めたい。
赤いのと青いのがいる。
つまり火属性と水属性だ。
さてどうするか。
俺が作戦を練っていると、みっちゃんと連絡が付き、こちらに飛ばされた高校生達と共に現在半壊した城の地下に退避している。
城に到着し、高校生達とすぐに会えたのは良いが、直後にドラゴンの襲撃が始まったのだという。
2号はニーナと共に破壊された城壁から入ってくる魔物への対処だ。
因みにこの2体のドラゴンは連携しておらず、青いのが城壁を破壊し、赤いのが城を攻撃したとの事。
「アイリーン、赤と青、どちらのドラゴンが強い?」
「殆ど変わらないですよ」
「そうなのか。よし、赤の方が近いからそっちを先に殺るか。アイリーン、ライフルで町の外に誘き出そう」
取り敢えず町の外の小高い丘に降りると、ライフルを出した。
本当はバズーカ砲やロケットランチャー、対戦車砲等が欲しい。
武器そのものは買えるのだが、砲弾が手に入らなかったのだ。
自作出来る知識も腕もなく、入手出来る中で最大威力が地竜で使ったライフルだ。
現在赤いのは町の上空で優雅に飛んでいる。
着弾予測位置に標準を合わせる。
アイリーンも準備出来たので、各自のタイミングで放つ。
先に撃ったのはアイリーンだ。
俺は2秒遅れで引き金を引いた。
多分2kmあるが、標的は大きい。
勿論アイリーンの弾が届く前に放った。
アイリーンの弾は額を撃ち抜いたようだ。
偶々だろうが見事だ。
途中で引っ掛かったかもだが、効いた?
そして俺のは額を撃ち抜かれて仰け反ったようで、鱗のない腹に命中。
多分本来は外れたはずだけど、アイリーンの弾で仰け反ったから当たったが・・・・
おや?霧散した。
「どうしちゃったんですかね?」
俺が聞きたい。
「弱い腹に当たったようだから、ひょっとして魔石に当たった?それか額を撃ち抜いたからそれで死んだ?」
「地竜の時って鱗に弾かれましたよね?」
「うん。あれは飛べない分装甲が厚かったんじゃ?」
「ちょっと赤いのが消えたけど何があったのか知らない?」
トランシーバーにみっちゃんから連絡が入った。
「あー、1号?2号?赤いのは俺とアイリーンがスナイパーライフルで仕留めた」
「うそ!ドラゴンってそんな簡単に殺れるの?ニーナも手を焼いているわよ。その呼び方はどうかと思うけど、こちらは2号よ」
「多分、運良く偶々魔石を打ち砕いたみたい。俺達も、驚いたよ。今から青いのを仕留めるから町から出るなよ」
「分かったけどなるべく早くね。出来れば後で城壁を塞いで!」
「注文が多いなぁ。後でご褒美を期待しているよ!」
「このスケベ!」
「へっ?」
「ふふふ。みっちゃんらしいわね。これ硬いなあ」
俺はアイリーンのライフルにも次弾を装填し狙いを定める。
赤いのがいなくなっても気にしていないようだ。
防壁近くにホバリングしていて、殆動いていない。
ブレスを吐きまくっているようだ。
つまり格好の的だ。
「行けるわ!」
「よし撃て!」
ほぼ同時に放ち、俺はボルトアクション操作をして2射目を放った。
俺達は狙撃の訓練をしていないから小さな的に当てるのは無理だが、あれ程の大きさでホバリングしていればかなりの確率で当たるだろう。
すると腹と右目、羽の付け根の順に当たり、墜落していった。
馬鹿な奴め。
ホバリングして鱗の無い装甲の薄い腹を晒しているからだよ!
「やったぁ!目に当たりました!」
どうやら目を狙ったらしい。
凄い狙いだ。
ひょっとしたらアーチェリーをしているから、俺よりも狙いは正確?俺も頭を狙ったんだけど、距離が有るからかかなり下方にズレたな。
確か空気抵抗と自重で真っ直ぐに飛ばないし、風の影響をうけるんだっけか?
考慮していなかったな。
アイリーンは考慮したのか。
確かに俺のと比べると仰角が少し上だな。
後は町から離れるように逃げてくれるなら、ぺったんこさんをくれてやる。
ライフルを収納し、再びベルトでアイリーンを固定してドサクサに紛れて胸を掴みながら飛んだけど、あっ!っと呻いただけで文句を言ってこなかったな。
お腹を抱えるつもりがつい胸に・・・
「よし、仕留めに行くよ!」
俺は胸を堪能している素振りを見せず、落下したドラゴンを追う。
「ちょっと、青いの堕ちたわよ!仕留め損なったの」
「バカ言え!赤いのは奇跡的に急所をやっただけで、青いのが墜ちたのも予測外の戦果だぞ!町の外か中かどっちに行った?」
「そうなんだ。外に逃げているのかな?」
「よし!さっきも言ったが、ニーナに絶対外に出るなと伝えてくれ!じゃないとぺったんこさんに巻き込まれるからな」
「ちょっと待って!・・・分かったって。壁のすぐ内側で入ってくる魔物を倒すって!」
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