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かつて魔道を極めた最強と唱われる賢者がいた。名を、イール·マギア。彼は孤独であった。それは強さ故の孤高。圧倒的であった。彼の魔法を受け立っている存在などこの世には存在せず、神として崇められていた。
「いや、飽きるよね。」
飽きていた。それもそうだろう。彼は別に持て囃されたいわけではない。ただ魔道の頂に立ってしまっただけの天才なのだ。そこで彼は考えた。
「僕の見つけた理論が一般普及した時代に行けばちょっと優秀くらいに見られるんじゃね?」
そうして彼は未来へと旅立ったのだ。
小説家になろうにも掲載してます。
文字数 28,392
最終更新日 2024.08.15
登録日 2024.07.04
さて、僕はその辺に居る社会人だ。どうしようもない陰キャでオタクな高校生時代を過ごした底辺社畜ぐらいに思っておいて欲しい。
そんな僕であるが、どうにもついうっかり電車の迫る駅のホームへ足を滑らせてしまったらしい。気がついたときには僕はもう、別の世界にいた。
目の前に居たのは、少女。いや、正確には少女ではない。魔物であった。その姿には見覚えがあった。高校時代、僕が読んでいたラノベの敵キャラ。魔王軍幹部、スキュラであった。
その瞬間理解した。僕は転生したのだと。このシーンには見覚えがあった。ある盗賊の男が主人公から命からがら逃げ出し、そこでスキュラと出会い配下になる。要は僕はその名前もなかった「男」として生まれ変わったのだと。
文字数 1,921
最終更新日 2024.08.05
登録日 2024.08.05
カウロ·ディゼストの第三子であり大陸北方の国ディゼスト王国の第三王子。東洋人との混血のため魔力回路が複雑な東洋式になっている。そのことが原因で西洋式魔力回路を測ることが出来ず、四足の森へと捨てられるのだった。
小説家になろうにも掲載しております。
文字数 7,101
最終更新日 2024.06.06
登録日 2024.05.25
かつて武力によって地位を築いた一族。エリゴル。大国の皇帝まで成り上がったが、度重なる重税に耐えかねた民衆によるヴェルベト革命により地位を失墜。波乱のなかでアレル以外のエリゴル家の人間は処刑された。
革命後、彷徨う彼女は奴隷商人に捕まり右手の甲に奴隷の焼き印を押されることとなる。以後、己の名前を隠しただのアレルとして奴隷となった。
それから3年後、彼女の元に一人の青年が現れる。奴隷商人どもを薙ぎ払い、鉄格子を素手でこじ開けたその青年は彼女に跪くのだった。
カクヨム、小説家になろうにも掲載しております。
文字数 3,571
最終更新日 2024.05.23
登録日 2024.05.23
英雄により屠られた無法の魔王、アレス。復讐心共々抹消された彼であったが、なぜか目を覚ます。後悔を胸にただ、綺麗な海を眺める彼の姿がそこにあった。
文字数 1,092
最終更新日 2024.02.23
登録日 2024.02.23
暴虐、青薔薇の魔王。1800年前に人族として産まれ、争いの無い世界を夢見て絶対悪として500年間君臨していた存在。恐怖支配も虚しく勇者レオンによって殺される。
争いの連鎖を断ち切ることのできなかった後悔と無念を抱え、人に絶望していた暗闇の中、彼女の意識は呼び覚まされる。
時を経て、地上を蝕むのは神の存在。召喚された勇者の数は4人。決戦は3年後。ロゼはこの3年で何を見て、どう判断するのか。
小説家になろう、カクヨムでも掲載しております。
文字数 1,734
最終更新日 2023.12.13
登録日 2023.12.13
不慮の事故によりこの世を去った少年 長谷 裕貴。しかし死後、女神の加護により異世界転生を果たすも…。
文字数 11,753
最終更新日 2022.10.02
登録日 2022.09.05
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