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第1章

第69話 そろそろ

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 朝目覚めると???となり、俺は固まっていた。何かに顔がうずくまっていたからだ。触診すると程よい弾力と張り具合が最高に良い。何なのか見当は付いているが、止められない!止まらない!モミモミモミ!ひたすら揉んでいると、ミザリアの悶える声が聞こえた。俺ははっとなり、手を止めて恐る恐る布団から出た。やらかした感から滝のようにという位汗が出ており止まらない。幸い?まだミザリアは寝ている。いや、皆寝ている。

 トイレに行きたくなったが、その前に乱入者にはお仕置きだ。ミザリアの胸がはだけていたので、暫くガン見である。というか俺が寝ている間にすりすりして、はだけたっぽい。相変わらず綺麗だ。たまらん。だが、暗いのではっきりと見えないので、余計そそる。

 そして、いる筈がないムネチカまでいる。ミザリアに対し、俺は下着を着させたが何故か起きない。2人の胸元に小さい氷を入れてトイレへダッシュだ。どうしてベッドに乱入したのかは言うまでもない、逆夜這いだ!って違う!ハインとシロがいるから来たのだ。

 俺はトイレで踏んばっていたが、どうやらお仕置の結果が現れたようだ。

「キャー?つ、冷たいわ!」

「え?えええ!なんでー!冷たいよ!」

 ミザリアに続き、ムネチカが慌てふためく声が聞こえてきた。

 ついついにやける。
 トイレを出て部屋に戻ると、既にミザリアとムネチカはいなかった。
 ちょっと寂しいが、これで俺が2匹を抱いて寝られる。俺がベッドに入ると2匹がすり寄ってくる。可愛い奴らだ。

 朝起きると俺に背中を向けて寝ているイリアとミリアがいたが、2匹は彼女達が幸せそうに1匹ずつ抱きしめていた。

 ホーリードラゴンはちゃんと愛情を込めて育てれば、聖なる存在になるらしい。今はただの愛玩動物だが。

 今朝の食事は意外にもハインはカナロア、シロはゼツエイの所に行き、食べさせて貰っていた。
 いつもしかめっ面をしているドワーフのおっさんの笑顔を初めて見た気がする。
 カナロアはおっかなビックリで中々笑えたりする。モヒカンピエロが雛に餌付けをしているのだ。

 シロとハインはローテーションで俺、ミザリア達、フランカの部屋へと移り、皆に可愛がって貰う。俺がそのような提案をしたのだ。

 ミザリアに布団の中に乱入されると理性が飛びそうで怖いからだ。寝ぼけてやってしまいそうで、自分を信じられなかったのだ。

 今日はグリフォンの卵を回収する事を中心に狩りをする事に決め、そうやって最終日を締めくくる予定だ。

 今までの狩りで分かったのは、グリフォンがリポップするのは約2時間で、雌のリポップ後は必ず産卵する。
 巣の場所だが、3か所は確認している。なので真っ先に3か所を回り、1巡すると休憩か他所を回る感じで、なるべく効率よく回る事とした。

 そうして、最後の狩りを始めるのであった。
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