ブラック社畜の俺、部屋でアニメを見ていたら説明もなしにドラゴンの跋扈する異世界に強制転移される。でも今は≪盾の聖女≫と元気に勇者やってます!
マナシロカナタ✨ねこたま✨GCN文庫
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第3話 勇者覚醒!
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突然現れた光の盾によって、ドラゴンブレスは完璧に防がれていた。
「さぁ、そこのお方。今のうちに早くお逃げください」
俺と幼女を守ってくれた女の子が再び声を上げる。
絹糸のようなさらさらの金髪と、澄んだ青空のような碧眼で、学生の制服に見えなくもない白い聖衣に身を包んでいる。
でも。
「いやいや、女の子を放っておいては逃げれないだろ!?」
俺はつい反射的に答えてしまった。
女の子は少し驚いた顔をしながら言葉を続ける。
「どうぞご安心を。私は≪盾の聖女≫、皆さんを守るのが役目ですから――あっ、そんな!? ≪プロテクション≫にヒビが――!?」
なんと続けて放たれたドラゴンブレスが光の盾を侵食し始めたのだ。
ピシッ、パシっと嫌な破裂音がするとともに、光の盾が見る見る輝きを失っていく。
「くっ、このままじゃ全員やられる! 俺が、俺が何とかしないと!」
「何を言っているのですか! 強大なドラゴンを相手に民間人にできることなんてありはしません。危ないので早く下がってください! ここは私が命に代えても食い止めますから!」
女の子はキリッとした表情をして言った。
それは使命に殉じることを決めた聖人のような顔だった。
この子、死ぬ気なんだ。
俺たちを守るために、命がけでドラゴンと戦おうとしているんだ。
「大丈夫だから! こう見えて実は結構強い――はず。だって俺は勇者なんだからな!」
そんな悲壮感と使命感に彩られた少女を見て、いてもたってもいられなくなった俺は自然とそんなセリフを投げかけていた。
「えっ!? 勇者!? あなたがですか!?」
「そうだ、俺が勇者だ!!」
さっきあのなんちゃって女神は、俺に勇者をやれと言っていた。
ってことはだ。
常識的に考えて、俺には若返り以外の何かしらのチート能力が既に備わっているはず。
むしろないとおかしい。
だってただの平凡なサラリーマンが、ドラゴンの居る世界で勇者なんてできるはずがないからな。
俺はただその可能性だけを信じて行動に出た。
両手の拳をグッと握ると、そのまま勢いよく飛び出す。
舐めているんだろう、巨大なドラゴンはそんな俺を見もしない。
おかげで何の妨害もなく近寄れるぜ!
「うおりゃああっ!!」
余裕綽々で調子こいてるドラゴンめがけて走り寄った俺は、足の爪にパンチを打ち込んだ!(ドラゴンがあまりにでかすぎて、俺の手はそこまでしか届かない)
するとなんということだろうか!?
俺のパンチしたところから膨大な聖なる光が発生して大爆発を起こし、20メートルを超えるドラゴンがそのまま跡形もなく消し飛んだのだ!
「……はい?」
パンチした俺が一番ポカーンとしてしまっていた。
だって、え?
俺は普通にパンチをしただけなのに、20メートルもあるドラゴンがその一撃で完全消滅しちゃったんだけど?
つまり察するにこれが女神様からのプレゼント、つまりチートってことなのか?
いやいや、さすがに威力でかすぎでしょ?
チートってレベルじゃねぇぞ!?
いやマジですごくね!?
すごすぎね?
きゃっほーい!
「さぁ、そこのお方。今のうちに早くお逃げください」
俺と幼女を守ってくれた女の子が再び声を上げる。
絹糸のようなさらさらの金髪と、澄んだ青空のような碧眼で、学生の制服に見えなくもない白い聖衣に身を包んでいる。
でも。
「いやいや、女の子を放っておいては逃げれないだろ!?」
俺はつい反射的に答えてしまった。
女の子は少し驚いた顔をしながら言葉を続ける。
「どうぞご安心を。私は≪盾の聖女≫、皆さんを守るのが役目ですから――あっ、そんな!? ≪プロテクション≫にヒビが――!?」
なんと続けて放たれたドラゴンブレスが光の盾を侵食し始めたのだ。
ピシッ、パシっと嫌な破裂音がするとともに、光の盾が見る見る輝きを失っていく。
「くっ、このままじゃ全員やられる! 俺が、俺が何とかしないと!」
「何を言っているのですか! 強大なドラゴンを相手に民間人にできることなんてありはしません。危ないので早く下がってください! ここは私が命に代えても食い止めますから!」
女の子はキリッとした表情をして言った。
それは使命に殉じることを決めた聖人のような顔だった。
この子、死ぬ気なんだ。
俺たちを守るために、命がけでドラゴンと戦おうとしているんだ。
「大丈夫だから! こう見えて実は結構強い――はず。だって俺は勇者なんだからな!」
そんな悲壮感と使命感に彩られた少女を見て、いてもたってもいられなくなった俺は自然とそんなセリフを投げかけていた。
「えっ!? 勇者!? あなたがですか!?」
「そうだ、俺が勇者だ!!」
さっきあのなんちゃって女神は、俺に勇者をやれと言っていた。
ってことはだ。
常識的に考えて、俺には若返り以外の何かしらのチート能力が既に備わっているはず。
むしろないとおかしい。
だってただの平凡なサラリーマンが、ドラゴンの居る世界で勇者なんてできるはずがないからな。
俺はただその可能性だけを信じて行動に出た。
両手の拳をグッと握ると、そのまま勢いよく飛び出す。
舐めているんだろう、巨大なドラゴンはそんな俺を見もしない。
おかげで何の妨害もなく近寄れるぜ!
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だって、え?
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