アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記

ぽっちゃりおっさん

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 扉を越えてはいないが、ボス部屋に居る魔物の姿は見える。アレ?さっきいっぱい居たスケルトン?それも一匹だけ?

 これなら僕ひとりでも勝てそうだ。手にはツンツン棒ならぬ、スケルトンの剣がある。

 意気揚々とボス部屋に入りスケルトンに対峙する。スケルトンの首付近にカーソルが見える。もしかしてスケルトンの弱点??

 何故か魔物の弱点が見える様になってる?

 おっと、スケルトンはジリジリと近付いてきている。僕は気を引き締めて両手で剣を握る。

 先手必勝!!

 斜め上段からスケルトンの首付近に向かって斬りつける!スケルトンは骨だらけの左手の盾で僕の一撃を受け止めた。

 弱点を狙っても、相手はそれを防いでくるのね……そりゃそーか……ではまず、スケルトンの脚をボッキボキに折るとするか。

 スケルトンの上体を狙っているかの様なスイングから、急遽脚へと狙いを変える。
 スケルトンも盾で必死に防ごうとしているが、僕のスイングの方が早い。

 ベキ!!

 筋肉も皮膚もない身体はどうもカルシウム不足の様だ。こりゃスケルトンくんは、複雑骨折で全治二ヶ月コースだな!左脚をブラブラさせながらも倒れずに踏ん張っている。

 僕はスケルトンの折れた脚の方に回り込むと首筋を狙った一撃を放った。バランスを崩しているスケルトンは防御も出来ず、前方に吹っ飛んだ。正確には吹っ飛んだのは、頭蓋骨であるが……

 真っ白な頭蓋骨がコロンコロンと室内を転がっていた。

 
 よっしゃ!!!ボスを倒した!!!


 全身バラバラになったスケルトンは、地面に転がっている。その身体を覆う様に大きな魔法陣が光と共に現れた!

 魔法陣の光がスケルトンを包む。魔法陣の中にスケルトンは吸い込まれていった……光が弱まるとそこにはひとつのバックが残されていた。

 これはドロップ品!!??

 バックを拾い上げると、薄汚れた肩掛けバックである。中に何か入っていると期待をしながら開ける。ん……真っ暗だ……手を真っ黒な空間に突っ込む勇気はない。急いでアイポンを取り出して、攻略サイトダンジョンMAPを開く。

 えーーと………ドロップ品っと………

 なんとかの牙や皮……魔物の素材のドロップ品の表記はあるが、ボロい肩掛けバックの表記は無い。

 情報が無ければ仕方がない。再びバックの中の真っ黒な空間を覗き込む。ん!?大丈夫な気がする……

 アレ!?今何故かバックに手を突っ込んでも大丈夫な気がすると感じた。どうも巻物に触れた後から、感覚が優れている気がしている。そういえば第六感……がなんとかと書いてたな……
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