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そうなれば第六感を信じよう!真っ黒なバックの中に手を突っ込む。
おいおい……腕どころか肩まですっぽりと入る空間があるじゃないか?こりゃ四次元ポケットの様な物だな?
とすると……とんでもない貴重品をゲットしたかもしれない!!
足元に落ちていた、スケルトンの魔石をバックの中に入れてみる。見た目からは想像出来ないほど深い場所まで魔石は落ちていった。これバックに入れたら、もう取れないの?
僕は右腕を再びバックに突っ込んだ。右腕をバックの中でバタバタと動かすが、何にも手に触れない……入れた魔石はどこだよ?
そう思うと右手に何かが握られた。まるで手に吸い付く様に。
僕はバックから手を出して握った物を確認する。魔石だ!
バックに入れた物は広い空間に収納される。手を突っ込み、収納した物を思い浮かべると手に吸い付く様に握られる。
その後何度か試して実証した結果である。
バックの入り口に入る大きさまでの物しか収納出来ないが、バック自体の重さも変わらず、いわゆる魔道具と呼ばれる肩掛けバックなのだろう。
あーーー!!これは凄い物をゲットした!!今すぐ誰かに自慢したい!!しかし僕の頭の中の冷静さが、誰にも話すべきではないと警告をしている。
よし!決めた!この肩掛けバックの事は当分誰にも言わない。もちろん笹川にもだ。
リュックを背負っているのに、肩掛けバックを掛けているのも変か?
リュックを下ろして、折り畳んだ肩掛けバックをリュックの中に入れる。リュックには、かなりの数の魔石が入っている。
それにしても助かったから良かったものの、笹川の奴は一人で逃げやがって……思い出すと笹川への嫌悪感となんとか逃げられた僕の運の良さに感謝した。
アイポンを取り出して、笹川に連絡を取ろうとしてみるが、圏外だ。なんで?今さっきまで通じていたのに……攻略サイトを見ようとするが、ダメだ。電波がない。
もうこれ以上は、危険だ。笹川の行方が気になるが、僕も戻ろう。攻略サイトを見て地図を確認したかったのだが、それも出来ない。
ボス部屋で取り損ねた物はないか確認する。ボス部屋の扉は入って来た一箇所しかないようだ。部屋から出て転移石がある場所を探したい。
ん!?出口はこっちか!?僕の第六感がそう告げている。来た事も無いダンジョンの地下なのに、まるで何度も来た事があるかのようだ。通路も透けて見えている。
あった!!これが転移石だろう。どういった仕組みなのか、現代の科学を持ってしても解明されていない謎らしい。
おいおい……腕どころか肩まですっぽりと入る空間があるじゃないか?こりゃ四次元ポケットの様な物だな?
とすると……とんでもない貴重品をゲットしたかもしれない!!
足元に落ちていた、スケルトンの魔石をバックの中に入れてみる。見た目からは想像出来ないほど深い場所まで魔石は落ちていった。これバックに入れたら、もう取れないの?
僕は右腕を再びバックに突っ込んだ。右腕をバックの中でバタバタと動かすが、何にも手に触れない……入れた魔石はどこだよ?
そう思うと右手に何かが握られた。まるで手に吸い付く様に。
僕はバックから手を出して握った物を確認する。魔石だ!
バックに入れた物は広い空間に収納される。手を突っ込み、収納した物を思い浮かべると手に吸い付く様に握られる。
その後何度か試して実証した結果である。
バックの入り口に入る大きさまでの物しか収納出来ないが、バック自体の重さも変わらず、いわゆる魔道具と呼ばれる肩掛けバックなのだろう。
あーーー!!これは凄い物をゲットした!!今すぐ誰かに自慢したい!!しかし僕の頭の中の冷静さが、誰にも話すべきではないと警告をしている。
よし!決めた!この肩掛けバックの事は当分誰にも言わない。もちろん笹川にもだ。
リュックを背負っているのに、肩掛けバックを掛けているのも変か?
リュックを下ろして、折り畳んだ肩掛けバックをリュックの中に入れる。リュックには、かなりの数の魔石が入っている。
それにしても助かったから良かったものの、笹川の奴は一人で逃げやがって……思い出すと笹川への嫌悪感となんとか逃げられた僕の運の良さに感謝した。
アイポンを取り出して、笹川に連絡を取ろうとしてみるが、圏外だ。なんで?今さっきまで通じていたのに……攻略サイトを見ようとするが、ダメだ。電波がない。
もうこれ以上は、危険だ。笹川の行方が気になるが、僕も戻ろう。攻略サイトを見て地図を確認したかったのだが、それも出来ない。
ボス部屋で取り損ねた物はないか確認する。ボス部屋の扉は入って来た一箇所しかないようだ。部屋から出て転移石がある場所を探したい。
ん!?出口はこっちか!?僕の第六感がそう告げている。来た事も無いダンジョンの地下なのに、まるで何度も来た事があるかのようだ。通路も透けて見えている。
あった!!これが転移石だろう。どういった仕組みなのか、現代の科学を持ってしても解明されていない謎らしい。
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