R18の乙女ゲーに男として転生したら攻略者たちに好かれてしまいました

やの有麻

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高年期[夏休み編]

勉強の後はプールへ

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勉強を再開。やる気が出たのか集中して鉛筆が進んでいる。おー良い調子だねー。





何回か質問されてそれに答える。あ、僕が説明してる間、兄さんも一緒に教えてる。







・・・1時間後





「終わった~!やったーこれで遊べる~!」

「お疲れ皆さん。じゃあ水着借りてプールへ行こっか。」

「まぁ水着まで貸して頂けますの?必要最低限の荷物しか持ってこなかったので、どうしようかと思ってたんですの。」






うん、僕も水着とか持ってきてないよ。子鷹狩くんが少しの荷物でいいって言ってたからね。



執事さんに案内されて試着室へ。・・・なんでもあるな。さすが自称リゾートホテル(笑)。







気に入った水着に着替えてプールへと行く。窓を開けると芝生がまず目に入り、その先に大きなプールがある。・・・真菜たちはパラソルの下でサマーベッドに凭れながら談笑していた。おや?休憩中だったのかな。







「真菜。」

「あ、お兄様達!もう遊べますの?」

「大丈夫だよ。これで思う存分遊べるよ。」

「良かったですわ!それではプールの中へ入ってビーチボールで遊びましょう!」

「お、いいねー!軽くストレッチしてからプール入ろっかー!」

「そうだね。」






そう言って6人で筋肉を伸ばすストレッチを始める。屈伸から始まり肩回し、ふくらはぎのストレッチなど準備運動をする。






「せーのっ!」







ドボーン!





皆で一斉にプールへ飛び込んだ。いやぁ~貸し切り状態だから自由にしてもいいよねぇ~!10人横に並び一斉にジャーンプ!・・・はぁ~爽・快☆






それからビーチボールを2つ用意しランダムに飛ばして遊んだ。・・・たまにアタックして遠くへ飛ばす奴がいたけど気にしない。遠くへ飛ばしたボールはアタックした奴が泳いで取りに行ってもらいます。





水深は浅めと深めと二段になっていて、飛び込んだのは深めの所で今ビーチボールで遊んでる土古路は浅めで、底に足がついてる状態で中学生女子が胸元まで水に浸かる位の水深がある。僕は鳩尾あたり位ある。






「万純さん!」

「よーし!薫風くん!受けとれっ!アターック!」

「ふっ、弱いな万純くん。真菜、万純くんにアタックだ!」

「はい薫風兄様!受け取ってくださいまし万純様!」

「えー!」






ケラケラ笑いながら万純くんを的にポンポンとボールを投げ合いっこする。うん、楽しいね~!







バッシャーン!・・・×3







ん?






「ビーチボールとは楽しそうだね。」

「ひやぁ~冷たい!気持ちい~!」

「俺たちもビーチバレーに加えてくれ。」







あ、乱入者登場。






ビーチボールでバレーをする事になった。下は砂浜でなくプールの中。これ、難しくない?動きずらいし、とりあえずアタックできない。






ネットを張って6対6で別れる。二階堂・子鷹狩・天野・流依・薫風・万純・紫音・麗華・陽南・真菜・他3。男は3人ずつで別れ、女子は、麗華さんが審判をすると言い抜けた。女子も3人ずつ別れる。





Aチーム

二階堂・流依・万純・陽南・真菜・莉美



Bチーム

子鷹狩・天野・薫風・紫音・真菜友(恩恵めぐみちゃんと蘭羅らんらちゃん)







平等にクジ引き。いつの間にか執事さんが用意してくれていた。うん、平等に別れたね。兄さんと万純くんと別れたけど仕方ない。







「わーい薫風一緒だ!頑張ろう!」

「見事に贔屓なしで別れましたね。紫音さん、恩恵ちゃんと蘭羅ちゃんを頼むね。」

「任せてください。えっと・・・後衛にいますわ。」

「うん、そうだね。できるだけ先輩や僕たちが守るから。」






ニッコリ笑うと紫音さん達がポッと頬を染めた。あ、性に合わないことを言ったかな?






バレーと同じルールでレシーブ・トス・アタックの流れでゲームが続いた。移動はやはり軽く泳いで位置をつける。男子がレシーブ、その後女子がトスしてまた男子がアタックする。たまにバランス崩して3番手に女子へとボールが回りネット先にボールを返すだけになったりする。







「薫風」

「恩恵ちゃん!」

「は、はい!あ、天野先輩!」

「ほい!ナイスパス。アタックー!」





バシャン!ザバン!と水しぶきが上がる。





「おっとと!莉美ちゃん!」

「は、はい!る、流依先輩!」

「はい・・・よしっ、薫風、受け止めてねっっと!」

「えぇ~!」








「兄さん、手加減してくれてもっ、と!紫音さん!」

「はい!・・・あぁ!すみません!」

「はい、任せてください。」









ジャバジャバ・・・トス。・・・パチャン・・・











「「「えー~~!」」」

「「「おー~~~!」」」





前はAチーム面々、後はBチーム面々。歓喜を挙げた。これ、素人の動きじゃないな。






「蘭ちゃんはバレー部へ入っていて期待の一年生なんですよ!」

「凄い動きだったな。ビーチバレーでも力を発揮するんだな。」

「わーい!これ僕たち有利じゃな~い?よし!罰ゲームでも考える~?」

「冗談じゃない!そっちが有利とわかった上で何都合の良い事言ってるんだ!」

「蘭羅ちゃん凄いね。じゃあサポート役は任せるね。」

「はい・・・お任せ、ください。」






おー蘭羅ちゃんってクールなのね。確かに4人でいる時、一番笑わないかもしれないなぁ。意外な一面。モテるんじゃないかな?







・・・そんで意外な戦力が発覚し、見事にBチームが勝ちました。まぁワンセットゲームだからそんな長引きませんよ。





それから休憩をとり空が夕日に染まるまでプールで遊んだ。うん、こんな大人数で遊ぶの前世でも遊んだことがなかったから楽しかったなぁ。



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