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熱い息と皮膚に触れんばかりの唇の気配。
そのままペロリと首筋を舌で舐め取られてしまえば、思わずぞわりと反応してしまう。
「ち、ちがっ!そうじゃなくてぇっ」
抵抗の意思を示したはずなのに、その声は自分が驚くほど甘く耳に響く。
「……ふうん?そうなんですか?でも、本当に?」
佐久間君の大きな手が背後から胸に滑り込み、焦らすように撫で回す。
「ふぁっ、ぁんっ!」
先端をコリコリ摘まれればビクリビクリと快感が走る。
「ふふっ先輩、気持ち良さそう。でも……本当に気持ち良いのかな?こっちも確かめてみましょうか?」
右手は相変わらず胸をもて遊びながら、左手が太ももを滑らせスカートの中に侵入してくる。
ショーツの上から敏感なところをスリスリ擦られてしまえばそれだけで軽い電流みたいな甘い衝撃が走り、がくりと膝が折れてしまう。
「あは。先輩、敏感。ちょっと触っただけでイっちゃったの?」
嬉しそうに耳たぶを食みながら囁く佐久間君は、ぐにゃりと力の抜けた私をそのまま机に組み敷くと、そのまま上に伸し掛かる。背中に感じる机の冷たく固い感触と、お腹に伝わる佐久間君の熱い体温とその高ぶり。
「じゃあココはどうなってるのかな?」
ショーツの中にそろりと手が滑り込んでくる。
クチュリと響く水音に、ニヤリと笑う佐久間君。
「せーんぱぁーい。もうびしょびしょじゃないですか。俺のでそんなに感じちゃってるんですか?」
かわいい、と囁きながら佐久間君は今度は容赦無しに熱い泥濘をかき分けるように指をぐちゅぐちゅ侵入させてくる。
「そ、そんなこと、ないぃ……んぅっ!!」
抗議を示そうと声を上げるが、説得力の無い蕩けた口調になってしまう。
ゆっくり入り口の縁をなぞるような動きから始まった指の動きは段々遠慮が無くなって、今では前後の激しい抽挿となり、時々中をぐりんと抉るように擦りつけてくる。
パチュパチュ聞こえる水音すらも刺激的。
そんなことをされてしまえば身体は先週のそれを覚えていて、もっと奥まで入れて欲しくなって、モジモジ腰が動いてしまう。
けど、けど、これでは先週と同じことになってしまう。
また、快楽に流されて最後まで致してしまう。
「や、やだっ佐久間君っ。ダメ、ダメなのっ!」
「んー?何がダメなの?」
「だ、だって、ここ会社だしっ!誰か来るかわからないし!!」
「でも先週俺達、ここで今よりもっと凄いことしちゃってるんですよ?そんなの今更じゃないですか?」
ここまできたなら、途中で止めても最後までしちゃっても、どっちにしたって似たようなもんですって。
とんでもなく魅惑的な表情で、佐久間君は悪魔のように誘惑の言葉を囁く。
そう、なのかな?
最後までしちゃっても、おんなじなのかな?
だったら、致しちゃってもいいのかな?
グズグズに蕩けた頭では何も考えられない。
佐久間君の言う事がこの世で一番正しい様な気がしてきて、思わず誘いに乗ってしまいたい衝動に駆られてしまう。
……でも、ダメだ。
色々はっきりさせなければ。
そのままペロリと首筋を舌で舐め取られてしまえば、思わずぞわりと反応してしまう。
「ち、ちがっ!そうじゃなくてぇっ」
抵抗の意思を示したはずなのに、その声は自分が驚くほど甘く耳に響く。
「……ふうん?そうなんですか?でも、本当に?」
佐久間君の大きな手が背後から胸に滑り込み、焦らすように撫で回す。
「ふぁっ、ぁんっ!」
先端をコリコリ摘まれればビクリビクリと快感が走る。
「ふふっ先輩、気持ち良さそう。でも……本当に気持ち良いのかな?こっちも確かめてみましょうか?」
右手は相変わらず胸をもて遊びながら、左手が太ももを滑らせスカートの中に侵入してくる。
ショーツの上から敏感なところをスリスリ擦られてしまえばそれだけで軽い電流みたいな甘い衝撃が走り、がくりと膝が折れてしまう。
「あは。先輩、敏感。ちょっと触っただけでイっちゃったの?」
嬉しそうに耳たぶを食みながら囁く佐久間君は、ぐにゃりと力の抜けた私をそのまま机に組み敷くと、そのまま上に伸し掛かる。背中に感じる机の冷たく固い感触と、お腹に伝わる佐久間君の熱い体温とその高ぶり。
「じゃあココはどうなってるのかな?」
ショーツの中にそろりと手が滑り込んでくる。
クチュリと響く水音に、ニヤリと笑う佐久間君。
「せーんぱぁーい。もうびしょびしょじゃないですか。俺のでそんなに感じちゃってるんですか?」
かわいい、と囁きながら佐久間君は今度は容赦無しに熱い泥濘をかき分けるように指をぐちゅぐちゅ侵入させてくる。
「そ、そんなこと、ないぃ……んぅっ!!」
抗議を示そうと声を上げるが、説得力の無い蕩けた口調になってしまう。
ゆっくり入り口の縁をなぞるような動きから始まった指の動きは段々遠慮が無くなって、今では前後の激しい抽挿となり、時々中をぐりんと抉るように擦りつけてくる。
パチュパチュ聞こえる水音すらも刺激的。
そんなことをされてしまえば身体は先週のそれを覚えていて、もっと奥まで入れて欲しくなって、モジモジ腰が動いてしまう。
けど、けど、これでは先週と同じことになってしまう。
また、快楽に流されて最後まで致してしまう。
「や、やだっ佐久間君っ。ダメ、ダメなのっ!」
「んー?何がダメなの?」
「だ、だって、ここ会社だしっ!誰か来るかわからないし!!」
「でも先週俺達、ここで今よりもっと凄いことしちゃってるんですよ?そんなの今更じゃないですか?」
ここまできたなら、途中で止めても最後までしちゃっても、どっちにしたって似たようなもんですって。
とんでもなく魅惑的な表情で、佐久間君は悪魔のように誘惑の言葉を囁く。
そう、なのかな?
最後までしちゃっても、おんなじなのかな?
だったら、致しちゃってもいいのかな?
グズグズに蕩けた頭では何も考えられない。
佐久間君の言う事がこの世で一番正しい様な気がしてきて、思わず誘いに乗ってしまいたい衝動に駆られてしまう。
……でも、ダメだ。
色々はっきりさせなければ。
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