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番外編
【番外編】騎士団の交流会7
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「……で?」
ドレスを着ながら、ユベルティナはロジェに問いかけた。
「破片はありましたか?」
「なかった」
先に濃紺の騎士の制服をすっかり着たロジェは、あっさり認めた。
「君の中はとても温かくて柔らかくて、気持ちよかった。それだけだった」
「もうっ……」
恥ずかしいことをさらっと言うので、ユベルティナは赤面してしまう。
「……しかし、君の淹れた紅茶は冷めても美味しいな」
とロジェは水筒から紅茶を飲んでいる。ユベルティナが差し入れた紅茶だ。
「いや、君と一緒だとなんでも美味しいということか」
「もうっ、ロジェ様ったら……」
はぁ~、とユベルティナはため息をついた。
つい流されてしまったが……、今はこんなことをしている場合ではないはずだ。
「そろそろ戻らないと駄目ですよ! サイン会の途中で抜け出して来ちゃったんですからね。しかもこんなことまでして。待っている子たち、いっぱいいるのに」
もちろん、ユベルティナにも責任はあることは分かっている。今ロジェが飲んでいる紅茶はまさにその原因だし、結局ロジェとしてしまったし、その……、気持ち良かったし。
だが、それでも言わせてもらった。
「だからその分、今からでもいっぱい女の子たちにサービスしてくださいねっ!」
「何故そんなことをしなければならないんだ。私は君以外の女性など興味ないというのに」
ロジェの真っ向否定に、ユベルティナはむーっと口をへの字にする。
「騎士団のお仕事でしょう? それに、女性ファンのことは大事にしないといけませんよ」
「仕事、か……」
はぁ、とロジェはため息をついた。
「……そうだな。仕方ない、行くか。……君は疲れただろうし、ここで休んでいるといい」
確かに、足腰が気怠いし、歩こうと思ってもふらふらとおぼつかない。行為の最中は主にロジェが動くが、それでもユベルティナも、自分で思う以上に体力を消耗させているらしい。
「……そうですね。お言葉に甘えさせていただきます」
「ああ、そうしてくれ。じゃあ、行ってくる」
ちゅっ、と。ロジェはユベルティナの頬にキスを落とした。
ドレスを着ながら、ユベルティナはロジェに問いかけた。
「破片はありましたか?」
「なかった」
先に濃紺の騎士の制服をすっかり着たロジェは、あっさり認めた。
「君の中はとても温かくて柔らかくて、気持ちよかった。それだけだった」
「もうっ……」
恥ずかしいことをさらっと言うので、ユベルティナは赤面してしまう。
「……しかし、君の淹れた紅茶は冷めても美味しいな」
とロジェは水筒から紅茶を飲んでいる。ユベルティナが差し入れた紅茶だ。
「いや、君と一緒だとなんでも美味しいということか」
「もうっ、ロジェ様ったら……」
はぁ~、とユベルティナはため息をついた。
つい流されてしまったが……、今はこんなことをしている場合ではないはずだ。
「そろそろ戻らないと駄目ですよ! サイン会の途中で抜け出して来ちゃったんですからね。しかもこんなことまでして。待っている子たち、いっぱいいるのに」
もちろん、ユベルティナにも責任はあることは分かっている。今ロジェが飲んでいる紅茶はまさにその原因だし、結局ロジェとしてしまったし、その……、気持ち良かったし。
だが、それでも言わせてもらった。
「だからその分、今からでもいっぱい女の子たちにサービスしてくださいねっ!」
「何故そんなことをしなければならないんだ。私は君以外の女性など興味ないというのに」
ロジェの真っ向否定に、ユベルティナはむーっと口をへの字にする。
「騎士団のお仕事でしょう? それに、女性ファンのことは大事にしないといけませんよ」
「仕事、か……」
はぁ、とロジェはため息をついた。
「……そうだな。仕方ない、行くか。……君は疲れただろうし、ここで休んでいるといい」
確かに、足腰が気怠いし、歩こうと思ってもふらふらとおぼつかない。行為の最中は主にロジェが動くが、それでもユベルティナも、自分で思う以上に体力を消耗させているらしい。
「……そうですね。お言葉に甘えさせていただきます」
「ああ、そうしてくれ。じゃあ、行ってくる」
ちゅっ、と。ロジェはユベルティナの頬にキスを落とした。
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