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39. レイラside 失ったもの

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※R15です。苦手な方は飛ばしてください。
 今回はいつもよりも過激?なのでご注意を!


***************


「フィーナの国外追放を取り消すことにした」


 いつも通り妃教育の合間にクラウス様とお茶をしていると、突然そんなことを言われましたの。
 その言葉のせいで、私は今までにないくらい焦り始めてしまいましたわ。


「それはどういう意味ですの⁉︎」

「そのままの意味だよ。フィーナが可哀想に思えてきてしまってね」


 クラウス様のこの言葉を聞いて、私は何が起きているのか察しましたわ。
 彼の気持ちがあの女に向いてきていて、このままでは私の立場が危ういと。

 妃教育を必死に頑張ってきたのに見放されるなんて、耐えられませんわ。
 だから、私は初めてクラウス様を誘惑した時のように彼のお茶の中に惚れ薬を入れました。

 それからいくつか質問して時間を稼いでいると、少しずつ彼の顔が赤くなってきたので、上目遣いに私はこう口にしました。


「もう私を抱いてくださらないのですか……?」

「いや、そういうわけでは」

「では、何故あの女のことを気にかけるのですか? 私を捨てるおつもりなのでしょう?」


 そう言いながら泣きそうな表情を作ります。
 同時に彼を誘惑するための色仕掛けもしていますわ。


「捨てるつもりなんてないよ。信じてくれ」

「今から抱いてくださる?」

「言われなくても抱くよ」


 クラウス様はそう言った瞬間、私を横抱きにして寝室に移動しました。

 寝室に入る直前、侍女が憐む目で私を見ていました。
 抱かれる私の心配をしてくれたのだと思いますわ。


「もう我慢できない……」

「きゃっ⁉︎」


 虚な瞳のクラウス様に突然押し倒され、驚いた私は声を上げてしまいました。
 彼の目が虚なのを知った瞬間、嫌な汗が出てきました。

 まずいですわ……惚れ薬が効きすぎていますわ……。


「すまない、今日は手加減出来なさそうだよ」


 その次の瞬間、彼の手に私が履いていたショーツが握られていました。
 ついさっきまでしっかり履いていたのに、いつの間にか脱がされてしまったみたいです。

 そして私が身構えるよりも早く、クラウス様の手が大事なところに触れていました。


「ちょ、ちょっと待ってくださいませ! 私、まだ準備が……」

「ごめん、待てない」


 そう口にする彼は瞬く間に服を脱いで、逃げ出そうとする私を押さえつけてきました。
 その直後、今までに感じたことのない痛みが私を襲いました。


「痛いっ、止めてぇ……!」

「痛がるレイラも可愛い……」


 
 微笑む彼は一切聞く耳を持ってくれず、そのまま私が気絶するまで本当の意味で抱かれてしまいましたわ……。
 今までは私の身体を弄るだけでしたのに。


 しっかり責任とってくださいね、クラウス様。


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また変態が進化してしまいました……。気持ち悪くて申し訳ありません。
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