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シフォンケーキを切り分け4人分の皿を持ち、ダイニングテーブルに並べた。
「ありがとう!小太郎君!!!」
飯田のオッサンが嬉しそうにお礼を言った。
“俺”に、お礼を言った。
オッサンにはみんなよりデカくシフォンケーキを切ったから、それは嬉しいのだろう。
缶ビールをグビグビの飲みながら、シフォンケーキもバクバク食っていく。
楽しそうに親父と話していて・・・親父も凄く楽しそうに・・・たまに、本性を出して話している。
家族以外に本性を出しているのを初めて見た。
俺はババアが持たせたシフォンケーキを食べていると・・・
目の前に座る真知子はシフォンケーキをジッと見たまま、食べようとしない。
「人の手土産、一口は食えよ!!!
失礼な奴だな!!!」
性格の悪い俺は、こんな言い方しか出来なかった。
骸骨みたいな真知子が心配だと、思っていたのに・・・。
またやってしまったと後悔していたら、真知子がクスクスと笑った・・・。
そして、顔を上げた・・・。
「私は、あんまり食べられなくて・・・。」
「ありがとう!小太郎君!!!」
飯田のオッサンが嬉しそうにお礼を言った。
“俺”に、お礼を言った。
オッサンにはみんなよりデカくシフォンケーキを切ったから、それは嬉しいのだろう。
缶ビールをグビグビの飲みながら、シフォンケーキもバクバク食っていく。
楽しそうに親父と話していて・・・親父も凄く楽しそうに・・・たまに、本性を出して話している。
家族以外に本性を出しているのを初めて見た。
俺はババアが持たせたシフォンケーキを食べていると・・・
目の前に座る真知子はシフォンケーキをジッと見たまま、食べようとしない。
「人の手土産、一口は食えよ!!!
失礼な奴だな!!!」
性格の悪い俺は、こんな言い方しか出来なかった。
骸骨みたいな真知子が心配だと、思っていたのに・・・。
またやってしまったと後悔していたら、真知子がクスクスと笑った・・・。
そして、顔を上げた・・・。
「私は、あんまり食べられなくて・・・。」
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