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二章
蜜月 ※
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二度目はラウルの長い指がララの蜜壺を丁寧にかき回す。
愛撫を重ねるほどに、ララはどんどん淫らに蕩けてゆく。
濡れた柔肉の中にざらりと感触の違う場所がある。
そこを集中的に擦ると、耐え兼ねたように高く喘ぎ腰が跳ね、身体が熱くなってしっとりと汗ばんでくる。肌が手に吸い付いてくる。
「んっ、ああ、ラウルッ、そこ、ダメ……」
繊細な肉襞は、昂ぶれば昂ぶるほど熱を持ち、トロトロと零し、合わさった肉の襞がコリッと固くなる。
その先で勃起した蕾を舌で確かめていると、ララがとうとう泣き出した。
「あ、あぁ、ラウル、もう……」
ララが半身を起こして必死に寝台をずり上がり、ラウルの手を逃れようとする。だがこの柔らかなシーツの海は狭い。
ララを見る黒い瞳は、まだ激しい欲情の火をともしている。
「ララ?」
「はぁはぁ……」
ララがどうすればいいのとラウルを見上げる。
「そんな顔されたらますます止められないぞ?」
ラウルがララを引き寄せて背中から抱え、きめ細かい頬に唇をつけ、耳元で小さく囁く。
「じゃあ、もう無理かどうか確かめてみよう……」
「え……?」
ラウルが肘で膝を押さえるようにして足を大きく開かせ、ララの手を取った。
「ここ……」
ラウルの手が、ララの手を自身の濡れた秘密に導いた。
閉じようとする長い足をラウルの空いた手が阻止してしまう。
「う……」
「わかるか? この入り口……」
割れ目を囲む花弁に指先をそっと這わせる。
「ふ…ぅ…ぅ」
「コリッと固くなってるだろ?」
ラウルはララの手を使って自身の秘密を確かめさせる。
ラウルの骨張った長い指が二本、熱い蜜壺につぷっと射し込まれてゆっくりと抽送している。
淫らな湿った音がする。
「あっ、あっ……」
「わかるか? 入り口はコリッと固いのに、中はこんなにくにゃくにゃに柔らかい……」
中で角度を変えてかき回す指先は、すでにララの感じる部分を正確に知っていた。
ララは激しい喘ぎを我慢できない。
ラウルの指には、たっぷりと愛液が絡んで糸を引く。
「……イヤか? ホントに?」
ラウルが濡れた指を舐めた。
「ひ、ひっ、く、うう……ラウル……」
「この蕾、赤くなってぷくっと膨らんで……」
「は、あ、あっ」
ララの背中に電流が駆け上がる。
「おまえも俺のように勃起してるんだ……」
「ああ、ラウル……」
「触れてみろ、自分で」
ラウルの手と一緒に、ララが自分で自分を弄っている。
「う、うっ、あぅ、ああ……」
「ああ、なんで淫らで可愛いんだ……」
「ラ、ラウル、が、そうした……」
「そうだ。だからおまえは俺のものだ……」
己の快感に抗えず、ララの手が自ら淫らに動いている。
「あ、あああ」
「ララ、俺が欲しいと言ってくれ……」
「ラ、ウル……挿れて…っ」
泣きながらぐったりとラウルの肩に小さな頭と背中を預けたララは、さっきから尻に当たるララの蕾など比較にならないほど大きく固く反り返るラウルの肉茎が、ララの中心をずぶずぶとかき分けてゆく激しい快感に息を吞んだ。
「―――…っ」
ララはもう声も出ない。
いつの間にか四つん這いにされて、ラウルが後ろから激しく攻めてくる。
パツパツと肌と肌が打つ音がする。
もう限界だと思っていたのに、次の絶頂の波が再びララを襲う。
ラウルは容赦なく、貪欲にララの快感の扉を次々に開いてゆく。
ララの身体の奥に、ララの知らない快感の果実があって、ラウルに突かれるたびにその実が弾けて理性を奪う。
それは、蕾の先で弾けた鋭い絶頂など比較にならないほど激しかった。
「ああ、ラウル、おかしく…なる……」
「はぁはぁ俺もだ……」
ラウルが激しさを増す。
自分が自分ではないみたいだ。
こんなにもはしたない格好で、恥ずかしげもなくラウルを求め、いくらでも淫らになって墜ちてゆく。
さっきまでうつ伏せになっていたと思ったのに、いつの間にか仰向けになっていて、ラウルの黒い瞳がララを見下ろしていた。
ララにどうしようもなく溺れている眼差し。たぶんララも、こんな眼差しでラウルを見つめているのだろう。
「はぁはぁ、ララ、このままおまえをどこかへ攫っていきたい」
ラウルのその言葉が胸を打つ。
この世界の果てまで行こうと二人は神龍から逃れられない。
ラウルは、まるでララに自分を刻み付けるように激しい。
「あ、あ、会いに、行く」
「……本当か?」
「はぁはぁ、シンに乗って、はぁ、いつでも好きな時に……」
「本当だな?」
はくはくと浅い息を繰り返しながら、ララが必死にうなずいた。
「絶対だ……」
わかってる。だって私はもう、ラウルがいないと生きていけない──。
「う…あぁ、ラウル、また、イ、ク……」
「ララ、それまで俺を忘れるんじゃないぞ……」
「あああぁ―――」
最後はもう聞いていなかった。
ラウルがゴダールの一団を引き連れて慌ただしく国に帰って行き、その後独りでやってきたのは、呆れたことに、ララの身体中に残されたキスマークがまだ消えずに薄く残っている頃だった。
ララが、シンの王宮の外れにある、元はカリアの研究室兼居室でもある一軒家で論文を読んでいる時、玄関ドアをノックするものがあった。ここを知っていいるのは宮廷の中でもごく一部だ。レイチェルかポルドだろうと思ってドアを開けると、そこにいたのは艶やかな漆黒の馬を連れたラウルだった。
「ラウル!?」
「ララ」
ララの顔を見た途端、笑顔を見せたラウルの横で、漆黒の馬が突然小さく渦巻いて一本の刀剣になった。神器に変化したのだ。
「どうやって……」
ここへ来たんだと言い終わる前に、冷たい外気を纏ったラウルが、部屋に押し入りながらララを抱きしめた。
「ゴダールも飛べる」
「あ、ああ……」
言われてみれば、シンも飛べるのだからゴダールが飛べてもおかしくはない。
でも、夜中に海を渡るのはずいぶん寒かろう。
「ラウル、冷たくなってる。今暖かいお茶でも……」
「いい、おまえが温めてくれ」
言うなりキスして抱きしめられた。
「寝台は奥の部屋か?」
「え、ええ、いきなり?」
ラウルはララの話など聞いてくれない。ララを抱き上げて奥の寝室へと連れ込まれた。
気づくとララは裸に剥かれ、覆いかぶさってくるラウルの背中に腕を回していた。
「なぜ会いにこなかった?」
「だって、まだ一週間も……というか、なんでここが……?」
「ゴダールにシンの気配がするところで降ろせと言った……」
「ああ、ゴダールが……」
ゴダールは王族が一晩で神龍の加護を失ってしまった。その後始末が一週間やそこらで処理できるわけがない。
神龍ゴダールを従えてのラウルの王位継承は圧倒的に有利には違いないが、この代替わりがもたらす問題は、少し考えただけで生半可なものでないだろう。政治も人の心も簡単ではない。
おそらくラウルは、ゴダールの地を踏んだ瞬間から行き着く島もないほど多忙だったろう。
「ゴダールが俺を乗せて翔べるとわかったら、会いたくてたまらなくなった。でも朝までには帰らなければ……」
ラウルのこの情熱が、ララの心をきゅんと甘く掴む。こんなことを言われたら無茶をするなと言えない。
ラウルに少し触れられただけで、すぐに熱く燃え上がる身体に戸惑いながら、駆け上がる絶頂の火花にララの思考が持っていかれる。
ハッと目を覚ましたときには、すでにラウルはおらず、日は高く上り、ララの身体中に再びラウルのキスの痕跡が濃く残され、なぜかラウルのマントにくるまって眠っていた。
「ん? なんだこれ?」
そこへノックの音がして、レイチェルが入ってきた。
マントに包まるララを見て、朝の挨拶をするよりも先に目を丸くしている。
「ま、ララ様? 寝台の寝具はどこですの?」
「え? あれ?」
寝台には、あろうことかシーツも枕も毛布も無くなっている。
ついでに寝巻きも無くなっているので、レイチェルが「すわ宮廷の最深部に曲者が」と大騒ぎしそうになったので、ララが慌てて止めた。
「ままま待って、レイチェル! ラウルだ!」
「ラウル様?」
メモが残っていたのである。
ララの寝具を盗んで行ったのはもちろんラウルだ。それにはこう書かれていた。
『今度新しいものを贈るから許せ』
ララがため息をつきながら「なんでこんな悪戯を」と呆れていると、冷静さを取り戻したレイチェルがさも楽しそうに笑いながら言った。
「おそらく、あなた様の匂いが残っているものが欲しかったのでしょうねえ」
「な、なんで!?」
ぎょっとしてララが慌てると、レイチェルがそんなの決まってると言うように言った。
「本体が無理ならせめて匂いだけでもというところではないでしょうか」
ララはその言葉に真っ赤になった。
「でもまぁ、寝具一式に寝巻きまでって、ラウル様はよっぽどですわねえ」
後日、ララにゴダール王からの贈り物だといって、高価な宝飾品やドレスの他に、最高級品の絹の寝具と蜘蛛の糸で編まれたような美しいナイトドレスが一式届けられた。
「木綿でいいのに……」
ララが高級品を持て余してため息をついた。
愛撫を重ねるほどに、ララはどんどん淫らに蕩けてゆく。
濡れた柔肉の中にざらりと感触の違う場所がある。
そこを集中的に擦ると、耐え兼ねたように高く喘ぎ腰が跳ね、身体が熱くなってしっとりと汗ばんでくる。肌が手に吸い付いてくる。
「んっ、ああ、ラウルッ、そこ、ダメ……」
繊細な肉襞は、昂ぶれば昂ぶるほど熱を持ち、トロトロと零し、合わさった肉の襞がコリッと固くなる。
その先で勃起した蕾を舌で確かめていると、ララがとうとう泣き出した。
「あ、あぁ、ラウル、もう……」
ララが半身を起こして必死に寝台をずり上がり、ラウルの手を逃れようとする。だがこの柔らかなシーツの海は狭い。
ララを見る黒い瞳は、まだ激しい欲情の火をともしている。
「ララ?」
「はぁはぁ……」
ララがどうすればいいのとラウルを見上げる。
「そんな顔されたらますます止められないぞ?」
ラウルがララを引き寄せて背中から抱え、きめ細かい頬に唇をつけ、耳元で小さく囁く。
「じゃあ、もう無理かどうか確かめてみよう……」
「え……?」
ラウルが肘で膝を押さえるようにして足を大きく開かせ、ララの手を取った。
「ここ……」
ラウルの手が、ララの手を自身の濡れた秘密に導いた。
閉じようとする長い足をラウルの空いた手が阻止してしまう。
「う……」
「わかるか? この入り口……」
割れ目を囲む花弁に指先をそっと這わせる。
「ふ…ぅ…ぅ」
「コリッと固くなってるだろ?」
ラウルはララの手を使って自身の秘密を確かめさせる。
ラウルの骨張った長い指が二本、熱い蜜壺につぷっと射し込まれてゆっくりと抽送している。
淫らな湿った音がする。
「あっ、あっ……」
「わかるか? 入り口はコリッと固いのに、中はこんなにくにゃくにゃに柔らかい……」
中で角度を変えてかき回す指先は、すでにララの感じる部分を正確に知っていた。
ララは激しい喘ぎを我慢できない。
ラウルの指には、たっぷりと愛液が絡んで糸を引く。
「……イヤか? ホントに?」
ラウルが濡れた指を舐めた。
「ひ、ひっ、く、うう……ラウル……」
「この蕾、赤くなってぷくっと膨らんで……」
「は、あ、あっ」
ララの背中に電流が駆け上がる。
「おまえも俺のように勃起してるんだ……」
「ああ、ラウル……」
「触れてみろ、自分で」
ラウルの手と一緒に、ララが自分で自分を弄っている。
「う、うっ、あぅ、ああ……」
「ああ、なんで淫らで可愛いんだ……」
「ラ、ラウル、が、そうした……」
「そうだ。だからおまえは俺のものだ……」
己の快感に抗えず、ララの手が自ら淫らに動いている。
「あ、あああ」
「ララ、俺が欲しいと言ってくれ……」
「ラ、ウル……挿れて…っ」
泣きながらぐったりとラウルの肩に小さな頭と背中を預けたララは、さっきから尻に当たるララの蕾など比較にならないほど大きく固く反り返るラウルの肉茎が、ララの中心をずぶずぶとかき分けてゆく激しい快感に息を吞んだ。
「―――…っ」
ララはもう声も出ない。
いつの間にか四つん這いにされて、ラウルが後ろから激しく攻めてくる。
パツパツと肌と肌が打つ音がする。
もう限界だと思っていたのに、次の絶頂の波が再びララを襲う。
ラウルは容赦なく、貪欲にララの快感の扉を次々に開いてゆく。
ララの身体の奥に、ララの知らない快感の果実があって、ラウルに突かれるたびにその実が弾けて理性を奪う。
それは、蕾の先で弾けた鋭い絶頂など比較にならないほど激しかった。
「ああ、ラウル、おかしく…なる……」
「はぁはぁ俺もだ……」
ラウルが激しさを増す。
自分が自分ではないみたいだ。
こんなにもはしたない格好で、恥ずかしげもなくラウルを求め、いくらでも淫らになって墜ちてゆく。
さっきまでうつ伏せになっていたと思ったのに、いつの間にか仰向けになっていて、ラウルの黒い瞳がララを見下ろしていた。
ララにどうしようもなく溺れている眼差し。たぶんララも、こんな眼差しでラウルを見つめているのだろう。
「はぁはぁ、ララ、このままおまえをどこかへ攫っていきたい」
ラウルのその言葉が胸を打つ。
この世界の果てまで行こうと二人は神龍から逃れられない。
ラウルは、まるでララに自分を刻み付けるように激しい。
「あ、あ、会いに、行く」
「……本当か?」
「はぁはぁ、シンに乗って、はぁ、いつでも好きな時に……」
「本当だな?」
はくはくと浅い息を繰り返しながら、ララが必死にうなずいた。
「絶対だ……」
わかってる。だって私はもう、ラウルがいないと生きていけない──。
「う…あぁ、ラウル、また、イ、ク……」
「ララ、それまで俺を忘れるんじゃないぞ……」
「あああぁ―――」
最後はもう聞いていなかった。
ラウルがゴダールの一団を引き連れて慌ただしく国に帰って行き、その後独りでやってきたのは、呆れたことに、ララの身体中に残されたキスマークがまだ消えずに薄く残っている頃だった。
ララが、シンの王宮の外れにある、元はカリアの研究室兼居室でもある一軒家で論文を読んでいる時、玄関ドアをノックするものがあった。ここを知っていいるのは宮廷の中でもごく一部だ。レイチェルかポルドだろうと思ってドアを開けると、そこにいたのは艶やかな漆黒の馬を連れたラウルだった。
「ラウル!?」
「ララ」
ララの顔を見た途端、笑顔を見せたラウルの横で、漆黒の馬が突然小さく渦巻いて一本の刀剣になった。神器に変化したのだ。
「どうやって……」
ここへ来たんだと言い終わる前に、冷たい外気を纏ったラウルが、部屋に押し入りながらララを抱きしめた。
「ゴダールも飛べる」
「あ、ああ……」
言われてみれば、シンも飛べるのだからゴダールが飛べてもおかしくはない。
でも、夜中に海を渡るのはずいぶん寒かろう。
「ラウル、冷たくなってる。今暖かいお茶でも……」
「いい、おまえが温めてくれ」
言うなりキスして抱きしめられた。
「寝台は奥の部屋か?」
「え、ええ、いきなり?」
ラウルはララの話など聞いてくれない。ララを抱き上げて奥の寝室へと連れ込まれた。
気づくとララは裸に剥かれ、覆いかぶさってくるラウルの背中に腕を回していた。
「なぜ会いにこなかった?」
「だって、まだ一週間も……というか、なんでここが……?」
「ゴダールにシンの気配がするところで降ろせと言った……」
「ああ、ゴダールが……」
ゴダールは王族が一晩で神龍の加護を失ってしまった。その後始末が一週間やそこらで処理できるわけがない。
神龍ゴダールを従えてのラウルの王位継承は圧倒的に有利には違いないが、この代替わりがもたらす問題は、少し考えただけで生半可なものでないだろう。政治も人の心も簡単ではない。
おそらくラウルは、ゴダールの地を踏んだ瞬間から行き着く島もないほど多忙だったろう。
「ゴダールが俺を乗せて翔べるとわかったら、会いたくてたまらなくなった。でも朝までには帰らなければ……」
ラウルのこの情熱が、ララの心をきゅんと甘く掴む。こんなことを言われたら無茶をするなと言えない。
ラウルに少し触れられただけで、すぐに熱く燃え上がる身体に戸惑いながら、駆け上がる絶頂の火花にララの思考が持っていかれる。
ハッと目を覚ましたときには、すでにラウルはおらず、日は高く上り、ララの身体中に再びラウルのキスの痕跡が濃く残され、なぜかラウルのマントにくるまって眠っていた。
「ん? なんだこれ?」
そこへノックの音がして、レイチェルが入ってきた。
マントに包まるララを見て、朝の挨拶をするよりも先に目を丸くしている。
「ま、ララ様? 寝台の寝具はどこですの?」
「え? あれ?」
寝台には、あろうことかシーツも枕も毛布も無くなっている。
ついでに寝巻きも無くなっているので、レイチェルが「すわ宮廷の最深部に曲者が」と大騒ぎしそうになったので、ララが慌てて止めた。
「ままま待って、レイチェル! ラウルだ!」
「ラウル様?」
メモが残っていたのである。
ララの寝具を盗んで行ったのはもちろんラウルだ。それにはこう書かれていた。
『今度新しいものを贈るから許せ』
ララがため息をつきながら「なんでこんな悪戯を」と呆れていると、冷静さを取り戻したレイチェルがさも楽しそうに笑いながら言った。
「おそらく、あなた様の匂いが残っているものが欲しかったのでしょうねえ」
「な、なんで!?」
ぎょっとしてララが慌てると、レイチェルがそんなの決まってると言うように言った。
「本体が無理ならせめて匂いだけでもというところではないでしょうか」
ララはその言葉に真っ赤になった。
「でもまぁ、寝具一式に寝巻きまでって、ラウル様はよっぽどですわねえ」
後日、ララにゴダール王からの贈り物だといって、高価な宝飾品やドレスの他に、最高級品の絹の寝具と蜘蛛の糸で編まれたような美しいナイトドレスが一式届けられた。
「木綿でいいのに……」
ララが高級品を持て余してため息をついた。
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