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第二章
祖父として、伯父として、
しおりを挟む[モーリス•ノーザンコートの見解]
叔父として、ずっーと見守って来た。
生まれた時から見てきた。
そして、仕事で海外を回って帰って来たら あの子に手出し無用になっていた。
会う事も禁じられてしまった。
おかしい、何かがおかしい。
皆、何かに囚われている。
そして、私にはそれが通用しないのは何故なのか?
[王家の呪い]
王の直系男子が、恋愛絡みで訳のわからぬ行動をして 天の怒りを買うという事。
そもそも、そんな王子を放っておく方が悪いと思うが?
そんな息子は殴って厚生させれば良いと思うのだが???
今回は、ジェイコブ王子の番だと言う。
元々アイツは、思い込みが激しい。
選民意識が異常に高い。
そして魔力も桁外れに強い。
あれは、過去の近親婚の弊害だろう。
しかし、サーガという詩の通りマリーには、金と銀の加護があり それを白いものが包んでいるのは、ウッドフィールドの巫女姫の見立てでは確かなようだ。
マリーが年越しの儀式で見たという銀の髪の女神 2人。
同じ顔をしていたらしい。
初代様に降嫁された女神様とコーネリアなのか?
しかし、初代王妃様の髪色はわかっていない。では、誰か? 初代王妃様も銀髪だったのか?
マリーは、寝ぼけていてうろ覚えだと言うが、女神様のお言葉「好きに生きてよい」というようなニュアンスだったと言っていた。
マリーの思った通りに行動して良いと言う事なのか?
そして、今回の年越しの儀式で、マリーの白きモヤが取れた
[白きモヤの中からい出し]
これが、モヤから出た状態なのか?
以前、リチャード王子の時は 周りが[呪い]に巻き込まれぬように手を回して断罪自体を早めてしまった。
天は、周りの介入を嫌う
では、マリー本人の選択だったなら良しと言う事なのか?
今回の誘拐事件も六歳の時に起こるはずだったが、王がない事にした。
しかし時期をずらして誘拐事件は起こってしまった。
しかし、考えようでは 普通にある誘拐事件だと考えてみると、実は 天などは関係ないのではないのか?と、勘繰ってしまう。
[呪い]、あの天才的な父でさえ振り回されている感じがする。
私にしてみたら、呪いの元凶である殿下さえ排除すればいい事だと思うのだが•••
呪いと分かって放置するのはおかしな話だ。
何故、私だけが違う考えになってしまうのだろうか?
マリーが3才の頃から10年程海外に居たせいなのか•••
そう思い息子は、海外の学園に留学させている。
王家に対しても、忠誠心だけでなく客観的に見る事が出来るよう少し距離を置いた方がよい。
まあ、我が家の特性で余り顔が知れ渡らないようにという配慮もあるのだが、、、
来年の殿下の卒業式に何かがおきる、という事が前提として動いておいた方が良いだろう。
************
[チャールズ•ノーザンコート]の見解
息子モーリスは[王家の呪い]についは懐疑的である。
海外で10年過ごしたせいだろうか?
帰って来てマリアベルに会えない事が納得いかなかったようだ。
そもそも、何故手出し無用が会う事も禁止になってしまったのだろうか?
そう言われると私も解釈に困ってしまう。
マリアベルが生まれて学園に入るまでの13年間、誰も、何も、してこなかった。
何故だろう???
父親であるローガンからして全く関わらなかった。
クラレンスの中だけでマリアベルの世界は完結していた。
ケイ様は学園に入学して初めてマリアベルの話は進み始めると仰っていたが、、、
まさに、今まで停止していたマリアベルの人生の歯車が回り始めたかのようだ。
マリアベルが見た2人の銀髪の女神!
ケイ様は「私は天使を産むのよ」そう言われていたが•••
サーガに出て来た[銀の器]とは女神の器を持った娘?それとも本物の天使の事だったのか?
まずは、初代王妃様の髪色を調べて見なくてはならないな。
女神様の「好きに生きてよい」
これを聞いて私はマリアベルに選択肢を沢山用意しようと思った。
カーバンクル伯爵の娘フランシス嬢
彼女は、大変自我が強い。
物事の善悪がハッキリとしている。
殿下であろうと、公爵家であろうと、怯む事なない。
彼女が味方についてくれたらマリアベルに取っても心強い。
特に対ラヴィには効力を発揮してくれるだろう。
今回の呪い、ジェイコブ殿下、ラヴィ、スティーブン。
マリアベルは自力でラヴィとスティーブンの関わりを崩してしまった。
この2人は[呪いの輪]から外れたと思って良いだろう。
ケイ様の危惧されていた悲劇から、少しづつズレが生じて来ている。
幸福な終わりがあるのだろうか?
あって欲しい。私達の愛するマリアベル
そう願ってやまない。
白きモヤの中からい出し 至宝が割れ
夜の帳に包まれし時
世の理の流れる道を示す
しかし、[夜の帷に包まれし時]の何処に幸せの意味するところがあるのだろう。
夜の帷とは、、、、
分からん。
来年の殿下達の卒業まで気を抜いてはならない。
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