111 / 163
第二章
男の子の事情
しおりを挟む[ラヴィ•ランディエールの事情]
最近、マリアベル様の側にフランシスがいる。
僕はあの女が苦手だ!
子供の頃から大の苦手だった。
口喧嘩で勝てた試しが無い。いつも言いまかされてしまう。
あれは女の癖にすぐ暴力を振るう。
何故かあいつには、頭が上がらないのだ。
ううう、マリアベル欠乏症になってしまう。
マリアベル様の魔力が欲しい!
ちょっとでいいから、ちょっと舐めるだけでいから、、、
この前、ジェイコブ殿下に頼んでみた。
マリアベルは、なかなか尻尾を出さない。
口を割らせようとしたがクラレンスで邪魔が入ってしまった。
僕の婚約者にしてしまえば誰にも文句を言わせず意識操作出来る。
[王命で婚約者にしても、いいですよ!]
そう進言してみた。
「それでは、お前に悪いでは無いか!」
「彼女は美人だから遊ぶだけ遊んで、後は誰かに下げればいいし、利用価値はありますよ!」
「お前も、大概悪い奴だな!あの悪女にはいい薬だ。
では、お前の婚約者にしてやろう。
マリアベルをオモチャにして遊ばないで、マリアの居どころをちゃんと聞き出せよ!」
アホめ、マリアはいないんだよ!
これでマリアベル様は僕の物になる。
ウフフ、僕ってなんて頭がいいんだ。
スティーブンはマリアを諦めたようだし•••
やっとマリアベル様を独り占め出来る。
待ち切れないのに、、、
フランシスが邪魔をする。チクショウ
************
[ジェイコブ殿下の事情]
最近学園でもはマリアベルの話題で持ちきりだ。
マリアベルが良い方だと?
きっとノーザンコート伯爵の操作に決まってる。
あの狸ジジイは四家と父上を騙し王家を乗っ取ろとしているのだ。
父も四家の当主達も、あの女の色仕掛けにメロメロになっている。
確かに、休み明けのマリアベルは、まるで花が開き掛けた様に美しくなっていた。
血迷うのは無理もないが•••
何が王家の呪いだ!
自分たちの不始末を上手く処理出来ず、[呪い]のせいにしただけではないか!
祖父王の愛妾のケイという女。
黒髪の黒目で大層色っぽい女だったと聞く。
あれこそが魔族の特徴ではないか!
私は、[呪い]は魔族の復活の流布だと思っている。
呪いで怯えさせ、預言者と称したケイを送り込み王家を取り込む。
そして、マリアベルは私と子を成してこの国を乗っ取るつもりなのだ!
アイツらの思い通りにはさせない。
あいにく、私はマリアと心を通わせている。
彼女が側にいてくれたなら魔族など恐る事は無い。
魔族の手下のマリアベルが、マリアを隠したのだ!
あの、神にも似た崇高な心を危惧して何処に監禁しているに違いない。
ラヴィ達に探らせたが失敗に終わった。
スティーブンは毒気に当たったのか全く使い物にならない。
ラヴィが気の利いた提案をしてくれた。
マリアベルをラヴィにくれてやって、マリアの居場所を聞き出せばよい、
婚約者のする事だ、ノーザンコートもクラレンスも手も足もでまい。
フフフ、アイツも魔族の血を引いているだけあって 考える事がえげつない。
魔族は嫌いだが、アイツはなかなか使い道がある男だ。
早くマリアを救い出さなくては、、、
アイツらがどんな手を使ってマリアを貶めるか、心配で夜も眠れない。
待っていろ、俺がすぐ助けて出してやる。
*********
[スティーブン•アルビスの事情]
父から[王家の呪い]というものを教えられた。
本来ならば学園卒業後に教えられるものだという。
初代様の失態
そして、アーサー王弟殿下の啓治とサーガ
黒の預言者ケイ様、悲劇のコーネリア様
そして、マリアベル様。
何という尊い血統。
何という重荷を背負っておいでなのか•••
そして、彼女はこの冬に、女神様よりの祝福を受けたの事。
真実のお姿を隠す為に視覚誤認の魔道具を付けていらっしゃる。
そのため、学園では風当たりが強かったのだ。
かくいう私もそうだった。
ソフィア様、アビゲール様、ランディ、
この3人はマリアベル様の外見に囚われず内面を見抜き友人関係を築いていた。
最近、フランシス様が加わっておいでになる。
心の目でみる。
そう、人とは、まず外見で判断する。
中身までみようとはしないものだ。
そして、噂を鵜呑みして相手をそういうものと決めつけてしまう。
まさに、私の事だ!
今回の呪いとは、ジェイコブ殿下の番であったらしい。
それに付随して、私とラヴィにも降りかかる予定であったらしいのだ。
しかし、私は気が付いてしまった。
これはジェイコブ殿下の、独りよがりの考え方が招いた結果だ。
回りの声に耳を傾けて真実を探そうとしない。
盲信的に自分の考えだけを推し進めるている。あまりにも危険だ。
殿下を諌めなければならない。
そうしないと殿下が[呪い]の犠牲になってしまう。
何とかしないと、でも、私1人で立ち向かう事では無い。
父達に相談して綿密に物事を進めていがなければならない。
最近 殿下はラヴィとなにやら画策しているようだ。
2人でコソコソと、、、
ラヴィの動きも変だ。マリアベル様の回りをウロウロとしてはフランシス様に蹴飛ばされている。
この今の時期にフランシス様の登場は実にありがたい。
昔からラヴィは、なぜかフランシス様には滅法弱い。
[ラヴィは敵には絶対にならない]そう聞かされたが、、、
当面は彼らの動きを観察して父に報告して指示を仰ごう。
34
あなたにおすすめの小説
【番外編】貴族令嬢に生まれたからには念願のだらだらニート生活したい。
譚音アルン
ファンタジー
『貴族令嬢に生まれたからには念願のだらだらニート生活したい。』の番外編です。
本編にくっつけるとスクロールが大変そうなので別にしました。
[完結]前世引きこもりの私が異世界転生して異世界で新しく人生やり直します
mikadozero
ファンタジー
私は、鈴木凛21歳。自分で言うのはなんだが可愛い名前をしている。だがこんなに可愛い名前をしていても現実は甘くなかった。
中高と私はクラスの隅で一人ぼっちで生きてきた。だから、コミュニケーション家族以外とは話せない。
私は社会では生きていけないほどダメ人間になっていた。
そんな私はもう人生が嫌だと思い…私は命を絶った。
自分はこんな世界で良かったのだろうかと少し後悔したが遅かった。次に目が覚めた時は暗闇の世界だった。私は死後の世界かと思ったが違かった。
目の前に女神が現れて言う。
「あなたは命を絶ってしまった。まだ若いもう一度チャンスを与えましょう」
そう言われて私は首を傾げる。
「神様…私もう一回人生やり直してもまた同じですよ?」
そう言うが神は聞く耳を持たない。私は神に対して呆れた。
神は書類を提示させてきて言う。
「これに書いてくれ」と言われて私は書く。
「鈴木凛」と署名する。そして、神は書いた紙を見て言う。
「鈴木凛…次の名前はソフィとかどう?」
私は頷くと神は笑顔で言う。
「次の人生頑張ってください」とそう言われて私の視界は白い世界に包まれた。
ーーーーーーーーー
毎話1500文字程度目安に書きます。
たまに2000文字が出るかもです。
異世界に落ちたら若返りました。
アマネ
ファンタジー
榊原 チヨ、87歳。
夫との2人暮らし。
何の変化もないけど、ゆっくりとした心安らぐ時間。
そんな普通の幸せが側にあるような生活を送ってきたのにーーー
気がついたら知らない場所!?
しかもなんかやたらと若返ってない!?
なんで!?
そんなおばあちゃんのお話です。
更新は出来れば毎日したいのですが、物語の時間は割とゆっくり進むかもしれません。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
勝手にダンジョンを創られ魔法のある生活が始まりました
久遠 れんり
ファンタジー
別の世界からの侵略を機に地球にばらまかれた魔素、元々なかった魔素の影響を受け徐々に人間は進化をする。
魔法が使えるようになった人類。
侵略者の想像を超え人類は魔改造されていく。
カクヨム公開中。
異世界の片隅で、穏やかに笑って暮らしたい
木の葉
ファンタジー
『異世界で幸せに』を新たに加筆、修正をしました。
下界に魔力を充満させるために500年ごとに送られる転生者たち。
キャロルはマッド、リオに守られながらも一生懸命に生きていきます。
家族の温かさ、仲間の素晴らしさ、転生者としての苦悩を描いた物語。
隠された謎、迫りくる試練、そして出会う人々との交流が、異世界生活を鮮やかに彩っていきます。
一部、残酷な表現もありますのでR15にしてあります。
ハッピーエンドです。
最終話まで書きあげましたので、順次更新していきます。
巻き込まれて異世界召喚? よくわからないけど頑張ります。 〜JKヒロインにおばさん呼ばわりされたけど、28才はお姉さんです〜
トイダノリコ
ファンタジー
会社帰りにJKと一緒に異世界へ――!?
婚活のために「料理の基本」本を買った帰り道、28歳の篠原亜子は、通りすがりの女子高生・星野美咲とともに突然まぶしい光に包まれる。
気がつけばそこは、海と神殿の国〈アズーリア王国〉。
美咲は「聖乙女」として大歓迎される一方、亜子は「予定外に混ざった人」として放置されてしまう。
けれど世界意識(※神?)からのお詫びとして特殊能力を授かった。
食材や魔物の食用可否、毒の有無、調理法までわかるスキル――〈料理眼〉!
「よし、こうなったら食堂でも開いて生きていくしかない!」
港町の小さな店〈潮風亭〉を拠点に、亜子は料理修行と新生活をスタート。
気のいい夫婦、誠実な騎士、皮肉屋の魔法使い、王子様や留学生、眼帯の怪しい男……そして、彼女を慕う男爵令嬢など個性豊かな仲間たちに囲まれて、"聖乙女イベントの裏側”で、静かに、そしてたくましく人生を切り拓く異世界スローライフ開幕。
――はい。静かに、ひっそり生きていこうと思っていたんです。私も.....(アコ談)
*AIと一緒に書いています*
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる