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悍ましい一夜

開かれていく身体 ※

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※輪姦


「やだっ、やめてください!」
「ハイハイ、大人しくしましょうねー」  

 暴れて逃げようとする理玖の身体を簡単に押さえ込むと、栗栖達によって服を脱がされた。
 ベルトもスラックスも引き抜かれ、下着に手を伸ばされたところで、必死な抵抗も虚しく剥ぎ取られた。視線が、隠された場所に集まる。

「使ってねーな、綺麗なピンク」
「可愛い~」

 ジロジロと見られて揶揄われ、羞恥に顔が熱くなった。隠したくても、両足は栗栖に捕まれ広げられ、両腕も縛られたままだ。

(裕樹にも、見られてる……っ)

 じっとりと、熱を孕んだ目で見つめられている。完全に性的な対象としてみられていることに、ショックを受けると同時に、得体の知れない感情が湧き上がってきて、混乱した。
 ワイシャツもボタンが全て外されて、肌蹴させられる。

「可愛い乳首だな」
「ひっ!?」

 栗栖の手が伸びてきて、両胸の頂を摘み上げられた。指先でコリコリと転がされているうちに、ゾワゾワとした奇妙な感覚が背筋を駆け上った。

「おっ、乳首固くなってきた。気持ちいい?」
「顔真っ赤になっちゃって」
「俺舐めていい?」

 別の男がにじり寄ってきて、厚くてざらついた舌で舐め上げた。

「ゃ、舐めないで、ください……っ」

 イヤイヤと首を横に振るが、相手にされず、音を立てて吸いつかれる。ちぅっというリップ音が胸元か聞こえてきた。

「んぅっ…………」
「胸だけでエロい声出てんじゃん。才能あるよ、お前」

 性奴隷になる才能がな、と栗栖が嗤った。酷い侮辱に、怒りと悔しさでどうにかなりそうだった。
 両方の胸を散々舐められてつねられて、唾液でベトベトになった状態でようやく解放された。

「ふ、ぅっ……」

 肩に力が入っていたせいで、解放された瞬間ぐったりとソファに沈んだ。胸がヒリヒリして、違和感がひどい。

「ここ、半勃ちになってんじゃん」
「胸よかったんだねー」
「やだ、触らないで、くださっ……あぁっ!」

 両足の付け根を掴まれて、さらに広げさせられると、部屋にいる全員に見えるように僅かに兆しているペニスを披露された。

「おい、瀬川。お前、前触ってやれよ。同時にケツ解すから」
「……わかりました」
「っ!?や、さわらないで、ゆうきぃ……っ」
「ごめんな、理玖」

 栗栖に呼ばれて、陸の背後に回った瀬川が、後ろから手を伸ばしてきて理玖のを握り込んだ。

「ほら、ローションで擦ってやれ」

 広げられた瀬川の掌に、透明なローションが乗せられていく。そして、再び理玖のペニスを緩く握って擦り始めた。

「っ!!……んぁあっ!?」
「エロい声」
「ローションで擦られると、天国見えるぜ。今度ローションガーゼもしてやろうな」
「いきなりそれ勧めんのは鬼畜だろ」
「いいんだよ、理玖ちゃん快楽責めしたい」
「それはわかる」

 足を抑える男達が、下品に揶揄って嗤った。
 ヌルヌルとした感触と瀬川に触られているという有り得ない状況で、激しく首を振りながら情けなく喘ぐ事しかできない。

「だめ!だめぇ……っんぁ!」
「理玖、可愛い」
「やら、ゆうき、手はなしてぇ……っ」
「それは出来ない」
「なんで、……んんっ、や、そこぉ」
「ここ、気持ちいい?」

 違う、違うのだの半泣きで首を振る。でも口を開いて漏れ出てくるのは、情けない喘ぎばかりで、快楽に慣れていない身体は満足に拒否も出来ていなかった。
 そんな友人を、瀬川は仄暗い目で心底愛おしそうに見つめながら、手を動かし続けた。

「もっと腰上げさせろ。ほら、ケツの穴が動いてる。御影の指導、受けてんだろ?」
「どこ触って、」
「何今更カマトトぶってんだよ。御影のセックス散々見てたんだろ。ここに俺らのチンコ突っ込んで、アンアン喘ぐことになるから指で鳴らしてやんだよ」
「本当だったら自分でやってきてもらうんだけど、さっきまで寝てたからなー。洗浄は瀬川くんがやってくれてたぜ」
「え……っ」
「制服が濡れないように一旦ぜーんぶ脱がせて、風呂場で腸内洗浄して、身体拭いてまた綺麗に服着せてたよ。その間手出してないのは、俺たちも見てたから安心して」
「真顔で淡々とケツにシャワー突っ込んでたのは、なんか怖かったけど」

 寝入っている間に、裸にされて体を洗われていた。想像するのも恐ろしい。

「じゃ、ナカの開発がどこまで進んでるのか確かめてやる」

 指にローションを纏わせると、栗栖が窄まりに触れた。皺を伸ばすように撫でられ、緊張を解すかのようにマッサージされる。
 洗浄されたおかげかやや柔らかくなっているそこに、一本指が突き入れられた。

「あぁ……っ!」
「よしよし、ちゃんと何回か弄った柔らかさだな。中に入ったら締め付けてくる、いい穴だ」
「うわー、栗栖の指締め付けててエロい」
「早く突っ込みてぇわ」
「やっ、前も後ろも、どっちもは、だめぇ……!」
「理玖……っ」

 太くてささくれ立った栗栖の指が、中を蠢いて、いつのまに増やされた複数の指がバラバラに動いて押し広げられた。
 同時に瀬川にペニスをぐちゃぐちゃに擦られて、両方への刺激に頭がどうにかなりそうだった。
 甘ったるい声を垂れ流しながら、腰をのけぞらせると、耳元にあった瀬川の唇から感極まった吐息が漏れた。

「ここ、前立腺気持ちいいだろ?」
「そこ、だめぇ……っ」
「腰動いてんじゃん。チンコも先走りすげー」
「感じまくってる優秀な雌だ」

 下卑た男達の視線もセリフも、性感帯を弄られるたびに走り抜ける快感に支配されて、頭に入ってこない。

「あっ、ああ……っ」
「そろそろイキそうか?」
「や、らめぇ」
「らめぇだってよ、超可愛い」
「イっちまえって。イクときは、イクって言うんだぞ」

 亀頭を責めてくる瀬川の手の動きも早まって、栗栖の容赦のない指の動きで前立腺を擦られて、二つの快楽がぐちゃぐちゃになって溶け合って脳を揺さぶる。
 呼吸が浅くなってきて、自然な上を向く。もう限界だった。

「あ ゙ッ、ダメ......だめ、だめッ……もう、いっちゃ……」
「ほら、イっちまえ」
「ぁっ……いくっ、あぁっ、~~~っ!!」

 背後にいる瀬川の首元に頭を擦り付けるように仰け反ると、指を強く締め付けてペニスから白濁を迸らせながら達した。
 射精をしている間も、強烈な快感が背筋を駆け抜けて、目を細めてそれを享受した。

「理玖……、すごい」

 壮絶な絶頂に至らしめられた理玖の様子を見ていた瀬川が、うっとりとその様子を見下ろしていた。


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