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ウォルテール 5
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今の獣人は、己の闘争本能……生きるために必要だったその衝動を、抑え込むことを、覚えなければならない。
ハインは後悔で己を縛り、獣人特有のその衝動に耐えている。
ローシェンナもきっと、過去を糧に戦っているのだと思う。
アイルは獣人にしては冷めているけれど、あれも彼なりの感情の殺し方なのだろう。
元々が狩猟民族であり、獣の要素を強く持つ彼らは、人の世と交わって複雑になった。
更に今は境遇という枷がある。感情の制御は、彼らにとって必須であり、かなりの試練なのだろう。
……そしてその状況を作り上げている今の社会の仕組みに…………酷く陰湿な作為を感じる……。
獣人を知れば知るほど、それが強くなる日々だ。
「サヤくんが、劣勢遺伝子を教えてくれたでしょう? それで色々合点がいったって、前話したと思うんですけどね」
執務の合間、サヤとハインが場を離れているときを狙って、マルはちょくちょくと獣人の情報を俺に伝えてくれていた。
二人とも従者なので、どちらもいない時というのは案外貴重で、あまり多くは聞けていないのだけど……マルからは、二人の様子を見て、伝えるかどうかの判断は俺に委ねると言われていた。
「獣人は元来、短絡で楽観的なんです。狩猟民族ですからね、とにかく今を元気に明るく精一杯! みたいな感じというか。
だから、結構な苦境に置かれても耐えてしまえる……。それが本当に、耐え難い苦境であったとしても……ね。
獣人を、悪魔に使役される存在とした当時の神殿、彼らのその習性をよく理解していたのでしょうね……。
あの頃まだ、たいした勢力でもなかった神殿は、これを教典に記した。
貴族に取り入るためだったと思うんですよ。その頃の貴族は、自然災害や覇権争いに疲弊していて、民の鬱憤のはけ口が欲しかった。
あの当時、血の交わりが頻繁であったろうに、どうして受け入れられたのかと不思議でしょうがなかったんですけどね……。獣人が血に潜り、数を極端に減らしていたのだと考えれば、可能性が見えました」
書類仕事に手を動かしながら語られること。「あまり当時の資料が残っていませんから、憶測ですけどね」と、マルは言ったけれど、根拠が無いことを口にしやしないことも、俺は理解していた。
「劣勢遺伝子であったために極端な程に数を減らした獣人を、不満のはけ口にする口実を神殿から得る。
そこには神殿と貴族の癒着、お互いの権力を目的とした取引があったのじゃないかと考えています。
この仕組みの妙技と言える部分はね、北の地が舞台に選ばれていたということですよ」
淡々と語っていたけれど、それはマルが人生の大半を捧げて調べ上げて来たことだ。獣人と人の関わりを紐解き、獣人を獣ではないと証明するために。
「獣人は北に生息する種族でした。獣化でき肉体的にも強靭でしたから、生存に場所を選ばなかった。
だから年々南に広がっていく人の生活区域からどんどん追いやられていっても、それを問題としなかった。
しかし南から来た人には過酷な地でした。農耕民族の彼らが生きていくための糧を得られない土地。
けれど南にもう住む地は無かった。大災厄が、訪れるまではね。
大災厄で極端に数を減らした農耕民族に、狩猟民族は寛大でした。
自然災害の脅威に翻弄されて食べるものを手に入れることができない農耕民族は、狩猟民族の彼らに縋り、彼らはそれを受け入れた。
なにせ短絡で楽観的ですから。血の交わりだって別に気にしなかったのだと思います。
南に戻る者たちにも自然についていった。
あともう一つ、この二つの種が交わったことには意味がありました。
出産です。
獣人は狼の生態系に酷似しています。姿も近いですしね。
群れにどれくらいの子を成すかは、群れの長が決めるんです。基本的には、一夫多妻で、長が複数の妻を持ち、子を成す。
食料が豊富であれば、二番手や三番手もおこぼれに預かれることがありましたが、まぁ基本的に、強い血が子を残すんです。だから繁殖時期が近付くと、序列争いが大変だったんじゃないですかね。
生まれた子はある程度育つまで皆の子として育てられ、狩猟に耐えられる年となれば序列最下位に組み込まれます。
え、話が逸れてしまってる? 逸れてないです。ここが肝心なのに、もぅ……。
えっとね、掻い摘んでお伝えしますと、獣人は複産だってって部分なんですよ。
極端に数を減らした人を回復させたのは、彼らの繁殖力でした。
農耕民族は群れの単位が小さい。ようは家族が一括りですからね。
繁殖だって、人数を気にせず続けます。農耕には、人手が必要でしたから。
獲物の数に影響され、繁殖時期に長くらいしか繁殖しなくて、ごくごく少数だった獣人も、これで爆発的に血族を増やした。
ま、今はもう血も薄まってしまいましたし、双子もそうそう生まれませんけどね。
南の地はそうやって急激に人口を増やして回復していき、北の地に残った者らは……少ない糧を得るために、獣人を利用する手法に辿り着いた。
なんで北の地に残ったかって? そんなの、権力争いで負けたからでしょ、当然。
人の世はややこしいですからね」
憶測ですよ、憶測。
マルはそう言って肩を竦めた。
人の世の権力争いと自然災害が結びつけられ、神と悪魔の争いとして教典に記され、大災厄は作り上げられた。
人と獣人が交わり、権力が交わり、人の世の汚濁が混ざって今の世が成り立っている。
正直……当たらずといえども遠からず……そう考えているのだろう。
権力……北の地の貴族がそれを欲したがために、獣人は堕とされたのかもしれない……。
「レイ?」
「あっ、ごめん……苦しかった?」
思考に没頭していたせいで、サヤをきつく抱きしめ過ぎていたかもしれない。
慌てて腕を解くと、サヤは濡らした瞳で俺を振り返った。
やっとこっちを向いてくれる気になったらしい。
俺は意識して表情を和らげて、サヤの頬に啄む口づけを贈る。
「ウォルテールはこのまま俺の部屋で寝させるよ。サヤは、ギルがルーシーの部屋を貸すって言ってたから、行っておいで」
サヤが無事俺の婚約者となったので、流石に続き部屋はやばかろうとなった。まぁその……俺の欲求の部分を、自戒しなければならないといった意味で。
それで、近日中にサヤの部屋を別途用意してくれるそうだ。
今はルーシーが拠点村だから、彼女の寝台を利用してくれとのこと。
ただ、職務上隣の部屋は残すと言っていた。サヤは俺の従者を続けると言っていたから。
「……ヴォルテールさん……もう、暴れないでしょうか……」
「反省したんじゃない? 最後の方、随分と大人しかったし。
……俺は、サヤの優しさだってウォルテールには必要だったと思ってるよ。
彼にもきっと色々あって、ローシェンナらに拾われたのだろうしね」
サヤに拘ったのは、サヤが必要だったからだ。サヤの優しさを、欲したから……。
命に関わる状況で、獣人の彼らに、それでも優しさを示したサヤに惹かれたから。
俺としては……少々気を揉んでしまうけれど、サヤがサヤらしくあることを失わせたくはない。
だから、極力我慢しようと思っていた。サヤは……俺を選んでくれたから。もうそのことで、やきもきする必要も無いだろうし。
「これからも時間はある。生きているんだから。
失敗もするだろうけど、学んでいけば良いんだよ。
だからサヤ、あまり気に病まないで。明日には、ウォルテールを許してやってくれ」
そう伝えると、サヤは俺の首に両腕をまわしてきた。
サヤから身を任せてくれたことに驚きつつ、俺もサヤの腰を抱き寄せる。
「…………おおきに、レイ」
「ふふ。改まって言われるほどのこと、してないけど」
そう言ったのだけど、サヤは少しだけ俺を睨み、ウォルテールを気にするように視線をやって、それから瞳を閉じた。
何を許されたかが分かって、嬉しくなる。そっと唇に触れて、しばらく啄んでから深く身を重ねた。
満たされていることを、実感する。
しばらくそうして愛を確かめ合って、最後にもう一度抱きしめた。
「明日、ジェイドが姿を現してくれたら、一緒に謝ろう」
「ん……」
やっと表情を和らげたサヤを愛おしく思いつつ、頭の半分は、また別のことを考えていた。
獣人を、悪魔の使徒へと仕立て上げた存在。
その人物は、獣人自らがそこを抜け出せないよう、周到に仕組みを作り上げていた。
本能が、彼らを縛るように。
種としての形が、食らいついた牙を、より深く食い込ませるように。
それを獣人らが自ら外す道のりは、まだまだ遠い……。
ハインは後悔で己を縛り、獣人特有のその衝動に耐えている。
ローシェンナもきっと、過去を糧に戦っているのだと思う。
アイルは獣人にしては冷めているけれど、あれも彼なりの感情の殺し方なのだろう。
元々が狩猟民族であり、獣の要素を強く持つ彼らは、人の世と交わって複雑になった。
更に今は境遇という枷がある。感情の制御は、彼らにとって必須であり、かなりの試練なのだろう。
……そしてその状況を作り上げている今の社会の仕組みに…………酷く陰湿な作為を感じる……。
獣人を知れば知るほど、それが強くなる日々だ。
「サヤくんが、劣勢遺伝子を教えてくれたでしょう? それで色々合点がいったって、前話したと思うんですけどね」
執務の合間、サヤとハインが場を離れているときを狙って、マルはちょくちょくと獣人の情報を俺に伝えてくれていた。
二人とも従者なので、どちらもいない時というのは案外貴重で、あまり多くは聞けていないのだけど……マルからは、二人の様子を見て、伝えるかどうかの判断は俺に委ねると言われていた。
「獣人は元来、短絡で楽観的なんです。狩猟民族ですからね、とにかく今を元気に明るく精一杯! みたいな感じというか。
だから、結構な苦境に置かれても耐えてしまえる……。それが本当に、耐え難い苦境であったとしても……ね。
獣人を、悪魔に使役される存在とした当時の神殿、彼らのその習性をよく理解していたのでしょうね……。
あの頃まだ、たいした勢力でもなかった神殿は、これを教典に記した。
貴族に取り入るためだったと思うんですよ。その頃の貴族は、自然災害や覇権争いに疲弊していて、民の鬱憤のはけ口が欲しかった。
あの当時、血の交わりが頻繁であったろうに、どうして受け入れられたのかと不思議でしょうがなかったんですけどね……。獣人が血に潜り、数を極端に減らしていたのだと考えれば、可能性が見えました」
書類仕事に手を動かしながら語られること。「あまり当時の資料が残っていませんから、憶測ですけどね」と、マルは言ったけれど、根拠が無いことを口にしやしないことも、俺は理解していた。
「劣勢遺伝子であったために極端な程に数を減らした獣人を、不満のはけ口にする口実を神殿から得る。
そこには神殿と貴族の癒着、お互いの権力を目的とした取引があったのじゃないかと考えています。
この仕組みの妙技と言える部分はね、北の地が舞台に選ばれていたということですよ」
淡々と語っていたけれど、それはマルが人生の大半を捧げて調べ上げて来たことだ。獣人と人の関わりを紐解き、獣人を獣ではないと証明するために。
「獣人は北に生息する種族でした。獣化でき肉体的にも強靭でしたから、生存に場所を選ばなかった。
だから年々南に広がっていく人の生活区域からどんどん追いやられていっても、それを問題としなかった。
しかし南から来た人には過酷な地でした。農耕民族の彼らが生きていくための糧を得られない土地。
けれど南にもう住む地は無かった。大災厄が、訪れるまではね。
大災厄で極端に数を減らした農耕民族に、狩猟民族は寛大でした。
自然災害の脅威に翻弄されて食べるものを手に入れることができない農耕民族は、狩猟民族の彼らに縋り、彼らはそれを受け入れた。
なにせ短絡で楽観的ですから。血の交わりだって別に気にしなかったのだと思います。
南に戻る者たちにも自然についていった。
あともう一つ、この二つの種が交わったことには意味がありました。
出産です。
獣人は狼の生態系に酷似しています。姿も近いですしね。
群れにどれくらいの子を成すかは、群れの長が決めるんです。基本的には、一夫多妻で、長が複数の妻を持ち、子を成す。
食料が豊富であれば、二番手や三番手もおこぼれに預かれることがありましたが、まぁ基本的に、強い血が子を残すんです。だから繁殖時期が近付くと、序列争いが大変だったんじゃないですかね。
生まれた子はある程度育つまで皆の子として育てられ、狩猟に耐えられる年となれば序列最下位に組み込まれます。
え、話が逸れてしまってる? 逸れてないです。ここが肝心なのに、もぅ……。
えっとね、掻い摘んでお伝えしますと、獣人は複産だってって部分なんですよ。
極端に数を減らした人を回復させたのは、彼らの繁殖力でした。
農耕民族は群れの単位が小さい。ようは家族が一括りですからね。
繁殖だって、人数を気にせず続けます。農耕には、人手が必要でしたから。
獲物の数に影響され、繁殖時期に長くらいしか繁殖しなくて、ごくごく少数だった獣人も、これで爆発的に血族を増やした。
ま、今はもう血も薄まってしまいましたし、双子もそうそう生まれませんけどね。
南の地はそうやって急激に人口を増やして回復していき、北の地に残った者らは……少ない糧を得るために、獣人を利用する手法に辿り着いた。
なんで北の地に残ったかって? そんなの、権力争いで負けたからでしょ、当然。
人の世はややこしいですからね」
憶測ですよ、憶測。
マルはそう言って肩を竦めた。
人の世の権力争いと自然災害が結びつけられ、神と悪魔の争いとして教典に記され、大災厄は作り上げられた。
人と獣人が交わり、権力が交わり、人の世の汚濁が混ざって今の世が成り立っている。
正直……当たらずといえども遠からず……そう考えているのだろう。
権力……北の地の貴族がそれを欲したがために、獣人は堕とされたのかもしれない……。
「レイ?」
「あっ、ごめん……苦しかった?」
思考に没頭していたせいで、サヤをきつく抱きしめ過ぎていたかもしれない。
慌てて腕を解くと、サヤは濡らした瞳で俺を振り返った。
やっとこっちを向いてくれる気になったらしい。
俺は意識して表情を和らげて、サヤの頬に啄む口づけを贈る。
「ウォルテールはこのまま俺の部屋で寝させるよ。サヤは、ギルがルーシーの部屋を貸すって言ってたから、行っておいで」
サヤが無事俺の婚約者となったので、流石に続き部屋はやばかろうとなった。まぁその……俺の欲求の部分を、自戒しなければならないといった意味で。
それで、近日中にサヤの部屋を別途用意してくれるそうだ。
今はルーシーが拠点村だから、彼女の寝台を利用してくれとのこと。
ただ、職務上隣の部屋は残すと言っていた。サヤは俺の従者を続けると言っていたから。
「……ヴォルテールさん……もう、暴れないでしょうか……」
「反省したんじゃない? 最後の方、随分と大人しかったし。
……俺は、サヤの優しさだってウォルテールには必要だったと思ってるよ。
彼にもきっと色々あって、ローシェンナらに拾われたのだろうしね」
サヤに拘ったのは、サヤが必要だったからだ。サヤの優しさを、欲したから……。
命に関わる状況で、獣人の彼らに、それでも優しさを示したサヤに惹かれたから。
俺としては……少々気を揉んでしまうけれど、サヤがサヤらしくあることを失わせたくはない。
だから、極力我慢しようと思っていた。サヤは……俺を選んでくれたから。もうそのことで、やきもきする必要も無いだろうし。
「これからも時間はある。生きているんだから。
失敗もするだろうけど、学んでいけば良いんだよ。
だからサヤ、あまり気に病まないで。明日には、ウォルテールを許してやってくれ」
そう伝えると、サヤは俺の首に両腕をまわしてきた。
サヤから身を任せてくれたことに驚きつつ、俺もサヤの腰を抱き寄せる。
「…………おおきに、レイ」
「ふふ。改まって言われるほどのこと、してないけど」
そう言ったのだけど、サヤは少しだけ俺を睨み、ウォルテールを気にするように視線をやって、それから瞳を閉じた。
何を許されたかが分かって、嬉しくなる。そっと唇に触れて、しばらく啄んでから深く身を重ねた。
満たされていることを、実感する。
しばらくそうして愛を確かめ合って、最後にもう一度抱きしめた。
「明日、ジェイドが姿を現してくれたら、一緒に謝ろう」
「ん……」
やっと表情を和らげたサヤを愛おしく思いつつ、頭の半分は、また別のことを考えていた。
獣人を、悪魔の使徒へと仕立て上げた存在。
その人物は、獣人自らがそこを抜け出せないよう、周到に仕組みを作り上げていた。
本能が、彼らを縛るように。
種としての形が、食らいついた牙を、より深く食い込ませるように。
それを獣人らが自ら外す道のりは、まだまだ遠い……。
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