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ウォルテール 4
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食事を与え、腹を膨らませたウォルテールは眠ってしまった。
数日間まともな食事にはありついていなかったのかもしれない……。と、いうか。この季節には自然の実りだって期待できないだろうに、よくまあ着の身着のままで逃走し、ちゃんと生きていられたと感心する。
俺の部屋の隅で丸くなってしまったウォルテールに毛布を掛けて、見張りにシザーを残し、俺たちは応接室に移動することにした。父上と合流して、遅い夕食が振舞われ、あまりのドタバタに気疲れしていた俺たちは、そこでやっとひと心地つけた。
「もう大丈夫なのか?」
「はぁ、なんとか落ち着きました。お騒がせして申し訳ありませんでした……。サヤを探して逃亡してたみたいなんですよね、あれ」
「狼まで手懐けるか。流石勇者よな。……だがだいぶん、疲れている様子だ。今日は早く休みなさい」
狼と格闘し、怒って泣いて、身体も感情も忙しかったサヤはかなり疲れているのか、先程から食事の手も止まりがちだ。
けれど、先に戻って休むかと聞くと、首を横に降る。
「……シザーにご飯を持って行って、そのまま部屋に戻るんだ。疲れているのに頭は働かないよ」
もう強引に休ませようとそう口にしたのだけど、サヤは俯いてしまう。……仕方がないな……。
「父上、明日は夕刻に、拠点村へ戻ります。
多分午前中のうちに、ウーヴェやロビンがこちらに来ると思うんですよ。
近日中にクオンティーヌ様が耳飾の件で人を寄越すとおっしゃってましたし、ご本人も来られるでしょう。女近衛の正装の件もありますし」
クオンティーヌ様の取材準備や、新たに雇う女中や衛兵の募集も手配しなければいけないし、やることが多すぎて頭が痛くなりそうだ。
そう考えていたら、父上が「では我らのみ、先に戻ろう」と、おっしゃった。
「メバックでせねばならぬことが多いのだろう? いちいち戻って半日使うなら、ここでやるべきことをある程度進めた方が良かろう。
拠点村のことは暫くこちらが与る。
私も新たな騎士らの配属手続きをせねばならぬし、交易路計画の方にも書簡等届いていよう。それに、一度セイバーン村にも立ち寄りたい。土嚢壁とやらをいい加減見ておかぬとな」
その申し出を有り難く受けることにした。
ついでに任せてしまえるようなことは請け負うとのことなので、そこはマルと打ち合わせしてもらうとして、俺はハインを伴い早々に退散することにする。無論、サヤも一緒だ。
「シザーごめん、ここはもう大丈夫だから、夕食食べておいでよ」
シザーを送り出し、お茶をお願いしてきますとハインが退室したので、そのまま落ち込んでいるサヤを腕に抱き込んで長椅子に座る。
サヤは抵抗もなくストンと膝の間に収まって、だけど視線を合わせてはくれなかった。
ずっと、ジェイドやアイルは、ウォルテールに手厳しくて……サヤがそれを少し、気にしていたのを、俺は知ってる。
サヤの世界では、二十歳を過ぎても親の庇護下にいることも普通で、ましてや十三やそこらで自立なんて考えられず、たとえ親を失っていようとも、国が保護し、育てる機能があるそうで、その環境が万全であるかどうかはさておき、子供は命を賭けるまでして生きていく必要が無いという話だ。
何かにつけて平穏なサヤの世界。そんな場所にいた彼女には、ウォルテールの置かれた境遇は、やはり気になるものだったのだろう。
ジェイドやアイルは、決して、ただ厳しいわけではない。その必要があってそうしている。それは分かっていたけれど、それでもつい、ウォルテールに接する時に、彼を甘やかす方向に動いてしまう。その結果が、今回のことに繋がった……。彼女は、そう考えているのだと思う。
「……マルから教わったのだけどね、獣人はもともと北の地に多く生息していた、狩猟民族なのだそうだよ。
それに対し、人は農耕を主にしていて、南の方から、少しずつ住む範囲を広げていってた。その結果、民族同士の衝突が増えていったのだろうって」
獣人は獣化という特殊な能力を持っており、野も山も関係無く、縦横無尽に駆けていたのだという。狼の姿で獲物を追い込み、人の姿で煮炊きをして、革を加工する。
獲物を追って人の住む地に乱入することもあり、他種族との縄張り意識の薄さが度々の衝突を招いた。
が、獣人は基本的にあまり物事を深く追求しない。狩猟民族であることも影響するのか、生き方自体が楽観的で、刹那的だったそうで、人との小競り合いなど、その場が終わってしまえばケロリと忘れる。
ゆえに、また同じことが繰り返され……という形で、人が一方的に目くじらを立てていたのだと思われるそうだ。
「そんな彼らだけど、仲間意識はとても強かったのだって。
群れで狩りをするからね……。それぞれの役割にはとても重要な意味があり、それを果たせないと生きていけない。
だから、幼き頃から順繰りに、その役割をこなして、大きくなるごとに重要な役を請け負っていき、成長していくのだって。
ローシェンナの所は、彼女自身が北の狩猟民族だしな……。その昔ながらの傾向が強いんだ。
それで……ウォルテールは……元々群れにいたわけじゃなさそうだって、マルが言っててね、その幼き頃から身につけるべきことが、備わっていない。
だからどうしても、厳しくしなきゃならない部分が多かった。
能力的には大人顔負けだし、獣化だって誰よりも上手い。だから余計、幼き頃に身に付けるべきであった役割の理解という部分が、飲み込み難かったのだと思う。
難しいよな、こういう問題は……。言葉で説明できることじゃないことが、多いしな……」
身に染み込ませるしかないことなのだよな。
だけどそんな事情、知ったのは俺だって最近で、そもそも獣化できることを隠している獣人らは、習慣どころか存在すら明かさない。わざわざ説明する気も無かったろう。
サヤがその辺りを理解できなかったのも致し方ないことだったわけで……。
「……ジェイドさん、大丈夫でしょうか……。
あんなに酷い怪我をさせてしまいました。なのに私……やっぱりどうしても嫌で……ジーナちゃんを理由にして、掟を蔑ろにしました……」
「うん。でもそれは俺も一緒。俺だって嫌だったよ。あそこであんな風に、ウォルテールを死なせたくなかった。
だから、そこは一緒に謝ろう。許してくれるまで……。怪我は……心配だから出てきてくれれば良いんだけど……怒ってたしなぁ……」
怒ってた……けど、ジェイドは譲った。
だから本当は、ジェイドだって嫌だったのではないかと、俺は考えている。
問答無用でことを進めてしまうこともできたろう。だけどそうしなかった。ジェイドはウォルテールに分からせるため、あえて厳しく接してみせたのかもしれない。
多分サヤが止めに入るだろうことも、俺が拒むだろうことも予想して……。
冷静になってみればそう思えたのだけど、サヤはそんな風に考える余裕もないのだと思う。
「私……私がいけなかったんです。私がウォルテールさんを変に甘やかしてしまったから……。
中途半端に関わって、こんな風に……ジェイドさんの腕が大変なことになっていたら、私、どうしよう……」
小さくなって、声を震わせるサヤを、ただ後ろから抱きしめた。
実際のところは分からないから、簡単に大丈夫だなんて口にできない。
部屋の隅に丸くなっている毛布。規則正しく繰り返される呼吸。
俺はそれを暫く見つめてから……。
「ジェイドは、短剣を鞘に収めていたろう?
腕を噛まれて、あの巨体に伸し掛かられても、抜いていなかった。ウォルテールには切り傷があったから、初めは抜いていたのだと思う。
だけど、敢えて無手を選んだんだ。彼をあれ以上傷付けないために……。
それはジェイドがさ、腕くらいの犠牲覚悟でそうしたんだと思うよ。
サヤのウォルテールとの関わりを、本当に不要なものだと考えていたら、彼らはサヤをこれ以上、ウォルテールに近付けやしなかったと思うし、ウォルテールにだって、サヤの元に行けるとは言わなかったと思う。だから……」
泣かないで。
サヤを抱きしめた腕に落ちる水滴が、腕を伝ってサヤの膝に落ちる。
ウォルテールには殺気があった。だけどジェイドは、それでも武器を手にしなかった。
ただ彼は我を忘れて、その殺気をサヤにすら向けたから、あんな風に怒ったのだ。
数日間まともな食事にはありついていなかったのかもしれない……。と、いうか。この季節には自然の実りだって期待できないだろうに、よくまあ着の身着のままで逃走し、ちゃんと生きていられたと感心する。
俺の部屋の隅で丸くなってしまったウォルテールに毛布を掛けて、見張りにシザーを残し、俺たちは応接室に移動することにした。父上と合流して、遅い夕食が振舞われ、あまりのドタバタに気疲れしていた俺たちは、そこでやっとひと心地つけた。
「もう大丈夫なのか?」
「はぁ、なんとか落ち着きました。お騒がせして申し訳ありませんでした……。サヤを探して逃亡してたみたいなんですよね、あれ」
「狼まで手懐けるか。流石勇者よな。……だがだいぶん、疲れている様子だ。今日は早く休みなさい」
狼と格闘し、怒って泣いて、身体も感情も忙しかったサヤはかなり疲れているのか、先程から食事の手も止まりがちだ。
けれど、先に戻って休むかと聞くと、首を横に降る。
「……シザーにご飯を持って行って、そのまま部屋に戻るんだ。疲れているのに頭は働かないよ」
もう強引に休ませようとそう口にしたのだけど、サヤは俯いてしまう。……仕方がないな……。
「父上、明日は夕刻に、拠点村へ戻ります。
多分午前中のうちに、ウーヴェやロビンがこちらに来ると思うんですよ。
近日中にクオンティーヌ様が耳飾の件で人を寄越すとおっしゃってましたし、ご本人も来られるでしょう。女近衛の正装の件もありますし」
クオンティーヌ様の取材準備や、新たに雇う女中や衛兵の募集も手配しなければいけないし、やることが多すぎて頭が痛くなりそうだ。
そう考えていたら、父上が「では我らのみ、先に戻ろう」と、おっしゃった。
「メバックでせねばならぬことが多いのだろう? いちいち戻って半日使うなら、ここでやるべきことをある程度進めた方が良かろう。
拠点村のことは暫くこちらが与る。
私も新たな騎士らの配属手続きをせねばならぬし、交易路計画の方にも書簡等届いていよう。それに、一度セイバーン村にも立ち寄りたい。土嚢壁とやらをいい加減見ておかぬとな」
その申し出を有り難く受けることにした。
ついでに任せてしまえるようなことは請け負うとのことなので、そこはマルと打ち合わせしてもらうとして、俺はハインを伴い早々に退散することにする。無論、サヤも一緒だ。
「シザーごめん、ここはもう大丈夫だから、夕食食べておいでよ」
シザーを送り出し、お茶をお願いしてきますとハインが退室したので、そのまま落ち込んでいるサヤを腕に抱き込んで長椅子に座る。
サヤは抵抗もなくストンと膝の間に収まって、だけど視線を合わせてはくれなかった。
ずっと、ジェイドやアイルは、ウォルテールに手厳しくて……サヤがそれを少し、気にしていたのを、俺は知ってる。
サヤの世界では、二十歳を過ぎても親の庇護下にいることも普通で、ましてや十三やそこらで自立なんて考えられず、たとえ親を失っていようとも、国が保護し、育てる機能があるそうで、その環境が万全であるかどうかはさておき、子供は命を賭けるまでして生きていく必要が無いという話だ。
何かにつけて平穏なサヤの世界。そんな場所にいた彼女には、ウォルテールの置かれた境遇は、やはり気になるものだったのだろう。
ジェイドやアイルは、決して、ただ厳しいわけではない。その必要があってそうしている。それは分かっていたけれど、それでもつい、ウォルテールに接する時に、彼を甘やかす方向に動いてしまう。その結果が、今回のことに繋がった……。彼女は、そう考えているのだと思う。
「……マルから教わったのだけどね、獣人はもともと北の地に多く生息していた、狩猟民族なのだそうだよ。
それに対し、人は農耕を主にしていて、南の方から、少しずつ住む範囲を広げていってた。その結果、民族同士の衝突が増えていったのだろうって」
獣人は獣化という特殊な能力を持っており、野も山も関係無く、縦横無尽に駆けていたのだという。狼の姿で獲物を追い込み、人の姿で煮炊きをして、革を加工する。
獲物を追って人の住む地に乱入することもあり、他種族との縄張り意識の薄さが度々の衝突を招いた。
が、獣人は基本的にあまり物事を深く追求しない。狩猟民族であることも影響するのか、生き方自体が楽観的で、刹那的だったそうで、人との小競り合いなど、その場が終わってしまえばケロリと忘れる。
ゆえに、また同じことが繰り返され……という形で、人が一方的に目くじらを立てていたのだと思われるそうだ。
「そんな彼らだけど、仲間意識はとても強かったのだって。
群れで狩りをするからね……。それぞれの役割にはとても重要な意味があり、それを果たせないと生きていけない。
だから、幼き頃から順繰りに、その役割をこなして、大きくなるごとに重要な役を請け負っていき、成長していくのだって。
ローシェンナの所は、彼女自身が北の狩猟民族だしな……。その昔ながらの傾向が強いんだ。
それで……ウォルテールは……元々群れにいたわけじゃなさそうだって、マルが言っててね、その幼き頃から身につけるべきことが、備わっていない。
だからどうしても、厳しくしなきゃならない部分が多かった。
能力的には大人顔負けだし、獣化だって誰よりも上手い。だから余計、幼き頃に身に付けるべきであった役割の理解という部分が、飲み込み難かったのだと思う。
難しいよな、こういう問題は……。言葉で説明できることじゃないことが、多いしな……」
身に染み込ませるしかないことなのだよな。
だけどそんな事情、知ったのは俺だって最近で、そもそも獣化できることを隠している獣人らは、習慣どころか存在すら明かさない。わざわざ説明する気も無かったろう。
サヤがその辺りを理解できなかったのも致し方ないことだったわけで……。
「……ジェイドさん、大丈夫でしょうか……。
あんなに酷い怪我をさせてしまいました。なのに私……やっぱりどうしても嫌で……ジーナちゃんを理由にして、掟を蔑ろにしました……」
「うん。でもそれは俺も一緒。俺だって嫌だったよ。あそこであんな風に、ウォルテールを死なせたくなかった。
だから、そこは一緒に謝ろう。許してくれるまで……。怪我は……心配だから出てきてくれれば良いんだけど……怒ってたしなぁ……」
怒ってた……けど、ジェイドは譲った。
だから本当は、ジェイドだって嫌だったのではないかと、俺は考えている。
問答無用でことを進めてしまうこともできたろう。だけどそうしなかった。ジェイドはウォルテールに分からせるため、あえて厳しく接してみせたのかもしれない。
多分サヤが止めに入るだろうことも、俺が拒むだろうことも予想して……。
冷静になってみればそう思えたのだけど、サヤはそんな風に考える余裕もないのだと思う。
「私……私がいけなかったんです。私がウォルテールさんを変に甘やかしてしまったから……。
中途半端に関わって、こんな風に……ジェイドさんの腕が大変なことになっていたら、私、どうしよう……」
小さくなって、声を震わせるサヤを、ただ後ろから抱きしめた。
実際のところは分からないから、簡単に大丈夫だなんて口にできない。
部屋の隅に丸くなっている毛布。規則正しく繰り返される呼吸。
俺はそれを暫く見つめてから……。
「ジェイドは、短剣を鞘に収めていたろう?
腕を噛まれて、あの巨体に伸し掛かられても、抜いていなかった。ウォルテールには切り傷があったから、初めは抜いていたのだと思う。
だけど、敢えて無手を選んだんだ。彼をあれ以上傷付けないために……。
それはジェイドがさ、腕くらいの犠牲覚悟でそうしたんだと思うよ。
サヤのウォルテールとの関わりを、本当に不要なものだと考えていたら、彼らはサヤをこれ以上、ウォルテールに近付けやしなかったと思うし、ウォルテールにだって、サヤの元に行けるとは言わなかったと思う。だから……」
泣かないで。
サヤを抱きしめた腕に落ちる水滴が、腕を伝ってサヤの膝に落ちる。
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