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逞しい野生児
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そして月日は経ち、私は六歳になった。
小さくて弱々しかった幼子は逞しい野生児へと変貌を遂げた。
見た目は未だにチビで筋肉がついてない白肌のヒョロヒョロであったが、ファッションやそのライフスタイルは中々森に馴染んでいた。
青みがかった銀色の髪は背中の真ん中辺りまで伸びた。その長い髪を動物の骨で作った簪でくるりと纏め上げて、首にはアクセサリーにも武器にもなる鋭く尖った骨付きのネックレスを、更には身バレを防ぐ為に動物の毛皮で作った白いフード付きポンチョを着て長槍を持つ。これが私の外出専用のファッションとなっていた。
勿論今でもひょうたん水筒は持ち歩いてるし、足には草履を履いている。腰には便利な革袋のポーチ付きベルトが付けられているし、ベルトには石と木で作った短刀もあり、料理はもっぱらこれでしていた。
凄くない?
これ全部森にある物で作ったんだよ。
縫い物とかも、動物の骨を針にして糸を色んな物で代用して服や小物などを縫った。
私の生活は悲惨で憐れ。足りない物ばかりに思えるかもしれないが、森とは少し知恵を絞れば何でも揃えることができるのだ。
転生した当初は王太子夫婦の事情に巻き込まれた挙げ句、不義の子で塔に幽閉されるなんて私の人生もう終わったと思ってた。殺意激しめのツンデレ侍女さんは兎も角、あの女達は本当に酷かった。まさか二歳でネグレストされるとは思ってもみなかったから生きてくのは無理かもって何度も諦めかけた。でもあの時、諦めないで本当によかった。人間その気になれば意外となんとかなるみたい。これまで大きな問題もなく、ここまで成長出来た。これなら一人前の野生児と言えるだろう。
森で狩りをして命を繋ぎ、森の恵みに身を包む。
その姿はどっからどう見ても普通とは違う風貌だ。
しかもこれまで生きることに必死過ぎて気にした事がなかったが、私って予想以上に美少女だった。
母親であるレティシアも見た目は中々整っていたからその影響かな? 系統は違いそうだけど。
レティシアはど派手な赤毛の巻き髪。目鼻立ちがハッキリとした容貌でメリハリのあるボンッキュッボンッ! な体型で女の私でも色っぽい女性だなっと思った程だった。
一度しか会ったことがないから、現実と想像がごっちゃになってる可能性もあるけど綺麗な人だったのは確かだ。ジャラジャラと宝石がついた宝飾品を沢山身につけていたのも印象に残ってる。確かあの時、一瞬だけ品のない成金ババァみたいだと思った。妊婦のくせに胸元がガバっと開いた金色のドレス着てたし。
対して私はどちらかといえば可愛い系だ。
神秘的な紫色の瞳は目尻が少し下向きの垂れ目。外国の子供モデルみたいに整った顔をした美少女がそこにはいた。肌が白いせいか、全体的な印象が貧弱……いやか弱い……んーと、体型は華奢ではあるけど……なんていうか……あっ、儚さみたいな物があるんだと思う。自分で言うのもなんだけど。
まぁ実際には儚さとは真逆の人間だ。
見た目詐欺と言われても致し方ない気がする。
だってさ、か弱い女の子って木に登って、枝と枝の間をぴょんぴょん飛び越えて森の中を移動したりする? 槍を片手に野生の猪や狼、熊とかと戦うんだよ? 勝利の雄叫びも上げちゃうし、裸で川にダイブする事もある。
見た目に反して逞しすぎると自分でも思う。
それに前世で振られた彼氏から言われたことがある。
私はどこに行っても一人で生きていける。俺の助けどころか、誰の助けもなくても生きていけるよ。と……あの言葉は本当だった。私、一人でなんとかしちゃったよ。
これって今世もおひとりさまコース?
せっかく転生したんだから恋したり、前世では縁がなかった結婚や出産をしたいと思ってたんだけど……私じゃ無理?
──ちらり。
私が男だったら塔に幽閉されている野生児よりも街で生きてる普通の女の子を選ぶと思う。草履はいて長槍振り回してる女の子って……うん、無しだわぁ~。
しかも複数の王家に目をつけられてる……かもしれない女。
うわぁ~無理。絶対に関わりたくない。
私の容姿や性格とか関係ない。
これはもう恋する以前の問題だったわ。
これまでと違った予想外の障害に気がついた私は、恋愛脳をポイッと頭の外に投げ捨てて、森に出かけることにした。べ、別に逃げたわけじゃないから!
慣れた様子で木の枝を飛び出して、次の枝に乗る。リズミカルにぴょんぴょんと森の中を駆け抜けていく。
今日の目的は森の奥にある黄金色に輝く木苺サイズの実を採取することだった。その実は普通に食べればしょっぱすぎて食べれたもんじゃないけど、乾燥させて削ると塩らしき物が完成する不思議な実なのだ。
ここ数年、森で食料調達していた私は雪が降り積もる極寒の冬場を乗り切る為、保存食を作るようにしていた。塩があれば干物や干し肉が作れる。天日干しするだけのドライフルーツも保存が効いていて中々美味しかった。
他にも蜂蜜が袋状に溜まった木の実らしき物を使って、りんごや柑橘系の果物や乾煎りしたナッツを蜂蜜漬けにして保存していた。
ちなみに一応私の世話役として塔に来ていた女達は冬が始まる前に何も言わず大量の小麦粉らしき物を置いて約二ヶ月ほど塔には現れなかった。……あの人達は仕事への責任や幼い子供への育児放棄についてどう考えているのだろう。粉じゃ腹は膨れないんだっつーの! まぁ私は毎日小麦粉と水、塩をつかってパンっぽい物を焼いて食べてたけど、普通の子供は粉を渡されただけじゃ生き延びられないから。
まぁ今更改心されて優しくなっても受け入れられない。
多分しないとは思うけど。
今年の冬に向けて、プチプチと塩になる実を採取していく。
「うん、これくらいでいっか」
袋に溜まった実を見て採取を終え、次に足下にある草を採取する。
「あ、これとこれ……あとこれも!」
色や形の特徴を何度も確認して袋に入れていく。
薬師レベルの物はわからないけど、田舎のばぁちゃん知識による塗り薬、貼り薬レベルなら私も小さい頃に何度かお世話になっていたからわかる。それに料理やお茶に使うハーブも。
塔には私の健康に必要な物や嗜好品は何もないから自分で用意しなくてならない。動物との命懸けの戦いをしてれば怪我もするし、冬場は寒さで熱が出ることもある。薬は絶対に欠かせない必需品なのだ。傷薬や炎症止めなんかは多めに作っておいても損はない。
採取した薬草は用途によって加工方向が変わる。
簡単な物は葉を揉み潰して患部に貼るだけで済むが、生の葉をすり潰して使う使用期限が早めの物や、葉や根、果実などを乾燥させてから薬にする物もある。日に当てて干した方がいいもの、日陰のほうがいいもの、工程に違いがあって毎回記憶を手繰り寄せながらなんとかやっていた。
「よし。そろそろ休憩にしようかな」
昼頃になり、空腹を感じた私は作業の手を止めて昼食ように持ってきた、パンらしきものに肉を挟んだだけのサンドイッチを取り出した。
青々茂る木々に囲まれ、草や木の香りが漂う中での食事は中々に趣がある。ちょっと贅沢なピクニックでもしているようだ。ふふっ、幽閉中の私がこんな暮らしをしてるとは誰も想像してないだろうな。
一人でちょっとした優越感に浸っていると、突然明るかった空が陰った。
「……えっ、なにあれ……黒い霧?」
空を見上げると城の方から禍々しい黒いモヤのような霧のような物が空に広がり、ものすごいスピードで何処かへ駆け抜けていった。
あまりに恐ろしい光景に嫌な予感がした。
何かはわからないけど、あれは絶対に良くないものだ。
悪寒が走るように背筋がゾワゾワっとした。
動物達も怯えて逃げ惑ってる。
──帰らなきゃ。
何故かそう思った私は全速力で塔に向かって走り出した。
だが地面を蹴り出した瞬間、城から聞いたことのない衝撃音が鳴り響いて地面が揺れた。思わず足を止めてしまった。そして次の瞬間──
「っ……ぅう゛……ぅぐああああああ!」
身体を何かが貫くような激痛が走り抜けて意識が暗転した。
小さくて弱々しかった幼子は逞しい野生児へと変貌を遂げた。
見た目は未だにチビで筋肉がついてない白肌のヒョロヒョロであったが、ファッションやそのライフスタイルは中々森に馴染んでいた。
青みがかった銀色の髪は背中の真ん中辺りまで伸びた。その長い髪を動物の骨で作った簪でくるりと纏め上げて、首にはアクセサリーにも武器にもなる鋭く尖った骨付きのネックレスを、更には身バレを防ぐ為に動物の毛皮で作った白いフード付きポンチョを着て長槍を持つ。これが私の外出専用のファッションとなっていた。
勿論今でもひょうたん水筒は持ち歩いてるし、足には草履を履いている。腰には便利な革袋のポーチ付きベルトが付けられているし、ベルトには石と木で作った短刀もあり、料理はもっぱらこれでしていた。
凄くない?
これ全部森にある物で作ったんだよ。
縫い物とかも、動物の骨を針にして糸を色んな物で代用して服や小物などを縫った。
私の生活は悲惨で憐れ。足りない物ばかりに思えるかもしれないが、森とは少し知恵を絞れば何でも揃えることができるのだ。
転生した当初は王太子夫婦の事情に巻き込まれた挙げ句、不義の子で塔に幽閉されるなんて私の人生もう終わったと思ってた。殺意激しめのツンデレ侍女さんは兎も角、あの女達は本当に酷かった。まさか二歳でネグレストされるとは思ってもみなかったから生きてくのは無理かもって何度も諦めかけた。でもあの時、諦めないで本当によかった。人間その気になれば意外となんとかなるみたい。これまで大きな問題もなく、ここまで成長出来た。これなら一人前の野生児と言えるだろう。
森で狩りをして命を繋ぎ、森の恵みに身を包む。
その姿はどっからどう見ても普通とは違う風貌だ。
しかもこれまで生きることに必死過ぎて気にした事がなかったが、私って予想以上に美少女だった。
母親であるレティシアも見た目は中々整っていたからその影響かな? 系統は違いそうだけど。
レティシアはど派手な赤毛の巻き髪。目鼻立ちがハッキリとした容貌でメリハリのあるボンッキュッボンッ! な体型で女の私でも色っぽい女性だなっと思った程だった。
一度しか会ったことがないから、現実と想像がごっちゃになってる可能性もあるけど綺麗な人だったのは確かだ。ジャラジャラと宝石がついた宝飾品を沢山身につけていたのも印象に残ってる。確かあの時、一瞬だけ品のない成金ババァみたいだと思った。妊婦のくせに胸元がガバっと開いた金色のドレス着てたし。
対して私はどちらかといえば可愛い系だ。
神秘的な紫色の瞳は目尻が少し下向きの垂れ目。外国の子供モデルみたいに整った顔をした美少女がそこにはいた。肌が白いせいか、全体的な印象が貧弱……いやか弱い……んーと、体型は華奢ではあるけど……なんていうか……あっ、儚さみたいな物があるんだと思う。自分で言うのもなんだけど。
まぁ実際には儚さとは真逆の人間だ。
見た目詐欺と言われても致し方ない気がする。
だってさ、か弱い女の子って木に登って、枝と枝の間をぴょんぴょん飛び越えて森の中を移動したりする? 槍を片手に野生の猪や狼、熊とかと戦うんだよ? 勝利の雄叫びも上げちゃうし、裸で川にダイブする事もある。
見た目に反して逞しすぎると自分でも思う。
それに前世で振られた彼氏から言われたことがある。
私はどこに行っても一人で生きていける。俺の助けどころか、誰の助けもなくても生きていけるよ。と……あの言葉は本当だった。私、一人でなんとかしちゃったよ。
これって今世もおひとりさまコース?
せっかく転生したんだから恋したり、前世では縁がなかった結婚や出産をしたいと思ってたんだけど……私じゃ無理?
──ちらり。
私が男だったら塔に幽閉されている野生児よりも街で生きてる普通の女の子を選ぶと思う。草履はいて長槍振り回してる女の子って……うん、無しだわぁ~。
しかも複数の王家に目をつけられてる……かもしれない女。
うわぁ~無理。絶対に関わりたくない。
私の容姿や性格とか関係ない。
これはもう恋する以前の問題だったわ。
これまでと違った予想外の障害に気がついた私は、恋愛脳をポイッと頭の外に投げ捨てて、森に出かけることにした。べ、別に逃げたわけじゃないから!
慣れた様子で木の枝を飛び出して、次の枝に乗る。リズミカルにぴょんぴょんと森の中を駆け抜けていく。
今日の目的は森の奥にある黄金色に輝く木苺サイズの実を採取することだった。その実は普通に食べればしょっぱすぎて食べれたもんじゃないけど、乾燥させて削ると塩らしき物が完成する不思議な実なのだ。
ここ数年、森で食料調達していた私は雪が降り積もる極寒の冬場を乗り切る為、保存食を作るようにしていた。塩があれば干物や干し肉が作れる。天日干しするだけのドライフルーツも保存が効いていて中々美味しかった。
他にも蜂蜜が袋状に溜まった木の実らしき物を使って、りんごや柑橘系の果物や乾煎りしたナッツを蜂蜜漬けにして保存していた。
ちなみに一応私の世話役として塔に来ていた女達は冬が始まる前に何も言わず大量の小麦粉らしき物を置いて約二ヶ月ほど塔には現れなかった。……あの人達は仕事への責任や幼い子供への育児放棄についてどう考えているのだろう。粉じゃ腹は膨れないんだっつーの! まぁ私は毎日小麦粉と水、塩をつかってパンっぽい物を焼いて食べてたけど、普通の子供は粉を渡されただけじゃ生き延びられないから。
まぁ今更改心されて優しくなっても受け入れられない。
多分しないとは思うけど。
今年の冬に向けて、プチプチと塩になる実を採取していく。
「うん、これくらいでいっか」
袋に溜まった実を見て採取を終え、次に足下にある草を採取する。
「あ、これとこれ……あとこれも!」
色や形の特徴を何度も確認して袋に入れていく。
薬師レベルの物はわからないけど、田舎のばぁちゃん知識による塗り薬、貼り薬レベルなら私も小さい頃に何度かお世話になっていたからわかる。それに料理やお茶に使うハーブも。
塔には私の健康に必要な物や嗜好品は何もないから自分で用意しなくてならない。動物との命懸けの戦いをしてれば怪我もするし、冬場は寒さで熱が出ることもある。薬は絶対に欠かせない必需品なのだ。傷薬や炎症止めなんかは多めに作っておいても損はない。
採取した薬草は用途によって加工方向が変わる。
簡単な物は葉を揉み潰して患部に貼るだけで済むが、生の葉をすり潰して使う使用期限が早めの物や、葉や根、果実などを乾燥させてから薬にする物もある。日に当てて干した方がいいもの、日陰のほうがいいもの、工程に違いがあって毎回記憶を手繰り寄せながらなんとかやっていた。
「よし。そろそろ休憩にしようかな」
昼頃になり、空腹を感じた私は作業の手を止めて昼食ように持ってきた、パンらしきものに肉を挟んだだけのサンドイッチを取り出した。
青々茂る木々に囲まれ、草や木の香りが漂う中での食事は中々に趣がある。ちょっと贅沢なピクニックでもしているようだ。ふふっ、幽閉中の私がこんな暮らしをしてるとは誰も想像してないだろうな。
一人でちょっとした優越感に浸っていると、突然明るかった空が陰った。
「……えっ、なにあれ……黒い霧?」
空を見上げると城の方から禍々しい黒いモヤのような霧のような物が空に広がり、ものすごいスピードで何処かへ駆け抜けていった。
あまりに恐ろしい光景に嫌な予感がした。
何かはわからないけど、あれは絶対に良くないものだ。
悪寒が走るように背筋がゾワゾワっとした。
動物達も怯えて逃げ惑ってる。
──帰らなきゃ。
何故かそう思った私は全速力で塔に向かって走り出した。
だが地面を蹴り出した瞬間、城から聞いたことのない衝撃音が鳴り響いて地面が揺れた。思わず足を止めてしまった。そして次の瞬間──
「っ……ぅう゛……ぅぐああああああ!」
身体を何かが貫くような激痛が走り抜けて意識が暗転した。
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