【完結】女神は推考する

父や夫、兄弟を相次いで失った太后は途方にくれた。
直系の男子が相次いて死亡し、残っているのは幼い皇子か血筋が遠いものしかいない。
強欲な叔父から持ち掛けられたのは、女である私が即位するというものだった。
まだ幼い息子を想い決心する。子孫の為、夫の為、家の為私の役目を果たさなければならない。
今までは子供を産む事が役割だった。だけど、これからは亡き夫に変わり、残された私が守る必要がある。

これは、大王となる私の守る為の物語。


額田部姫(ヌカタベヒメ)
主人公。母が蘇我一族。皇女。


穴穂部皇子(アナホベノミコ)
主人公の従弟。


他田皇子(オサダノオオジ)
皇太子。主人公より16歳年上。後の大王。


広姫(ヒロヒメ)
他田皇子の正妻。他田皇子との間に3人の子供がいる。


彦人皇子(ヒコヒトノミコ)
他田大王と広姫の嫡子。


大兄皇子(オオエノミコ)
主人公の同母兄。


厩戸皇子(ウマヤドノミコ)
大兄皇子の嫡子。主人公の甥。









※飛鳥時代、推古天皇が主人公の小説です。
※歴史的に年齢が分かっていない人物については、推定年齢を記載しています。※異母兄弟についての明記をさけ、母方の親類表記にしています。
※名前については、できるだけ本名を記載するようにしています。(馴染みが無い呼び方かもしれません。)
※史実や事実と異なる表現があります。
※主人公が大王になった後の話を、第2部として追加する可能性があります。その時は完結→連載へ設定変更いたします。

 
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