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幼少期:冒険者組合編
勇者との戦い
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病院の屋上とはいえ最高位冒険者同士が戦う事を想定していないのでもちろん本機の戦闘が始まれば一瞬で崩壊するだろうし、そもそも広さで考えてもそれほど広いわけではない。
屋上にたどり着くといつのまにかエルピスの手には剣が握られており、同行してきたニルとセラは少し距離を取って戦闘の始まりを待つ。
「こちらの準備は終わりました。いつでもどうぞ」
「体に負担をかけさせても申し訳ない。空間拡張と障壁展開は私に任せてくれ」
「アールヴ様、手伝いましょうか?」
「構わないよ、神樹の力を使う」
「神樹の力ですか? 遥か昔に失ったと聞きますが」
「確かに折れはしたが枯れてはいないんだよ、神樹はこの世界に存在する木々の中で唯一完全な不壊を持つ唯一の木々なんだ」
錫杖を軽く振るえばそれだけで強力な結界が張られ、屋上が遥かに広く感じられるようになる。
空間拡張の能力は魔法の技術の中でも相当な高度に位置する上に、消費する魔力量もその規模によりはするもののいずれも莫大な者であると言わざるおえない。
だからこそ人類は時魔法や時空間魔法といった世界の真理に近づける魔法を研究出来ないでいるのだが、神樹の力を持ってしてその魔法を自在に操れるアールヴもやはり人の基準では規格外なのだろう。
広がった空間の中でお互いに距離を取り合ったエルピスとアヴァリは、どちらから先に仕掛けるのかとジリジリと目線を酌み交わす。
「それではエルピスくん、どこからでもかかってくるといい。そちらは怪我人だからね、ハンデだよ」
「ハンデ? ハンデなんかいりませんよ、それに挑むのは僕じゃありません。アヴァリさん貴方の方ですよ」
「私が君にか? あはははっ! 笑わせてくれる。私も随分となめられた者だな。怪我人に刃を向けるのはまぁ同じ最高位だから許して欲しいが、君が知っているかどうか知らないが私は英雄である以前にこの国で最強の森妖種だ。その私にハンデを与える気か?」
気がつけばいつのまにかアヴァリの手には戦鎚が握られていた。
あれが彼女の本気の装備であり、それを出させたということはそれだけアヴァリのことを怒らせたということでもある。
だがエルピスの言葉は止まるところを知らない。
己の知っていることこそがこの世の真実であると信じて疑わないように、エルピスはただ事実を教えるようにしてアヴァリに声をかけた。
「どうせ触れることすらできずに終わりますよ」
プライドを傷つけられたアヴァリが渾身の力で戦鎚を握り締めながら一歩ずつ進むアヴァリだが、エルピスは武器を抜いてはいるものの構えることもせずにただ両手をぶらりと下に下ろしたままだ。
セラやニルは実際にアヴァリが兵士達を気絶させたところを目にしているが、動きや力強さなどは確かに英雄と呼ばれるに値するだけのものがあった。
基礎的な能力値に関していえば人類が遠く及ばないところまで達しているだろう。
英雄という称号は持っているだけで他者からの好感度上昇効果など様々な得点に加え、身体能力の強化など実益の大きい効果も多い。
また英雄の称号は強制的に対象を一つ上の種族へと進化させる能力があり、混霊種でありながら森妖種の魔法も窟暗種の呪術もその両者より扱えるアヴァリは混霊種の中でも最強の存在である。
だが愛称というのがどこまで行ってもエルピスとは悪すぎるのだ。
龍種がどうやったってエルピスに勝てることはないように、呪いを主体とする窟暗種は元から積んでいるとして、物理的な攻撃手段でもって戦う森妖種には残念ながらいくつか致命的な弱点を生じさせる。
それは戦闘行動に移ろうとしていたアヴァリが最も感じていたところだった。
「間合いに入ったぞ。これでもまだ剣を振るわないか?」
「もうずっと振っていますよ」
「そうか。創造の剣では残念ながら私は倒せないよ、そのまま下の階で夢を見させてあげようじゃないか」
武器を構える気のないエルピスを前にしてゆっくりと戦鎚を上段に持ったアヴァリは、渾身の力で待ってエルピスの頭部へとそれを振り下ろす。
空気が破裂するような音についで大きな水音が当たり一体に響き渡り、側からみればエルピスの頭が潰れてしまったのではないかと思えるほどの状況にただ一人アヴァリ自身が驚いていた。
みずからの一撃にしてはあまりにもひ弱なそれ、神樹による防壁があるとはいえ病院ごと叩き折るつもりで放った一撃がせいぜい龍の鱗によって衝撃を吸収されてしまう程度。
無敗を誇り伝説を胸にして高い誇りを持つ彼女ですら驚きに揺らめいてしまうほどの事柄であった。
「頭はまだあるか? どうやら私も調子が悪いようだ」
アヴァリの実力を知っているアールヴはアヴァリのそんな言葉を聞いて確かにそうだと思いながら、側から見ているから分かることを口にするべきかどうか一瞬戸惑ってしまう。
常識が狂ってしまっていたとして、それを命懸けの戦闘中に気がつけるかどうか難しいところなのだ。
「まさか弱ってる状態で障壁を破られるなんて思ってもいませんでした、出血なんていつぶりか覚えてないくらいです」
「奇遇だな。私も本気の一撃で死ななかった敵は初めてだ」
「アヴァリもう少し警戒しなさい。本来の力の二割程度しか出せていない」
「アールヴ様一体どういう──」
外から見ているアールヴの助言を受けて一瞬戸惑ったアヴァリであったが、それを考えるよりも早くエルピスが前へ前へと飛び出していく。
アヴァリが持つ戦鎚は威力こそ尋常ではないものだが、その分小回りのきく剣などを相手にすると速度でどうしても後手に回ってしまう。
経験の差でなんとか防ぎ切ることはできるとはいえそれでも獲物の重さというのは少し響いていくるもので、意識すると確かに全く思うように動いていない体を煩わしく思いながらアヴァリは再び大きく戦鎚を横凪に振るう。
先程までの力はどこに行ってしまったのか、もはや一般人のそれと変わらないアヴァリの一振りは本気で振るえば台風すら巻き起こせる平時のそれとは比べ物にならないものになっていた。
これではさすがにエルピスがどれだけ怪我人であったとしても関係ない、基礎スペックに差が出てしまえばどれだけ強く戦鎚を叩きつけたところで怪我すら負わせることはできないだろう。
「な、何故だ!?」
「やはり妖精神か。しかもその権能、まさか魔神だとでも?」
「邪神と龍神だって持ってますよ、それでどうしますか? アヴァリさんが知りたかったのはこの力の事ですよね。秘密を教えた以上はもうこれ以上何も必要ないと思いますが」
剣をどこかへとしまい込みもはや戦闘を行う気すらも見せていないエルピスを前にしてしまうと、戦闘の意欲などどこかに消えていってしまうものだ。
アールヴとしてもこれ以上戦闘を行いアヴァリが怪我でもしてしまうのはできれば避けたい。
「確かにアヴァリが怪我をしても困るからな、今日はこの辺でもいいか」
「アヴァリさんまた俺の体が完全に治った時に戦いませんか?」
「神相手にどこまで行けるのか気になっていたところだ、私は別にいつでもいい」
「ありがとうございます。これで後はエラの居場所がわかればそれで終わりですね」
「それならば多分そろそろ──私だ? 場所はわかったか?」
戦闘を終えてボロボロの体で腰を落としたエルピスの横で、耳に手を当てて誰かと話をしているアールヴは何度かちらちらとエルピスの方を見る。
それだけでなんとなく事情を察したエルピスがセラとニルに視線を送れば、彼女達は何かを言われるまでもなく早々に移動を始めてどこかへと移動していった。
障壁が健在である以上エラの無事は確実であるが、だとして攫われて長い日時を過ごさせるのはエラの精神に良くない影響を及ぼすことであろう。
一瞬でも早い事件の解決を夢に見ながらエルピスは改めて取り出した剣を強く握りしめるのだった。
屋上にたどり着くといつのまにかエルピスの手には剣が握られており、同行してきたニルとセラは少し距離を取って戦闘の始まりを待つ。
「こちらの準備は終わりました。いつでもどうぞ」
「体に負担をかけさせても申し訳ない。空間拡張と障壁展開は私に任せてくれ」
「アールヴ様、手伝いましょうか?」
「構わないよ、神樹の力を使う」
「神樹の力ですか? 遥か昔に失ったと聞きますが」
「確かに折れはしたが枯れてはいないんだよ、神樹はこの世界に存在する木々の中で唯一完全な不壊を持つ唯一の木々なんだ」
錫杖を軽く振るえばそれだけで強力な結界が張られ、屋上が遥かに広く感じられるようになる。
空間拡張の能力は魔法の技術の中でも相当な高度に位置する上に、消費する魔力量もその規模によりはするもののいずれも莫大な者であると言わざるおえない。
だからこそ人類は時魔法や時空間魔法といった世界の真理に近づける魔法を研究出来ないでいるのだが、神樹の力を持ってしてその魔法を自在に操れるアールヴもやはり人の基準では規格外なのだろう。
広がった空間の中でお互いに距離を取り合ったエルピスとアヴァリは、どちらから先に仕掛けるのかとジリジリと目線を酌み交わす。
「それではエルピスくん、どこからでもかかってくるといい。そちらは怪我人だからね、ハンデだよ」
「ハンデ? ハンデなんかいりませんよ、それに挑むのは僕じゃありません。アヴァリさん貴方の方ですよ」
「私が君にか? あはははっ! 笑わせてくれる。私も随分となめられた者だな。怪我人に刃を向けるのはまぁ同じ最高位だから許して欲しいが、君が知っているかどうか知らないが私は英雄である以前にこの国で最強の森妖種だ。その私にハンデを与える気か?」
気がつけばいつのまにかアヴァリの手には戦鎚が握られていた。
あれが彼女の本気の装備であり、それを出させたということはそれだけアヴァリのことを怒らせたということでもある。
だがエルピスの言葉は止まるところを知らない。
己の知っていることこそがこの世の真実であると信じて疑わないように、エルピスはただ事実を教えるようにしてアヴァリに声をかけた。
「どうせ触れることすらできずに終わりますよ」
プライドを傷つけられたアヴァリが渾身の力で戦鎚を握り締めながら一歩ずつ進むアヴァリだが、エルピスは武器を抜いてはいるものの構えることもせずにただ両手をぶらりと下に下ろしたままだ。
セラやニルは実際にアヴァリが兵士達を気絶させたところを目にしているが、動きや力強さなどは確かに英雄と呼ばれるに値するだけのものがあった。
基礎的な能力値に関していえば人類が遠く及ばないところまで達しているだろう。
英雄という称号は持っているだけで他者からの好感度上昇効果など様々な得点に加え、身体能力の強化など実益の大きい効果も多い。
また英雄の称号は強制的に対象を一つ上の種族へと進化させる能力があり、混霊種でありながら森妖種の魔法も窟暗種の呪術もその両者より扱えるアヴァリは混霊種の中でも最強の存在である。
だが愛称というのがどこまで行ってもエルピスとは悪すぎるのだ。
龍種がどうやったってエルピスに勝てることはないように、呪いを主体とする窟暗種は元から積んでいるとして、物理的な攻撃手段でもって戦う森妖種には残念ながらいくつか致命的な弱点を生じさせる。
それは戦闘行動に移ろうとしていたアヴァリが最も感じていたところだった。
「間合いに入ったぞ。これでもまだ剣を振るわないか?」
「もうずっと振っていますよ」
「そうか。創造の剣では残念ながら私は倒せないよ、そのまま下の階で夢を見させてあげようじゃないか」
武器を構える気のないエルピスを前にしてゆっくりと戦鎚を上段に持ったアヴァリは、渾身の力で待ってエルピスの頭部へとそれを振り下ろす。
空気が破裂するような音についで大きな水音が当たり一体に響き渡り、側からみればエルピスの頭が潰れてしまったのではないかと思えるほどの状況にただ一人アヴァリ自身が驚いていた。
みずからの一撃にしてはあまりにもひ弱なそれ、神樹による防壁があるとはいえ病院ごと叩き折るつもりで放った一撃がせいぜい龍の鱗によって衝撃を吸収されてしまう程度。
無敗を誇り伝説を胸にして高い誇りを持つ彼女ですら驚きに揺らめいてしまうほどの事柄であった。
「頭はまだあるか? どうやら私も調子が悪いようだ」
アヴァリの実力を知っているアールヴはアヴァリのそんな言葉を聞いて確かにそうだと思いながら、側から見ているから分かることを口にするべきかどうか一瞬戸惑ってしまう。
常識が狂ってしまっていたとして、それを命懸けの戦闘中に気がつけるかどうか難しいところなのだ。
「まさか弱ってる状態で障壁を破られるなんて思ってもいませんでした、出血なんていつぶりか覚えてないくらいです」
「奇遇だな。私も本気の一撃で死ななかった敵は初めてだ」
「アヴァリもう少し警戒しなさい。本来の力の二割程度しか出せていない」
「アールヴ様一体どういう──」
外から見ているアールヴの助言を受けて一瞬戸惑ったアヴァリであったが、それを考えるよりも早くエルピスが前へ前へと飛び出していく。
アヴァリが持つ戦鎚は威力こそ尋常ではないものだが、その分小回りのきく剣などを相手にすると速度でどうしても後手に回ってしまう。
経験の差でなんとか防ぎ切ることはできるとはいえそれでも獲物の重さというのは少し響いていくるもので、意識すると確かに全く思うように動いていない体を煩わしく思いながらアヴァリは再び大きく戦鎚を横凪に振るう。
先程までの力はどこに行ってしまったのか、もはや一般人のそれと変わらないアヴァリの一振りは本気で振るえば台風すら巻き起こせる平時のそれとは比べ物にならないものになっていた。
これではさすがにエルピスがどれだけ怪我人であったとしても関係ない、基礎スペックに差が出てしまえばどれだけ強く戦鎚を叩きつけたところで怪我すら負わせることはできないだろう。
「な、何故だ!?」
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「邪神と龍神だって持ってますよ、それでどうしますか? アヴァリさんが知りたかったのはこの力の事ですよね。秘密を教えた以上はもうこれ以上何も必要ないと思いますが」
剣をどこかへとしまい込みもはや戦闘を行う気すらも見せていないエルピスを前にしてしまうと、戦闘の意欲などどこかに消えていってしまうものだ。
アールヴとしてもこれ以上戦闘を行いアヴァリが怪我でもしてしまうのはできれば避けたい。
「確かにアヴァリが怪我をしても困るからな、今日はこの辺でもいいか」
「アヴァリさんまた俺の体が完全に治った時に戦いませんか?」
「神相手にどこまで行けるのか気になっていたところだ、私は別にいつでもいい」
「ありがとうございます。これで後はエラの居場所がわかればそれで終わりですね」
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障壁が健在である以上エラの無事は確実であるが、だとして攫われて長い日時を過ごさせるのはエラの精神に良くない影響を及ぼすことであろう。
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