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第三話
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キャップを目深に被り、玄関のドアをゆっくりと開けた。
「どこ行くの?」
さっき確認した時には間違いなく寝息を立てていたはずの優の声が後ろから聞こえてきて身体がビクリと反応する。
叶は逸る心臓を押さえて、努めていつも通りに見えるようゆっくりと振り向いた。
「どこって、バイト。それより、午後から仕事でしょ。まだ寝てた方がいいんじゃない?」
そう言って、優の側まで近づいて見上げ、ニヤリと笑って言った。
「それとも、私がいないのがそんなに寂しいわけ?」
「っそれは、……寂しいよ」
恥ずかしがりながらも正直に話す優に叶の心も揺れた。けれど、遅れるわけにはいかない。叶は仕方がないと意を決して距離を詰めると優に抱きついた。不意打ちを食らった優が「ふわっ」とよく分からない声を発しながらワタワタし始める。ダメ押しとばかりに顔を上げ、背伸びをすると両手で顔を引き寄せ唇を重ねた。すぐに離れる。優がまるで脳の機能が止まったかのように固まっていた。
「行ってきますのちゅう。……じゃ、仕事頑張って」
「え? あ? ……ちょ、叶?! まっ」
優に引き留められる前に玄関を出て扉を閉めた。扉の向こうで何か聞こえた気もするが叶は足早にその場を去った。
――――――――
叶が待ち合わせ場所に着いた時にはすでに彼女は到着していた。
腕時計に目を走らせると待ち合わせの五分前。
ギリギリ間に合ったことに安堵する。
「ごめん。お待たせ」
「あ、……いえ。私も今来たところなんで」
「そっか。とりあえず、行こうか」
「……はい」
叶が歩き始めると、後ろを彼女がついて歩き始める。
「名前」
「え?」
「花沢 綾ちゃんで合ってるかな? ほら、LIMEだと読みわかんないから」
「あ、はい。えっと……叶さんであってますか?」
「いや、叶って書いて『かなえ』って読むんだ」
「そうなんですね……え、とじゃあ叶さんと呼んでも?」
「どうぞ、俺は綾ちゃんて呼ぶね」
「は、はい」
お互い人見知りのせいで録な会話も弾まないうちにお店についた。優が以前SNSでオススメしていた美容院だ。彼女の願いを叶える為にまずはここに連れてきた。
戸惑いを隠せない綾を手招きして呼ぶ。優を担当したこともある美容師に綾を紹介して後は任せる。綾は緊張した面持ちで連れられて行った。
空いているスペースで雑誌を読みながら待たせてもらっていると女性スタッフがアイスコーヒーを持ってきた。
サイドテーブルに置く際、こっそりと聞いてきた。
「もしかして、彼女ですか?」
「彼女……俺の?」
思わず首を傾げるとスタッフが興味津々といった感じで頷いた。
そう見えるのかと苦笑しつつ首を横に振る。
「俺のじゃないよ」
「そうなんですか~あ、じゃあ叶さんは今フリーなんですか?」
「いや、……いるよ」
やたら突っ込んで聞いてくるスタッフだな……と思いながらも答えると何故かキャーキャー騒いでスタッフルームに戻って行った。
「叶さん。お待たせしました」
振り返ると、黒髪ボブの可愛らしい女の子がいた。ヘアスタイルが変わるだけでここまで違って見えるのかとつい感心した。
不安気な綾を安心させるように微笑む。
「いいね。似合ってる」
途端に綾の頬が赤く染まった。褒められ慣れていないのだろう。その点もイイと感じる。
叶は満足気に頷くと立ち上がった。
「じゃ、次行こうか」
「え? お会計は」
「ああ。もう終わってるから大丈夫。さぁ、行くよ」
アワアワしている綾を置いて先に歩き出す。担当してくれた美容師に置いていかれるよと言われ、綾は急いで叶を追いかけた。
「あの! ありがとうございました」
「いや、別に気にしないでよ」
こっちは下心有りでしてることだから、とは言えなかった。
叶は綾を連れ、次のお店へと向かった。
服屋やコスメショップを周り、一段落着くと目に付いた適当なカフェに入った。
頭から足の先まで、叶プロデュースで変身した綾は見事に美少女となっていた。美容院はともかく後の店は綾でも手が出せるお店ばかりだった。普段優を近くで見ているからだろうか、叶のセンスも良い。
それに、本人もとても目を引く。
色素薄めでサラサラの髪はつい手を伸ばしたくなる。顔は中性的で優とはまた違った魅力があって……充分芸能人としてやっていけそうな風貌だ。思わず見惚れてしまう程に。
「どうかした?」
「あっ、いえ、あの……今日はありがとうございました。……少し自分に自信が持てた気がします」
慌てて綾は頭を下げ、感謝を述べた。今日一日で叶に対する警戒心はだいぶ薄れていた。
……信じてみてもいいのだろうか。本当に優に会わせてもらえる?
綾の中で、会ってはダメだという心と期待する心がせめぎ合っていた。
「なら……よかった。じゃあ、そろそろ帰ろうか」
「え?」
「ん?」
「あ……いや、何でもないです。か、帰りましょうか!」
ナニカを期待していた綾は慌てて荷物を持つとレジへ行ってしまった。綾の背中を追いかけながら叶は次の段階への進め方を考えていた。
名残惜しそうな綾と別れ、軽い足取りで帰宅する。
あの彼女なら優もイケるんじゃないかと期待が高まった。
だから、気が付けなかった。
玄関の鍵を開けていないのに扉が開いたことに。
リビングのドアを開ける。
「お帰り」
「優……」
カーテンは閉められたまま、電気もつけていないリビングに優が立っていた。
ゾクリと嫌な予感が背中を走る。思わず後ろに一歩下がった。
それを見越していたかのような動きで手首を捕まえられる。
「ねぇ、楽しかった?」
「……またつけてたの?」
「まさか、仕事もあったし、今回はGPSだよ。叶の様子がおかしかったからもしかして……と思って」
「なら、わかってるでしょ? 相手は女の子だよ?」
美容院に服屋にコスメショップ。何も疚しいことはない、と叶は笑った。
「そうだね、でも」
「わかってる。今度連れてくるから」
優は叶の友人を必ずチェックする。叶にふさわしい友人なのかどうか。予想とは違う結果にはなったが、これで彼女と優を会わせる算段がついたと内心ホッとしていた。
「何安心してるの?」
「ま、優?」
未だギラギラした目で叶を見ている優。優は掴んでいた手首を壁に縫い付けると叶の唇を奪った。深い口付けが続く、叶が自分の身体を支えられなくなり壁にもたれた頃ようやく唇が離れた。
生理的な涙で目に膜が張る。
優が獰猛な笑みを浮かべて言い放った。
「嘘をついたお仕置はしないとね。声、出しちゃダメだよ?」
「っ! あ、ちょっ」
身体を反転させられ、壁に手をつくポーズを取らされた。
ズボンと下着は引き摺り下ろされ、まだほとんど濡れてないソコに突き挿れられる。衝撃で声が漏れそうになるが必死に耐える。
すぐそこは玄関だ。万が一、外に声が漏れたらと考えるだけで頭の中が沸騰しそうだ。
「我慢しないでもいいんだよ? 皆に聞かせてあげなよ……俺に酷くされてるのに感じちゃってる叶のイイ声」
耳元で囁かれる。耳にかかる熱い吐息で優も興奮しているのだと分かった。
こんな状況だというのに、叶の身体は喜ぶ。
ぎゅうっと優を締め付け、奥へと誘う。
堪らず優が叶の腰を掴んで激しくピストンを繰り返す。
バチュンバチュンという破裂音と水音、そして、叶の堪えきれなくなった喘ぎ声が混ざり合う。
「っあ! …っあぁっやっも、ダメっ!」
「いいよっ! ほらっ、皆に、聞いてもらいなよっ!」
「っんー!」
最奥を突かれ、上げた喘ぎ声は優の大きな掌によって抑えられた。
ビクンビクンと身体は跳ね、中で優の熱いモノが注がれているのを感じる。ぼんやりとした頭でアフターピルの残り数を思い出しながら叶は意識を手放した。
「どこ行くの?」
さっき確認した時には間違いなく寝息を立てていたはずの優の声が後ろから聞こえてきて身体がビクリと反応する。
叶は逸る心臓を押さえて、努めていつも通りに見えるようゆっくりと振り向いた。
「どこって、バイト。それより、午後から仕事でしょ。まだ寝てた方がいいんじゃない?」
そう言って、優の側まで近づいて見上げ、ニヤリと笑って言った。
「それとも、私がいないのがそんなに寂しいわけ?」
「っそれは、……寂しいよ」
恥ずかしがりながらも正直に話す優に叶の心も揺れた。けれど、遅れるわけにはいかない。叶は仕方がないと意を決して距離を詰めると優に抱きついた。不意打ちを食らった優が「ふわっ」とよく分からない声を発しながらワタワタし始める。ダメ押しとばかりに顔を上げ、背伸びをすると両手で顔を引き寄せ唇を重ねた。すぐに離れる。優がまるで脳の機能が止まったかのように固まっていた。
「行ってきますのちゅう。……じゃ、仕事頑張って」
「え? あ? ……ちょ、叶?! まっ」
優に引き留められる前に玄関を出て扉を閉めた。扉の向こうで何か聞こえた気もするが叶は足早にその場を去った。
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叶が待ち合わせ場所に着いた時にはすでに彼女は到着していた。
腕時計に目を走らせると待ち合わせの五分前。
ギリギリ間に合ったことに安堵する。
「ごめん。お待たせ」
「あ、……いえ。私も今来たところなんで」
「そっか。とりあえず、行こうか」
「……はい」
叶が歩き始めると、後ろを彼女がついて歩き始める。
「名前」
「え?」
「花沢 綾ちゃんで合ってるかな? ほら、LIMEだと読みわかんないから」
「あ、はい。えっと……叶さんであってますか?」
「いや、叶って書いて『かなえ』って読むんだ」
「そうなんですね……え、とじゃあ叶さんと呼んでも?」
「どうぞ、俺は綾ちゃんて呼ぶね」
「は、はい」
お互い人見知りのせいで録な会話も弾まないうちにお店についた。優が以前SNSでオススメしていた美容院だ。彼女の願いを叶える為にまずはここに連れてきた。
戸惑いを隠せない綾を手招きして呼ぶ。優を担当したこともある美容師に綾を紹介して後は任せる。綾は緊張した面持ちで連れられて行った。
空いているスペースで雑誌を読みながら待たせてもらっていると女性スタッフがアイスコーヒーを持ってきた。
サイドテーブルに置く際、こっそりと聞いてきた。
「もしかして、彼女ですか?」
「彼女……俺の?」
思わず首を傾げるとスタッフが興味津々といった感じで頷いた。
そう見えるのかと苦笑しつつ首を横に振る。
「俺のじゃないよ」
「そうなんですか~あ、じゃあ叶さんは今フリーなんですか?」
「いや、……いるよ」
やたら突っ込んで聞いてくるスタッフだな……と思いながらも答えると何故かキャーキャー騒いでスタッフルームに戻って行った。
「叶さん。お待たせしました」
振り返ると、黒髪ボブの可愛らしい女の子がいた。ヘアスタイルが変わるだけでここまで違って見えるのかとつい感心した。
不安気な綾を安心させるように微笑む。
「いいね。似合ってる」
途端に綾の頬が赤く染まった。褒められ慣れていないのだろう。その点もイイと感じる。
叶は満足気に頷くと立ち上がった。
「じゃ、次行こうか」
「え? お会計は」
「ああ。もう終わってるから大丈夫。さぁ、行くよ」
アワアワしている綾を置いて先に歩き出す。担当してくれた美容師に置いていかれるよと言われ、綾は急いで叶を追いかけた。
「あの! ありがとうございました」
「いや、別に気にしないでよ」
こっちは下心有りでしてることだから、とは言えなかった。
叶は綾を連れ、次のお店へと向かった。
服屋やコスメショップを周り、一段落着くと目に付いた適当なカフェに入った。
頭から足の先まで、叶プロデュースで変身した綾は見事に美少女となっていた。美容院はともかく後の店は綾でも手が出せるお店ばかりだった。普段優を近くで見ているからだろうか、叶のセンスも良い。
それに、本人もとても目を引く。
色素薄めでサラサラの髪はつい手を伸ばしたくなる。顔は中性的で優とはまた違った魅力があって……充分芸能人としてやっていけそうな風貌だ。思わず見惚れてしまう程に。
「どうかした?」
「あっ、いえ、あの……今日はありがとうございました。……少し自分に自信が持てた気がします」
慌てて綾は頭を下げ、感謝を述べた。今日一日で叶に対する警戒心はだいぶ薄れていた。
……信じてみてもいいのだろうか。本当に優に会わせてもらえる?
綾の中で、会ってはダメだという心と期待する心がせめぎ合っていた。
「なら……よかった。じゃあ、そろそろ帰ろうか」
「え?」
「ん?」
「あ……いや、何でもないです。か、帰りましょうか!」
ナニカを期待していた綾は慌てて荷物を持つとレジへ行ってしまった。綾の背中を追いかけながら叶は次の段階への進め方を考えていた。
名残惜しそうな綾と別れ、軽い足取りで帰宅する。
あの彼女なら優もイケるんじゃないかと期待が高まった。
だから、気が付けなかった。
玄関の鍵を開けていないのに扉が開いたことに。
リビングのドアを開ける。
「お帰り」
「優……」
カーテンは閉められたまま、電気もつけていないリビングに優が立っていた。
ゾクリと嫌な予感が背中を走る。思わず後ろに一歩下がった。
それを見越していたかのような動きで手首を捕まえられる。
「ねぇ、楽しかった?」
「……またつけてたの?」
「まさか、仕事もあったし、今回はGPSだよ。叶の様子がおかしかったからもしかして……と思って」
「なら、わかってるでしょ? 相手は女の子だよ?」
美容院に服屋にコスメショップ。何も疚しいことはない、と叶は笑った。
「そうだね、でも」
「わかってる。今度連れてくるから」
優は叶の友人を必ずチェックする。叶にふさわしい友人なのかどうか。予想とは違う結果にはなったが、これで彼女と優を会わせる算段がついたと内心ホッとしていた。
「何安心してるの?」
「ま、優?」
未だギラギラした目で叶を見ている優。優は掴んでいた手首を壁に縫い付けると叶の唇を奪った。深い口付けが続く、叶が自分の身体を支えられなくなり壁にもたれた頃ようやく唇が離れた。
生理的な涙で目に膜が張る。
優が獰猛な笑みを浮かべて言い放った。
「嘘をついたお仕置はしないとね。声、出しちゃダメだよ?」
「っ! あ、ちょっ」
身体を反転させられ、壁に手をつくポーズを取らされた。
ズボンと下着は引き摺り下ろされ、まだほとんど濡れてないソコに突き挿れられる。衝撃で声が漏れそうになるが必死に耐える。
すぐそこは玄関だ。万が一、外に声が漏れたらと考えるだけで頭の中が沸騰しそうだ。
「我慢しないでもいいんだよ? 皆に聞かせてあげなよ……俺に酷くされてるのに感じちゃってる叶のイイ声」
耳元で囁かれる。耳にかかる熱い吐息で優も興奮しているのだと分かった。
こんな状況だというのに、叶の身体は喜ぶ。
ぎゅうっと優を締め付け、奥へと誘う。
堪らず優が叶の腰を掴んで激しくピストンを繰り返す。
バチュンバチュンという破裂音と水音、そして、叶の堪えきれなくなった喘ぎ声が混ざり合う。
「っあ! …っあぁっやっも、ダメっ!」
「いいよっ! ほらっ、皆に、聞いてもらいなよっ!」
「っんー!」
最奥を突かれ、上げた喘ぎ声は優の大きな掌によって抑えられた。
ビクンビクンと身体は跳ね、中で優の熱いモノが注がれているのを感じる。ぼんやりとした頭でアフターピルの残り数を思い出しながら叶は意識を手放した。
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