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清明の払暁
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ふたりだけになった家は、耳に痛いほどの静寂に包まれている。外を見ればとっくに夜の帳は降りきって、小さな星が力いっぱいに輝いていた。
話が濃密すぎて、時間の経過が思っていた以上に進んでいたことを知り、慧斗の疲労が体に重くのしかかる。
それでも何も食べずに寝るというのも体に悪そうで、慧斗は夕食をどうしようかと頭を巡らせた。
「もう夜になってたんだね。紅龍、ご飯どうする?」
使ったカップをシンクに置き、冷蔵庫を覗く。空っぽではないものの、微妙に心もとなくて、キッチンから紅龍に声をかけるとこちらに手招きしているのが見えた。
普段なら率先して慧斗の元へとやってくるのに、今の紅龍はダイニングからリビングのソファに移動して、深く項垂れていた。
間接照明のせいで室内は薄暗く、キッチンからでは紅龍の表情を窺い知ることはできない。
「なに? どうかした?」
「ん、ちょっとこっちに座ってくれるか」
自分の隣をポンポンと叩きながら、慧斗を促してくる。慧斗は紅龍の挙動に首を傾げながらも、素直にソファに腰を下ろした。だが、紅龍の腕が慧斗の体を抱きしめ、驚きで目を見張った。
「紅龍っ?」
「ごめん、慧斗。俺のせいでお前に沢山迷惑をかけてる」
首筋に顔を埋められているせいで、くぐもった声が慧斗の耳に届くが、それは明らかに謝罪の意を示すものだった。
謝らなくてもいいのに、と慧斗は紅龍に抱きしめられながら、そんな風に感じていた。
本当に謝罪するべきは自分だ。紅龍は慧斗の家庭の問題に巻き込まれただけ。
そう反論したいのに、剥き出しの首筋に濡れた物がゆっくりと肌を這うのに気づき、慧斗は口を開くことができなかった。
「そんなことない。俺は紅龍と再会して色々あったり、悩んだりしたけども、今こうして家族になったことに後悔なんてしていない。姉のこともそう。きっとひとりだったら、どれだけ無理なことでも押し切られていうこと聞かされてたと思う。だから紅龍がこうして傍にいてくれて、本当に感謝しているんだ」
「慧斗……」
腕まで拘束されているため、狭い可動域を駆使して、慧斗は紅龍を抱き返す。
手負いの獣のように弱った紅龍の背中を慰撫するようにして、慧斗は背中をそっと上下に撫ぜた。
「六年前のこともそう。当時は突然小切手を渡されて憤慨もしたけど、俺は紅音の四年を傍で見守ることができて、紅龍は四年を苦しんだ。少なくともこの一年は一緒に同じ時を過ごせたんだし、俺はあのふたりのことを許しているんだよ」
そう、今は伊月や彼の義弟に対して憎しみはひとかけらも残っていない。あるのは、彼らも苦しみの果てに幸せになってくれればいいという願い。
だけど姉や両親に関しては澱のように悪感情だけが残り、慧斗を今も苦しめている。
慧斗のバース性が判る前から、両親は姉ばかりに愛情をかけ、慧斗には最低限の世話しかしてくれなかった。バース性が判定されてからは、不要とばかり祖母に丸投げさえした。
どうして姉ばかり、と羨んだりもした。
それ以上に祖母が慧斗を大切して可愛がってくれたおかげで、いつしか慧斗の胸の中には姉や姉にしか注視しない両親を気にしないようになった。
きっと祖母に捨てるようにして預けた両親を諦めたのだと思う。
彼らに愛情を求めるなんて無駄なのだと。姉に姉弟としての優しさを欲しても無駄だと。
だから家族から見放された慧斗に、祖母は厳しくもあったけど沢山の愛情を注いでくれた。
だから慧斗も紅音を時々窘めながらも、周囲の協力もあって、たっぷりの愛情をかけて育ててきた。
そうして今は紅龍という番が傍に居てくれ、ずっと張り詰めていた肩の力が抜けて、安らいだ時間を過ごせている。
過程はどうあれ、今こうして紅龍が慧斗を抱きしめてくれることが、事実なのだ。
「だから、今回姉のしたことは許せない。やっと正しい形になろうとしている家族を、姉は自分の私利私欲のために簡単に壊そうとしている。多分、今回のことは姉の単独じゃない。裏に両親も加担している筈だよ」
「……どうしてそう思う」
掠れた紅龍の問いに慧斗は一度唇を噛んだあと、恐るおそる口を開く。
「最後に両親に会ったのは祖母の死後すぐだったけど、紅音を妊娠して孤独に耐え切れず両親に電話をしたんだ。子どもができた、ふたりの孫だって言ったら、そんな誰の子か分からない子どもを孕んだオメガはうちの子じゃない、ってさ。内容証明で絶縁状が届いた時には、もう笑うしかなかった」
多分弁護士に依頼して作成したのだろう。二度と家に戻ってくるな、頼ってくるな、もう家族として扱うつもりはないと畏まった文章で綴られたのを見た時には、本当に笑いがこみ上げたものだ。
「でも法的な効力はないだろう? それに今も補助金は向こうに入っている」
「うん、息子という存在は排除したけど、お金は欲しい。だから弁護士に依頼して関係を断絶したんだと思う。あの人たちはそういう姑息なことを平気でするんだ」
すぐ近くからギリ、と歯を軋ませる音が聞こえる。本気で両親に怒りを覚えて紅龍が歯を噛み締めたのだろう。
「それをずっと放置していたのか?」
「多分、玲司さんに言えば簡単に片付けてくれたと思う。でも、紅音を妊娠してて、更には体調を崩しちゃってそれどころじゃなかったんだ。そうこうしている内に紅音が産まれて。育児に追われてって感じで、言うタイミングを逃した」
慧斗の苦労の一端を自分や伊月が原因だと悔恨しているのか、またも歯を擦る音が耳に届く。
「紅龍が怒ることはないよ。あの人たちとは他人だと思っているし、姉のしたことは許せないけど、こうして大人しくしていれば報道も下火に、」
「それはダメだ」
慧斗の首筋に埋めていた顔が勢いよく離れ、真っ赤に燃える双眸が慧斗を強く捉える。
「俺は慧斗や紅音を日陰の存在にするつもりはない。本当は撮影が終わって、映画公開のタイミングでマスコミには発表しようと思ったが、これ以上慧斗の家族が慧斗や紅音を脅かすのなら、明日にでもこちらからマスコミに情報を流してもいい」
「いや、ダメでしょ」
思わずツッコミを入れてしまったが、時期尚早すぎる。
(でも、そうか。俺たちのことを、ちゃんと公にしてくれるのか……)
あれだけ緊迫していた空気だったのに、思わず唇が笑みの形に緩んでしまう。
ちゃんと段階を踏んでくれる紅龍が愛おしい。この人と番になって良かった。
確かに本国でも名家で世界でも著名な紅龍に、一般人のオメガは非難の対象になっても仕方ないだろう。もし、慧斗が現総理の血縁でもある寒川薔子の養子になれば、周囲からの目も多少は和らぐかもしれない。
「紅龍、俺、玲司さんの義弟になろうと思う」
「は?」
翌朝、紅龍も慧斗も変装をして向かったのは、元祖宅で現在は紅龍の両親の家。
「おかーさーん」
「紅音っ」
表向きは昔ながらのガラス引き戸であるも、実際は防弾・防刃ガラスを木枠の中心に鋼鉄を埋めた物で作られた、気軽に傷をつけれないのを開くと廊下から一目散に紅音が走ってくる。
この間紅龍に窘められたからか、廊下の終点につく直前、踵で減速した紅音が、小さな腕をいっぱいに広げて慧斗に抱きついてくる。
「いい子にしてた?」
「ぼく、いつもいいこだもん」
「ふふっ、そうだね。奥にみんな揃ってる?」
「うん、おじーちゃんとおばーちゃんと、れーじさんもいるよー。あとね、なつにあったしょーこちゃんもきてるの!」
しょーこちゃん? と慧斗が首を傾げると、隣から「玲司の義母」と紅龍が囁いた。
見慣れているけど、どこか違う廊下を進み、突き当たりのリビングへと三人で入っていく。そこには弐本家屋にそぐわない、煌びやかな人たちがちゃぶ台を囲んでいた。紅龍の両親と寒川薔子と玲司、それから控えるように桔梗と見知らぬ人物が座っていた。ミスマッチ感が凄い。
「おはよう、慧斗君、紅龍。ふたりとも朝食は取った?」
「おはようございます、玲司さん。軽くですけど、食べてきてますよ」
にこやかに微笑む玲司の言葉に、慧斗も安心感から笑みで応える。
和やかな空気を作ってくれたおかげで、手続きは滞りなく進んでいった。
途中、義母となる薔子から「本当に自分の意思で決めた? 後悔しない?」と、何度も慧斗に確認をしてきた。その度に「大丈夫です。紅音を守るためにも必要だと思ったので」と慧斗も苦笑しながら薔子に返していた。
紅龍の両親は酷く落ち着いた慧斗に問いただす薔子を苦笑しながら宥め、桔梗の横に控えていた弁護士が出す書類に署名を続けていった。
話が濃密すぎて、時間の経過が思っていた以上に進んでいたことを知り、慧斗の疲労が体に重くのしかかる。
それでも何も食べずに寝るというのも体に悪そうで、慧斗は夕食をどうしようかと頭を巡らせた。
「もう夜になってたんだね。紅龍、ご飯どうする?」
使ったカップをシンクに置き、冷蔵庫を覗く。空っぽではないものの、微妙に心もとなくて、キッチンから紅龍に声をかけるとこちらに手招きしているのが見えた。
普段なら率先して慧斗の元へとやってくるのに、今の紅龍はダイニングからリビングのソファに移動して、深く項垂れていた。
間接照明のせいで室内は薄暗く、キッチンからでは紅龍の表情を窺い知ることはできない。
「なに? どうかした?」
「ん、ちょっとこっちに座ってくれるか」
自分の隣をポンポンと叩きながら、慧斗を促してくる。慧斗は紅龍の挙動に首を傾げながらも、素直にソファに腰を下ろした。だが、紅龍の腕が慧斗の体を抱きしめ、驚きで目を見張った。
「紅龍っ?」
「ごめん、慧斗。俺のせいでお前に沢山迷惑をかけてる」
首筋に顔を埋められているせいで、くぐもった声が慧斗の耳に届くが、それは明らかに謝罪の意を示すものだった。
謝らなくてもいいのに、と慧斗は紅龍に抱きしめられながら、そんな風に感じていた。
本当に謝罪するべきは自分だ。紅龍は慧斗の家庭の問題に巻き込まれただけ。
そう反論したいのに、剥き出しの首筋に濡れた物がゆっくりと肌を這うのに気づき、慧斗は口を開くことができなかった。
「そんなことない。俺は紅龍と再会して色々あったり、悩んだりしたけども、今こうして家族になったことに後悔なんてしていない。姉のこともそう。きっとひとりだったら、どれだけ無理なことでも押し切られていうこと聞かされてたと思う。だから紅龍がこうして傍にいてくれて、本当に感謝しているんだ」
「慧斗……」
腕まで拘束されているため、狭い可動域を駆使して、慧斗は紅龍を抱き返す。
手負いの獣のように弱った紅龍の背中を慰撫するようにして、慧斗は背中をそっと上下に撫ぜた。
「六年前のこともそう。当時は突然小切手を渡されて憤慨もしたけど、俺は紅音の四年を傍で見守ることができて、紅龍は四年を苦しんだ。少なくともこの一年は一緒に同じ時を過ごせたんだし、俺はあのふたりのことを許しているんだよ」
そう、今は伊月や彼の義弟に対して憎しみはひとかけらも残っていない。あるのは、彼らも苦しみの果てに幸せになってくれればいいという願い。
だけど姉や両親に関しては澱のように悪感情だけが残り、慧斗を今も苦しめている。
慧斗のバース性が判る前から、両親は姉ばかりに愛情をかけ、慧斗には最低限の世話しかしてくれなかった。バース性が判定されてからは、不要とばかり祖母に丸投げさえした。
どうして姉ばかり、と羨んだりもした。
それ以上に祖母が慧斗を大切して可愛がってくれたおかげで、いつしか慧斗の胸の中には姉や姉にしか注視しない両親を気にしないようになった。
きっと祖母に捨てるようにして預けた両親を諦めたのだと思う。
彼らに愛情を求めるなんて無駄なのだと。姉に姉弟としての優しさを欲しても無駄だと。
だから家族から見放された慧斗に、祖母は厳しくもあったけど沢山の愛情を注いでくれた。
だから慧斗も紅音を時々窘めながらも、周囲の協力もあって、たっぷりの愛情をかけて育ててきた。
そうして今は紅龍という番が傍に居てくれ、ずっと張り詰めていた肩の力が抜けて、安らいだ時間を過ごせている。
過程はどうあれ、今こうして紅龍が慧斗を抱きしめてくれることが、事実なのだ。
「だから、今回姉のしたことは許せない。やっと正しい形になろうとしている家族を、姉は自分の私利私欲のために簡単に壊そうとしている。多分、今回のことは姉の単独じゃない。裏に両親も加担している筈だよ」
「……どうしてそう思う」
掠れた紅龍の問いに慧斗は一度唇を噛んだあと、恐るおそる口を開く。
「最後に両親に会ったのは祖母の死後すぐだったけど、紅音を妊娠して孤独に耐え切れず両親に電話をしたんだ。子どもができた、ふたりの孫だって言ったら、そんな誰の子か分からない子どもを孕んだオメガはうちの子じゃない、ってさ。内容証明で絶縁状が届いた時には、もう笑うしかなかった」
多分弁護士に依頼して作成したのだろう。二度と家に戻ってくるな、頼ってくるな、もう家族として扱うつもりはないと畏まった文章で綴られたのを見た時には、本当に笑いがこみ上げたものだ。
「でも法的な効力はないだろう? それに今も補助金は向こうに入っている」
「うん、息子という存在は排除したけど、お金は欲しい。だから弁護士に依頼して関係を断絶したんだと思う。あの人たちはそういう姑息なことを平気でするんだ」
すぐ近くからギリ、と歯を軋ませる音が聞こえる。本気で両親に怒りを覚えて紅龍が歯を噛み締めたのだろう。
「それをずっと放置していたのか?」
「多分、玲司さんに言えば簡単に片付けてくれたと思う。でも、紅音を妊娠してて、更には体調を崩しちゃってそれどころじゃなかったんだ。そうこうしている内に紅音が産まれて。育児に追われてって感じで、言うタイミングを逃した」
慧斗の苦労の一端を自分や伊月が原因だと悔恨しているのか、またも歯を擦る音が耳に届く。
「紅龍が怒ることはないよ。あの人たちとは他人だと思っているし、姉のしたことは許せないけど、こうして大人しくしていれば報道も下火に、」
「それはダメだ」
慧斗の首筋に埋めていた顔が勢いよく離れ、真っ赤に燃える双眸が慧斗を強く捉える。
「俺は慧斗や紅音を日陰の存在にするつもりはない。本当は撮影が終わって、映画公開のタイミングでマスコミには発表しようと思ったが、これ以上慧斗の家族が慧斗や紅音を脅かすのなら、明日にでもこちらからマスコミに情報を流してもいい」
「いや、ダメでしょ」
思わずツッコミを入れてしまったが、時期尚早すぎる。
(でも、そうか。俺たちのことを、ちゃんと公にしてくれるのか……)
あれだけ緊迫していた空気だったのに、思わず唇が笑みの形に緩んでしまう。
ちゃんと段階を踏んでくれる紅龍が愛おしい。この人と番になって良かった。
確かに本国でも名家で世界でも著名な紅龍に、一般人のオメガは非難の対象になっても仕方ないだろう。もし、慧斗が現総理の血縁でもある寒川薔子の養子になれば、周囲からの目も多少は和らぐかもしれない。
「紅龍、俺、玲司さんの義弟になろうと思う」
「は?」
翌朝、紅龍も慧斗も変装をして向かったのは、元祖宅で現在は紅龍の両親の家。
「おかーさーん」
「紅音っ」
表向きは昔ながらのガラス引き戸であるも、実際は防弾・防刃ガラスを木枠の中心に鋼鉄を埋めた物で作られた、気軽に傷をつけれないのを開くと廊下から一目散に紅音が走ってくる。
この間紅龍に窘められたからか、廊下の終点につく直前、踵で減速した紅音が、小さな腕をいっぱいに広げて慧斗に抱きついてくる。
「いい子にしてた?」
「ぼく、いつもいいこだもん」
「ふふっ、そうだね。奥にみんな揃ってる?」
「うん、おじーちゃんとおばーちゃんと、れーじさんもいるよー。あとね、なつにあったしょーこちゃんもきてるの!」
しょーこちゃん? と慧斗が首を傾げると、隣から「玲司の義母」と紅龍が囁いた。
見慣れているけど、どこか違う廊下を進み、突き当たりのリビングへと三人で入っていく。そこには弐本家屋にそぐわない、煌びやかな人たちがちゃぶ台を囲んでいた。紅龍の両親と寒川薔子と玲司、それから控えるように桔梗と見知らぬ人物が座っていた。ミスマッチ感が凄い。
「おはよう、慧斗君、紅龍。ふたりとも朝食は取った?」
「おはようございます、玲司さん。軽くですけど、食べてきてますよ」
にこやかに微笑む玲司の言葉に、慧斗も安心感から笑みで応える。
和やかな空気を作ってくれたおかげで、手続きは滞りなく進んでいった。
途中、義母となる薔子から「本当に自分の意思で決めた? 後悔しない?」と、何度も慧斗に確認をしてきた。その度に「大丈夫です。紅音を守るためにも必要だと思ったので」と慧斗も苦笑しながら薔子に返していた。
紅龍の両親は酷く落ち着いた慧斗に問いただす薔子を苦笑しながら宥め、桔梗の横に控えていた弁護士が出す書類に署名を続けていった。
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