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4-8突然の襲撃を受ける
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「ソアンから痛いほど教わった、女性は本当に怒らせたら怖いんだ」
「良い事を学んだでしょう、きっと将来の役に立ちますよ」
ジェンドとソアンはまるで兄妹のようになった、兄であるジェンドのほうが頼りないが、妹のソアンがしっかりとそこを支えるような関係になった。僕たちがジェンドにこうやって構っている間にゼーエンの街には何かが起きていた、フェイクドラゴンがどこかの街道付近によく出現するようになったのだ。だから冒険者や領主の兵たちが退治すると、次の日には別の街道にまたフェイクドラゴンがでるのだった。
「最近、物価が高くなったね。ソアン、ジェンド」
「そうですね、リタ様」
「物が高くなると、孤児院が困る!!」
「それにゼーエンの街自体が衰退する……、これは明らかに人為的な何かだ」
「誰がフェイクドラゴンを操っているのでしょう?」
「あのとかげか、退治すると良い金になる。でも結局は孤児院が困るなら、いないほうがいい」
「ジーニャスに相談に行ってみようか、彼の気晴らしくらいにはなれるかも」
「フェイクドラゴンのおかげで、お忍びもできない状況ですものね」
「えへへっ、俺はシャールに会いたい。よし行こう!!」
僕たちはちょうど僕の薬がきれかけていたこともあって領主の館に行った、門番が顔見知りの僕たちとついてきたジェンドを通してくれた。行ってみるとジーニャスは執務室で書類に埋もれていた、声をかけると寝不足らしくいつもより張りのない返事が返ってきた。ちょうどいい息抜きだといってジーニャスは執務室から出てきた、彼の父親はそのまま執務室で書類を書き続けていた。
「リタとソアン、それにジェンドだったな」
「やっぱりフェイクドラゴンの騒ぎで、かなり大変なようですね」
「物価が上がってるし、いつもいる商人が減りました」
「孤児院がこれ以上、物が高くなると大変だってさ」
「たまにはこうして外の空気を吸わんとな、そうさあのフェイクドラゴンには参っている」
「僕たちも退治できる時は行っていますけど、翌日には別のフェイクドラゴンがいる」
「退治しても退治しても、いなくなりません。明らかに変です、不自然です」
「そうだよな、それにあのトカゲさ。この辺りとは違う、別の大陸の匂いがする」
「別の大陸の匂い……、そうか。あれは召喚獣なのか!?」
「ああ、確かに召喚獣なら術式さえ心得ていれば、魔力が尽きない限りいくらでも呼び出せますね」
「フェイクドラゴンを呼び出す、それって上級魔法じゃなかったですか?」
「召喚って時々起きることだけど、行ってみても面白いことってあんまりないんだよな」
僕はようやくあのフェイクドラゴンが、誰かの召喚獣だという可能性があることに気づいた。明らかに自然に発生しているものじゃない、誰かがゼーエンの街に悪意をもって、フェイクドラゴンを呼び出しているのだ。街道に呼び出すというのがまた悪質だった、街道の安全性が下がって悪い評判になるし、物流が悪くなって物価が上がってしまうのだ。
だが問題はフェイクドラゴンが召喚獣だと分かっても、呼び出している術者の犯人が分からないことだった。犯人が何者で何の目的を持っているのか分からなければ、それを止めようがなく対処的にフェイクドラゴン退治をするしかないのだ。ジーニャスは国に上級の召喚魔法の使い手を調べてもらうことにした、馬鹿正直に国に登録していないと思うがやってみる価値はあった。
その後はなんでもない日常の世間話になった、ジェンドがドラゴンであることもジーニャスには言ってある、大魔法使いでもドラゴンと会うことは珍しいのでいろいろ質問をしていた。ジェンドはジーニャスの質問に答えながら、やがてシャールが客室にやってくると喜んで一緒に遊びだした。シャールにとってジェンドは新しいお友達で、ジェンドにとってはシャールは可愛い子どもで、この二人はとても仲がよくなった。
「シャール、いっぱい勉強していい女になれよ」
「はいなのでしゅ、シャールはいつかゼーエンの家のために、良いお家にお嫁にいくのでしゅ」
「そうなのか、人間は決まり事がいっぱいあって大変だなぁ」
「相手の男の子が優しい子だといいのでしゅ、ジェンドみたいに遊んでくれる子がいいのでしゅ」
「シャールがお嫁に行くまで、俺はいっぱいここに遊びにくるからな」
「ふふふっ、嬉しいのでしゅ。今日はお絵描きをして、一緒に遊びましょう」
ゼーエンの街にじわじわと危機が迫っている中で、シャールとジェンドが一緒に遊んでいる姿は心が和んだ。僕は薬を作るために錬金術の部屋を借りた、そうしてクレーネ草の薬と眠り薬を作った。ソアンはジーニャスと街の様子について話していたようだ、ジーニャスは息抜きといいながらソアンを通じて街の情報を得ていた。
その日はそのまま夜が遅くなって領主の館に泊めてもらった、客室には高価なものがあるからジェンドには気をつけるように言っておいた。ジェンドは夜遅くまでシャールと遊べてご機嫌だった、素直に自分に与えられた客室に入って、部屋ごとに風呂がついていることに驚いていた。風呂もジェンドが好きな物の一つだった、水浴びとはまた違う楽しさがあるらしかった。
そうしてそれぞれ客室や自室で眠ることになった、だが僕たちは夜中にジェンドから起こされた。ジェンドは普段の服を着ていて、僕たちにすぐ起きて備えるようにいった。
「嫌な感じがビリビリするんだ!! こうあのトカゲよりもっと嫌なヤツ!!」
「分かった、ジーニャスたちにも知らせよう」
「よく起こしてくれました、すぐに戦う準備をします」
僕とソアンはジェンドの勘を疑わなかった、ドラゴンとは僕たちよりももっと世界の大きな力と繋がりが強いのだ。だからジェンドが嫌なものがくるというのなら、相当なものが現れるはずだった。ジーニャスや領主も起こして、そうしてしばらく経つとそれは中庭に空から現れた。見た目は真っ黒な巨大なドラゴンだった、だがジェンドが仲間じゃないと首を振った。その次の瞬間だった、僕はクレーネ草の薬を飲んで魔法を使った。
「『完全なる聖なる守り!!』」
現れた黒いドラゴンがいきなりブレスを吐いたのだ、僕は屋敷全体を守るようにして魔法を使った。辛うじて魔法が間に合って黒焦げにはならずにすんだ、ドラゴンは一度ブレスを吐いたらしばらくはそれができない、その間にジーニャスが黒いドラゴンに攻撃をしかけた。彼は得意としている魔法で、その黒いドラゴンに挑んだ。
「『抱かれよ煉獄の熱界雷!!』」
それで黒いドラゴンは体の全身を雷に焼かれて倒れ伏した、死んだかと思ったがまだ生きていて動いていた。ジェンドが人間体のまま飛び出して行って、その黒いドラゴンが反応をする前に、持っていた長剣でその首を斬り落としてみせた。この長剣はドラゴンになった時の牙で、普通の人間が作る剣よりもずっと強い剣だった。そうして敵を倒してから、ジェンドは僕にこう言い放った。
「リタ、街の方でも嫌な感じがビリビリする!!」
「良い事を学んだでしょう、きっと将来の役に立ちますよ」
ジェンドとソアンはまるで兄妹のようになった、兄であるジェンドのほうが頼りないが、妹のソアンがしっかりとそこを支えるような関係になった。僕たちがジェンドにこうやって構っている間にゼーエンの街には何かが起きていた、フェイクドラゴンがどこかの街道付近によく出現するようになったのだ。だから冒険者や領主の兵たちが退治すると、次の日には別の街道にまたフェイクドラゴンがでるのだった。
「最近、物価が高くなったね。ソアン、ジェンド」
「そうですね、リタ様」
「物が高くなると、孤児院が困る!!」
「それにゼーエンの街自体が衰退する……、これは明らかに人為的な何かだ」
「誰がフェイクドラゴンを操っているのでしょう?」
「あのとかげか、退治すると良い金になる。でも結局は孤児院が困るなら、いないほうがいい」
「ジーニャスに相談に行ってみようか、彼の気晴らしくらいにはなれるかも」
「フェイクドラゴンのおかげで、お忍びもできない状況ですものね」
「えへへっ、俺はシャールに会いたい。よし行こう!!」
僕たちはちょうど僕の薬がきれかけていたこともあって領主の館に行った、門番が顔見知りの僕たちとついてきたジェンドを通してくれた。行ってみるとジーニャスは執務室で書類に埋もれていた、声をかけると寝不足らしくいつもより張りのない返事が返ってきた。ちょうどいい息抜きだといってジーニャスは執務室から出てきた、彼の父親はそのまま執務室で書類を書き続けていた。
「リタとソアン、それにジェンドだったな」
「やっぱりフェイクドラゴンの騒ぎで、かなり大変なようですね」
「物価が上がってるし、いつもいる商人が減りました」
「孤児院がこれ以上、物が高くなると大変だってさ」
「たまにはこうして外の空気を吸わんとな、そうさあのフェイクドラゴンには参っている」
「僕たちも退治できる時は行っていますけど、翌日には別のフェイクドラゴンがいる」
「退治しても退治しても、いなくなりません。明らかに変です、不自然です」
「そうだよな、それにあのトカゲさ。この辺りとは違う、別の大陸の匂いがする」
「別の大陸の匂い……、そうか。あれは召喚獣なのか!?」
「ああ、確かに召喚獣なら術式さえ心得ていれば、魔力が尽きない限りいくらでも呼び出せますね」
「フェイクドラゴンを呼び出す、それって上級魔法じゃなかったですか?」
「召喚って時々起きることだけど、行ってみても面白いことってあんまりないんだよな」
僕はようやくあのフェイクドラゴンが、誰かの召喚獣だという可能性があることに気づいた。明らかに自然に発生しているものじゃない、誰かがゼーエンの街に悪意をもって、フェイクドラゴンを呼び出しているのだ。街道に呼び出すというのがまた悪質だった、街道の安全性が下がって悪い評判になるし、物流が悪くなって物価が上がってしまうのだ。
だが問題はフェイクドラゴンが召喚獣だと分かっても、呼び出している術者の犯人が分からないことだった。犯人が何者で何の目的を持っているのか分からなければ、それを止めようがなく対処的にフェイクドラゴン退治をするしかないのだ。ジーニャスは国に上級の召喚魔法の使い手を調べてもらうことにした、馬鹿正直に国に登録していないと思うがやってみる価値はあった。
その後はなんでもない日常の世間話になった、ジェンドがドラゴンであることもジーニャスには言ってある、大魔法使いでもドラゴンと会うことは珍しいのでいろいろ質問をしていた。ジェンドはジーニャスの質問に答えながら、やがてシャールが客室にやってくると喜んで一緒に遊びだした。シャールにとってジェンドは新しいお友達で、ジェンドにとってはシャールは可愛い子どもで、この二人はとても仲がよくなった。
「シャール、いっぱい勉強していい女になれよ」
「はいなのでしゅ、シャールはいつかゼーエンの家のために、良いお家にお嫁にいくのでしゅ」
「そうなのか、人間は決まり事がいっぱいあって大変だなぁ」
「相手の男の子が優しい子だといいのでしゅ、ジェンドみたいに遊んでくれる子がいいのでしゅ」
「シャールがお嫁に行くまで、俺はいっぱいここに遊びにくるからな」
「ふふふっ、嬉しいのでしゅ。今日はお絵描きをして、一緒に遊びましょう」
ゼーエンの街にじわじわと危機が迫っている中で、シャールとジェンドが一緒に遊んでいる姿は心が和んだ。僕は薬を作るために錬金術の部屋を借りた、そうしてクレーネ草の薬と眠り薬を作った。ソアンはジーニャスと街の様子について話していたようだ、ジーニャスは息抜きといいながらソアンを通じて街の情報を得ていた。
その日はそのまま夜が遅くなって領主の館に泊めてもらった、客室には高価なものがあるからジェンドには気をつけるように言っておいた。ジェンドは夜遅くまでシャールと遊べてご機嫌だった、素直に自分に与えられた客室に入って、部屋ごとに風呂がついていることに驚いていた。風呂もジェンドが好きな物の一つだった、水浴びとはまた違う楽しさがあるらしかった。
そうしてそれぞれ客室や自室で眠ることになった、だが僕たちは夜中にジェンドから起こされた。ジェンドは普段の服を着ていて、僕たちにすぐ起きて備えるようにいった。
「嫌な感じがビリビリするんだ!! こうあのトカゲよりもっと嫌なヤツ!!」
「分かった、ジーニャスたちにも知らせよう」
「よく起こしてくれました、すぐに戦う準備をします」
僕とソアンはジェンドの勘を疑わなかった、ドラゴンとは僕たちよりももっと世界の大きな力と繋がりが強いのだ。だからジェンドが嫌なものがくるというのなら、相当なものが現れるはずだった。ジーニャスや領主も起こして、そうしてしばらく経つとそれは中庭に空から現れた。見た目は真っ黒な巨大なドラゴンだった、だがジェンドが仲間じゃないと首を振った。その次の瞬間だった、僕はクレーネ草の薬を飲んで魔法を使った。
「『完全なる聖なる守り!!』」
現れた黒いドラゴンがいきなりブレスを吐いたのだ、僕は屋敷全体を守るようにして魔法を使った。辛うじて魔法が間に合って黒焦げにはならずにすんだ、ドラゴンは一度ブレスを吐いたらしばらくはそれができない、その間にジーニャスが黒いドラゴンに攻撃をしかけた。彼は得意としている魔法で、その黒いドラゴンに挑んだ。
「『抱かれよ煉獄の熱界雷!!』」
それで黒いドラゴンは体の全身を雷に焼かれて倒れ伏した、死んだかと思ったがまだ生きていて動いていた。ジェンドが人間体のまま飛び出して行って、その黒いドラゴンが反応をする前に、持っていた長剣でその首を斬り落としてみせた。この長剣はドラゴンになった時の牙で、普通の人間が作る剣よりもずっと強い剣だった。そうして敵を倒してから、ジェンドは僕にこう言い放った。
「リタ、街の方でも嫌な感じがビリビリする!!」
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