120 / 196
第3章 スノービーク〜
ユーリの買いたい物 2
しおりを挟む
俺達は3人でとりあえず外に出たのだが……いったいどこへ向かへば良いんだ?
「なぁユーリ、いったい何を買いたいんだ?それによって行き先が変わるんだが。」
俺がユーリに問いかけるとユーリは首を傾げて俺たちを交互に見た。
「ねぇ、もうすぐクリスマス、なんでしょ?ママがこの前電話で山田さんと話してたよね?」
「そうだな、それがどうした?」
「それでね、ママにクリスマスプレゼントを買いたいな!と思って。」
そういえば昨日、紫惠琉と電話していた時にチラッと話したっけ、こっちはもうテレビのCMとかイルメネーションが始まったりでクリスマス一色だって。
その時にあいつ、「姉さん達にもなんかクリスマスプレゼントを用意しておくから、山田から渡してもらえるか?」なんて言っていたっけ。
それを聞いていたんだな。
「でもあいつ、何が欲しいのか言ってなかったぞ?何を買うつもりだ?」
「それは2人と相談だよ!だってママの好みは僕より知ってるでしょ?」
そりゃまぁ…そうだわな。ここに姉がいる。
俺とユーリが友梨佳さんを見ると、「私?」と自分を指さした。
「そうねぇ……しーちゃんなら何がいいかしら?迷ったら調理器具をあげていたわねぇ?」
えっ、調理器具?
あいつ、そんなのプレゼントで貰っていたんだ?
「調理器具ならこの前ローランの街でいっぱい買っていたよ?」
「そういえばそんなこと言っていたわね。他には服や靴……と言いたいけど、これもダメね。あっちで着れないもの。じゃあ家電製品かしら?あっ、そういえばあの子寒がりなんだけど、防寒対策はしていた?」
「えっ?あ、そういえばまだ何にもしてないかも!あっちはまだ肌寒くなってきたばかりだから、こっちほど寒くないよ?」
「じゃあ今から買っておかないとだわ。手袋やマフラー、靴下やインナーくらいはプレゼントしても良いんじゃないかしら?」
「なるほどぉ~、ありがとう、お姉さん!」
なるほど、寒がりなんだな?
……俺もなんか考えておくか。
「で、結局何を買いに行くつもりだ?」
「えっとね、家電は良くわからないからプレゼントするなら山田さんが買えば良いと思うのね。だから僕は暖かくなるものを買うことにするよ!」
じゃあ……デパートに行くか。
あそこならいろんな物が買えるからな。
3人で最近の出来事なんかを話しながら、近くのデパートへ向かった。
その間ずっとユーリはキョロキョロしていて、どうやら街並みや人を見ているようだ。
デパートに着くと、まずは2階の衣料品売り場へ向かう。
ちなみに1階は食品売り場と飲食系テナントがあり、3階は文房具やオモチャ売り場、クレーンゲームなんかのゲームスペースがある。
衣料品売り場に着くと、ユーリが俺に聞いてくる。
「ねぇ、マフラーや手袋ってどれ?」
あ、そっか、見たことないよな。
俺はユーリを抱き上げ、手袋売り場に行く。
「ここにあるのが手袋だ。あいつの手、俺くらいかな?あ、でも子供だからなぁ。……まぁ、大きくても小さくて使えないよりマシか。」
俺はあいつの代わりに、ユーリが選んだ手袋に片っ端から手を入れていく。
そうしてユーリがまずは手袋を選び終わり、次の売り場は靴下だ。
暖か靴下のところに連れていくと、さっそく選びだした。
……おいおい、一体何足買うつもりだ!?
多分、そんなにいらないぞ?
ユーリがカゴに山盛りにしようとしたので、多すぎるからとその中から3足選ばせた。
「インナーは高いし、私がプレゼント用に買うわ。ホントは私から渡したかったけど、今向こうに行くの止められているのよねぇ。何で行ったらいけないのかしら?」
友梨佳さんが首を傾げながら俺たちに向かってそう言う。
俺はあっちに行けないからしょうがないが、本来友梨佳さんと悠騎さんは行けるはずなんだけど、向こうに来るなと言われているらしい。
「それはね、ちょっとトラブルがあるから来ないほうが安全なんだよ。」
えっ、今いる街、そんな危険なんだ!?
大丈夫か、あいつ……?
ちょっと不安になりながらも、まぁあいつは強いらしいから大丈夫だと思うことにした。
俺とユーリは会計に行き、その間にインナーを選びに友梨佳さんが向かった。
手袋と靴下をプレゼント用に包んでもらって受け取ると、選び終わった友梨佳さんがレジに並んだ。
どうやら友梨佳さんもプレゼント用に包んでもらったようだ。
俺からは後日、あると便利な調理器具でも買ってやろうかな。
その後、ちょうどお昼時になったので、1階にあるフードコートへ向かう。
いろんな食べ物を売っているが、ユーリは何を食べるだろうか?
「俺は……ラーメンにするか。ユーリと友梨佳さんは何食べる?」
「私は久しぶりにドーナッツにしようかしら?あ、でもフライドチキンも美味しそうよねぇ……。迷っちゃうっ!」
友梨佳さんは可愛らしくそう言った。……見た目は可愛いんだよな、この人。
「ユーリはどうする?」
「う~ん……見たことない食べ物ばかりだから良くわかんない!」
「あ、そっか……じゃあみんな少しづつ買って、シェアするか。」
俺は席を確保すると2人に任せ、あちこちの店に並び買い集めては席に持っていった。
最後に俺が注文したラーメンを受け取り、俺も席に戻る。
「じゃあ先にこれを食べてみろよ。」
俺はユーリにラーメンを差し出す。
食べ方がわからないと言うので俺が箸で口元に持っていってやる。すするんだぞ?
「っ!美味しいね、これっ!スルッと食べられて、この浮かんでいる白いのを汁と一緒に食べると美味しいよ!汁も白いのが浮かんでいるから脂っぽいかと思ったら、あっさりしているし、僕、気に入ったよ!」
そうか、気に入ってくれたようだな!
ちなみにその白いのは背脂で、汁はスープっていうんだ。
俺は麺を食べた後のユーリの口をティッシュで綺麗に拭いてやる。
「ねぇ、私も一口食べたいわ。」
ユーリとのやり取りを黙ってみていた友梨佳さんが、自分も食べてみたいとおねだりしてきた。
「良いですけど、自分の箸で食べてくださいね?」
「はぁ~い。じゃあ、いただきま~す!」
さすが日本人、ラーメン食べるの上手いな。
ユーリも友梨佳さんの食べ方をしっかり見ているし、次に食べる時は上手に食べられることだろう。
その後は俺が買っておいたたこ焼きやドーナッツ、チャーハンなんかをみんなでシェアして食べた。
ドーナッツはユーリがいたく気に入ったので、お持ち帰り用に追加で購入することになった。
昼食が終わると、今度は紫惠琉の買い物リストの品を購入しに、同じフロアの食品売り場へと向かった。
ここではかなり買い物する予定なので、ユーリにはカートに乗ってもらうことに。
これなら触れなくてもOKなので、友梨佳さんが押すことに。
「ウフッ、なんか家族ごっこしてるみたいで面白いわね!」
なんだか友梨佳さんがご機嫌なようで、俺としてはホッとした。
なんせすぐに機嫌悪くなるからなぁ。
今のうちにさっさと買い物終わらせよっと。
俺は2人を連れて買い物リストの品をテキパキとカートの中へ入れていく。
もちろんここでの買い物はあいつとの共同財布から出させてもらう。
と、いうことで、買う数量はそれぞれ1つではなく大量だ。
買い物を簡単に終わらせて会計も済ますと、物陰に隠れていったん品物をみんな鞄の中へ入れた。
身軽になったところでユーリに、他に何か用事があるのか聞いてみたが、特になさそうだ、
それならと友梨佳さんを送りがてらまた紫惠琉の実家へ向かった。
ユーリとはそこでお別れだ。
まだクリスマスまで時間があるから、紫惠琉へのユーリからのプレゼントは鞄の中じゃなくて俺の部屋に預かっておくことになった。
みんなからのプレゼントも全て俺の部屋で預かることになり、まだ買ってないものは後日、ここに受け取りに来ることになった。
当日はユーリが俺の部屋に取りに来る手筈になっているので、それまでに俺からのプレゼントも買っておかなければ。
さてさて、俺からのクリスマスプレゼントは何にするかなぁ……?
「なぁユーリ、いったい何を買いたいんだ?それによって行き先が変わるんだが。」
俺がユーリに問いかけるとユーリは首を傾げて俺たちを交互に見た。
「ねぇ、もうすぐクリスマス、なんでしょ?ママがこの前電話で山田さんと話してたよね?」
「そうだな、それがどうした?」
「それでね、ママにクリスマスプレゼントを買いたいな!と思って。」
そういえば昨日、紫惠琉と電話していた時にチラッと話したっけ、こっちはもうテレビのCMとかイルメネーションが始まったりでクリスマス一色だって。
その時にあいつ、「姉さん達にもなんかクリスマスプレゼントを用意しておくから、山田から渡してもらえるか?」なんて言っていたっけ。
それを聞いていたんだな。
「でもあいつ、何が欲しいのか言ってなかったぞ?何を買うつもりだ?」
「それは2人と相談だよ!だってママの好みは僕より知ってるでしょ?」
そりゃまぁ…そうだわな。ここに姉がいる。
俺とユーリが友梨佳さんを見ると、「私?」と自分を指さした。
「そうねぇ……しーちゃんなら何がいいかしら?迷ったら調理器具をあげていたわねぇ?」
えっ、調理器具?
あいつ、そんなのプレゼントで貰っていたんだ?
「調理器具ならこの前ローランの街でいっぱい買っていたよ?」
「そういえばそんなこと言っていたわね。他には服や靴……と言いたいけど、これもダメね。あっちで着れないもの。じゃあ家電製品かしら?あっ、そういえばあの子寒がりなんだけど、防寒対策はしていた?」
「えっ?あ、そういえばまだ何にもしてないかも!あっちはまだ肌寒くなってきたばかりだから、こっちほど寒くないよ?」
「じゃあ今から買っておかないとだわ。手袋やマフラー、靴下やインナーくらいはプレゼントしても良いんじゃないかしら?」
「なるほどぉ~、ありがとう、お姉さん!」
なるほど、寒がりなんだな?
……俺もなんか考えておくか。
「で、結局何を買いに行くつもりだ?」
「えっとね、家電は良くわからないからプレゼントするなら山田さんが買えば良いと思うのね。だから僕は暖かくなるものを買うことにするよ!」
じゃあ……デパートに行くか。
あそこならいろんな物が買えるからな。
3人で最近の出来事なんかを話しながら、近くのデパートへ向かった。
その間ずっとユーリはキョロキョロしていて、どうやら街並みや人を見ているようだ。
デパートに着くと、まずは2階の衣料品売り場へ向かう。
ちなみに1階は食品売り場と飲食系テナントがあり、3階は文房具やオモチャ売り場、クレーンゲームなんかのゲームスペースがある。
衣料品売り場に着くと、ユーリが俺に聞いてくる。
「ねぇ、マフラーや手袋ってどれ?」
あ、そっか、見たことないよな。
俺はユーリを抱き上げ、手袋売り場に行く。
「ここにあるのが手袋だ。あいつの手、俺くらいかな?あ、でも子供だからなぁ。……まぁ、大きくても小さくて使えないよりマシか。」
俺はあいつの代わりに、ユーリが選んだ手袋に片っ端から手を入れていく。
そうしてユーリがまずは手袋を選び終わり、次の売り場は靴下だ。
暖か靴下のところに連れていくと、さっそく選びだした。
……おいおい、一体何足買うつもりだ!?
多分、そんなにいらないぞ?
ユーリがカゴに山盛りにしようとしたので、多すぎるからとその中から3足選ばせた。
「インナーは高いし、私がプレゼント用に買うわ。ホントは私から渡したかったけど、今向こうに行くの止められているのよねぇ。何で行ったらいけないのかしら?」
友梨佳さんが首を傾げながら俺たちに向かってそう言う。
俺はあっちに行けないからしょうがないが、本来友梨佳さんと悠騎さんは行けるはずなんだけど、向こうに来るなと言われているらしい。
「それはね、ちょっとトラブルがあるから来ないほうが安全なんだよ。」
えっ、今いる街、そんな危険なんだ!?
大丈夫か、あいつ……?
ちょっと不安になりながらも、まぁあいつは強いらしいから大丈夫だと思うことにした。
俺とユーリは会計に行き、その間にインナーを選びに友梨佳さんが向かった。
手袋と靴下をプレゼント用に包んでもらって受け取ると、選び終わった友梨佳さんがレジに並んだ。
どうやら友梨佳さんもプレゼント用に包んでもらったようだ。
俺からは後日、あると便利な調理器具でも買ってやろうかな。
その後、ちょうどお昼時になったので、1階にあるフードコートへ向かう。
いろんな食べ物を売っているが、ユーリは何を食べるだろうか?
「俺は……ラーメンにするか。ユーリと友梨佳さんは何食べる?」
「私は久しぶりにドーナッツにしようかしら?あ、でもフライドチキンも美味しそうよねぇ……。迷っちゃうっ!」
友梨佳さんは可愛らしくそう言った。……見た目は可愛いんだよな、この人。
「ユーリはどうする?」
「う~ん……見たことない食べ物ばかりだから良くわかんない!」
「あ、そっか……じゃあみんな少しづつ買って、シェアするか。」
俺は席を確保すると2人に任せ、あちこちの店に並び買い集めては席に持っていった。
最後に俺が注文したラーメンを受け取り、俺も席に戻る。
「じゃあ先にこれを食べてみろよ。」
俺はユーリにラーメンを差し出す。
食べ方がわからないと言うので俺が箸で口元に持っていってやる。すするんだぞ?
「っ!美味しいね、これっ!スルッと食べられて、この浮かんでいる白いのを汁と一緒に食べると美味しいよ!汁も白いのが浮かんでいるから脂っぽいかと思ったら、あっさりしているし、僕、気に入ったよ!」
そうか、気に入ってくれたようだな!
ちなみにその白いのは背脂で、汁はスープっていうんだ。
俺は麺を食べた後のユーリの口をティッシュで綺麗に拭いてやる。
「ねぇ、私も一口食べたいわ。」
ユーリとのやり取りを黙ってみていた友梨佳さんが、自分も食べてみたいとおねだりしてきた。
「良いですけど、自分の箸で食べてくださいね?」
「はぁ~い。じゃあ、いただきま~す!」
さすが日本人、ラーメン食べるの上手いな。
ユーリも友梨佳さんの食べ方をしっかり見ているし、次に食べる時は上手に食べられることだろう。
その後は俺が買っておいたたこ焼きやドーナッツ、チャーハンなんかをみんなでシェアして食べた。
ドーナッツはユーリがいたく気に入ったので、お持ち帰り用に追加で購入することになった。
昼食が終わると、今度は紫惠琉の買い物リストの品を購入しに、同じフロアの食品売り場へと向かった。
ここではかなり買い物する予定なので、ユーリにはカートに乗ってもらうことに。
これなら触れなくてもOKなので、友梨佳さんが押すことに。
「ウフッ、なんか家族ごっこしてるみたいで面白いわね!」
なんだか友梨佳さんがご機嫌なようで、俺としてはホッとした。
なんせすぐに機嫌悪くなるからなぁ。
今のうちにさっさと買い物終わらせよっと。
俺は2人を連れて買い物リストの品をテキパキとカートの中へ入れていく。
もちろんここでの買い物はあいつとの共同財布から出させてもらう。
と、いうことで、買う数量はそれぞれ1つではなく大量だ。
買い物を簡単に終わらせて会計も済ますと、物陰に隠れていったん品物をみんな鞄の中へ入れた。
身軽になったところでユーリに、他に何か用事があるのか聞いてみたが、特になさそうだ、
それならと友梨佳さんを送りがてらまた紫惠琉の実家へ向かった。
ユーリとはそこでお別れだ。
まだクリスマスまで時間があるから、紫惠琉へのユーリからのプレゼントは鞄の中じゃなくて俺の部屋に預かっておくことになった。
みんなからのプレゼントも全て俺の部屋で預かることになり、まだ買ってないものは後日、ここに受け取りに来ることになった。
当日はユーリが俺の部屋に取りに来る手筈になっているので、それまでに俺からのプレゼントも買っておかなければ。
さてさて、俺からのクリスマスプレゼントは何にするかなぁ……?
399
お気に入りに追加
1,362
あなたにおすすめの小説

異世界召喚?やっと社畜から抜け出せる!
アルテミス
ファンタジー
第13回ファンタジー大賞に応募しました。応援してもらえると嬉しいです。
->最終選考まで残ったようですが、奨励賞止まりだったようです。応援ありがとうございました!
ーーーー
ヤンキーが勇者として召喚された。
社畜歴十五年のベテラン社畜の俺は、世界に巻き込まれてしまう。
巻き込まれたので女神様の加護はないし、チートもらった訳でもない。幸い召喚の担当をした公爵様が俺の生活の面倒を見てくれるらしいけどね。
そんな俺が異世界で女神様と崇められている”下級神”より上位の"創造神"から加護を与えられる話。
ほのぼのライフを目指してます。
設定も決めずに書き始めたのでブレブレです。気楽〜に読んでください。
6/20-22HOT1位、ファンタジー1位頂きました。有難うございます。


元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
勇者パーティを追放された聖女ですが、やっと解放されてむしろ感謝します。なのにパーティの人たちが続々と私に助けを求めてくる件。
八木愛里
ファンタジー
聖女のロザリーは戦闘中でも回復魔法が使用できるが、勇者が見目麗しいソニアを新しい聖女として迎え入れた。ソニアからの入れ知恵で、勇者パーティから『役立たず』と侮辱されて、ついに追放されてしまう。
パーティの人間関係に疲れたロザリーは、ソロ冒険者になることを決意。
攻撃魔法の魔道具を求めて魔道具屋に行ったら、店主から才能を認められる。
ロザリーの実力を知らず愚かにも追放した勇者一行は、これまで攻略できたはずの中級のダンジョンでさえ失敗を繰り返し、仲間割れし破滅へ向かっていく。
一方ロザリーは上級の魔物討伐に成功したり、大魔法使いさまと協力して王女を襲ってきた魔獣を倒したり、国の英雄と呼ばれる存在になっていく。
これは真の実力者であるロザリーが、ソロ冒険者としての地位を確立していきながら、残念ながら追いかけてきた魔法使いや女剣士を「虫が良すぎるわ!」と追っ払い、入り浸っている魔道具屋の店主が実は憧れの大魔法使いさまだが、どうしても本人が気づかない話。
※11話以降から勇者パーティの没落シーンがあります。
※40話に鬱展開あり。苦手な方は読み飛ばし推奨します。
※表紙はAIイラストを使用。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

社畜から卒業したんだから異世界を自由に謳歌します
湯崎noa
ファンタジー
ブラック企業に入社して10年が経つ〈宮島〉は、当たり前の様な連続徹夜に心身ともに疲労していた。
そんな時に中高の同級生と再開し、その同級生への相談を行ったところ会社を辞める決意をした。
しかし!! その日の帰り道に全身の力が抜け、線路に倒れ込んでしまった。
そのまま呆気なく宮島の命は尽きてしまう。
この死亡は神様の手違いによるものだった!?
神様からの全力の謝罪を受けて、特殊スキル〈コピー〉を授かり第二の人生を送る事になる。
せっかくブラック企業を卒業して、異世界転生するのだから全力で謳歌してやろうじゃないか!!
※カクヨム、小説家になろう、ノベルバでも連載中

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
【番外編】貴族令嬢に生まれたからには念願のだらだらニート生活したい。
譚音アルン
ファンタジー
『貴族令嬢に生まれたからには念願のだらだらニート生活したい。』の番外編です。
本編にくっつけるとスクロールが大変そうなので別にしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる