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第3章 スノービーク〜
閑話 ユーリの買いたい物
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今日、会社が休みの俺は久しぶりに朝寝坊をしようと、夢と現実の狭間で意識を漂わせていた。
すると、ベッドでうとうとしている俺のすぐ近くに誰かがやってきたのを感じた。
「山田さ~ん、起きて~。にぃにの作ったご飯も持ってきたよ!」
幼い子供の声で俺に話しかけているのは、多分ユーリだろう。
目を瞑っているからまだ姿は見ていないけど、久しぶりに聞いたユーリの話し方が変わっているのに気づいた。
……こいつも成長して、少しは大きくなったのか?
俺はしょうがないなぁと、起きようと薄っすら目を開けた。
するとまだ小さな幼児がベッドに乗り上げて俺を見つめていた。
「うわっ!?誰だ、お前!?」
俺はすごくびっくりして飛び起きた。誰だ!?
……って、さっきまで声かけていたユーリしかいないんだろうけど、それでも混乱してしまうほど驚いた。
俺の直ぐ側に、まるで紫惠琉を幼児にしたような奴がいるんだ。
銀髪碧眼の、とても綺麗な顔をしている色白の子供が。
そりゃあ「誰だ!?」って思わず聞いてしまうと思わないか?
確かにユーリが人型になれるようになったとは聞いていたけど、まさかそっくりな姿だとは聞いてなかった。
あの野郎、驚かそうと黙ってやがったな!?
「僕、ユーリだよ!ほら、起きて!ご飯冷めちゃうよ!」
ユーリは自分を凝視している俺の手を取ると、朝食を用意してあるテーブルへと引っ張った。
……案外、力強いな、こいつ。
それから俺達は紫惠琉が作ったっていうフレンチトーストを食べた。
厚切りだから中の部分が凄いトロトロで美味いな!
朝食に甘いものって久しぶりだけど、たまには良いな。
朝食を食べ終わると外出するために服を着替えた俺は、ふとユーリを見る。
……こいつの服はダメだな、こっちの世界じゃ目立ちすぎる。
俺はしばらく思案して、まずは紫惠琉の実家に行ってみようと思いついた。
もしかして紫惠琉の子供の時の服や、悠騎さんの子供の悠馬くんの小さい時の服があるかもしれない。
「ユーリ、これから紫惠琉の実家に向かうんだけど、その服こっちの世界に合わなくて目立つからしばらく鞄に入っていてもらえないか?」
「良いけど……そんなに目立つ?」
「目立つ、目立つ。そんないかにも『異世界から来ました!』みたいなの着ていたら、注目間違いないぞ?」
そう、ユーリの格好は何の特徴もないベージュ色の厚手の上下に、茶色の厚手のベスト、それに革の靴なんだろうが……底まで革で出来ているブーツだったのだ。
これでは野暮ったくて注目を浴びてしまう。
下手をすると見目が良いから、何らかの撮影かと思われるかもしれないな。
そこまで考えたところで俺は気づいた。
「……今更だけど、靴は玄関で脱いでおけよな。たぶん知らなかったんだろうけど。」
俺がそう言うとユーリは案の定、きょとんと首を傾げた。
やはり知らないらしい。
これは出かける前にこちらの生活習慣などを教える必要がありそうだ。
こちらの生活習慣を簡単にユーリに説明したあと、さっそく出かけることにした。
とりあえず今はユーリに鞄に入ってもらい、俺は紫惠琉の実家へと急ぐ。
もちろん早い時間に伺うんだから、連絡をするのを忘れてはいけない。
紫惠琉の実家に着くと悠騎さんに連絡を入れる。
するとすぐに玄関のドアを開けてくれた。
「おはよう、山田くん。今日はいったいどうした?」
そう言いながら俺を中に招き入れた。
ドアを閉めたのを確認してから、早速だが悠騎さんにユーリを披露することにした。
「……実は昨日紫惠琉から連絡があり、人型になれるようになったユーリがこっちに来たいっていう話になったんですよ。なんか買いたい物があるとかで……。で、買い物に行こうにも服装が目立つので、もし子供服を持っているようなら貸してもらえないかと思ったんです。」
「なるほど、話は分かった。確かまだ悠馬の小さい時の服が残っていたと思う。ちなみにどのくらいの大きさだ?」
俺はちょっと考えてみたが良くわからないので、直接ユーリに出てきてもらった。
すると案の定、悠騎さんも目を見開いて驚いている。
「……こいつは驚いた!小さい頃の紫惠琉にそっくりじゃないか!」
やはり小さい頃のあいつにそっくりだったんだな。
それからとりあえず洋服を保管している部屋へと向かった。
中に入ると悠騎さんは奥の方から一箱出してきた。
「この中に紫惠琉や悠馬の小さい頃の服が入っている。」
そう言って箱を開けると、確かに小さな服がいっぱい入っていた。
「わぁ~!服がいっぱいだぁ!」
ユーリはそう言うと、目を輝かせて駆け寄った。
次々服を取り出しては自分に当てていく。
選ぶものはみんな明らかに小さいものばかり。
ん~……もうちょい大きなものにしようか?
「しょうがないなぁ、俺が選んでやるよ。」
俺はそう言うとユーリを脇に立たせ、箱の中の服を探って入りそうなものをいくつかチョイスしていく。
「さあ、この中から好きなの選べよ。一応入りそうなものを選んだからどれでも大丈夫なはずだ。」
俺に言われてユーリはさっそく服を眺めているが……なかなか選ばない。
俺の選んだ服にあまり気に入るものがなかったのか?
センスがなかったのかとちょっと凹みそうになっていると、ようやく1セット選んだようだ。
「おや、ユーリくんはやっぱり紫惠琉の服を選ぶんだね。他はみんな悠馬の服だったんだよ。」
「うん、ママ……あ、今はにぃにね!にぃにの匂いする服が一緒にいるみたいで良いの!」
「なるほど、そういう理由で選んだんだね。他にもこの服とか、この服もそうだよ?持って行く?」
「うん、持ってく!」
悠騎さんはどうやら紫惠琉が着ていた服を選んでユーリに差し出したようで、ユーリは嬉しそうにその服を抱きしめている。
……いや、くんかくんかと匂いを嗅ぐのはとうかと思うんだが。
俺はちょっと引きつつ、ユーリを気に入った服に着替えさせてやった。
おお~、ぴったりだし、似合ってるな!さすが、そっくりさん!
さて買い物に行くか!と3人で玄関へと向かっていると、途中で友梨佳さんに会った。
……会ったのは間違いないんだが、ユーリを目に入れた途端にこちらにすっ飛んできた。
「えっ、しーちゃん、さらに小さくなったの!?いや~ん、一番可愛い頃に戻ったのねぇ!!」
そう言って友梨佳さんはユーリに飛びつこうとした。
すると何やら透明な壁?に阻まれたようだ。
「えっ、どういうこと!?なんで触れないの!?お姉ちゃん、何も悪い事してないよ?」
「お姉さん、僕、ママじゃなくてユーリだよ!間違わないで!」
「えっ?しーちゃんじゃないの?めちゃくちゃそっくりだけど……?」
「どうやらあっちの世界に子供の竜がいただろ?あの竜がこの子らしい。人の姿になれるようになったんだそうだ。」
悠騎さんがユーリのことを話して聞かせる。
するとユーリが紫惠琉じゃないって分かると、興奮していた友梨佳さんは少し落ち着いたようだ。
何やらユーリが「住む場所が違っても本質は変わらないんだね……。」と呟いていたが、一体何のことだろう?
「ところで山田くんとユーリちゃんはどこへ行くの?なんか玄関に向かっていたようだけど?」
「ああ、なんかユーリがこちらで買いたい物があるそうなんだ。で、俺はそれの引率。」
「えぇ~、良いなぁ!私も一緒に行くわ!」
「えっ?お前、ユーリに触れないんじゃ?それじゃあ抱っこも手をつなぐ事も出来ないだろう?」
「それは山田くんがすればいいわ。私ができるなら私がしたいけど、駄目ならあなたしかいないじゃない。」
そんな事を言って呆れた顔をする友梨佳さん。
いや、触れない時点で面倒なんだけど!?
困ったなぁ……この人、言い出したら聞かないしな。しょうがないか……。
俺は渋々友梨佳さんが一緒に来るのを了承し、ユーリを抱っこして友梨佳さんと並んで玄関へと向かった。
なんとなく悠騎さんがついてきていない気がしたので振り向くと、どうやら立ち止まっていたようだ。
悠騎さんは「頑張れよ~!」と言って手を振っている。
あれ?一緒に行かないのか?一緒に行くの、友梨佳さんだけなのか?
俺がそんな事を考えていると友梨佳さんから「早く行くわよ!」と言われたので、玄関へと向かうことにした。
その3人の後ろ姿をニヤニヤと見ていた悠騎は、「あいつら、良い家族になりそうだな。頑張れ~、友梨佳。俺は早く山田くんから『お義兄さん』と呼ばれたいぞ?」と呟いた。
すると、ベッドでうとうとしている俺のすぐ近くに誰かがやってきたのを感じた。
「山田さ~ん、起きて~。にぃにの作ったご飯も持ってきたよ!」
幼い子供の声で俺に話しかけているのは、多分ユーリだろう。
目を瞑っているからまだ姿は見ていないけど、久しぶりに聞いたユーリの話し方が変わっているのに気づいた。
……こいつも成長して、少しは大きくなったのか?
俺はしょうがないなぁと、起きようと薄っすら目を開けた。
するとまだ小さな幼児がベッドに乗り上げて俺を見つめていた。
「うわっ!?誰だ、お前!?」
俺はすごくびっくりして飛び起きた。誰だ!?
……って、さっきまで声かけていたユーリしかいないんだろうけど、それでも混乱してしまうほど驚いた。
俺の直ぐ側に、まるで紫惠琉を幼児にしたような奴がいるんだ。
銀髪碧眼の、とても綺麗な顔をしている色白の子供が。
そりゃあ「誰だ!?」って思わず聞いてしまうと思わないか?
確かにユーリが人型になれるようになったとは聞いていたけど、まさかそっくりな姿だとは聞いてなかった。
あの野郎、驚かそうと黙ってやがったな!?
「僕、ユーリだよ!ほら、起きて!ご飯冷めちゃうよ!」
ユーリは自分を凝視している俺の手を取ると、朝食を用意してあるテーブルへと引っ張った。
……案外、力強いな、こいつ。
それから俺達は紫惠琉が作ったっていうフレンチトーストを食べた。
厚切りだから中の部分が凄いトロトロで美味いな!
朝食に甘いものって久しぶりだけど、たまには良いな。
朝食を食べ終わると外出するために服を着替えた俺は、ふとユーリを見る。
……こいつの服はダメだな、こっちの世界じゃ目立ちすぎる。
俺はしばらく思案して、まずは紫惠琉の実家に行ってみようと思いついた。
もしかして紫惠琉の子供の時の服や、悠騎さんの子供の悠馬くんの小さい時の服があるかもしれない。
「ユーリ、これから紫惠琉の実家に向かうんだけど、その服こっちの世界に合わなくて目立つからしばらく鞄に入っていてもらえないか?」
「良いけど……そんなに目立つ?」
「目立つ、目立つ。そんないかにも『異世界から来ました!』みたいなの着ていたら、注目間違いないぞ?」
そう、ユーリの格好は何の特徴もないベージュ色の厚手の上下に、茶色の厚手のベスト、それに革の靴なんだろうが……底まで革で出来ているブーツだったのだ。
これでは野暮ったくて注目を浴びてしまう。
下手をすると見目が良いから、何らかの撮影かと思われるかもしれないな。
そこまで考えたところで俺は気づいた。
「……今更だけど、靴は玄関で脱いでおけよな。たぶん知らなかったんだろうけど。」
俺がそう言うとユーリは案の定、きょとんと首を傾げた。
やはり知らないらしい。
これは出かける前にこちらの生活習慣などを教える必要がありそうだ。
こちらの生活習慣を簡単にユーリに説明したあと、さっそく出かけることにした。
とりあえず今はユーリに鞄に入ってもらい、俺は紫惠琉の実家へと急ぐ。
もちろん早い時間に伺うんだから、連絡をするのを忘れてはいけない。
紫惠琉の実家に着くと悠騎さんに連絡を入れる。
するとすぐに玄関のドアを開けてくれた。
「おはよう、山田くん。今日はいったいどうした?」
そう言いながら俺を中に招き入れた。
ドアを閉めたのを確認してから、早速だが悠騎さんにユーリを披露することにした。
「……実は昨日紫惠琉から連絡があり、人型になれるようになったユーリがこっちに来たいっていう話になったんですよ。なんか買いたい物があるとかで……。で、買い物に行こうにも服装が目立つので、もし子供服を持っているようなら貸してもらえないかと思ったんです。」
「なるほど、話は分かった。確かまだ悠馬の小さい時の服が残っていたと思う。ちなみにどのくらいの大きさだ?」
俺はちょっと考えてみたが良くわからないので、直接ユーリに出てきてもらった。
すると案の定、悠騎さんも目を見開いて驚いている。
「……こいつは驚いた!小さい頃の紫惠琉にそっくりじゃないか!」
やはり小さい頃のあいつにそっくりだったんだな。
それからとりあえず洋服を保管している部屋へと向かった。
中に入ると悠騎さんは奥の方から一箱出してきた。
「この中に紫惠琉や悠馬の小さい頃の服が入っている。」
そう言って箱を開けると、確かに小さな服がいっぱい入っていた。
「わぁ~!服がいっぱいだぁ!」
ユーリはそう言うと、目を輝かせて駆け寄った。
次々服を取り出しては自分に当てていく。
選ぶものはみんな明らかに小さいものばかり。
ん~……もうちょい大きなものにしようか?
「しょうがないなぁ、俺が選んでやるよ。」
俺はそう言うとユーリを脇に立たせ、箱の中の服を探って入りそうなものをいくつかチョイスしていく。
「さあ、この中から好きなの選べよ。一応入りそうなものを選んだからどれでも大丈夫なはずだ。」
俺に言われてユーリはさっそく服を眺めているが……なかなか選ばない。
俺の選んだ服にあまり気に入るものがなかったのか?
センスがなかったのかとちょっと凹みそうになっていると、ようやく1セット選んだようだ。
「おや、ユーリくんはやっぱり紫惠琉の服を選ぶんだね。他はみんな悠馬の服だったんだよ。」
「うん、ママ……あ、今はにぃにね!にぃにの匂いする服が一緒にいるみたいで良いの!」
「なるほど、そういう理由で選んだんだね。他にもこの服とか、この服もそうだよ?持って行く?」
「うん、持ってく!」
悠騎さんはどうやら紫惠琉が着ていた服を選んでユーリに差し出したようで、ユーリは嬉しそうにその服を抱きしめている。
……いや、くんかくんかと匂いを嗅ぐのはとうかと思うんだが。
俺はちょっと引きつつ、ユーリを気に入った服に着替えさせてやった。
おお~、ぴったりだし、似合ってるな!さすが、そっくりさん!
さて買い物に行くか!と3人で玄関へと向かっていると、途中で友梨佳さんに会った。
……会ったのは間違いないんだが、ユーリを目に入れた途端にこちらにすっ飛んできた。
「えっ、しーちゃん、さらに小さくなったの!?いや~ん、一番可愛い頃に戻ったのねぇ!!」
そう言って友梨佳さんはユーリに飛びつこうとした。
すると何やら透明な壁?に阻まれたようだ。
「えっ、どういうこと!?なんで触れないの!?お姉ちゃん、何も悪い事してないよ?」
「お姉さん、僕、ママじゃなくてユーリだよ!間違わないで!」
「えっ?しーちゃんじゃないの?めちゃくちゃそっくりだけど……?」
「どうやらあっちの世界に子供の竜がいただろ?あの竜がこの子らしい。人の姿になれるようになったんだそうだ。」
悠騎さんがユーリのことを話して聞かせる。
するとユーリが紫惠琉じゃないって分かると、興奮していた友梨佳さんは少し落ち着いたようだ。
何やらユーリが「住む場所が違っても本質は変わらないんだね……。」と呟いていたが、一体何のことだろう?
「ところで山田くんとユーリちゃんはどこへ行くの?なんか玄関に向かっていたようだけど?」
「ああ、なんかユーリがこちらで買いたい物があるそうなんだ。で、俺はそれの引率。」
「えぇ~、良いなぁ!私も一緒に行くわ!」
「えっ?お前、ユーリに触れないんじゃ?それじゃあ抱っこも手をつなぐ事も出来ないだろう?」
「それは山田くんがすればいいわ。私ができるなら私がしたいけど、駄目ならあなたしかいないじゃない。」
そんな事を言って呆れた顔をする友梨佳さん。
いや、触れない時点で面倒なんだけど!?
困ったなぁ……この人、言い出したら聞かないしな。しょうがないか……。
俺は渋々友梨佳さんが一緒に来るのを了承し、ユーリを抱っこして友梨佳さんと並んで玄関へと向かった。
なんとなく悠騎さんがついてきていない気がしたので振り向くと、どうやら立ち止まっていたようだ。
悠騎さんは「頑張れよ~!」と言って手を振っている。
あれ?一緒に行かないのか?一緒に行くの、友梨佳さんだけなのか?
俺がそんな事を考えていると友梨佳さんから「早く行くわよ!」と言われたので、玄関へと向かうことにした。
その3人の後ろ姿をニヤニヤと見ていた悠騎は、「あいつら、良い家族になりそうだな。頑張れ~、友梨佳。俺は早く山田くんから『お義兄さん』と呼ばれたいぞ?」と呟いた。
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