271 / 784
2024年7月
7月3日 2/2
しおりを挟む
焼き上がったアイツのお母さんは当たり前だが小さくて細くて、悲しかった。
肉体は魂の入れ物だとは思うがとても寂しい。
俺も若くはないので、祖父母の火葬にも呼ばれ骨を拾ったこともあるが、人生で二番目に辛かった。
祖父母は血が繋がっていたが、それよりも悲しいと感じるのは不思議だ。
長女は骨を拾うのが怖かったようで、びくびくしていた。
結衣と芽衣は手が震え何度も落としながら納めていた。
骨壷に入れるともう外からも見えなくなり、自分自身の気持ちも落ち着いた。
文乃は焼き上がったと声がかかってから終始泣いていた。
そんな文乃を達也さんが支えていたのが印象的だった。
文乃は達也さんのお母さんが亡くなった時はどうしていたのだろう。
達也さんはアイツのお母さんの骨を拾っていたが、文乃は仲が悪かったようだが骨は拾ったのだろうか。
嫌いな嫁に拾われたくないと拒否していただろうか?
それとも文乃が拒否したのだろうか?
そんな大人たちを他所に陽翔と双子たちは何かしらの会話をしていた。
俺にはなにを話ているのかは分からなかったが、盛り上がっているようだった。
死の恐怖など関係ない子供が羨ましい。
若い頃は自分が死ぬのが怖かったが、いつの間にか周りの人がいなくなるのが怖くなっていた事に気がついた。
火葬場から戻って、一休みして遺影を飾ろうと仏間に置きっぱなしのアイツの椅子を動かし上がると、先に飾られていた写真の裏にホコリと蜘蛛の巣があった。
拭くものを持ってきてもらい拭いた。
仏間はきれいに片付けてあり掃除もしていたが、ここまでは手を出せなかったのだろう。
しばらくすると、近所の人が香典を持ってやってきた。
俺たちも線香を上げて帰ろうかと離していると、長男が仏壇に上がっているお菓子が欲しいと言い出した。
ダメだと叱ったが文乃が構わないと好きなのを選ばせてくれた。
お菓子を持って長女たちに見せに行くと、3人も欲しいとやってきた。
それぞれ狙っていたお菓子があったらしく、文乃から貰って喜んでいた。
実家に寄ってから家に帰ってきた。
もう少し休んでから、帰りたかったが仕事も学校も行かないといけないので帰ってきた。
長男のかさぶたもだいぶ剥げてきたので明日から幼稚園に行かせようと思う。
風呂から出ると、長女が電話来てたよとスマホを指さした。
どうせ迷惑電話だろうと思いほっといてあとから見ると、菜々美の名前の着信通知だった。
疲れていたのと夜遅くになってしまったので、明日にでも連絡しよう。
肉体は魂の入れ物だとは思うがとても寂しい。
俺も若くはないので、祖父母の火葬にも呼ばれ骨を拾ったこともあるが、人生で二番目に辛かった。
祖父母は血が繋がっていたが、それよりも悲しいと感じるのは不思議だ。
長女は骨を拾うのが怖かったようで、びくびくしていた。
結衣と芽衣は手が震え何度も落としながら納めていた。
骨壷に入れるともう外からも見えなくなり、自分自身の気持ちも落ち着いた。
文乃は焼き上がったと声がかかってから終始泣いていた。
そんな文乃を達也さんが支えていたのが印象的だった。
文乃は達也さんのお母さんが亡くなった時はどうしていたのだろう。
達也さんはアイツのお母さんの骨を拾っていたが、文乃は仲が悪かったようだが骨は拾ったのだろうか。
嫌いな嫁に拾われたくないと拒否していただろうか?
それとも文乃が拒否したのだろうか?
そんな大人たちを他所に陽翔と双子たちは何かしらの会話をしていた。
俺にはなにを話ているのかは分からなかったが、盛り上がっているようだった。
死の恐怖など関係ない子供が羨ましい。
若い頃は自分が死ぬのが怖かったが、いつの間にか周りの人がいなくなるのが怖くなっていた事に気がついた。
火葬場から戻って、一休みして遺影を飾ろうと仏間に置きっぱなしのアイツの椅子を動かし上がると、先に飾られていた写真の裏にホコリと蜘蛛の巣があった。
拭くものを持ってきてもらい拭いた。
仏間はきれいに片付けてあり掃除もしていたが、ここまでは手を出せなかったのだろう。
しばらくすると、近所の人が香典を持ってやってきた。
俺たちも線香を上げて帰ろうかと離していると、長男が仏壇に上がっているお菓子が欲しいと言い出した。
ダメだと叱ったが文乃が構わないと好きなのを選ばせてくれた。
お菓子を持って長女たちに見せに行くと、3人も欲しいとやってきた。
それぞれ狙っていたお菓子があったらしく、文乃から貰って喜んでいた。
実家に寄ってから家に帰ってきた。
もう少し休んでから、帰りたかったが仕事も学校も行かないといけないので帰ってきた。
長男のかさぶたもだいぶ剥げてきたので明日から幼稚園に行かせようと思う。
風呂から出ると、長女が電話来てたよとスマホを指さした。
どうせ迷惑電話だろうと思いほっといてあとから見ると、菜々美の名前の着信通知だった。
疲れていたのと夜遅くになってしまったので、明日にでも連絡しよう。
0
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる