夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2024年2月

2月9日

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朝食を食べながら妻にヨシオ君のことを話すと、職業安定所にいってみてはどうかと言われた。
建物も古くて汚そうだけど家賃の安いアパートが公園の裏通りにあると話していたので、朝遠回りして見に行ったがあまり勧めたくないような物件だった。

午後の仕事の帰りに職安に行ってみたが、どこも最低賃金に毛が生えたような所ばかりだった。
会社に戻ると、東がいたので見てきたことを伝えると、求人出してるだけでお金もらえるから本気で募集してない所もあると言われた。
やっぱり伝手しかないかなぁと思っていると、そういえばと東が思い出したようにパソコンで何かを調べ始めた。
「先週行った町工場で若い子探してるって言ってたんだけど、何作ってる所だったんだろう?検索すれば出てくるかな」と言った。
いつもなら話をしてくるのに珍しいなと聞くと、戸の修理だったから外気が入るし、音もうるさくほとんど話が出来なかったとのことだった。
その工場の名前からは地図の情報しかないと困った顔をしていた。
最近の若い子は工場は嫌がるかもしれないけど、聞いてみようかと提案されたので、佐々木君に伝言してもらうようメールを送った。
「大家さんがピンポンしてからどうなったんだっけ」と聞かれたがまだ続きは聞けていない。
本人には会えたのにと残念そうにしていた。

帰宅際に妻からちゃんぽんが食べたいと連絡が来た。
テレビでアサリ入りのちゃんぽんを作っていたらしい。
スーパーに寄りあさりとシーフードミックスとちゃんぽんの麺を二袋かごに入れたが、一袋2食入りの字を見てもう一袋足した。
麺の袋の写真を見て、野菜も買ったので中々の重さだった。
家に帰り妻に買い物袋を渡すと、アサリは必要なかったらしい。
ちゃんぽんを食べながら、アサリは砂抜きして明日の味噌汁にするねと話していたので、砂抜きという言葉は定期的に聞くが何をするのか聞いてみた。
塩水に入れて暗い所でひと晩置くらしい。

長男と風呂に入り、長女にも入るよう伝えたが、キッチンで妻の周りをウロウロしていた。
アイスを取りに冷凍庫を開けながら、なぜ入らないのかと聞くとアサリの砂抜きをしたいとのことだった。
妻は先に言ってよと笑いながらボウルを用意し、長女に冷蔵庫からアサリを出してと言った。
先に洗ってから、と妻が長女に優しく教える姿になんとも言えない幸せが込み上げた。
その姿を見た長男も自分もアサリ欲しいとねだられた。
明日は土曜日だから一緒に買いに行こうと約束した。
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