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壱ノ章:災いを継ぐ者
第18話 悪意が無ければ不慮の事故
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だらご達へ接近し、肉弾戦と棒術を駆使して立ち回る龍人に対してSは銃剣を背中に背負ってから両腰の二丁拳銃を取り出した。自動式のコルトガバメントであり、バレルとスライドも長くなっているなど所々改造しているような痕跡が見られる。敵の数が多い上に遠くない距離で戦う以上、手数を優先した方が良いと彼は判断していた。
「おい、俺に当てるなよ !」
発砲音が聞こえると龍人が叫んだ。
「なら射線上に立つな」
Sは気だるげに怒鳴ってから空になった弾倉を入れ替える。弾倉の自重を利用して拳銃から落下させるように抜いた直後、片側の翼の先端が複数の爪に分離する。そして勝手に動き出して腰のホルスターに備えていた予備弾倉をつまみ取り、器用に拳銃へと挿入する。その間背後からだらごが襲い掛かって来る事もあったが、もう片方の翼が動いて彼らを弾き飛ばした。
工場などで見かけるロボットアームのように働くその姿には、はためいて飛行するための器官である翼としての面影はない。まるで腕がもう二本備わっているかのように動き、Sの動きをサポートしてくれている。しかしそれが終わればいつものように折りたたまれて翼として背中に戻っていく。他の鴉天狗たちには見られない代物であった。
「どういう仕組みだそれ ?」
「義手みたいなもんだよ。戦闘用に改造してるけどな」
隣に立った龍人が不思議そうにしている最中でも、Sの翼は不意打ちをしてくる敵を撃退していた。鋭利そうな羽は案の定切れ味が凄まじいのか、近づいただらごを切り裂いて見せる。
「んじゃ、俺もとっておきを見せてやる」
対抗意識が湧いたのか、龍人は手で何度か印を結んでから走り出す。目の前に迫っていた残るだらごの群れに向かって両手で何かを掴むような構えを取り、横薙ぎに振った瞬間、薄くそして長い刃物が生成された。薙ぎ払った瞬間、その射程範囲にいただらご達はもれなく首や胴体が切断され、血を噴かせながら辺りに転がる。幽生繋伐流に伝わる対集団戦用奥義、”宏幻斬”である。
「そういうのは先にやってくんねえかな」
「ふぅ…めっちゃ疲れるからあんまりやりたくないんだ…これ」
息が上がり始めた龍人は生成した刀をすぐさま消失させる。Sは文句を言っていたが龍人の事情を知らないが故の無責任な発言であった。霊糸による刃物の生成は、開醒や棒を始めとした単純な鈍器の生成よりも難易度が高く、それでいて持続させるには更なる鍛錬が必要だった。龍人にはまだ荷が重すぎる。これぐらいしか今はまだ出来ないのだ。
「それに見ろよ。肝心のおおだらごには効いていない」
龍人の視線の先には固い皮膚を僅かに裂かれたおおだらごが怒り狂っている姿があった。
「手詰まりか ?」
「俺一人じゃな。だけどお前がいる。さっきアイツの目を潰したのはお前の仕業か ?」
「ああ。銃弾をぶっ放した」
「それで目を潰したのか。なら、少なくとも奴の内臓は脆いな」
二人が会話をしている間、おおだらごは分が悪いと見て逃げ出しているだらご達を掴み取って貪り出していた。むしゃくしゃして八つ当たりをしたかったのか、単純に腹が減ったのかは知らないが、いずれにせよ冷静さを欠いているのは明らかである。そう思った龍人が指笛を鳴らすと、どこからともなくムジナが走って来る。
「おやおや、こんばんは」
目の前でお座りをしたムジナに挨拶をすると、元気に鳴き声を上げて返す。いつにも増して愛らしい姿だった。
「俺とこいつで奴の口を開けさせる。口の中に一発ぶち込めるか ?」
「いいね。刺激的なデザートをプレゼントしてやろうぜ」
ムジナを指さして龍人が提案をすると、Sは乗り気になったのか背負っていた大口径のライフルを手に取る。弾倉を抜き取って放り捨て、新しくホルスターから別の弾倉を機関部の下側から挿入する。色の付いたテープを張り付けており、明らかに他の弾薬と見間違わないように差別化していた。
「ムジナ、三分だ。ウルトラマンごっこをしよう」
龍人はポケットに入れていた小さな包み紙を一つ開け、中に入っていたキューブ状の菓子をムジナに投げる。ムジナをそれを口でキャッチし、咀嚼を始めると間もなく体が膨れ上がり出した。爪が長く、鋭利に成長し体躯は三メートルに達そうとする段階にまで急激に増大する。筋肉の隆起が目で分かるほどに屈強な仕上がりを見せていた。
「グオオオオオオオ!!」
そして吠え猛る姿にいつもの愛玩動物らしさは微塵も無い。グリズリーでさえ尻尾を撒いて逃げ出すのではないかと思えてくるほどの重く太い咆哮であった。
「これは ?」
「俺の師匠から教わった特製だよ。複数の植物やあんまり大っぴらには言えない精力剤や幻覚剤を混ぜたムジナ用の…なんつーかあれだ。ドーピング薬」
どうやら正常な意識は保っているらしく、龍人の説明の間もムジナは唸るだけでしっかりとその場に待機していた。一度Sと目が合った際にはにっこりと笑いかけてくれたが、驚くほどに可愛くない。その際にムジナの体を観察したSは胸部や股間を見てある事に気付いた。
「お前…メスなんだ…」
ハッとしたような顔をするSにムジナはなぜかサムズアップをする。やがて腹ごしらえが済んで向かって来始めたおおだらごを確認し、一気に駆け出した。龍人もムジナの後に続く。
大ぶりな腕による攻撃をかわし、ムジナが体躯に見合わない俊敏さでおおだらごの上半身に飛び掛かると、その隙に龍人は足の隙間に滑り込んでおおだらごの背後に回った。そして両手から霊糸を出すと、おおだらごの両腕に絡ませた。
「うわっ、重っ !」
龍人は悶えながらも霊糸を必死に引っ張って、おおだらごが抵抗できない様に腕を拘束する。その隙にムジナが無理やり口を開けさせて準備が完了した。
「急げ ! 俺の体が持たない !」
龍人が叫ぶ。Sは言うまでも無く空へ飛翔し、無理やり開けさせられたおおだらごの口内が一番よく見える角度へと移動する。翼と空がある限り、どんな場所からでも狙撃が行える。彼の強みであった。
「グッドラック」
一言呟き、Sは引き金を引く。放たれた漆黒の弾丸は音速を超え、そのままおおだらごの口内を貫き…地面にぶつかって跳弾した後になぜか龍人にも命中した。
「うおおおおおお ! 痛ってええええええ !」
大口径の弾丸に貫かれたことで首の一部が欠損したおおだらごが倒れ伏すその後方で、龍人は絶叫しながら悶え苦しんだ。
「すげぇ、開醒ってホントに物理攻撃防げるんだ」
ムジナも慌てて駆け寄って介抱する最中、Sだけは呑気に地面へ降着してから感心していた。
「おい、俺に当てるなよ !」
発砲音が聞こえると龍人が叫んだ。
「なら射線上に立つな」
Sは気だるげに怒鳴ってから空になった弾倉を入れ替える。弾倉の自重を利用して拳銃から落下させるように抜いた直後、片側の翼の先端が複数の爪に分離する。そして勝手に動き出して腰のホルスターに備えていた予備弾倉をつまみ取り、器用に拳銃へと挿入する。その間背後からだらごが襲い掛かって来る事もあったが、もう片方の翼が動いて彼らを弾き飛ばした。
工場などで見かけるロボットアームのように働くその姿には、はためいて飛行するための器官である翼としての面影はない。まるで腕がもう二本備わっているかのように動き、Sの動きをサポートしてくれている。しかしそれが終わればいつものように折りたたまれて翼として背中に戻っていく。他の鴉天狗たちには見られない代物であった。
「どういう仕組みだそれ ?」
「義手みたいなもんだよ。戦闘用に改造してるけどな」
隣に立った龍人が不思議そうにしている最中でも、Sの翼は不意打ちをしてくる敵を撃退していた。鋭利そうな羽は案の定切れ味が凄まじいのか、近づいただらごを切り裂いて見せる。
「んじゃ、俺もとっておきを見せてやる」
対抗意識が湧いたのか、龍人は手で何度か印を結んでから走り出す。目の前に迫っていた残るだらごの群れに向かって両手で何かを掴むような構えを取り、横薙ぎに振った瞬間、薄くそして長い刃物が生成された。薙ぎ払った瞬間、その射程範囲にいただらご達はもれなく首や胴体が切断され、血を噴かせながら辺りに転がる。幽生繋伐流に伝わる対集団戦用奥義、”宏幻斬”である。
「そういうのは先にやってくんねえかな」
「ふぅ…めっちゃ疲れるからあんまりやりたくないんだ…これ」
息が上がり始めた龍人は生成した刀をすぐさま消失させる。Sは文句を言っていたが龍人の事情を知らないが故の無責任な発言であった。霊糸による刃物の生成は、開醒や棒を始めとした単純な鈍器の生成よりも難易度が高く、それでいて持続させるには更なる鍛錬が必要だった。龍人にはまだ荷が重すぎる。これぐらいしか今はまだ出来ないのだ。
「それに見ろよ。肝心のおおだらごには効いていない」
龍人の視線の先には固い皮膚を僅かに裂かれたおおだらごが怒り狂っている姿があった。
「手詰まりか ?」
「俺一人じゃな。だけどお前がいる。さっきアイツの目を潰したのはお前の仕業か ?」
「ああ。銃弾をぶっ放した」
「それで目を潰したのか。なら、少なくとも奴の内臓は脆いな」
二人が会話をしている間、おおだらごは分が悪いと見て逃げ出しているだらご達を掴み取って貪り出していた。むしゃくしゃして八つ当たりをしたかったのか、単純に腹が減ったのかは知らないが、いずれにせよ冷静さを欠いているのは明らかである。そう思った龍人が指笛を鳴らすと、どこからともなくムジナが走って来る。
「おやおや、こんばんは」
目の前でお座りをしたムジナに挨拶をすると、元気に鳴き声を上げて返す。いつにも増して愛らしい姿だった。
「俺とこいつで奴の口を開けさせる。口の中に一発ぶち込めるか ?」
「いいね。刺激的なデザートをプレゼントしてやろうぜ」
ムジナを指さして龍人が提案をすると、Sは乗り気になったのか背負っていた大口径のライフルを手に取る。弾倉を抜き取って放り捨て、新しくホルスターから別の弾倉を機関部の下側から挿入する。色の付いたテープを張り付けており、明らかに他の弾薬と見間違わないように差別化していた。
「ムジナ、三分だ。ウルトラマンごっこをしよう」
龍人はポケットに入れていた小さな包み紙を一つ開け、中に入っていたキューブ状の菓子をムジナに投げる。ムジナをそれを口でキャッチし、咀嚼を始めると間もなく体が膨れ上がり出した。爪が長く、鋭利に成長し体躯は三メートルに達そうとする段階にまで急激に増大する。筋肉の隆起が目で分かるほどに屈強な仕上がりを見せていた。
「グオオオオオオオ!!」
そして吠え猛る姿にいつもの愛玩動物らしさは微塵も無い。グリズリーでさえ尻尾を撒いて逃げ出すのではないかと思えてくるほどの重く太い咆哮であった。
「これは ?」
「俺の師匠から教わった特製だよ。複数の植物やあんまり大っぴらには言えない精力剤や幻覚剤を混ぜたムジナ用の…なんつーかあれだ。ドーピング薬」
どうやら正常な意識は保っているらしく、龍人の説明の間もムジナは唸るだけでしっかりとその場に待機していた。一度Sと目が合った際にはにっこりと笑いかけてくれたが、驚くほどに可愛くない。その際にムジナの体を観察したSは胸部や股間を見てある事に気付いた。
「お前…メスなんだ…」
ハッとしたような顔をするSにムジナはなぜかサムズアップをする。やがて腹ごしらえが済んで向かって来始めたおおだらごを確認し、一気に駆け出した。龍人もムジナの後に続く。
大ぶりな腕による攻撃をかわし、ムジナが体躯に見合わない俊敏さでおおだらごの上半身に飛び掛かると、その隙に龍人は足の隙間に滑り込んでおおだらごの背後に回った。そして両手から霊糸を出すと、おおだらごの両腕に絡ませた。
「うわっ、重っ !」
龍人は悶えながらも霊糸を必死に引っ張って、おおだらごが抵抗できない様に腕を拘束する。その隙にムジナが無理やり口を開けさせて準備が完了した。
「急げ ! 俺の体が持たない !」
龍人が叫ぶ。Sは言うまでも無く空へ飛翔し、無理やり開けさせられたおおだらごの口内が一番よく見える角度へと移動する。翼と空がある限り、どんな場所からでも狙撃が行える。彼の強みであった。
「グッドラック」
一言呟き、Sは引き金を引く。放たれた漆黒の弾丸は音速を超え、そのままおおだらごの口内を貫き…地面にぶつかって跳弾した後になぜか龍人にも命中した。
「うおおおおおお ! 痛ってええええええ !」
大口径の弾丸に貫かれたことで首の一部が欠損したおおだらごが倒れ伏すその後方で、龍人は絶叫しながら悶え苦しんだ。
「すげぇ、開醒ってホントに物理攻撃防げるんだ」
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