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最終章 こぼれ落ちた運命は
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驚いて、開いてしまった口が閉じられないわたしをよそに、お兄様がにっこりとお父さんに話し掛ける。
「まぁ、そうだと思いました。可愛いお嬢さんを、やむを得ない事情があるならともかく、ホイホイと養女に差し出すとは思っていませんでしたよ」
「おい、オリバー、」
「父上は黙っててください。ここは、次期当主として、そして今後のニーナ嬢の後見人として話をさせてください」
焦ったお父様を制し、お兄様は話を続ける。
「ここでひとつ、まだお知らせしていない重大な事実をお伝えします。ニーナ嬢は、侯爵家嫡男ルーク様と恋仲であります」
ガタンっ!
わたしは思わず席を立った。
「お兄様……!」
「まあ、まあ。ニーナ。隠してもそのうちわかることだ。早いうちにお伝えしておいた方がいい」
そうは言うものの、ルーク様は離籍されて平民になる予定では?
そうしたら、養女になる理由はないので、ここで明かさなくともよいのでは?
わたしの混乱ぶりに笑みを浮かべつつ、お兄様節は続く。
「ルーク様はご存知のように貴族です。それも高位貴族と呼ばれる爵位をお持ちです。ニーナ嬢がルーク様と結ばれるには、貴族の肩書きがあった方がすんなり結婚できるでしょう」
紅茶とお茶菓子の置いてあるテーブルを挟み、硬直する我が家と、お兄様の堂々とした主張(少し盛られている)を呆れた表情で聞くミラー子爵家とは、周りの気温が10度ほど違う気がした。
青い顔のお父さんが、お兄様に問う。
「デイヴィス侯爵家のルーク様といえば、この討伐の英雄で、王政廃止の立役者じゃないか……。しかも、年だって一回り以上離れているし、婚約者がいただろう……」
「いえ、ルーク様の元婚約者は王女でしたので、身分を剥奪されて他国に嫁ぐことになっております。そのうち、結婚式の様子が我が国にも流れて来るでしょう。それと、年の差ですか? 愛があれば年の差なんて、いとも容易く越えられる障害でしょう」
「いや、でも、まだうちのニーナは16歳にもなっていないんだ。騙されているとか」
「ルーク様がニーナ嬢を騙してなんの得が? 間違いなく、純愛ですよ」
お父さんは両手をソファにだらりと垂らし、俯いて何かを考えていた。
そして、今度はお母さんがお兄様に向かっていく。
「でも、もしルーク様と恋仲であっても、うちのニーナは平民です。結婚することができなかった場合、傷付くのは女なんですよ」
「はっきりと言います。ぜっっっったいに! ルーク様がお嬢さんを手放すことはないでしょう」
「どこにそんな保証が?」
「わたし、オリバー・ミラーがこの命を賭けて保証します」
「命をもらったって、ニーナにいいことなんか何もありません!」
このまま平行線を辿るかと思われた話し合いに、思いもしないところから救世主が現れた。
「でもさ、ねーちゃんが好きなら仕方ないんじゃねーの? で、どうなの、ねーちゃん。そのルーク様って人のこと、好きなの?」
口を開いたのは弟のルフィ。
まっすぐな損も得も何も考えない視線をわたしに向けた。
「も、もちろん、ルーク様のことは大好きよ」
「何があってもルーク様と結婚する?」
「するわ! だって、ずっとルーク様の側にいることだけを考えて、ここまで来たんだもの」
死の淵から、ここまで。死も生も越えて、ここまで来たの。
「じゃあさ、とーちゃんかーちゃん。仕方ないんじゃない? 養女にいったって、かーちゃんの腹からねーちゃんが出てきた事実は変わらないし、ねーちゃんだって養女になったからって、うちのことを見向きもしなくなるわけじゃないだろうし。ってか、ねーちゃんの性格から言ったって、縁を切れってお貴族様に言われたって、素直にはいって言うようなやわな根性してないし」
まだ小さなルフィが生意気言ってその場をまとめると、大人達は顔を見合わせて笑った。
「そうだな。養女になってもニーナはオレの子だ」
「わたしがお腹を痛めて産んだ子よ」
「オレを面倒見てくれたねーちゃんだ」
「そんなにニーナがルーク様を好きなら、仕方ない。ちょっと嫁に出すのは早い気がするが」
わたしの家族3人が、わたしの側に来て、わたしを抱きしめてくれる。
「ミラー子爵様、この子はオレ達の家族です。ですが、ミラー子爵家を経由して、嫁に出すと思って養女の話、お受けいたします」
お父さんはわたしの肩に左手を掛けたまま、ミラーのお父様に頭を下げた。
「ニルスさん、フィーナさん、ルフィくん。どうか顔を上げてください。大切なお嬢様を嫁入りまでお預かり致します」
今度は、ミラーのお父様とお母様、お兄様が頭を下げた。
こうして、わたしは再びミラー子爵令嬢となったのだった。
ちなみに、この後から商家のお父さんお母さんとお父様お母様は生まれた時からの親戚のように仲良しになる。
元々、商会を経営していて下級貴族くらいにはお金を持ってた我が家は、生活水準もミラー家とそこまで差があるわけではないので、お互い打ち解けやすかったみたいだし、子爵家と縁続きになったことで、うちの商会には貴族のお客さんが増えたことも要因となっている。
そして、この時のわたしは、そこまでして貴族の養女になる必要あるのかなぁ~なんて呑気に考えていたんだけど、後々、貴族になっていてよかったと、心から思う日が来るのである。
「まぁ、そうだと思いました。可愛いお嬢さんを、やむを得ない事情があるならともかく、ホイホイと養女に差し出すとは思っていませんでしたよ」
「おい、オリバー、」
「父上は黙っててください。ここは、次期当主として、そして今後のニーナ嬢の後見人として話をさせてください」
焦ったお父様を制し、お兄様は話を続ける。
「ここでひとつ、まだお知らせしていない重大な事実をお伝えします。ニーナ嬢は、侯爵家嫡男ルーク様と恋仲であります」
ガタンっ!
わたしは思わず席を立った。
「お兄様……!」
「まあ、まあ。ニーナ。隠してもそのうちわかることだ。早いうちにお伝えしておいた方がいい」
そうは言うものの、ルーク様は離籍されて平民になる予定では?
そうしたら、養女になる理由はないので、ここで明かさなくともよいのでは?
わたしの混乱ぶりに笑みを浮かべつつ、お兄様節は続く。
「ルーク様はご存知のように貴族です。それも高位貴族と呼ばれる爵位をお持ちです。ニーナ嬢がルーク様と結ばれるには、貴族の肩書きがあった方がすんなり結婚できるでしょう」
紅茶とお茶菓子の置いてあるテーブルを挟み、硬直する我が家と、お兄様の堂々とした主張(少し盛られている)を呆れた表情で聞くミラー子爵家とは、周りの気温が10度ほど違う気がした。
青い顔のお父さんが、お兄様に問う。
「デイヴィス侯爵家のルーク様といえば、この討伐の英雄で、王政廃止の立役者じゃないか……。しかも、年だって一回り以上離れているし、婚約者がいただろう……」
「いえ、ルーク様の元婚約者は王女でしたので、身分を剥奪されて他国に嫁ぐことになっております。そのうち、結婚式の様子が我が国にも流れて来るでしょう。それと、年の差ですか? 愛があれば年の差なんて、いとも容易く越えられる障害でしょう」
「いや、でも、まだうちのニーナは16歳にもなっていないんだ。騙されているとか」
「ルーク様がニーナ嬢を騙してなんの得が? 間違いなく、純愛ですよ」
お父さんは両手をソファにだらりと垂らし、俯いて何かを考えていた。
そして、今度はお母さんがお兄様に向かっていく。
「でも、もしルーク様と恋仲であっても、うちのニーナは平民です。結婚することができなかった場合、傷付くのは女なんですよ」
「はっきりと言います。ぜっっっったいに! ルーク様がお嬢さんを手放すことはないでしょう」
「どこにそんな保証が?」
「わたし、オリバー・ミラーがこの命を賭けて保証します」
「命をもらったって、ニーナにいいことなんか何もありません!」
このまま平行線を辿るかと思われた話し合いに、思いもしないところから救世主が現れた。
「でもさ、ねーちゃんが好きなら仕方ないんじゃねーの? で、どうなの、ねーちゃん。そのルーク様って人のこと、好きなの?」
口を開いたのは弟のルフィ。
まっすぐな損も得も何も考えない視線をわたしに向けた。
「も、もちろん、ルーク様のことは大好きよ」
「何があってもルーク様と結婚する?」
「するわ! だって、ずっとルーク様の側にいることだけを考えて、ここまで来たんだもの」
死の淵から、ここまで。死も生も越えて、ここまで来たの。
「じゃあさ、とーちゃんかーちゃん。仕方ないんじゃない? 養女にいったって、かーちゃんの腹からねーちゃんが出てきた事実は変わらないし、ねーちゃんだって養女になったからって、うちのことを見向きもしなくなるわけじゃないだろうし。ってか、ねーちゃんの性格から言ったって、縁を切れってお貴族様に言われたって、素直にはいって言うようなやわな根性してないし」
まだ小さなルフィが生意気言ってその場をまとめると、大人達は顔を見合わせて笑った。
「そうだな。養女になってもニーナはオレの子だ」
「わたしがお腹を痛めて産んだ子よ」
「オレを面倒見てくれたねーちゃんだ」
「そんなにニーナがルーク様を好きなら、仕方ない。ちょっと嫁に出すのは早い気がするが」
わたしの家族3人が、わたしの側に来て、わたしを抱きしめてくれる。
「ミラー子爵様、この子はオレ達の家族です。ですが、ミラー子爵家を経由して、嫁に出すと思って養女の話、お受けいたします」
お父さんはわたしの肩に左手を掛けたまま、ミラーのお父様に頭を下げた。
「ニルスさん、フィーナさん、ルフィくん。どうか顔を上げてください。大切なお嬢様を嫁入りまでお預かり致します」
今度は、ミラーのお父様とお母様、お兄様が頭を下げた。
こうして、わたしは再びミラー子爵令嬢となったのだった。
ちなみに、この後から商家のお父さんお母さんとお父様お母様は生まれた時からの親戚のように仲良しになる。
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そして、この時のわたしは、そこまでして貴族の養女になる必要あるのかなぁ~なんて呑気に考えていたんだけど、後々、貴族になっていてよかったと、心から思う日が来るのである。
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