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SS置き場
累計ポイント250000突破記念♪ ~秘密のお茶会~
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リラはジーンの執務室で、一緒にお茶会をするのが大好きだ。
普段とは違ったジーンの姿が見れるからもある。
執務中のジーンは、長い髪を後ろで一つに束ね、その顔には銀縁の眼鏡が掛けられているが、普段は髪を降ろし、眼鏡は掛けていない。
執務中は髪が邪魔になるのと、裸眼では近くの物が見え難い為だ。
リラはジーンがいる執務室にノックをして、返事を待って顔を覗かせる。
「ジーン兄様、二人だけでお茶会をしませんか?」
リラは自分で作った焼き菓子を持参し、ジーンに見せる。
「ああ、良いね。僕も丁度休憩にしようかと思ってた所なんだ」
書類から顔を上げ、ジーンがリラに微笑む。執務室では割りとよく見掛けるが、外では殆どしない姿だから、他の令嬢は、ジーンのこんな姿を見た事が無い筈だ。
(ふふっ、ジーン兄様を独り占め♪)
リラが自分の色合いを嫌いにならずに済んだのは、大好きな家族のお陰と言えるだろう。
ジーンはリラと逆で、リラが青みの強い青銀色に対し、ジーンは青みの薄い青銀色、アイスブルーの髪色で、リラがアイスブルーの瞳に対し、ジーンは青みの濃い青銀色の色合いだ。
リラは、子供の頃からキラキラ輝くジーンの髪が好きで、ジーンに後ろ髪を切らないでとお願いした所、ジーンは快く、今でも長いままでいてくれてる。
子供の頃に変な色だと貶されたが、ジーンは、
「リラの髪色も瞳も、僕は好きだ」
と言ってくれるし、
「僕と逆転してるけど、僕とお揃いだよね」
とも言ってくれた。父のジルギリスは、
「あの子供の感性がおかしいんだよ。父様もリラと同じ色だろう?これはエヴァンス家の色で、代々受け継がれてる色なんだ」
と言ってくれた。母のリリーは、
「羨ましかったのよ、きっと。あの子の髪色は、どこにでもある平凡な色だもの。わたくしだって羨ましいわ。代々継ぐ色がこんなに綺麗だなんて」
と誉めてくれた。
自分のような平凡な顔には似合わない色かも知れないけれど、エヴァンス家に生まれて良かったと、リラは心底思う。家族にも使用人達にも恵まれて、幸せ者だと。
結婚は無理だろうけれど、領地内で、のんびり余生を過ごすのもありだとリラは思っていた。
……まさか、王弟公爵とダンスを踊ったのが切っ掛けで、そこからどこにも逃げられないようにガッチリと囲われるなんて、この時は欠片も思わなかった。
*****
※いつも有難う御座います~♪
本編が現時点で、激甘過ぎる程の激甘と化しておりますので、息抜き(と言う名の現実逃避?)が欲しくて書き上げました(笑)
エドワルドに会う前のリラとジーンの日常です♪この時は、エドワルドがリラを狙っている事を二人はまだ知りません。
本編では出てないけれど、ジーンの色合いも書いてみました♪
ジーンは遠視が少し入ってます。なので、普段は掛けてないけど、字とかの細かい物を見る時だけは眼鏡を掛けています♪
皆様にお楽しみ頂ければ幸いです!
普段とは違ったジーンの姿が見れるからもある。
執務中のジーンは、長い髪を後ろで一つに束ね、その顔には銀縁の眼鏡が掛けられているが、普段は髪を降ろし、眼鏡は掛けていない。
執務中は髪が邪魔になるのと、裸眼では近くの物が見え難い為だ。
リラはジーンがいる執務室にノックをして、返事を待って顔を覗かせる。
「ジーン兄様、二人だけでお茶会をしませんか?」
リラは自分で作った焼き菓子を持参し、ジーンに見せる。
「ああ、良いね。僕も丁度休憩にしようかと思ってた所なんだ」
書類から顔を上げ、ジーンがリラに微笑む。執務室では割りとよく見掛けるが、外では殆どしない姿だから、他の令嬢は、ジーンのこんな姿を見た事が無い筈だ。
(ふふっ、ジーン兄様を独り占め♪)
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ジーンはリラと逆で、リラが青みの強い青銀色に対し、ジーンは青みの薄い青銀色、アイスブルーの髪色で、リラがアイスブルーの瞳に対し、ジーンは青みの濃い青銀色の色合いだ。
リラは、子供の頃からキラキラ輝くジーンの髪が好きで、ジーンに後ろ髪を切らないでとお願いした所、ジーンは快く、今でも長いままでいてくれてる。
子供の頃に変な色だと貶されたが、ジーンは、
「リラの髪色も瞳も、僕は好きだ」
と言ってくれるし、
「僕と逆転してるけど、僕とお揃いだよね」
とも言ってくれた。父のジルギリスは、
「あの子供の感性がおかしいんだよ。父様もリラと同じ色だろう?これはエヴァンス家の色で、代々受け継がれてる色なんだ」
と言ってくれた。母のリリーは、
「羨ましかったのよ、きっと。あの子の髪色は、どこにでもある平凡な色だもの。わたくしだって羨ましいわ。代々継ぐ色がこんなに綺麗だなんて」
と誉めてくれた。
自分のような平凡な顔には似合わない色かも知れないけれど、エヴァンス家に生まれて良かったと、リラは心底思う。家族にも使用人達にも恵まれて、幸せ者だと。
結婚は無理だろうけれど、領地内で、のんびり余生を過ごすのもありだとリラは思っていた。
……まさか、王弟公爵とダンスを踊ったのが切っ掛けで、そこからどこにも逃げられないようにガッチリと囲われるなんて、この時は欠片も思わなかった。
*****
※いつも有難う御座います~♪
本編が現時点で、激甘過ぎる程の激甘と化しておりますので、息抜き(と言う名の現実逃避?)が欲しくて書き上げました(笑)
エドワルドに会う前のリラとジーンの日常です♪この時は、エドワルドがリラを狙っている事を二人はまだ知りません。
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